鬼畜
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「まあいい。結果は同じだ。そしてその時やられた」
「いいえ。彼は、脱ぐ前に、出してしまって」
「興奮して、パンツの中に出してしまったのか?と言う事は、興奮してしまうような事はされたのだな。何をされた!正直に話せ!」
「正直に話しています。もう嘘は吐きません。その時は、上半身裸にされて、胸を触られ、下も、パンティーの、上から」
「裕子も望んでいたから、抵抗はしなかったという事か」
「いいえ、抵抗しました」
「抵抗したという事は、無理やりされたという事だろ?無理矢理関係を持とうとする様な男と、何故その後も関係をもつ様な付き合いをした?やはり奴を愛していたのだろ」
「違います。ただ、パンツの前を押えて、涙ぐんでいた彼が、可哀想に」
「可哀想?可哀想だけで、また奴の誘いに乗ったと言うのか?次はいつ何処で」
「次の日、また、ラブホテルで」
「次の日?今度はその気で行ったのだな?」
「ごめん、なさい」
その日、彼は、前日興奮して出してしまった事を気にして、緊張からか勃起しなかったと言います。
「可哀想に思って行ったという事は、奴のチンチンが固くなるように、色々してやった筈だよな?」
「ごめんなさい」
「詳しく言えと言っているだろ!手でしたのだろ。口でもしたのだろ!」
「手や、口で、しました」
「手でチンチンを擦りましただろ!チンチンを口に含んで、舌も使ってあげましただろ!」
「オチンチンを、手で、擦りました。オチンチンを、口に、含みました」
私には、妻が若い男に一生懸命手ほどきしている姿が浮かびました。
妻を虐める為に言わせながら、逆に私の方が妻の姿を想像してしまって辛くなってきます。
「オマンコに入れられたのは!」
「その、次の、日」
「きちんと答えろ。その次の日に、奴のチンチンがどうなった」
「その、次の日に、彼の、オチンチンが、私の、オマンコに」
「いくら言えと言われても、よくも平気でオマンコなどと言えるな。その次に抱かれたのは?」
「その、翌日」
私は絶句しました。
妻は彼に、ほとんど毎日抱かれていたのです。
初めて女を知った男にすれば、毎日のように求めて来るのは理解出来ます。しかし妻が、それに応えていた事が理解出来ません。
妻は愛してしまったからなのか、可哀想という気持ちからか、母性本能のようなものからなのかは分かりませんが、そのような事はどうでも良くなっていました。
どの様な感情からだったにせよ、毎日のように若い男を、身体に受け入れていた事実は変わらないからです。
私にも経験がありますが、若くて覚えたての頃は、一回出しただけでは済まないでしょう。
ましてや旅行ともなれば、何度も妻の身体に挑みかかったと思います。
「旅行では、奴は何回やった」
「分かりません。覚えていません」
「そんなにコンドームを持って行っていたのか?まさか」
「ごめん、なさい」
「それなら、妊娠してしまったかも知れないじゃないか」
「いいえ、その後すぐに生理が」
妻の身体を改めて見ると、私は吐き気を覚えました。
妊娠はしなかったにしても、彼の無数の精子が妻の卵子を求めて、身体の中を泳ぎ回ったのです。
私は妻の裸を見ている事自体、辛くなっていました。
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当然この日から寝室は別になり、妻と母が食事もせずに帰りを待っていても、私は外で済ませるようになりました。
「哲也さん、お食事は?」
「済ませてきました。お母さん、もう待っていないで先に済ませて下さい。この女の顔を見ていると吐き気がして、食欲など無くなるのです」
「せめて一口だけでも」
「いいえ、もうこの女とは、家族とも思っていませんから。
それよりも、大学は辞めて無いだろうな。必ず4年で卒業しろよ。
卒業して金を稼げ。今までの出費を無駄にする事は許さん」
私は お金などどうでも良かったのですが、妻を試したかったのです。
試したかったと言うより妻を更に責めたくて、彼との接点を持たせたかったのかも知れません。
妻は退学する気でいた様ですが私には逆らえず、夏休みが終るとまた大学に通い出します。
「今日はオマンコに何回出された?」
「彼とは、話しもしていません」
毎日そのような事を言って責めながら、追い詰められていったのは私でした。
私はその様な苦しみから一時でも逃れたくて、彼の母親に電話を掛けてしまいます。
話を聞くと、彼女の家は家族ばらばらになっていました。
あの日から息子とは会話がなくなり、息子は何処に行くのか家にいない事が増え、その事で家庭が暗くなって夫婦の会話も減ってしまい、父親は飲んで遅く帰る事が増えて、朝帰りも珍しくないようです。
「外に女でも作ったか?」
「放っておいて。もう関わらないで」
「そうはいかない。俺も罪悪感で苦しいから、今日お邪魔して全て話す」
「そんな事をされたら、本当に終わってしまう。もう家族として、何もかもが終わってしまう」
「それがどうした。俺の家族は、終わってしまっている」
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その夜、ラブホテルで彼女を抱きましたが、口では拒否しながらも抵抗はしません。
彼女も何もかも忘れて、一時でも苦しみから逃れたかったのでしょう。
そのような事が何度か続くと、次第に彼女は積極的になって行き、下着も派手になっていました。
「百合子は、本当はセックスが大好きだったのだな」
「違う。私はあなたに脅されて」
そう思っていないとプライドが許さず、自分が壊れてしまいそうだったのでしょう。
しかし、言葉とは裏腹に、1度出して柔らかくなった私のチンチンを、何とかもう1度硬くさせようと、積極的に口に含んでしまいます。
この様な生活を送っていながらも、楽になれるのは彼女を抱いている時だけで、家にいると更に追い詰められていきました。
そこで私が思いついたのは、妻への当て付けに、この家で彼女を抱く事です。
「いや。それだけは、いや」
「大丈夫だ。もう家庭内離婚の状態だから」
彼女の嫌がる声を聞いて、玄関に出てきた妻の前を通り過ぎた時、私は不思議な興奮を覚えていました。
「触らないで。ここでは嫌」
「おい、漏らしたのか?パンティーがぐっしょりだぞ。何がここでは嫌だ」
彼女も同じで、嫌だと思いながらも この異常な状況に、知らぬ内に興奮していたのでしょう。
結局、私も彼女も、普通の精神状態では無かったのです。
「どうした?今日は声を出さずに、やけに頑張るじゃないか。こうされても、我慢出来るかな?」
「いや!声が、出ちゃうから、やめて!」
「何がやめてだ。上の口ではそう言いながら、下の口ではチンチンを締め付けているくせに」
私が激しく動くと彼女は大きな声を出し続け、当然それは妻の耳にも届いていたと思います。
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その後、彼女は我が家で抱かれる事に慣れて、罪悪感も薄れて行ったようですが、逆に妻は彼女が来た日は、私の顔を見る度に涙を流すようになっていました。
「文句あるのか?裕子は息子に抱かれ、俺はその母親を抱く。
それの何が悪い!第一、裕子さえ奴に抱かれなかったなら、俺と母親が知り合う事も無かった。
これも全て裕子の責任だ」
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ある夜、彼女が帰った後、堪り兼ねた母が寝室に入って来ました。
「哲也さん、もう許して。哲也さんは変わってしまったわ」
「ええ、あの女が変えたのです。あの、誰にでも股を開く女が変えたのです」
母もこれを言われては何も言えずに、ただ涙を流す事しか出来ない事を知っています。
「お母さんも、そんな偉そうな口を利けるのですか?
裕子と縁を切って、この家から放り出すという約束は、いつになったら実行してくれるのですか?
お母さんが、そんな親馬鹿だから、あんな貞操観念も何もない娘に育った」
私は罪も無い母までも、罵るようになっていました。
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その後も、妻や母とは一緒に食事をする事も無く、2週間に1度は私達の寝室で彼女を抱くという生活が続き、2ヶ月ほど経つと、母がまた忠告しに入って来ました。
「哲也さん。もうこんな生活は嫌なの。こんな事をしていては、子供達にも良くない」
「母親が若い男に股を開いていた事は、子供達にはどうなのです?そんな女が、偉そうに母親面している事は、どの様にお考えで?」
「裕子も悪いです。でも、こんな事をしていて何になるの?」
「裕子も?悪いのは全て裕子だ。お母さんの考えは分かりました。生活が苦しい時は、俺の機嫌をとって一緒に暮らさせ、自分の娘が不祥事を起こしたら、俺は出て行けと?結局俺は、ただの金蔓だったと言う事か」
「そんな事は言っていません。ただ、苦しいの」
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私がアパートを探して家を出ると、最初、妻は毎日のように訪れましたが、私は妻を無視して部屋に入れる事は無く、電話が掛かって来ても出なかったので、今度は絶えずメールで反省の言葉と、帰って来て欲しいと送って来るようになっていました。
しかし私には、経済的に苦しくなるのが嫌で、帰って欲しいと言っているとしか受け取れません。
そんな私も妻には強気でいても、実際は一人暮らしの寂しさに耐え切れず、週に一度は早百合をアパートに呼びつける様になっていましたが、年の瀬も押し迫り、いつもの様に彼女に電話を掛けると、旦那と旅行に行くので会えないと言われました。
「旦那一人で行かせて、その間、早百合は俺の所に泊まれ」
「それは出来ない。お願い、分かって」
「それなら、旅行から帰ったらすぐに来いよ。来なければどうなるか分かっているな」
「無理です。学校が冬休みの内は行けません」
おそらく、夫婦をやり直すための旅行なのでしょう。
すぐにでも、旦那にばらして、元の夫婦に戻る事を邪魔しようかとも思いましたが、人生を怨み、自棄になっていた私は、彼女の夫婦仲が戻ってから、以前の様に嫌がる彼女を甚振る方が楽しいと思ってしまい、旅行に行く事を承諾しました。
初めて一人で迎える正月は侘しく、目の前にはコンビニ弁当しか有りません。
別におせち料理を買ってくる事も出来たのですが、自分でも気付かない内に わざと侘しい食事にして、拗ねた子供のように、これも妻が原因だと怒りを大きくしているのです。
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正月も3日になり、朝から酒を飲んでいると昼前にインターフォンが鳴り、それは妻の母でした。
「お母さん、何か?」
「遅くなって、ごめんなさい。おせち料理を持って来ました」
「裕子に、そうしてくれと頼まれたのですか?折角ですが、あの女の作った物は、気持ち悪くて食べられませんから」
「いいえ、これは私が作りました。哲也さんが出て行ってから、あの子は何もする気力を無くしてしまって。とにかく中に入れて下さい」
母の話しによると妻は私との約束を守って、どうにか学校へは行っていたようですが、家では満足に子供の世話も出来ない状態で、時々思い出したように涙を流しているそうです。
おそらく鬱になっているのかも知れないと思いましたが、裏切られた私の方が苦しいという思いから、可哀想だとも思えません。
「それも俺が悪いと?」
「違います。哲也さんが苦しんでいるのに、あの時は あんな言い方をしてしまったから、一言謝りたかったの」
母は私の事を気遣っているのではなくて、妻の事が心配で来たのでしょう。
他にも、私達の貯金は全て持ち出し、生活費も入れていないので、今は母の蓄えで暮らせても先々苦しくなる事を考えて、連れ戻しに来たのかも知れません。
しかし今の私には そのような事よりも、お茶を煎れてくれようと狭いキッチンに立っている、母のお尻が気になっていました。
私達が結婚した当時、母は可愛くて魅力的な女性でした。
童顔な事もあって最初お邪魔した時、妻達とは姉妹でも通ると思ったほどです。
しかし、一緒に暮らすと母は清楚で上品で、セックスとは全く無縁に思えて、母に対してその様な感情を持った事はありませんでした。
ところが今の私は酔いも手伝い、小百合をしばらく抱けない事もあって、50代半ばの母を、その様な目で見てしまっています。
1人では食べていても美味しくないので、一緒に食べて欲しいとお願いし、母が昆布巻きなどを口に頬張るのを見ながら、良からぬ想像をしてしまっているのです。
「お母さんは お父さんが亡くなってから、ずっと男っ気は無いのですか?」
「哲也さん、酔っているの?あなた達に子供が出来てからは仕事を辞めて、代わりに裕子が働きに出たから、孫の世話と家事だけで楽をさせてもらっているけれど、主人が死んでから、あの子達を育てるのに一生懸命で、そんな暇など無かったわ」
最初母は怪訝そうな顔をしましたが、私に逆らって怒らせては駄目だと思ったのか、すぐに笑顔を作ってそう答えました。
その後もセックスに関した事を遠回しに聞き、少女のように顔を赤くして、時々上目使いで私を見る母に興奮していました。
「お母さんも若かったし、寂しくありませんでしたか?」
「だから、寂しいなんて考える暇も無かったの。もうこんな話はやめましょう」
「でも、お母さんは美人だから、言い寄ってきた男も沢山いたでしょ?」
「そんな物好きな人はいません。本当にやめましょう。それよりも裕子との事だけど」
「俺も、その事を言いたかったのです。裕子とは離婚するしかないと。
正直、もう裕子を抱く事は出来ません。出来ないどころか、裕子に対して嫌悪感さえ覚えます。
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