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24の俺がこれまでの人生を語ってく
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72 :名も無き被検体774号+:2014/02/18(火) 09:51:39.75 ID:B5Sf2YfC0
そのときの俺にはなんでY美がM子を睨んでるのか訳がわからなかった

K「1日目の寺院巡りはここまで ここからホテルへ直行しまーす」


K輔の一言でY美の表情が崩れた


Y「えー 旅館じゃなくてホテルなの?K輔なんかいやらしいこと考えてない?」

K「バカ そんなんじゃねえよ ホテルが安いの!旅館は高いの! それだけ」


Y「ほんとにそれだけ? 怪しいぞ?」

K「ほんとにそれだけ 誰もお前なんかに手出ししねえわ」


Y「なっ 失礼な」


そんな会話をしてるなか俺とM子はまだ手をつないだままだった

俺はさっきのY美の目が頭をぐるぐるしていた

訳がわからなかった 


俺「手、離そっか?」

M「あっ ごめん」


手を離した 手は一気に冷たくなった

俺らはホテルへ向かった



73 :名も無き被検体774号+:2014/02/18(火) 09:54:45.68 ID:B5Sf2YfC0
ホテルに着いた


K「ホテルに着きましたー これから各自部屋へわかれますが、2人部屋を2つ用意してあります ただ男女でわかれてもつまらんのでくじ引きで決めまーす」

Y「あー やっぱいやらしいこと考えてんじゃん」

K「さ、引いて引いて」


Y美そっちのけで俺とM子がクジを引いた 

番号が書かれた割り箸だ

Y美が引いて最後に余ったやつがK輔のもの 


K「えー 部屋割りですが 俺(K輔)とY美、俺とM子文句なしだぞ」

俺「えっ?」


思わず声が出た そりゃそうだ 

さっき手をつないだばかりのM子と同じ部屋 

童貞の俺には いっぱいいっぱいww

正直嬉しかったし、K輔ナイスって思った 


Y「うわー K輔かよー 襲われたらどうしよう そんときは俺、助けてね てかM子と一緒がよかったなー ねえM子もそうでしょ?」


M子は下を向いてた


K「ま、恨みっこなしだw さ、とっととわかれようぜ」

俺らはそれぞれの部屋にわかれた 

でも さすがに童貞中一の俺でも薄々感じてた

できすぎじゃね?



74 :名も無き被検体774号+:2014/02/18(火) 09:57:06.71 ID:p2Z+t3rs0
おもしろい!!続きを


76 :名も無き被検体774号+:2014/02/18(火) 10:10:25.73 ID:B5Sf2YfC0
>>74
ありがとう 書き込み遅いけど


各自部屋に散っていった

K輔の計画では、夕食は各自適当にとれ とのことだった

時間は夜の19:30分ぐらいだったかな 

もうあたりは真っ暗だった


2人部屋といっても、ベッドは別々だったからちょっと安心した

荷物を置いてM子と今日は疲れたなど雑談をして時間を潰した

それから一時間ぐらいしてK輔が部屋に来た

K輔はY美と夕食を食べるそうだ 

つまり俺はM子と2人ってことだ

俺とM子はファミレスに入って夕食をとった

別になんら変わった様子はなかった

そのときはね




77 :名も無き被検体774号+:2014/02/18(火) 10:14:45.22 ID:B5Sf2YfC0
部屋に戻って2人きりになった

なぜなのか?

すごい胸騒ぎがしてた 

別に2人きりだからという理由だけじゃない

人間の直感ってやつかな

今朝 新幹線に乗る前のM子の目 

ずっと引っかかってた

俺に何か言いたいことがあるんじゃないかな 

そう思ってた



78 :名も無き被検体774号+:2014/02/18(火) 10:18:44.19 ID:B5Sf2YfC0
夕食から帰ってくる頃にはもう22:00近くだった

2人とも携帯なんか持ってなかったから時間を潰すには話すぐらいしかなかった

でも俺は何かあるなと思ってたから、M子と話すのがちょっと怖くなってた



79 :名も無き被検体774号+:2014/02/18(火) 10:21:30.88 ID:B5Sf2YfC0
俺はそそくさと風呂に逃げることにした 

風呂といってもシャワーだけど


俺「ごめん 先に風呂いっていいかな」

M「うん 私は大丈夫」

俺「ありがとう」


俺はシャワーをしながら色々考えた



80 :名も無き被検体774号+:2014/02/18(火) 10:25:31.99 ID:B5Sf2YfC0
もしかしたらM子は俺に告白するんじゃないか?

いやいや 実はK輔が好きで俺とは関わりたくないとか?

Y美と喧嘩してて俺に助けてほしいとか?

Y美は清水寺でM子を睨んでたし


俺が考えたのはそれぐらいだった

実際は予想もつかないようなことだった



81 :名も無き被検体774号+:2014/02/18(火) 10:27:46.62 ID:B5Sf2YfC0
俺がシャワーを浴び終わると入れ替わりでM子がシャワーを浴びた

ベッドに座った俺はすごく緊張してた 

この後何が起こるのか 



82 :名も無き被検体774号+:2014/02/18(火) 10:30:04.44 ID:B5Sf2YfC0
M子は15分ぐらいででてきた 

ドライヤーで頭を乾かしてM子は俺と向かい合わせで自分のベッドの上に座った

俺は いよいよだな と構えて待ってた



83 :名も無き被検体774号+:2014/02/18(火) 10:34:09.44 ID:B5Sf2YfC0
ところが俺の予想は大きく外れた

M子は中一の最初の頃の話や、小学生のときの思い出話を始めた

俺はがっかりした 

なんだよ 告白とかじゃねえのかよ

俺はM子の話をうんうんと相槌をうちながらただ聞いてた




84 :名も無き被検体774号+:2014/02/18(火) 10:43:20.35 ID:B5Sf2YfC0
時間は23:30ぐらいだったと思う

俺は大きな欠伸をした 

すごく眠かった 

そりゃ あんなに緊張してたのに拍子抜けしたからな

M「ごめんね 眠いよね そろそろ寝よっか」

俺「うん すごい眠い おやすみ」

M「おやすみ」


電気を消した 枕もとの小さな明かりしか光はなかった



85 :名も無き被検体774号+:2014/02/18(火) 10:46:06.97 ID:B5Sf2YfC0
すごく眠かった俺はあっという間に深い眠りについた

どれぐらい経っただろうか  

はっと目を覚ました 

背後に誰かいる 



86 :名も無き被検体774号+:2014/02/18(火) 10:49:31.97 ID:B5Sf2YfC0
おそるおそる後を見るとM子が俺のベッドに入ってた 

マジでびびった

M「ごめん 起こしちゃった?すごい寒かったからこっちきちゃった」

M子は笑ってた  

ここから先はわかりますよね?

俺はM子が好きだったし、M子もそれを望んでるんだと思った



87 :名も無き被検体774号+:2014/02/18(火) 10:53:42.83 ID:B5Sf2YfC0
頭ん中は真っ白 理性なんてぶっ飛んでた

俺はM子に覆いかぶさるような体制になった 

M子の顔の両脇に手を置いた  

水族館のセイウチみたいな体制ですねww


M子は目をつぶってた 

俺はM子にキスをした



88 :名も無き被検体774号+:2014/02/18(火) 10:55:45.39 ID:B5Sf2YfC0
初めて異性とキスをした俺の心臓はバクバクww 

しばらくキスをしてた

ところが 理性がぶっ飛んでた俺は気づかなかった 

M子は震えてた 涙を流してた



89 :名も無き被検体774号+:2014/02/18(火) 10:59:05.95 ID:B5Sf2YfC0
やってしまった!! 

俺はもうパニック 

急いで飛び起きてベッドから飛び出た

俺「ごめんなさい ごめんなさい ごめんなさい」

ただただ謝るしかなかった  

俺はなんて事をしてしまったんだ 大切な友達に  

M子は震えて涙を流したままだった  


このことが俺の人生を少しずつ変えていくことになる






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