不思議な友人と暮らしたひと夏の想い出をぽつぽつ語る
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38 :名も無き被検体774号+ :2018/08/21(火) 20:59:26.38 ID:4BztRCehp.net
わたしにとって久し振りに満たされた一夜が明けた。
が、わたしの頭はもうなんか。爆発寸前。
体に残るアザとか傷を見ては あの追い詰められる感覚を思い出してた。
初めてセッ(自主規制)に及んだ童貞さんは こんな気分なんだろうか…。
話は割とすぐに展開するもので、ツチノコ氏から思わぬ連絡が。
「昨日噛んだのが忘れられないんだけど、今夜、会えないかな。」
ええ!喜んで!!!!( ⊙ω⊙)
そんなわけで第2ラウンド、再び深夜のカラオケ。
アザが見たいって言われたものだから、後ろから彼女に抱き締められる形で座る。
「うわー…痛そう…。」
「声がにやけてますけどお兄さん。あなたがやったんでしょ。」
「はは、そうでしたー…痛い?」
ふざけながら触れる手が昨日のアザを軽く押しながらなぞっていく。
「痛いに決まって…っ、…。」
そっか、そうだよね、痛いよね。
囁く唇がだんだんと耳元に近付いてくる。
40 :名も無き被検体774号+ :2018/08/21(火) 21:10:15.66 ID:4BztRCehp.net
「どこが一番痛いんだろうなぁ、こう言うのって。」
その言葉を実践するみたいに、いろんなところに爪を立てられる。二の腕、お腹、最後に伸びてきたのが内もも。ここがまぁ、痛い。強く掴むみたいにされるとそれはもう痛い。
でも逃げ場がない、何せ腕の中で抱き締められてるから。
「いった…やだ、いたい…ばか!」
「今なんて言った?」
声色が変わって咎めるみたいに首の付け根に噛み付かれる。
「…ばか、ばか…。」
「へえ…そんなこと言うんだ、そっか、へえ。」
楽しそうな口調と裏腹に、両手で太ももの付け根を強く抉られる。
この時からずっとそうなんだけど、どうもあまりに痛いと「ばか」って言ってしまう癖がある。それを逆手に取って彼女はその言葉を聞くと痛みを与えてくる、本当に調教そのものだと思う。
何度か繰り返すと訳が分からなくなってくる。言ったのか言ってないのか、痛みで口が動いてるから制御が出来ない。
「やだ…ばか、っ…ぁ、言ってない、何にも言ってない…ばか…!」ってな具合に支離滅裂になってくる。
彼女はそれがお気に入りのようで、この後も時々そんな責め方をしてきた。
耳やら肩やら、噛まれて。足の自由も奪われて。
わたしも女なので、こうなるともう体の抑えが利かなくなる。ずっと悶々としてたけど、はっきり自覚した。
直接的な刺激が欲しい。
41 :名も無き被検体774号+ :2018/08/21(火) 21:41:48.87 ID:4BztRCehp.net
たぶん、恐らく、顔に出てたんだと思う。
脇腹だとか太ももだとかを撫でていた手が、胸元に触れた。
「えっ、ちょ…。」
「ん?」
とぼけた声で返してくる。さすがは彼女というべきか、あくまでわたしには痛覚を与えたいらしい。ぎゅっと強く胸を掴まれて、痛みに体が強張る。
「いっ…ぁ…や…。」
いつの間にやら手は服の中、下着までもかい潜って直接肌に触れられてた。
もう、ここまでくるとどうにでもしてっていうのが本音ですよね。今すぐにでも何かが崩落しそうだった。
不意に中心の尖った場所を痛いほどに強く摘まれた。
「も、やだ…ちょ、そこは…っ。」
痛みと快楽とが同時に押し寄せてくる。制止の手にも力が入らずただ彼女に身を任せることしかできなかった。
抓られる度に跳ねる体、口から漏れる声。どちらも紛れもなく行為の時のそれだった。
42 :名も無き被検体774号+ :2018/08/21(火) 21:43:33.38 ID:4BztRCehp.net
暫くそうして触れてから、彼女はいつもの甘やかしモードに入った。今日はもうお終いの合図。気が付けば2時間も痛め付ける事に没頭していたらしい。
「あー、なんか。1といるとキリがない。何度でも傷付けてやりたくなる。」
「…だからってやりすぎだって。いやでも、わたしも同じ。天井がないや。きっとまた、明日も欲しくなる。」
「はは、残念だけどもう俺は帰らなきゃならないからなぁ。」
「でもきっと、もう他の人に傷付けさせることはないと思うよ?ツチノコじゃなきゃ、満足できないや。ありがとう。」
「俺もだよ、それは。生まれて初めて俺の本当の嗜好を理解してくれる人に会えた。だって、犯罪だよこれ。傷害罪。訴えられたら捕まるでしょ。それをこうやってさせてくれる1には何度感謝したって足りない。満たしてくれてありがとう。」
こうして晴れて、よくわからないWinWinな関係が始まりましたとさ。
この時 彼女があれ以上性的に触れてこなかったのは、カラオケで声が響くからとかそんな理由だけじゃなく、一歩踏み込むのを躊躇してたのかなと、今になって思う。
彼女は自分の家に帰り、わたしの毎日にはまたいつもの退屈な日常が戻ってきた。
43 :名も無き被検体774号+ :2018/08/21(火) 21:48:30.64 ID:R1pURtcn0.net
体験談のわりには過剰表現だけど
そんなことぶつぶつ言ったり考えながら生活してるの?
45 :名も無き被検体774号+ :2018/08/21(火) 21:52:01.73 ID:4BztRCehp.net
>>43
うーん、ほぼ実際にあったことだから
思い返しながら文字起こししてます(´・ω・`)
日頃ぶつぶつ言ってはないけど、書くときはわたしの頭に浮かんでるから考えてるのかな。
44 :名も無き被検体774号+ :2018/08/21(火) 21:50:12.00 ID:4BztRCehp.net
ここまでが話で言うと第1章にあたるのかな。
早いけどキリがいいので本日ここまで。
何か質問あれば(´・ω・`)
46 :名も無き被検体774号+ :2018/08/21(火) 21:58:34.71 ID:4BztRCehp.net
彼女との出会いと、一番根底で繋がってるところがこの性癖?だったからちょっと気合い入れて書いちまった…。
次からはもっとさくさくいった方が読みやすいですかな(´・ω・`)
47 :名も無き被検体774号+ :2018/08/21(火) 21:59:21.19 ID:4BztRCehp.net
まあでも、マイペースにぽつぽつ語ります。
48 :名も無き被検体774号+ :2018/08/21(火) 22:04:08.55 ID:Ddpe9b/uH.net
長くてもいいからなるべく細かく書いてほしい
50 :名も無き被検体774号+ :2018/08/21(火) 22:17:35.68 ID:4BztRCehp.net
>>48
了解しました(`・ω・´)
ついつい長くなりがちなんで鬱陶しいかなぁとか心配してました…。
頑張って更新します(`・ω・´)
49 :名も無き被検体774号+ :2018/08/21(火) 22:14:42.11 ID:aPQlNSv90.net
早く続き読みたい
51 :名も無き被検体774号+ :2018/08/21(火) 22:18:13.84 ID:4BztRCehp.net
>>49
ううううれしいお言葉。゚(゚´ω`゚)゚。
暇な時に書き溜めしときます…
55 :名も無き被検体774号+ :2018/08/21(火) 23:54:16.16 ID:1vfdccC+0.net
別に今の書き方で良くないか?
細かい描写いいよいいよ
56 :名も無き被検体774号+ :2018/08/22(水) 00:05:22.10 ID:iqREE3xAH.net
俺も今のままでいい
57 :名も無き被検体774号+ :2018/08/22(水) 01:38:08.54 ID:Q778mJPvp.net
興味深い話で続きが見たいですね。
58 :名も無き被検体774号+ :2018/08/22(水) 06:40:33.70 ID:5hJQxhYCp.net
おはよう…(´・ω・`)ねむねむ
またぽつぽつ続き書いてくよ…ねむねむ
59 :名も無き被検体774号+ :2018/08/22(水) 06:42:13.57 ID:5hJQxhYCp.net
わたしはわたしらしく、で書いていこうかなと。早く読みたいってお声がもらえて嬉しいです。
面白いかはわからないけれど、お付き合いください(´・ω・`)
60 :名も無き被検体774号+ :2018/08/22(水) 07:35:11.02 ID:5hJQxhYCp.net
第2章 名付けるとしたらツチノコの秘密編、かな?
仕事をしながらコミュニティの仲間とワイワイやって、適度にツチノコと話す日々が戻って来た。
コミュニティの中では わたしとツチノコは顔見知り程度の関係だと思われてる。文字通り秘密の関係ってやつだね。
なんでもない日常をこのまま送るかと思えたある日、とんでもない爆弾が降ってきた。
いつものようにツチノコにイタ電を仕掛ける。少し長めのコールの後、電話が繋がる。
「…あっ、え…あ、間違えて出てしまったでこれ……。」
どうも様子がおかしい。声質はなんとなくツチノコなんだけど、声が高くてなんかなまってる。
「…おー、おつかれツチノコ先生。」
「あー、あ、知っとる…そっか、あなたが1さん…?」
…………1…さん?????
なんの冗談だろう、新しい遊び?うん?
「え、えーっと。これなんて説明したら良いと…?いつもツチノコがお世話になってます…???」
「???????」
ワケガワカラナイヨ。
正直わたしはこういうのはあまり信じてなかった。こうして目の当たりにするまではというかなんというか。
彼女、人格がひとつじゃなかったらしい。
61 :名も無き被検体774号+ :2018/08/22(水) 07:52:30.10 ID:5hJQxhYCp.net
彼女…もうややこしい。名前をつけよう。彼女どら焼きが好きだからドラ子にする。
聞けば彼女の体の基本人格はドラ子だったらしい。
ドラ子の日常生活を邪魔したくないから、副人格のツチノコが自分の生活拠点に選んだのが あのコミュニティ。
現実世界で上手く生きられない代わりに、あのコミュニティで生きてたらしい。
ちなみにツチノコの人格は男。だから所作も何もかも男の人だったわけで。色々と頷ける。
今の今までわたしは副人格のツチノコとドラ子の体を介して会ってたわけです。
ドラ子の話だと2人以外にも何人か中にいるけど、中々出てこないらしい。基本的にドラ子とツチノコが体を任されてる。
あまり詳しくないけど、精神病の一種?だから、ケースも様々なようで。彼女の場合軽度なんじゃないかなと思う。
基本は お互いの人格が協力的なんだけど、余裕がなくなると人格のコントロールができなくなっていろんな人が出てきてしまうみたい。
記憶も混ざってたり混ざってなかったり。
特にツチノコとドラ子は、この先出てくる他の人たちに比べると性格が良く似てるせいか、人格がひとつじゃないことの日常生活への支障はあまりなさそう。
わたしにとって久し振りに満たされた一夜が明けた。
が、わたしの頭はもうなんか。爆発寸前。
体に残るアザとか傷を見ては あの追い詰められる感覚を思い出してた。
初めてセッ(自主規制)に及んだ童貞さんは こんな気分なんだろうか…。
話は割とすぐに展開するもので、ツチノコ氏から思わぬ連絡が。
「昨日噛んだのが忘れられないんだけど、今夜、会えないかな。」
ええ!喜んで!!!!( ⊙ω⊙)
そんなわけで第2ラウンド、再び深夜のカラオケ。
アザが見たいって言われたものだから、後ろから彼女に抱き締められる形で座る。
「うわー…痛そう…。」
「声がにやけてますけどお兄さん。あなたがやったんでしょ。」
「はは、そうでしたー…痛い?」
ふざけながら触れる手が昨日のアザを軽く押しながらなぞっていく。
「痛いに決まって…っ、…。」
そっか、そうだよね、痛いよね。
囁く唇がだんだんと耳元に近付いてくる。
40 :名も無き被検体774号+ :2018/08/21(火) 21:10:15.66 ID:4BztRCehp.net
「どこが一番痛いんだろうなぁ、こう言うのって。」
その言葉を実践するみたいに、いろんなところに爪を立てられる。二の腕、お腹、最後に伸びてきたのが内もも。ここがまぁ、痛い。強く掴むみたいにされるとそれはもう痛い。
でも逃げ場がない、何せ腕の中で抱き締められてるから。
「いった…やだ、いたい…ばか!」
「今なんて言った?」
声色が変わって咎めるみたいに首の付け根に噛み付かれる。
「…ばか、ばか…。」
「へえ…そんなこと言うんだ、そっか、へえ。」
楽しそうな口調と裏腹に、両手で太ももの付け根を強く抉られる。
この時からずっとそうなんだけど、どうもあまりに痛いと「ばか」って言ってしまう癖がある。それを逆手に取って彼女はその言葉を聞くと痛みを与えてくる、本当に調教そのものだと思う。
何度か繰り返すと訳が分からなくなってくる。言ったのか言ってないのか、痛みで口が動いてるから制御が出来ない。
「やだ…ばか、っ…ぁ、言ってない、何にも言ってない…ばか…!」ってな具合に支離滅裂になってくる。
彼女はそれがお気に入りのようで、この後も時々そんな責め方をしてきた。
耳やら肩やら、噛まれて。足の自由も奪われて。
わたしも女なので、こうなるともう体の抑えが利かなくなる。ずっと悶々としてたけど、はっきり自覚した。
直接的な刺激が欲しい。
41 :名も無き被検体774号+ :2018/08/21(火) 21:41:48.87 ID:4BztRCehp.net
たぶん、恐らく、顔に出てたんだと思う。
脇腹だとか太ももだとかを撫でていた手が、胸元に触れた。
「えっ、ちょ…。」
「ん?」
とぼけた声で返してくる。さすがは彼女というべきか、あくまでわたしには痛覚を与えたいらしい。ぎゅっと強く胸を掴まれて、痛みに体が強張る。
「いっ…ぁ…や…。」
いつの間にやら手は服の中、下着までもかい潜って直接肌に触れられてた。
もう、ここまでくるとどうにでもしてっていうのが本音ですよね。今すぐにでも何かが崩落しそうだった。
不意に中心の尖った場所を痛いほどに強く摘まれた。
「も、やだ…ちょ、そこは…っ。」
痛みと快楽とが同時に押し寄せてくる。制止の手にも力が入らずただ彼女に身を任せることしかできなかった。
抓られる度に跳ねる体、口から漏れる声。どちらも紛れもなく行為の時のそれだった。
42 :名も無き被検体774号+ :2018/08/21(火) 21:43:33.38 ID:4BztRCehp.net
暫くそうして触れてから、彼女はいつもの甘やかしモードに入った。今日はもうお終いの合図。気が付けば2時間も痛め付ける事に没頭していたらしい。
「あー、なんか。1といるとキリがない。何度でも傷付けてやりたくなる。」
「…だからってやりすぎだって。いやでも、わたしも同じ。天井がないや。きっとまた、明日も欲しくなる。」
「はは、残念だけどもう俺は帰らなきゃならないからなぁ。」
「でもきっと、もう他の人に傷付けさせることはないと思うよ?ツチノコじゃなきゃ、満足できないや。ありがとう。」
「俺もだよ、それは。生まれて初めて俺の本当の嗜好を理解してくれる人に会えた。だって、犯罪だよこれ。傷害罪。訴えられたら捕まるでしょ。それをこうやってさせてくれる1には何度感謝したって足りない。満たしてくれてありがとう。」
こうして晴れて、よくわからないWinWinな関係が始まりましたとさ。
この時 彼女があれ以上性的に触れてこなかったのは、カラオケで声が響くからとかそんな理由だけじゃなく、一歩踏み込むのを躊躇してたのかなと、今になって思う。
彼女は自分の家に帰り、わたしの毎日にはまたいつもの退屈な日常が戻ってきた。
43 :名も無き被検体774号+ :2018/08/21(火) 21:48:30.64 ID:R1pURtcn0.net
体験談のわりには過剰表現だけど
そんなことぶつぶつ言ったり考えながら生活してるの?
45 :名も無き被検体774号+ :2018/08/21(火) 21:52:01.73 ID:4BztRCehp.net
>>43
うーん、ほぼ実際にあったことだから
思い返しながら文字起こししてます(´・ω・`)
日頃ぶつぶつ言ってはないけど、書くときはわたしの頭に浮かんでるから考えてるのかな。
44 :名も無き被検体774号+ :2018/08/21(火) 21:50:12.00 ID:4BztRCehp.net
ここまでが話で言うと第1章にあたるのかな。
早いけどキリがいいので本日ここまで。
何か質問あれば(´・ω・`)
46 :名も無き被検体774号+ :2018/08/21(火) 21:58:34.71 ID:4BztRCehp.net
彼女との出会いと、一番根底で繋がってるところがこの性癖?だったからちょっと気合い入れて書いちまった…。
次からはもっとさくさくいった方が読みやすいですかな(´・ω・`)
47 :名も無き被検体774号+ :2018/08/21(火) 21:59:21.19 ID:4BztRCehp.net
まあでも、マイペースにぽつぽつ語ります。
48 :名も無き被検体774号+ :2018/08/21(火) 22:04:08.55 ID:Ddpe9b/uH.net
長くてもいいからなるべく細かく書いてほしい
50 :名も無き被検体774号+ :2018/08/21(火) 22:17:35.68 ID:4BztRCehp.net
>>48
了解しました(`・ω・´)
ついつい長くなりがちなんで鬱陶しいかなぁとか心配してました…。
頑張って更新します(`・ω・´)
49 :名も無き被検体774号+ :2018/08/21(火) 22:14:42.11 ID:aPQlNSv90.net
早く続き読みたい
51 :名も無き被検体774号+ :2018/08/21(火) 22:18:13.84 ID:4BztRCehp.net
>>49
ううううれしいお言葉。゚(゚´ω`゚)゚。
暇な時に書き溜めしときます…
55 :名も無き被検体774号+ :2018/08/21(火) 23:54:16.16 ID:1vfdccC+0.net
別に今の書き方で良くないか?
細かい描写いいよいいよ
56 :名も無き被検体774号+ :2018/08/22(水) 00:05:22.10 ID:iqREE3xAH.net
俺も今のままでいい
57 :名も無き被検体774号+ :2018/08/22(水) 01:38:08.54 ID:Q778mJPvp.net
興味深い話で続きが見たいですね。
58 :名も無き被検体774号+ :2018/08/22(水) 06:40:33.70 ID:5hJQxhYCp.net
おはよう…(´・ω・`)ねむねむ
またぽつぽつ続き書いてくよ…ねむねむ
59 :名も無き被検体774号+ :2018/08/22(水) 06:42:13.57 ID:5hJQxhYCp.net
わたしはわたしらしく、で書いていこうかなと。早く読みたいってお声がもらえて嬉しいです。
面白いかはわからないけれど、お付き合いください(´・ω・`)
60 :名も無き被検体774号+ :2018/08/22(水) 07:35:11.02 ID:5hJQxhYCp.net
第2章 名付けるとしたらツチノコの秘密編、かな?
仕事をしながらコミュニティの仲間とワイワイやって、適度にツチノコと話す日々が戻って来た。
コミュニティの中では わたしとツチノコは顔見知り程度の関係だと思われてる。文字通り秘密の関係ってやつだね。
なんでもない日常をこのまま送るかと思えたある日、とんでもない爆弾が降ってきた。
いつものようにツチノコにイタ電を仕掛ける。少し長めのコールの後、電話が繋がる。
「…あっ、え…あ、間違えて出てしまったでこれ……。」
どうも様子がおかしい。声質はなんとなくツチノコなんだけど、声が高くてなんかなまってる。
「…おー、おつかれツチノコ先生。」
「あー、あ、知っとる…そっか、あなたが1さん…?」
…………1…さん?????
なんの冗談だろう、新しい遊び?うん?
「え、えーっと。これなんて説明したら良いと…?いつもツチノコがお世話になってます…???」
「???????」
ワケガワカラナイヨ。
正直わたしはこういうのはあまり信じてなかった。こうして目の当たりにするまではというかなんというか。
彼女、人格がひとつじゃなかったらしい。
61 :名も無き被検体774号+ :2018/08/22(水) 07:52:30.10 ID:5hJQxhYCp.net
彼女…もうややこしい。名前をつけよう。彼女どら焼きが好きだからドラ子にする。
聞けば彼女の体の基本人格はドラ子だったらしい。
ドラ子の日常生活を邪魔したくないから、副人格のツチノコが自分の生活拠点に選んだのが あのコミュニティ。
現実世界で上手く生きられない代わりに、あのコミュニティで生きてたらしい。
ちなみにツチノコの人格は男。だから所作も何もかも男の人だったわけで。色々と頷ける。
今の今までわたしは副人格のツチノコとドラ子の体を介して会ってたわけです。
ドラ子の話だと2人以外にも何人か中にいるけど、中々出てこないらしい。基本的にドラ子とツチノコが体を任されてる。
あまり詳しくないけど、精神病の一種?だから、ケースも様々なようで。彼女の場合軽度なんじゃないかなと思う。
基本は お互いの人格が協力的なんだけど、余裕がなくなると人格のコントロールができなくなっていろんな人が出てきてしまうみたい。
記憶も混ざってたり混ざってなかったり。
特にツチノコとドラ子は、この先出てくる他の人たちに比べると性格が良く似てるせいか、人格がひとつじゃないことの日常生活への支障はあまりなさそう。
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