中学の同級生と12年振りに再会した話 - easterEgg [イースターエッグ]

中学の同級生と12年振りに再会した話
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68 ：名無しさんの初恋：2022/05/12(木) 01:19:19.31 ID:JQySJUAr.net
飲み会の1ヶ月ほど前、A子がLINEで初詣に行きたいと言っていた

朝早いしわざわざ行くのかというと微妙だったのできちんと行くという約束はしていなかった

が、飲み会が盛り上がったノリで初詣も行くことになったんだ

D男は予定があるか何かで不参加

俺とA子とB子の3人で行くことに

が、その日はとにかく天気が悪く、雪、風、気温まで最悪だったので長くは居られなかった

おみくじ引いて3人で玉こん買って食べて解散した

おみくじ全員大吉だったのはテンション上がった笑

69 ：名無しさんの初恋：2022/05/12(木) 05:24:08.44 ID:JQySJUAr.net
その日を解散した後は年末年始の休みも終わり、いつもの生活に戻った

A子とは1月が過ぎてもLINEのやり取りを続けていた

内容はほんと他愛のない話

9月から連絡を取っていたから、実に半年近く続いていたことになる

こういうのってどちらかに続けようとする意思がないと途中で終わるだろうから、やり取りが自然と続いていたというよりも俺が続けたかったという方が正しいだろう

最初のうちは単純な懐かしさからやり取りをしていただけだから、俺が既読スルーして向こうから日程確認の追いLINEが来たりすることもあった

が、その頃には俺はとっくにやり取りを楽しいと思うようになっており

もっと相手を知りたいという気持ちから返信が待ち遠しくなっていた

76 ：名無しさんの初恋：2022/05/13(金) 00:06:37.06 ID:U2Y+WzQf.net
そんなある日、A子からおすすめされたアマプラの番組の話をLINEでしていた

バチェラーっていう、端的に言うと男1人を女20人くらいで取り合う企画番組

これがめちゃくちゃ面白くて、A子から紹介されてから夢中になって視聴してた笑

そんな話の流れで、自然と恋愛対象とか、好みのタイプとか、そういう話になっていったんだ

そこでA子が衝撃的なセリフを言った

77 ：名無しさんの初恋：2022/05/13(金) 00:07:41.42 ID:U2Y+WzQf.net
https://i.imgur.com/lriLyif.jpg

78 ：名無しさんの初恋：2022/05/13(金) 00:27:08 ID:U2Y+WzQf.net
この時はさすがに驚いた

それって友達としてって意味？と真面目にそう思った

だが聞いてみるとそうではなく「ガチ」の方らしい

ちなみにこの時は真剣な雰囲気ではなく、昔話をぶっちゃけて話しちゃいましたみたいなノリの会話だった

なので、まじかー笑みたいに返しつつテンション変わらない風を装った

でもこの時はやっぱりすごく嬉しかったな

人から好意を向けられる事、特にそれを打ち明けられた瞬間は他の何に例える事も出来ないほど嬉しいものだ

例えそれが10年以上前の思い出話だったとしても

今では何とも思われていない事も当然理解している

79 ：名無しさんの初恋：2022/05/13(金) 00:34:58 ID:U2Y+WzQf.net
高校はほとんど接点無かったはずだから、なぜなのか聞いてみた

確かに接点なかったが俺のことがタイプだったかも、と言っていた

やはり高校生くらいまでは感覚で恋するものなのだ

俺もそれは同じだった(恋という感情ではなかったが)

丁度いいタイミングだと思ったので、俺も中学の頃気になってたよ、と伝えた

80 ：名無しさんの初恋：2022/05/13(金) 00:45:31 ID:U2Y+WzQf.net
A子はまじで〜気付かなかった〜笑みたいな反応をして、中学の頃あったことを教えてくれた

A子が給食で食べられず残していたブロッコリーを俺が食べたらしい笑

それをはっきり覚えてて、その時から気になり始めたかも

A子はそう言った

俺は全くそんな出来事覚えてなかったし、言われても思い出せない笑

一方A子の中では今でも覚えてるほど印象的な出来事だったんだ思うとそのギャップが面白かった

81 ：名無しさんの初恋：2022/05/13(金) 01:28:40.18 ID:U2Y+WzQf.net
俺は思わぬ形で当時のA子の気持ちを知ることができて、実はもう結構満足していた

住む場所も離れており、交流する機会はもうほとんどないだろう

また会いたいと思いつつも、俺は傾き始めていた感情に見切りをつけようとしていた

だが、A子との関係は不思議な縁でこの後も続いていくことになる

82 ：名無しさんの初恋：2022/05/13(金) 01:32:28.03 ID:U2Y+WzQf.net
今日はここまで

書きながら思ったが言い回しが段々と臭くなってきたので

ふと読み返すとナルシっぽくてめちゃ恥ずかしいww

感想待ってます

84 ：名無しさんの初恋：2022/05/13(金) 22:32:46.94 ID:4tBZxE/h.net
遠距離なんやな

てか見切りなんかつけんと楽しんだらええやん

それに相手は結構意識してそうに思えるんやが

85 ：名無しさんの初恋：2022/05/13(金) 22:58:56.67 ID:BubNtAKJ.net
>>84
可能性あるかね？

相手結構ふわふわしてるからよくわかんないw

86 ：名無しさんの初恋：2022/05/13(金) 23:05:40.11 ID:BubNtAKJ.net
今日は仕事帰りに一人飲んで帰ってきたw

書いていきます

その後。以前話に上がっていた、オンゲーをD男と3人で一緒にやることになった

A子は今はAPEXにはまってるらしかったのでAPEXになった

LINE通話を繋ぎながらね

楽しかったけど素人が今からガチるには難しすぎと思った

速攻で殺されるからさ…

D男もA子もそれなりにやってたから、ガチの素人は俺だけ

正直俺のせいですぐ負けるみたいな所もあったが、それでも付き合ってくれるのは嬉しかった

前も書いたけど、俺はA子の声が好きだ

A子の声を聞きたいがために、やったことも無いゲームの誘いに乗ったまである

87 ：名無しさんの初恋：2022/05/13(金) 23:14:39.42 ID:BubNtAKJ.net
俺はその時にやったAPEXがあまりにもすぐ負けてしまうから悔しくもあった

その時は操作もおぼつかなかったので、もっと勝てるようになりたいと思った

一回目のAPEXが終わってからしばらくした後、俺はA子にAPEXの基礎練をお願いした

まあ、ぶっちゃけもう一度A子の声を聴きながらゲームをしたいって理由がほとんどだったが

A子とのLINEは続いていた

A子「来週の日曜日はどう？D男も誘って」

トレモがあるので、みっちり教えてくれるという

俺は仕事がない日は相当な暇人なので、仕事が休みの日曜は大体空いている

二つ返事でOKした

88 ：名無しさんの初恋：2022/05/13(金) 23:23:23.66 ID:BubNtAKJ.net
その日曜日を心待ちにしていた

俺はその日たまたま職場の送別会が入っていたが、指定の20時には余裕を持って家に帰れる予定だった

しかし、予想以上に送別会が長引いたために電車に乗り遅れ、あろうことか開始予定時刻をオーバーすることが確定してしまった

次の電車までは30分以上ある

俺は慌てた

意中の人の予定を空けさせたあげく遅刻するとは…

俺はだいぶ先の発車時刻を示した駅の電光掲示板を見ながら、A子に電話をかけた

A子に電話をかけるのは初めてだったが、躊躇してる場合ではないし酒も回っていたのでスマホの発信ボタンを押すのは早かった

俺「ごめん、会社の集まりが長引いちゃって…21時からは無理かな？」

A子「明日早番だから厳しいかも…また今度にする？」

完全にやらかした俺だった

89 ：名無しさんの初恋：2022/05/13(金) 23:41:21.49 ID:U2Y+WzQf.net
電話ではただただ謝った

A子は気にしてないよ笑と言って次の週を空けてくれた

そのまま、電車が来る時間までA子は通話に付き合ってくれた

思えば、二人きりで話をするのはこの時が初めてだった

この時間はとても充実していた

酒が回っていたので俺は饒舌で、色んな話をした気がする

あと20分

あと10分

この時ほど電車が来てしまうのが惜しいと感じる状況は多くないだろう

電車が着く頃、お礼を言って電話を切った

1週間後、またA子の声を聞ける

約束をすっぽかしたのは良くなかったが、思わぬ形でA子と話せる機会が増えてラッキーだったとも言える

90 ：名無しさんの初恋：2022/05/13(金) 23:50:50.50 ID:U2Y+WzQf.net
そして翌週の日曜日

予定の時間に電話をかけた

A子がD男を誘っておくと言っていたが、D男はなぜかはその日はいなかったんだ

俺は不思議に思って聞いてみた

俺「そういえばD男は？忙しくて来れなかった？」

A子「うーん…ていうか声掛けてない笑」

俺は驚いた

これって二人がいいって事なのかな、とか考える

まあ俺は普通に嬉しかったから余計なことは詮索しなかった

91 ：名無しさんの初恋：2022/05/13(金) 23:56:23.95 ID:U2Y+WzQf.net
この頃には俺は常にA子の事を考えていた

俺の事をどう思ってるのかな、とか

だが男が真剣に悩んでいる時ほど、女は何とも思っていないものだ

虚しさもあったが、日々の中身のないLINEのやり取りが出来ることすら嬉しくて、俺はよりA子に惹かれていった

>>次のページへ続く

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