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ガッキー似の女が俺の人生を変えた話
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540 :濱田岳 ◆i9G8L6mYX.lE @\(^o^)/:2014/09/12(金) 23:21:13.21 ID:4hlahPvp0.net
「納得できるまで頑張る」

ガッキーから生きる意味を貰った俺の人生だったが、あっちゃんのこの言葉で俺はガッキー依存症から卒業できた気がした。

気づけば再び就活を再開させて、自分が納得するにはどうすればいいかを徹底的に考えた。

チケットに書かれていた舞台の日までに内定を貰って、ガッキーにいい報告をできるように頑張った。

確かにその後の面接でも緊張はしたが、なんだか一皮剥けた気がしたんだ。

そう簡単に結果が付いてくるわけではなかったが、納得できるまで何度も挑戦した。

まあ、結果的に内定は貰えなかったんだが、ガッキーが舞台に上がる当日がやってきた。



542 :濱田岳 ◆i9G8L6mYX.lE @\(^o^)/:2014/09/12(金) 23:32:49.07 ID:4hlahPvp0.net
開場の4時間前に到着して近場でうんこを済ませ、 さすがに時間が余っていたから花を買って行くことにした。

花屋って初めて入ったけどニート生活送っていた俺にとってけっこー高いのなwww

300円くらいで買えると思ってたのに基本1000円超えててびびったぜww

「このバケツの花は全部で1500円なのですか?」

「いえ、この一束で1500円です」

とか平気でいう花屋のお姉さんが恐ろしかった

財布と相談した結果、当分のジャンプを諦めることになるだろうが2500円くらいの水色のお洒落な花を買うことにした。

ラッピングを頼んで、舞台が始まる一時間くらい前に取りに行くことにした


更に時間が余ったから本屋さんに入ることにした。居るわけはないが、ここでもガッキーを探してしまった。当然いなかったが、欲しい本を何冊か見つけた。

そして花を受け取り、いよいよ会場へ行った。

列の頭に並んで、くしゃくしゃになったチケットを受付の人に渡して入場した。

綺麗な服を着ている人が多い中、ジーパンにシャツで行った俺は相当浮いていたと思う。浮いていたんだろうが、最前列で観劇することにした。



544 :濱田岳 ◆i9G8L6mYX.lE @\(^o^)/:2014/09/12(金) 23:45:21.80 ID:4hlahPvp0.net
舞台が始まると、ガッキーが舞台にいた。

スポットライトに照らされるその姿は、俺が知る以上に綺麗なガッキーだった。

エネルギッシュに動き回って、後半になるに連れて歌と踊りが増えていった。


そしてクライマックスで、一緒にカラオケに行ったときに歌った歌が登場した。

舞台用に かなりアレンジが効いていたけど、楽しそうに歌うガッキーの姿を見てまた涙が流れた。


会場中手拍子で盛り上がってたけど、恐らく唯一涙してる俺。ラフな格好も合わさって すげー浮いてただろうな・・・

舞台が終演すると、役者との交流会みたいな時間が設けられてて仕事を終えたキャストたちが客席にやってきた。

最前列で見てたし劇中も何回か目が合っていた気がするけど、正直、ガッキーと話す勇気が無くて 自分からガッキーの方へ行くことはできなかった。

ガッキーを探すと立派にスーツを着た人と談笑をしている姿を見つけた。


俺がいなくても、ガッキーはしっかり頑張ってこれたんだな。

一緒に頑張ってるなんて思っていたのは、俺だけだったんだな。

そう思うと、妙に納得ができた。

俺はこれでいいや、って思ってアンケートを書いて帰ろうと思った。

花もそこで受付の人に託していこうと思った。


だが、アンケートを書いていると後ろから

「あっ!!いたぁぁぁぁぁ!!!」って大きな叫び声が聞こえた。


振り向くと、ガッキーがこっちに走ってきていた。もうダメだった・・・



545 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2014/09/12(金) 23:49:20.15 ID:Xt7Qdy3Q0.net
席って決まってる物じゃないの??勝手に最前列で見ることにしたみたいな書き方だけど


548 :濱田岳 ◆i9G8L6mYX.lE @\(^o^)/:2014/09/12(金) 23:57:20.40 ID:4hlahPvp0.net
>>545
宝塚とか劇団四季とか、大きな劇団の公演は ほぼ指定席だけど このときのガッキーの舞台は小規模公演だったから早い者順だったよ

全部の小劇場での舞台が自由席かどうかは分からないけど、このときはそうだった



549 :濱田岳 ◆i9G8L6mYX.lE @\(^o^)/:2014/09/13(土) 00:03:39.30 ID:4hlahPvp0.net
ガッキーは走ってくるなり俺の頬を引っ張った。

「こいつめ!興味がないとかくだらないとか言って・・・見に来てるじゃん!」

薄々気づいていたが、ガッキーって力が相当強い。デコピンもパンチも、今回の抓りも、相当強い。

俺はガッキーに再会できた喜びで また泣いてたけど、この抓りのおかげで涙を誤魔化せた。

「ごめんごめん・・・ごめんなさい!」って謝りながら泣いた。 俺を放してくれたガッキーは凄く勝ち誇った顔をしていた。

いつも以上に大胆だったのは、舞台が終わってテンションがぐんと上がっていたからだと思う

そこでは久々の挨拶をして買ってきた花を渡した程度で終わったんだが、別れ際に

「またメールしてもいい?」って聞いたら「私からメールする!」って返事が貰えて嬉しかった。

帰ってからメールしたんだが、その返事は2日後に来た。



550 :濱田岳 ◆i9G8L6mYX.lE @\(^o^)/:2014/09/13(土) 00:09:34.53 ID:mdWXX3kf0.net
メールが来たのは舞台を見に行った翌々日の朝だった。

舞台があった日は出演者とスタッフで打ち上げがあったらしい。

翌日は疲れ溜まってるから仕事は休み貰って朝寝坊して、身体をゆっくり休めたんだって。

「これから出勤ー(*^^*)だけど、もし良かったら話したいことがあるから、仕事終わりに会えない?」


俺にはこの日、予定がなかった。21時頃に駅前で待ち合わせをすることにした。

ガッキーと会って、久々に食事をした。

この日は時間も遅いということでサイゼリヤで軽食を取った。

スプーンとフォークを駆使してパスタを食べる俺を見て、「岳くんすごーい♪」と拍手したガッキーが可愛かった。

ここでは本当にいつも通りの他愛も無い会話してたかな・・・

舞台の感想言ったり、稽古中の話とか実は初期段階ではこういう話だったんだ、とか。

あとここに来て ようやく働いている本屋さんの場所も教えてもらったww

場所を移動して、カラオケは素通りして公園に移動した。俺がガッキーに告った公園だった。



551 :濱田岳 ◆i9G8L6mYX.lE @\(^o^)/:2014/09/13(土) 00:23:55.90 ID:mdWXX3kf0.net
公園で腰掛けて、ふたりで思い出話を話した。

初めてぶつかったときのこと。

マクドナルドでコーヒーぶっかけられて再会したこと。

カラオケに繰り返し行ったこと。

舞台で実は俺が感動して涙が止まらなかったこと。

そして、この場所で俺がガッキーに告白をしたこと。

ガッキーが立ち上がって、あのときの俺の真似をし始めた。

「彼氏がいるのも分かってるんですけど・・・俺と付き合ってください!」

深々とお辞儀をするガッキーに俺はふざけて「喜んで」と言ったら「違うでしょ」って言われた。


そして再び俺の隣に座って話し始めた。


「あの彼氏とね、別れたんだ」

クロちゃんグッバイ・・・


「元々そんなに上手く行ってなかったけど、稽古始まって全然会えないし連絡取れなくなってたらキレ出しちゃってね」

ここでクロちゃんが他の女と歩いていたのを目撃した話をしようか迷ったが、やめておいた。それで変なことになっても嫌だったしな。

夏祭りのときにガッキーとクロちゃんを実は見ていたことはここで話した。ストーカーじゃん、とか言われて、ガッキーにしては珍しく軽く叩かれたw

「あのとき その人見たんだけど、すごく険悪そうな雰囲気だったよね」

「舞台やめて普通に生きろって言われてたからね・・・」

クロちゃんは、どうもガッキーの夢を応援していなかったらしい。

とにかくただ、一瞬一秒でも自分と一緒にいてほしいと身勝手な男で、そんなクロちゃんには内緒で今回のオーディションを受けた結果、最終的に破局となったとのこと。

「稽古中は岳くんにも、全然連絡返せなくてゴメンね」

どうやら、素っ気無い返事と感じていたガッキーからのメールも時間を割いて書いた精一杯の返事だったらしい。

本当、俺って馬鹿な男だ・・・


「なかなか上手にできなくて落ち込んだこともあったけど、岳くんも頑張ってるんだなーって思って頑張ってた。・・・私にとって岳くんは凄く大きな支えだったよ」

「俺にとっても、ガッキーはずっと生きる意味だよ」

「そう、生きる意味!!」

そう言ったのはいいんだが、ふたりとも少し黙ってしまった。

ひたすら秋の虫が鳴いてたのが印象的だった。

ガッキーが突然、鼻歌を歌いだしたんだ。



553 :濱田岳 ◆i9G8L6mYX.lE @\(^o^)/:2014/09/13(土) 00:29:32.61 ID:mdWXX3kf0.net
「フフフンッ♪ フフフンッ♪」

舞台のクライマックスででガッキーたちが歌っていた歌だった。

俺も鼻歌で一緒に参加すると、ガッキーは歌いだした。

歌ってたの、この曲な
http://youtu.be/pHa4pvspCqc

途中から俺は手拍子に変わって、ガッキーの歌声が公園に響いた。

静かな公園だし、決して盛り上がる曲ではないけどよく行ってたカラオケよりずっと楽しかった。

歌い終えて、拍手する俺と公園の灯りをライト代わりにお辞儀をするガッキー。

ガッキーの俺だけのワンマンショーが終わると、また俺の横にガッキーが腰掛けて言った。

「こんな私だけど、彼氏になってくれないかな・・・?」



>>次のページへ続く
 
カテゴリー:男女・恋愛  |  タグ:青春, 胸キュン,
 


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