義母と仲良くなったきっかけが壮絶だったから聞いてくれ
http://hayabusa3.2ch.sc/test/read.cgi/news4viptasu/1636171727/
義母とはめちゃくちゃ仲悪かったんだけど
とあるきっかけで ありえないくらい仲良くなった
聞いて欲しい
誰も見てないかもしれないけど、書きたいから書かせてもらうよ
当方女
3年前に結婚したんだけど、義母は なんというか、口や態度には出さないけど息子を取られたってオーラを常に出してるタイプの人だった。
私の旦那は長男で その下に弟が2人いる。
なのに義弟達の彼女には凄く にこやかで いいお母さんって感じで振舞ってた。
旦那は凄くいい人で、いつも優しい。
義母は私に対しては どことなく冷たい感じだったけど、人としては とても真面目で優しくて尊敬できる人だった。
だから、仲良くなりたいって気持ちもあって、旦那の実家は近距離にあるので、旦那が仕事の時は一人で行ったりしてた。
ちょこちょこ義母と話してくれてはいたけど、どことなく壁があるって感じだった。
その日はたまたま、旦那が仕事で、旦那実家近くを通りかかったから寄ってみようと思った。
旦那の実家は駐車場が50mくらい離れたとこにあって、1分弱くらい歩くんだけど、車に忘れ物があると取りに戻るのが面倒臭いから忘れ物ないように確認してから車から降りてた。
その日も忘れ物を確認したけど、たまたまスマホの充電があんまりない事に気付いて、車に積んであった充電ケーブルを手に持って車を降りた。
私は普段からハイヒールとかネイルとかが好きでその日もハイヒールを履いてた。
今日は何を話そうかとか考えながら旦那の実家の門の前まで来た。(旦那の実家は玄関から門まで10mくらいある)
そしたら玄関の引き戸が半開きになってる事に気付いた。
この時門も半開きになってたけど、門が半開きはよくある事だったから気にならなかった。
何となくこっそり玄関の引き戸に近付くと、見覚えのない男の声がした。
そろっと覗いてみると、男が玄関の扉に背を向けて義母に何かを言っている。語気も強かった。
男の背中越しからチラッと見えたものに頭が真っ白になった。
その男は、包丁を義母に突き付けてた。
明らかに震えた声で義母が、お金はありませんって言ってる声と男が殺すぞって言ってる声で、吐きそうなくらい動悸がして、何かしなきゃって頭ではグルグル考えてたけど、身体は全然動かない。
どうしようどうしようって一生懸命考えてた時、男が義母を切り付けた。
義母は腕で頭を庇ってたから、腕を切り付けられてたんだけど、それを見た時に何かがプツっと切れた。
私は男の背後から、充電ケーブルを首に引っ掛けて思いっきり後ろに引っ張った。
倒れた男は驚いて一瞬固まったものの、包丁を持ったまま暴れだした。
切りつけてこようとするけど、私にとっては義母が刺されたりする事の方が嫌だった。
近くにある傘立てとか、玄関に飾ってある義母の手作りの人形とかが地面に落ちるのを見てまた頭に血が上るのを感じた。
怖かったけど、それ以上に怒りの方が勝ってた。
昔柔道やってたせいか、ハイヒール履いてても体幹がしっかりしてるから、掴まれたりしても大してふらつかなかった。
でも、包丁持ってたから離させないとって思って右手を狙って何度か掴んだけど無理やり解かれて、私の腕には切り傷がいくつか出来てた。
義母が○○!(私の名前)って心配そうに叫ぶから、義母の方をよそ見した間に左顎から肩を切り付けられた。
そこからもう、どれだけ切り付けられてもいいからこいつだけは捕まえないとと思って、外に走り出した男を追いかけると、男は門の前にある石畳?の段差に躓いて、前のめりに転んだ。
勢い余ったのか頭から血が出てふらふらと立ち上がろうとしたところ背中からのしかかってやろうと思ったら、私も同じところで躓いて、男の上にのしかかる感じで転んだ。
男はぐえって声を出して大人しくなった。
義母に警察を呼ぶ様に言って背負っていたリュックの中に、百均で買ったばかりの毛糸が入っていたので、取り出して手足を縛った。
この時男はやんわり抵抗していたけど、弱々しかった。
義母がスマホを持って血まみれの腕のままタオルを持って駆け寄ってきた。
何か言ってたけど覚えてない。大丈夫ですか?って言うのが精一杯だった。
しばらくその男の横で義母が私の傷口を抑えてくれたまま呆然としていたけど、気付いたらサイレンの音と一緒にパトカーと救急車がやってきた。
救急車に乗せられてからはもう、ぼんやりとしか覚えてない。
緊急手術することになって入院することが決まって、警察がきて旦那が泣きながら来てくれた。
警察にも旦那にも しこたま叱られた事は覚えてる。
危ない事はするなと死んでいたかもしれないと何度も何度も言われた。
義母は病室の外で警察に状況を説明しているらしかった。
そのあと義母は、私のベッドの側でずっと泣いていた。旦那も泣いていた。
私は疲れて寝てしまっていた。