ただ夏までに2人が自己都合でやめた
親の介護とかなんとかで
3人が残ったが もう1人は販売の方に異動になり俺と瑠美だけが事務所に残った
1月に部長から2人に防災講習に行ってもらうって言われたんだよ
2泊3日の泊まり込みで 場所はその地方では一番大きな都市
旅費出してもらって予算の範囲内だったらどこ泊まってもいいって感じで
で俺と瑠美は講習会場に近いビジネスホテルに泊まることになった
内心俺はウキウキだった
何もある訳ないと思ってたけど やっぱり嬉しいじゃん
まあ違う意味でありまくりだったけど
その講習にはシステム会社の創太も受けるので一緒に行くことになった
「ホテルってどこ泊まるんですか」って聞かれて「〇〇ですよー」「じゃあ俺もそこ泊まろうかな」ってな感じで
創太も一緒のホテルに泊まることになった
講習は会社ごとじゃなくて施設ごとに受ける形態だったからね
1日目の講習が普通に終わって3人で飯食ってじゃあまた明日ねーってそれ俺の部屋に戻りその日は何事もなく終了
スペックは俺 可もなく不可もなくなフツメン 身長は176 童貞
瑠美 黒髪ロングで色白 スタイルもいい 腰もくびれてるし胸もDくらいはある 多分
創太 フツメンだか細マッチョ ジム通いと車が趣味らしい
事が起こったのが2日目
講習が4時に終わって解散
俺は会場で仲良くなった他社の男と飯行くことになり明日もあるからと1時間くらいでホテルに戻った
1階のエントランスでビール買ってたら瑠美と創太が仲良さそうに戻ってきた
悔しくて なぜか2人に見られたくなくて自販機の物陰に隠れ 2人はエレベーターに乗って行ったのを見送ると
自分も部屋に戻った
部屋に戻った直後 頭の中がぐるぐるしてた
あの2人ってあんなに仲よかったのか?いつの間に?
仕事の時は事務的な会話してないし それこそお互い敬語だったはず
居ても立っても居られなくなり俺は瑠美が泊まっている階に行った
静まり返った通路を進む
瑠美の部屋の前に来た
この中に瑠美がいる
でもドアをノックする勇気はなくただ部屋の前に立っていると中から楽しそうな声が聞こえる
まさか… 俺はドアにそっと耳を当てた
創太だ…
心臓の鼓動が速くなる
瑠美は創太を自分の部屋に招き入れている