それまでの人生で最も綺麗だと思った女性との事
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80 :1:2012/11/09(金) 21:38:50.62 ID:dtfgVW2W0
でもカウパーはそれを知らないわけで、僕にとってはその点は釈然としませんでしたが、これ以上ややこしいことになっても嫌だったので、しぶしぶ承諾し、これまで通りに振る舞うようにしました。
81 :1:2012/11/09(金) 21:39:28.30 ID:dtfgVW2W0
柴咲は退職してからも、度々店に顔を出しに来ました。
どうやら近隣でバイトを見つけたらしく、昼休憩の度にカウパーに会いに来るのでした。
そのうち、最初は仕事に対して意欲的だったカウパーも、休憩以外でも柴咲と出掛けたり、接客もおろそかになり、まさにカウパー中心の生活となっていったのです。
82 :1:2012/11/09(金) 21:40:01.47 ID:dtfgVW2W0
そんなある日。
どういうわけか初期のメンバーで鍋をしよう、という話が持ち上がりました。
場所はカウパーの家。
僕は すこぶる嫌でしたが、断りきれず、サバと共に仕事終わりにカウパーの家に向かうのでした。
83 :1:2012/11/09(金) 21:40:41.72 ID:dtfgVW2W0
カウパーの家に、柴咲、サバ、カウパー、そして僕が集まったのですが、鍋をしようにも全く食材が無い。
食材を買いにいかなければ。
そこで、食材調達と鍋の準備の係を決めるジャンケンが行われました。
僕は何だか嫌な予感がしましたが、案の定、カウパーとサバが食材調達、僕と柴咲は家で鍋の準備をすることになったのです。
84 :1:2012/11/09(金) 21:41:30.77 ID:dtfgVW2W0
鍋の準備といっても、ただ皿と鍋と箸を用意するだけ。三分とかかりません。
近くのスーパーまでは、まあまあの距離があり、少なく見積もっても二人が帰ってくるまでに30分以上かかります。
そして、部屋には沈黙が訪れました。
もう冬に近い季節でしたが、室内は暖房が効いていたので暖かく、柴咲はノースリーブ一枚という格好でした。
85 :1:2012/11/09(金) 21:42:11.33 ID:dtfgVW2W0
柴咲は、虚言癖のある残念なコ。
ですが、そのノースリーブから見える肩甲骨、細い二の腕、裾からちらつく細いウエスト、ほど良い胸の谷間。おまけにとびきり美人。
あくまでも外見上、少なくとも僕にとっては女性の魅力を全て詰め込んだ柴咲の、無防備な姿がそこにはありました。
86 :1:2012/11/09(金) 21:42:50.54 ID:dtfgVW2W0
さっきまで向こう側を見ていた柴咲は、いつの間にかこちらを向き、僕のすぐ側で座っています。
ジロジロと見ていたわけではありませんが、僕の視線に気づいたのかも知れません。
87 :1:2012/11/09(金) 21:43:21.26 ID:dtfgVW2W0
柴咲は、僕の手の上に自分の手を少し添えて、ゆっくりとこちらを見てきます。
長く、黒い髪からは女性特有の、シャンプー(?)の良い香りが広がり、それは、僕の正常な判断力を鈍らせるには、十分なものでした。
柴咲は、もう片方の手をゆっくりと僕の太ももの内側に置くと、もう一度僕の顔に目をやり、そっと目を閉じました。
88 :1:2012/11/09(金) 21:44:23.82 ID:dtfgVW2W0
据え膳食わぬは男の恥、という言葉がありますが、まさにそんな状況。
目の前では、虚言癖で淫乱な美女が目を閉じて、明らかに僕が手を出すのを誘惑しています。
ただし相手は自分の上司の彼女。
そして、その上司と同僚は程なくして戻ってくる。
僕は、本当にどうして良いか分かりませんでした。
すると柴咲は僕の太ももの内側からゆっくりと手を股間にスライドさせ、こう言いました。
※ちょっと休憩します。
89 :名も無き被検体774号+:2012/11/09(金) 21:49:24.22 ID:MRxcUnP3i
おいいい!
寒いからはよしろ!
90 :名も無き被検体774号+:2012/11/09(金) 21:50:29.64 ID:3qWP9j3xO
>>1が、焦らし上手なのは良く分かった
91 :名も無き被検体774号+:2012/11/09(金) 21:52:19.71 ID:YRwkKz0h0
毎回いいとこで切るんだなw
94 :1:2012/11/09(金) 22:38:11.30 ID:dtfgVW2W0
「、、ウパー、、」
え?
「、、カウパー出てる?」
正真正銘の変態でした。
普通だとむしろ興奮する言葉だったかも知れません。
ただ、僕の中でカウパーは既に店長のことを意味していましたので、カウパーの腫れぼったい顔が一瞬にして僕の脳裏にあらわれ、僕は正気にかえりました。
確かに僕のカウパーは出ていたけども。
95 :1:2012/11/09(金) 22:38:48.27 ID:dtfgVW2W0
僕は柴咲の手を払いのけました。
柴咲は、無表情ながらも少し驚いた様子で、こちらを見ています。
間も無くカウパーとサバが部屋に帰ってきて、ことなきをえました。
食事中、柴咲がずっと僕を見ていた気もしますが、その会は無事終了しました。
96 :1:2012/11/09(金) 22:39:47.66 ID:dtfgVW2W0
それからは またいつも通り、
柴咲は昼頃に店を訪れては、カウパーと共に食事に行き、夕方に店を訪れてはカウパーと共にどこかへ出掛け、閉店後に店を訪れては、カウパーと共に帰っていきました。
※パンツ脱いでいた方すいませんw穿いてください。
97 :1:2012/11/09(金) 22:40:18.99 ID:dtfgVW2W0
エリアマネージャーいわく、カウパーは地元を離れ、全く友人もいない状況の中 現在の店で働いているので、柴咲という存在が、カウパーのモチベーションになっているんだろう、とのこと。
確かに柴咲と付き合って以来、つまり、店長からカウパーになって以来彼は少し元気になった気がしていました。
98 :名も無き被検体774号+:2012/11/09(金) 22:40:48.43 ID:NTQcshmY0
随分と乾いた濡れ場が終わったwwwwwwwww
99 :1:2012/11/09(金) 22:40:49.51 ID:dtfgVW2W0
カウパーにとって、柴咲はとても重要な存在。
それにも関わらず、手を出しかねなかった僕は自分を恥じ、これまでのことは、全て不問、そして僕はもう二人の関係に関わらない、踏み込まないと心に決めました。
101 :1:2012/11/09(金) 22:41:37.64 ID:dtfgVW2W0
しかし、最初は元気だったカウパーも、次第に、むしろカウパーになる前よりも暗くなっていき、もともと痩せていたにも関わらず顔はやつれ、あまり眠っていないのかクマが目立つようになり、仕事も休みがちになっていきました。
102 :1:2012/11/09(金) 22:42:23.25 ID:dtfgVW2W0
それは、きっと柴咲に原因があるのだろう。
僕はそう思いましたが、先述の通り、二人の関係には関わらない、そう決めていたので何も言いませんでした。
ただ、カウパーが日に日に落ちていくのを見ていると、僕に出来ることはないと分かりつつも、どうしても話を聞いてあげたくなったのです。
店の関係者の中で、柴咲についての話を聞くことができるのは僕しかいない、そう考えたからです。
それに、カウパーと僕は二人で店にいる時間も多かったので、その気まずい雰囲気に耐えれなかった、という理由もあったように思います。
103 :1:2012/11/09(金) 22:44:07.56 ID:dtfgVW2W0
「最近、柴咲とは どうなんですか?」
その瞬間、少し後悔もしました。
カウパーが、僕が柴咲を好きだと思っていることを忘れていたのです。
カウパーは作業をやめ、ゆっくりと こちらを見ると、何だか遠い目をしていて、それが僕の後悔の気持ちを強めました。
ああ、しまったなあ、やめとけばよかった、、。
そんな僕の気持ちをよそに、カウパーは語り始めました。
104 :1:2012/11/09(金) 22:45:29.87 ID:dtfgVW2W0
「うん、、、最初はね、、、良かったんだけど。
だけど、まあ1くんも知っての通り、しょっちゅう店に来るじゃんか?仕事が休みの日もそうなんだ。
会っていないときも、度々連絡は来るし。
で、こちらから連絡しないと、あのコはヒステリーを起こしたみたいに騒ぎ立てるし、お陰でろくに寝れなくてね。
それで、ちょっとしんどいなあ、とは思ってる」
カウパーはそうは言うものの、僕に遠慮をしている風ではあったので きっと、それだけで全てでは無いのでしょう。
105 :1:2012/11/09(金) 22:46:45.59 ID:dtfgVW2W0
やはり、カウパーの心境の変化は、柴咲が原因のようでした。
正直、ざまあみろ、という気持ちが無かったわけではありません。
ただ、柴咲という素晴らしい容姿の彼女が出来た引き換えに、カウパーという、立派な年齢の大人の私生活が狂い、落ちぶれていく様は哀れにも思えました。
そして、一歩間違っていれば、僕がそうなっていたのかも知れない、と。
106 :1:2012/11/09(金) 22:47:51.45 ID:dtfgVW2W0
僕は、カウパーとのことを、カウパーメールの件を除いて話しました。
そうそう、鍋の一件も勿論伏せています。
するとカウパーは、何だそうだったのか、とボソリと呟くと暗い表情のまま、事務所に入って行きました。
僕の言葉が、カウパーを楽にさせたのか、それとも効果が無かったのかは分かりませんが。
107 :1:2012/11/09(金) 22:50:27.02 ID:dtfgVW2W0
それから しばらくして、店に女性が来店します。
当時の僕と同い年くらいでしょうか。
その女性は店に入るなり僕に、店長はいます?と訪ねてきました。
ああ、カウパーのお客さんか、と思い、僕は事務所にいるカウパーに、店長、お客さんですよ、と声をかけました。
事務所から出てきたカウパーは、女性の顔を見ても誰だか分からないような表情を一瞬しましたが、「こんにちは、僕がここの店長ですが」と言うと、
その瞬間、女性の顔は豹変したのです。
108 :1:2012/11/09(金) 22:52:16.43 ID:dtfgVW2W0
女性はすごい剣幕で怒鳴りだし、その声は店中に響き渡りました。
他のお客さんもいましたが、それを聞くなり すぐに店から出て行かれるほどに。
カウパーは困った表情で、あの、すいません、他のお客さんもいらっしゃいますから、、と言っても女性の勢いは止まりません。
僕は どうしようかと思いましたが、この状況を外に見られてはまずい、そう思って、店の出入り口を閉めました。
109 :1:2012/11/09(金) 22:54:06.92 ID:dtfgVW2W0
どうやら女性は柴咲の友人らしく、カウパーと柴咲の関係のことで、何やら激しく憤慨していたようなのです。
「柴咲からの連絡、無視してるでしょ!何でよ!」
とか
「あのコは昔の彼氏に酷い捨てられ方をしてるの!」
とか
「お腹の傷のこと、知っているんでしょ!」
とか
「遊びで付き合わないで!」とか、、、。
まるで漫画のような光景で、女性がそんなに怒鳴るのを見るのも初めての経験でしたから、僕はただ、呆然とそれを見ているだけでした。
※書き溜めが終わってしまいました。長くなってしまい、見ている方には申し訳ないです。
110 :名も無き被検体774号+:2012/11/09(金) 22:55:40.69 ID:FeGtSPBk0
おkおk
ゆっくり行こうぜ
114 :1:2012/11/09(金) 23:18:28.52 ID:dtfgVW2W0
ひと通り怒鳴り散らすと、女性は急いで店を出ていってしまいました。
その場に立ち尽くすカウパーと僕。
僕が何も言えないでいると、カウパーは、ぼそっと、
「1くん、、今日はもう店閉めるわ。だから、帰って良いですよ」
それだけ言い残し、カウパーは事務所に戻って行きました。
とてつもなく気まずかったですが、僕は言うとおり荷物をまとめて「すいません、、、お先に失礼します」とだけ告げ、店をあとにしました。
でもカウパーはそれを知らないわけで、僕にとってはその点は釈然としませんでしたが、これ以上ややこしいことになっても嫌だったので、しぶしぶ承諾し、これまで通りに振る舞うようにしました。
81 :1:2012/11/09(金) 21:39:28.30 ID:dtfgVW2W0
柴咲は退職してからも、度々店に顔を出しに来ました。
どうやら近隣でバイトを見つけたらしく、昼休憩の度にカウパーに会いに来るのでした。
そのうち、最初は仕事に対して意欲的だったカウパーも、休憩以外でも柴咲と出掛けたり、接客もおろそかになり、まさにカウパー中心の生活となっていったのです。
82 :1:2012/11/09(金) 21:40:01.47 ID:dtfgVW2W0
そんなある日。
どういうわけか初期のメンバーで鍋をしよう、という話が持ち上がりました。
場所はカウパーの家。
僕は すこぶる嫌でしたが、断りきれず、サバと共に仕事終わりにカウパーの家に向かうのでした。
83 :1:2012/11/09(金) 21:40:41.72 ID:dtfgVW2W0
カウパーの家に、柴咲、サバ、カウパー、そして僕が集まったのですが、鍋をしようにも全く食材が無い。
食材を買いにいかなければ。
そこで、食材調達と鍋の準備の係を決めるジャンケンが行われました。
僕は何だか嫌な予感がしましたが、案の定、カウパーとサバが食材調達、僕と柴咲は家で鍋の準備をすることになったのです。
84 :1:2012/11/09(金) 21:41:30.77 ID:dtfgVW2W0
鍋の準備といっても、ただ皿と鍋と箸を用意するだけ。三分とかかりません。
近くのスーパーまでは、まあまあの距離があり、少なく見積もっても二人が帰ってくるまでに30分以上かかります。
そして、部屋には沈黙が訪れました。
もう冬に近い季節でしたが、室内は暖房が効いていたので暖かく、柴咲はノースリーブ一枚という格好でした。
85 :1:2012/11/09(金) 21:42:11.33 ID:dtfgVW2W0
柴咲は、虚言癖のある残念なコ。
ですが、そのノースリーブから見える肩甲骨、細い二の腕、裾からちらつく細いウエスト、ほど良い胸の谷間。おまけにとびきり美人。
あくまでも外見上、少なくとも僕にとっては女性の魅力を全て詰め込んだ柴咲の、無防備な姿がそこにはありました。
86 :1:2012/11/09(金) 21:42:50.54 ID:dtfgVW2W0
さっきまで向こう側を見ていた柴咲は、いつの間にかこちらを向き、僕のすぐ側で座っています。
ジロジロと見ていたわけではありませんが、僕の視線に気づいたのかも知れません。
87 :1:2012/11/09(金) 21:43:21.26 ID:dtfgVW2W0
柴咲は、僕の手の上に自分の手を少し添えて、ゆっくりとこちらを見てきます。
長く、黒い髪からは女性特有の、シャンプー(?)の良い香りが広がり、それは、僕の正常な判断力を鈍らせるには、十分なものでした。
柴咲は、もう片方の手をゆっくりと僕の太ももの内側に置くと、もう一度僕の顔に目をやり、そっと目を閉じました。
88 :1:2012/11/09(金) 21:44:23.82 ID:dtfgVW2W0
据え膳食わぬは男の恥、という言葉がありますが、まさにそんな状況。
目の前では、虚言癖で淫乱な美女が目を閉じて、明らかに僕が手を出すのを誘惑しています。
ただし相手は自分の上司の彼女。
そして、その上司と同僚は程なくして戻ってくる。
僕は、本当にどうして良いか分かりませんでした。
すると柴咲は僕の太ももの内側からゆっくりと手を股間にスライドさせ、こう言いました。
※ちょっと休憩します。
89 :名も無き被検体774号+:2012/11/09(金) 21:49:24.22 ID:MRxcUnP3i
おいいい!
寒いからはよしろ!
90 :名も無き被検体774号+:2012/11/09(金) 21:50:29.64 ID:3qWP9j3xO
>>1が、焦らし上手なのは良く分かった
91 :名も無き被検体774号+:2012/11/09(金) 21:52:19.71 ID:YRwkKz0h0
毎回いいとこで切るんだなw
94 :1:2012/11/09(金) 22:38:11.30 ID:dtfgVW2W0
「、、ウパー、、」
え?
「、、カウパー出てる?」
正真正銘の変態でした。
普通だとむしろ興奮する言葉だったかも知れません。
ただ、僕の中でカウパーは既に店長のことを意味していましたので、カウパーの腫れぼったい顔が一瞬にして僕の脳裏にあらわれ、僕は正気にかえりました。
確かに僕のカウパーは出ていたけども。
95 :1:2012/11/09(金) 22:38:48.27 ID:dtfgVW2W0
僕は柴咲の手を払いのけました。
柴咲は、無表情ながらも少し驚いた様子で、こちらを見ています。
間も無くカウパーとサバが部屋に帰ってきて、ことなきをえました。
食事中、柴咲がずっと僕を見ていた気もしますが、その会は無事終了しました。
96 :1:2012/11/09(金) 22:39:47.66 ID:dtfgVW2W0
それからは またいつも通り、
柴咲は昼頃に店を訪れては、カウパーと共に食事に行き、夕方に店を訪れてはカウパーと共にどこかへ出掛け、閉店後に店を訪れては、カウパーと共に帰っていきました。
※パンツ脱いでいた方すいませんw穿いてください。
97 :1:2012/11/09(金) 22:40:18.99 ID:dtfgVW2W0
エリアマネージャーいわく、カウパーは地元を離れ、全く友人もいない状況の中 現在の店で働いているので、柴咲という存在が、カウパーのモチベーションになっているんだろう、とのこと。
確かに柴咲と付き合って以来、つまり、店長からカウパーになって以来彼は少し元気になった気がしていました。
98 :名も無き被検体774号+:2012/11/09(金) 22:40:48.43 ID:NTQcshmY0
随分と乾いた濡れ場が終わったwwwwwwwww
99 :1:2012/11/09(金) 22:40:49.51 ID:dtfgVW2W0
カウパーにとって、柴咲はとても重要な存在。
それにも関わらず、手を出しかねなかった僕は自分を恥じ、これまでのことは、全て不問、そして僕はもう二人の関係に関わらない、踏み込まないと心に決めました。
101 :1:2012/11/09(金) 22:41:37.64 ID:dtfgVW2W0
しかし、最初は元気だったカウパーも、次第に、むしろカウパーになる前よりも暗くなっていき、もともと痩せていたにも関わらず顔はやつれ、あまり眠っていないのかクマが目立つようになり、仕事も休みがちになっていきました。
102 :1:2012/11/09(金) 22:42:23.25 ID:dtfgVW2W0
それは、きっと柴咲に原因があるのだろう。
僕はそう思いましたが、先述の通り、二人の関係には関わらない、そう決めていたので何も言いませんでした。
ただ、カウパーが日に日に落ちていくのを見ていると、僕に出来ることはないと分かりつつも、どうしても話を聞いてあげたくなったのです。
店の関係者の中で、柴咲についての話を聞くことができるのは僕しかいない、そう考えたからです。
それに、カウパーと僕は二人で店にいる時間も多かったので、その気まずい雰囲気に耐えれなかった、という理由もあったように思います。
103 :1:2012/11/09(金) 22:44:07.56 ID:dtfgVW2W0
「最近、柴咲とは どうなんですか?」
その瞬間、少し後悔もしました。
カウパーが、僕が柴咲を好きだと思っていることを忘れていたのです。
カウパーは作業をやめ、ゆっくりと こちらを見ると、何だか遠い目をしていて、それが僕の後悔の気持ちを強めました。
ああ、しまったなあ、やめとけばよかった、、。
そんな僕の気持ちをよそに、カウパーは語り始めました。
104 :1:2012/11/09(金) 22:45:29.87 ID:dtfgVW2W0
「うん、、、最初はね、、、良かったんだけど。
だけど、まあ1くんも知っての通り、しょっちゅう店に来るじゃんか?仕事が休みの日もそうなんだ。
会っていないときも、度々連絡は来るし。
で、こちらから連絡しないと、あのコはヒステリーを起こしたみたいに騒ぎ立てるし、お陰でろくに寝れなくてね。
それで、ちょっとしんどいなあ、とは思ってる」
カウパーはそうは言うものの、僕に遠慮をしている風ではあったので きっと、それだけで全てでは無いのでしょう。
105 :1:2012/11/09(金) 22:46:45.59 ID:dtfgVW2W0
やはり、カウパーの心境の変化は、柴咲が原因のようでした。
正直、ざまあみろ、という気持ちが無かったわけではありません。
ただ、柴咲という素晴らしい容姿の彼女が出来た引き換えに、カウパーという、立派な年齢の大人の私生活が狂い、落ちぶれていく様は哀れにも思えました。
そして、一歩間違っていれば、僕がそうなっていたのかも知れない、と。
106 :1:2012/11/09(金) 22:47:51.45 ID:dtfgVW2W0
僕は、カウパーとのことを、カウパーメールの件を除いて話しました。
そうそう、鍋の一件も勿論伏せています。
するとカウパーは、何だそうだったのか、とボソリと呟くと暗い表情のまま、事務所に入って行きました。
僕の言葉が、カウパーを楽にさせたのか、それとも効果が無かったのかは分かりませんが。
107 :1:2012/11/09(金) 22:50:27.02 ID:dtfgVW2W0
それから しばらくして、店に女性が来店します。
当時の僕と同い年くらいでしょうか。
その女性は店に入るなり僕に、店長はいます?と訪ねてきました。
ああ、カウパーのお客さんか、と思い、僕は事務所にいるカウパーに、店長、お客さんですよ、と声をかけました。
事務所から出てきたカウパーは、女性の顔を見ても誰だか分からないような表情を一瞬しましたが、「こんにちは、僕がここの店長ですが」と言うと、
その瞬間、女性の顔は豹変したのです。
108 :1:2012/11/09(金) 22:52:16.43 ID:dtfgVW2W0
女性はすごい剣幕で怒鳴りだし、その声は店中に響き渡りました。
他のお客さんもいましたが、それを聞くなり すぐに店から出て行かれるほどに。
カウパーは困った表情で、あの、すいません、他のお客さんもいらっしゃいますから、、と言っても女性の勢いは止まりません。
僕は どうしようかと思いましたが、この状況を外に見られてはまずい、そう思って、店の出入り口を閉めました。
109 :1:2012/11/09(金) 22:54:06.92 ID:dtfgVW2W0
どうやら女性は柴咲の友人らしく、カウパーと柴咲の関係のことで、何やら激しく憤慨していたようなのです。
「柴咲からの連絡、無視してるでしょ!何でよ!」
とか
「あのコは昔の彼氏に酷い捨てられ方をしてるの!」
とか
「お腹の傷のこと、知っているんでしょ!」
とか
「遊びで付き合わないで!」とか、、、。
まるで漫画のような光景で、女性がそんなに怒鳴るのを見るのも初めての経験でしたから、僕はただ、呆然とそれを見ているだけでした。
※書き溜めが終わってしまいました。長くなってしまい、見ている方には申し訳ないです。
110 :名も無き被検体774号+:2012/11/09(金) 22:55:40.69 ID:FeGtSPBk0
おkおk
ゆっくり行こうぜ
114 :1:2012/11/09(金) 23:18:28.52 ID:dtfgVW2W0
ひと通り怒鳴り散らすと、女性は急いで店を出ていってしまいました。
その場に立ち尽くすカウパーと僕。
僕が何も言えないでいると、カウパーは、ぼそっと、
「1くん、、今日はもう店閉めるわ。だから、帰って良いですよ」
それだけ言い残し、カウパーは事務所に戻って行きました。
とてつもなく気まずかったですが、僕は言うとおり荷物をまとめて「すいません、、、お先に失礼します」とだけ告げ、店をあとにしました。
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