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24の俺がこれまでの人生を語ってく
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111 :名も無き被検体774号+:2014/02/18(火) 13:53:03.72 ID:B5Sf2YfC0
Y美との電話を切った俺はM子に電話をかけようと思った

ホテルでのこと気になるし、今は冷静だから


でもかけられなかった 

最低な奴だと思われても仕方ないわ

なんか俺はM子がめんどくさいなと感じていた 

理由は色々あるが やっぱりお父さんとの件が面倒だった

本来なら俺が支えてあげるべきだったのに結局 俺はかけませんでした 

あの頃に戻れるなら俺は絶対かける

かけなかったことでどうなるか 

そのときの俺にはわかるはずもなかった



116 :名も無き被検体774号+:2014/02/18(火) 14:48:33.75 ID:B5Sf2YfC0
旅行から少しして新学期が始まった


上にも書いたように4人は同じクラスだ

久しぶりに学校に行き K輔、Y美以外の仲がいい友人と冬休みなにしたとか どこいったとか 盛り上がってた



117 :名も無き被検体774号+:2014/02/18(火) 14:51:30.03 ID:B5Sf2YfC0
話が盛り上がって気づかなかった 

担任が入ってきて全員が席に着いたときに初めて気づいた


M子がいない



118 :名も無き被検体774号+:2014/02/18(火) 14:54:34.31 ID:B5Sf2YfC0
あれ休みかな? 

そう思った 


旅行の件もあってM子に対する好意は俺の中で だんだんと薄れていってたから

まあ中一だしコロコロ好きな人が変わるのは自然なことだと思う

でも、心のどっかでお父さんとの件が原因でまさか家出?自殺?とか心配してた




119 :名も無き被検体774号+:2014/02/18(火) 14:59:56.64 ID:B5Sf2YfC0
担任「あけましておめでとうございます

新年早々皆さんに悲しいお知らせがあります

M子さんですが、お父さんの仕事の関係で転校することになりました

みんなにお別れの挨拶ができないのが残念だ、今までありがとうと伝えてくださいと言っていました」

       
え?



120 :名も無き被検体774号+:2014/02/18(火) 15:01:32.58 ID:B5Sf2YfC0
驚いた 

突然転校すること

別れの挨拶がなかったこと

何より俺、K輔、Y美の誰もそれを知らなかったこと



121 :名も無き被検体774号+:2014/02/18(火) 15:03:30.96 ID:Cm/dVu3J0
え?


122 :名も無き被検体774号+:2014/02/18(火) 15:07:21.87 ID:B5Sf2YfC0
朝の会の後 俺たち3人は担任に詰め寄った

K「どういうことですか? 転校ってなんですか?」

Y「どこに転校するんですか?」

俺「先生はいつから知ってたんですか?」


担任曰く 正月前から転校することは決まっていた

M子にクラスのみんなには絶対に言わないでほしいといわれた

特に俺ら3人にはいわないで欲しいと

さらに転校する学校も言わないでほしいと

もう転校していて少なくともこの県内にはいない と

俺たちは担任に嘆願した 

せめて何県かぐらいは知りたかった


でも教えてくれなかった 

本人の意思を尊重しなければならない と



124 :名も無き被検体774号+:2014/02/18(火) 15:11:21.38 ID:B5Sf2YfC0
俺は正直泣きそうだった

いくら好意が薄れていたとはいえ、M子は特別な人だった

教えてもらえなかったことが悲しかった


俺らがいないところで父親と2人暮らし

あのことは俺しか知らなかった 

だから俺しか助けてあげられなかった


M子は転校する前に俺にSOSを出していた 

バカだった 

それに気づかなかった


旅行の後 あのとき電話してれば  

悲しさ 悔しさ もどかしさ 

いろんな感情が溢れてきた 



125 :名も無き被検体774号+:2014/02/18(火) 15:20:30.89 ID:B5Sf2YfC0
ここから中一の終わりまでは正直あまり覚えてない

ただボーっとしてた 

休みの日は一日中ボーっとしてることもあった

K輔、Y美も最初の頃こそ 悲しそうだったけど一ヶ月もすると忘れてた

2人が励ましたり遊びに誘ってくれたりしたが俺は行く気になれなかった

なにより罪悪感でいっぱいだった


次第にK輔、Y美とも距離を置くようになっていった

よくわからないけどなんか一緒にいると辛かった

気づけば中一が終わっていた



中一編終了 

中一から色々あって大変でした 

激動の一年だったかなと今は思います


あまり人がいないので いったん休憩します 

書いてたら当時のこと思い出したんで、ちょっと気晴らしに出掛けてきます

もし需要があれば帰ってきて時間作って中二編書かせてください



128 :名も無き被検体774号+:2014/02/18(火) 17:23:54.43 ID:QZRdhmz90
重い

重くてよむのつれー


129 :名も無き被検体774号+:2014/02/18(火) 19:30:30.09 ID:B5Sf2YfC0
今戻りました 晩飯食ったら書いていきます

全部書くとなると俺が24になるまで続くので結構長くなると思いますが書けるようにがんばります




130 :名も無き被検体774号+:2014/02/18(火) 19:49:48.22 ID:B5Sf2YfC0
それじゃあ続き書いていきます

中二編



131 :名も無き被検体774号+:2014/02/18(火) 19:54:37.41 ID:B5Sf2YfC0
中一編の終わりでも書いたように 俺はM子がいなくなってからずーっと空っぽだった 

学校にはいってたし勉強もしてた

部活だってサッカー部で続けてた 

でもいつも空っぽだった


何をしてもつまらない楽しめない 

毎日に疲れてた


新学年 

俺たちは中二になった 

クラスはK輔とY美は同じクラス 

俺だけ違うクラス

でも別に何も思わなかった 

もうそのときは2人とはあまり関わってなかった



133 :名も無き被検体774号+:2014/02/18(火) 20:01:23.76 ID:B5Sf2YfC0
自分でもわかってた 

足りないのはM子だけだった

正直に言えば俺はM子に会いたかった 

でも会えないどこにいるのかすらわからない


そんな味気ない淡々とした毎日が過ぎていった

その一方で 風の便りでK輔とY美が付き合ってることを知った

俺らはもう前みたいな関係には戻れない 

俺の入るスペースはもうなかった

悲しかった



132 :名も無き被検体774号+:2014/02/18(火) 20:00:45.10 ID:p2Z+t3rs0
まってたぞー


134 :名も無き被検体774号+:2014/02/18(火) 20:04:01.05 ID:B5Sf2YfC0
>>132
ありがとう


そんな毎日が過ぎていくだけだと思った

新学年になって2ヶ月ぐらい過ぎたある日 俺は家に帰ると母の靴と男物の知らない靴があった



135 :名も無き被検体774号+:2014/02/18(火) 20:09:54.01 ID:B5Sf2YfC0
もしかしたら そういうことになってるのかも 

恐る恐る居間をのぞくと母と知らない男が座ってた 

母が手招きをしていた 

俺は並ぶ母と男の向かいに座った


母曰く 今付き合ってる人で後々俺の新しい父親になるかもしれないとのこと

男の名はS平 

年齢は聞いてないが母よりだいぶ若く見えた



137 :名も無き被検体774号+:2014/02/18(火) 20:32:18.50 ID:B5Sf2YfC0
S平は無職だった 

夜出かけていく以外はだいたい家にいた

何をするわけでもなく 

でも夜はいつも同じような時間帯に出掛けて朝帰ってくる

最初は働くようになったのかなと思ったがそんな様子はなかった






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