世界で一番好きな人との話
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87 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2015/10/25(日) 00:24:52.35 ID:Zx9v8PJW0.net
そして また月日が経ち 今度は友達と飲む所に急に男がいるって言い出した。
もう店に着くって言われて ここで帰って来いとも言えずに仕方なく許した。
正直この頃から俺は かおりの事が好きって自信持っていえなくなっていた。
あれだけ海での事で二人とも傷ついたのに なぜそういう場に行くのか。
もう俺の事好きじゃないのか。結婚したいとはなんだったのか。
もうわけがわからなくなっていた。
88 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2015/10/25(日) 00:28:07.37 ID:Zx9v8PJW0.net
それでも時間は無常に過ぎてクリスマスやら年越しやらイベントがたくさんあり 俺もまた昔に戻ったように感じていた。
でも結局変わらなかった。
かおりは また飲みに行ってしまった。
もう諦めた。俺が疲れてしまった。
かおりを説得する事も、俺の気持ちを伝える事も。
そんな状態だったからか初めて自分の誕生日に どこもでかけず かおりと二人で過ごした。
まだ かおりの事が好きな気持ちも少し残ってて、でも諦めてて もうどうにかなりそうだった。
89 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2015/10/25(日) 00:32:49.88 ID:Zx9v8PJW0.net
そんな時に俺の仕事が決まった。
紹介されたところだ。
でも3年間くらいまた契約社員で そこから正社員のパターンだった。
いい機会だと思って かおりに報告した。もう別れを覚悟していた。
3年は結婚出来ない。
それに3年しても正社員になれるか分からない。
それでも着いて来てくれる?
かおりは即答で待ってるって言ってくれた。
正直予想外だった。
絶対に待ってるわけ無いと思った。嬉しかった。
でも同時に悲しかった。
かおりも もう24歳になっていた。
今からなら まだ間に合う。
俺よりも もっといい人が沢山いる。
そうすれば早く結婚できる。
かおりは若いママに憧れてた。
そう伝えても かおりは待ってるとしか言わなかった。
1年も支えたんだから3年でも待てるよと。
それ考えてて最近元気なかったの?って言われた。
90 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2015/10/25(日) 00:35:36.35 ID:Zx9v8PJW0.net
何やってるんだろうな俺は。
全然信じて無いじゃん。
かおりは ずっと俺を信じて一緒に居てくれたのに俺は かおりの事何一つ信じてなかった。
感謝と後悔で一杯になった。
めちゃくちゃ謝った。
かおりは何について謝ってるかも分かってなかった。
それからは仕事頑張った。
たとえ契約社員でも頑張れば早めに正社員にしてもらえるかもしれない。そう思った。
91 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2015/10/25(日) 00:38:25.28 ID:Zx9v8PJW0.net
花見の季節になった。
3回も花見をして俺は今年も楽しみだった。
かおりも楽しみにしてるだろうと思ってた。
そんな事は無かった。
4月の予定を聞くと後半は友達と遊びまくるようだった。
少し悲しかったけど仕方なかった。
GWには毎年恒例の旅行に行った。
でも急にかおりの友達も同行してきた。
正直二人きりが良かった。
どちらも凄く嫌な気持ちになったけど俺は信じた。
それに何か言える立場でもなかった。
必死に表に出ないように振舞った。
かおりは ひたすら楽しかったって言ってた。
なら それでいいじゃないかと俺も思った。
92 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2015/10/25(日) 00:40:56.84 ID:Zx9v8PJW0.net
そして3年記念日がきた。
今年も大阪だった。
どうやら かおりの友達が大阪に彼氏がいるようでついでに一緒に行く事になった。
また二人じゃないのかと落ち込んだけど このかおりの友達は俺も結構好きだった。
活発で爽やかで でも落ち込むと凄い落ち込む子そういう所がなぜか気に入ってた。
勿論恋愛感情ではない。
初日は楽しかった。
友達の彼氏は仕事だったから3人で色々回った。
問題は翌日だった。
93 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2015/10/25(日) 00:47:42.65 ID:Zx9v8PJW0.net
俺は人生で初めてのUSJだった。
そして俺ら3人と彼氏を加えて4人で回るはずだった。
ただ肝心の彼氏が来ない。連絡もつかない。
先に入っててと俺と かおりは2人で回った。
でもハリーの時間は決まってるし、乗り物もみんなで乗りたいからと何一つ乗らなかった。
飯も いつ来るかわからないからと食べなかった。
ただ ひたすら散歩してただけだった。
そして夕方頃 何食わぬ顔で彼氏が合流してきた。
謝罪もなしに どんどん勝手に乗り物や行き先を決める彼。
切れそうになった。
でも かおりと友達の前で言うのも気が引けた。
旅行なんだから楽しくいたかった。
それでも態度には出てただろうと思う。
結局予定はめちゃくちゃになりハリーもゆっくり見れなかった。
どうしても行きたかった店も行けなかった。
俺は始めてのUSJで楽しみたかった。
色々と思い出を作りたかった。
金払ってるんだから普通に楽しみたかった。
二人がこの日の為に楽しそうに予定を立ててたのも見てたから余計に悔しかった。
本当に散々だった。
かおりも友達に気を使って何も言わなかった。
友達も彼氏が好きだから何も言わなかった。
俺も何も言わなかった。
94 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2015/10/25(日) 00:50:36.64 ID:Zx9v8PJW0.net
ぎくしゃくしながら帰宅した。
疲れてしまった。
だから かおりの気持ちには気づいてあげれなかった。
本当はそれでも俺に合わせて欲しかったみたいだった。
かおりが友達を大切にしてるのは知ってた。
だからその目の前では嫌そうにして欲しくなかったようだった。
でも無理だったんだ。
95 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2015/10/25(日) 00:53:47.33 ID:Zx9v8PJW0.net
そうこうしてるうちに7月になった。
七夕のディズニーに行った。
そこで短冊に願い事を書くのだけど かおりはてっきり俺と結婚できますようにって書くのかと思ってた。
去年も一昨年も かおりは友達といってて いつもその写真を俺に送ってくれてた。
でも今年は書かなかった。
思えば最近プリクラでも好きとか ずっと一緒とか書かなくなっていた。
ショックだったけど かおりを信じた。
とりあえず忘れて楽しんだ。
96 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2015/10/25(日) 00:56:25.01 ID:Zx9v8PJW0.net
そして帰りの車で かおりに結婚の話をされた。
仕事とか親とか全てを抜きにしたら今すぐ結婚したい?って聞かれた。
正直悩んだ。
大阪の事、海の事、今日の事、男と飲みに行く事。
色々と考えた。
そして今はしないと俺は答えた。
かおりは何も言わなかった。
これが二度目の別れの始まりだった。
97 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2015/10/25(日) 00:59:35.30 ID:Zx9v8PJW0.net
それでも花火したり、映画見たりいつもの日常は続いた。
そしてある日 友達と海に行くと言い出した。
俺は不安だった。でも信じた。
それが全ての間違いだった。
結論的に かおりはまたキスしてきた。
今回は かおりも嫌々じゃないとのことだった。
俺は怒ってしまった。
結局 他の男と遊びたかったんでしょ、結婚したいって俺とって意味じゃなくて誰でもいいから早くしたかっただけでしょと。
途中から気がついていた。
俺が最後のかおりの糸を切ったんだって。
今はしないって言葉がかおりの気持ちを切ったんだって。
98 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2015/10/25(日) 01:04:12.75 ID:Zx9v8PJW0.net
気がついて泣いてしまった。俺が全て悪かったんだ。
俺が泣くと かおりも泣いてしまった。
説明してくれた。でも言われなくても分かってた。
色々話してた。親のこと、仕事の事。それでも信じてた事。
でもやっぱり海でナンパされて この人なら親は反対しないのかなって一瞬でも思ってしまったようだった。
俺は何も言えなかった。
ただ沈黙のまま1時間くらい二人で座ってた。
俺は何を思ったのかドライブ行かない?と言った。
かおりも来てくれた。
車の中では口数は少ないけど いつも通りだった。
告白した公園に気がつくと向かってて行ったら また泣いてしまうと思った。
仕方なく帰ってきた。
ほんとなにがしたかったんだおれは。
そして また月日が経ち 今度は友達と飲む所に急に男がいるって言い出した。
もう店に着くって言われて ここで帰って来いとも言えずに仕方なく許した。
正直この頃から俺は かおりの事が好きって自信持っていえなくなっていた。
あれだけ海での事で二人とも傷ついたのに なぜそういう場に行くのか。
もう俺の事好きじゃないのか。結婚したいとはなんだったのか。
もうわけがわからなくなっていた。
88 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2015/10/25(日) 00:28:07.37 ID:Zx9v8PJW0.net
それでも時間は無常に過ぎてクリスマスやら年越しやらイベントがたくさんあり 俺もまた昔に戻ったように感じていた。
でも結局変わらなかった。
かおりは また飲みに行ってしまった。
もう諦めた。俺が疲れてしまった。
かおりを説得する事も、俺の気持ちを伝える事も。
そんな状態だったからか初めて自分の誕生日に どこもでかけず かおりと二人で過ごした。
まだ かおりの事が好きな気持ちも少し残ってて、でも諦めてて もうどうにかなりそうだった。
89 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2015/10/25(日) 00:32:49.88 ID:Zx9v8PJW0.net
そんな時に俺の仕事が決まった。
紹介されたところだ。
でも3年間くらいまた契約社員で そこから正社員のパターンだった。
いい機会だと思って かおりに報告した。もう別れを覚悟していた。
3年は結婚出来ない。
それに3年しても正社員になれるか分からない。
それでも着いて来てくれる?
かおりは即答で待ってるって言ってくれた。
正直予想外だった。
絶対に待ってるわけ無いと思った。嬉しかった。
でも同時に悲しかった。
かおりも もう24歳になっていた。
今からなら まだ間に合う。
俺よりも もっといい人が沢山いる。
そうすれば早く結婚できる。
かおりは若いママに憧れてた。
そう伝えても かおりは待ってるとしか言わなかった。
1年も支えたんだから3年でも待てるよと。
それ考えてて最近元気なかったの?って言われた。
90 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2015/10/25(日) 00:35:36.35 ID:Zx9v8PJW0.net
何やってるんだろうな俺は。
全然信じて無いじゃん。
かおりは ずっと俺を信じて一緒に居てくれたのに俺は かおりの事何一つ信じてなかった。
感謝と後悔で一杯になった。
めちゃくちゃ謝った。
かおりは何について謝ってるかも分かってなかった。
それからは仕事頑張った。
たとえ契約社員でも頑張れば早めに正社員にしてもらえるかもしれない。そう思った。
91 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2015/10/25(日) 00:38:25.28 ID:Zx9v8PJW0.net
花見の季節になった。
3回も花見をして俺は今年も楽しみだった。
かおりも楽しみにしてるだろうと思ってた。
そんな事は無かった。
4月の予定を聞くと後半は友達と遊びまくるようだった。
少し悲しかったけど仕方なかった。
GWには毎年恒例の旅行に行った。
でも急にかおりの友達も同行してきた。
正直二人きりが良かった。
どちらも凄く嫌な気持ちになったけど俺は信じた。
それに何か言える立場でもなかった。
必死に表に出ないように振舞った。
かおりは ひたすら楽しかったって言ってた。
なら それでいいじゃないかと俺も思った。
92 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2015/10/25(日) 00:40:56.84 ID:Zx9v8PJW0.net
そして3年記念日がきた。
今年も大阪だった。
どうやら かおりの友達が大阪に彼氏がいるようでついでに一緒に行く事になった。
また二人じゃないのかと落ち込んだけど このかおりの友達は俺も結構好きだった。
活発で爽やかで でも落ち込むと凄い落ち込む子そういう所がなぜか気に入ってた。
勿論恋愛感情ではない。
初日は楽しかった。
友達の彼氏は仕事だったから3人で色々回った。
問題は翌日だった。
93 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2015/10/25(日) 00:47:42.65 ID:Zx9v8PJW0.net
俺は人生で初めてのUSJだった。
そして俺ら3人と彼氏を加えて4人で回るはずだった。
ただ肝心の彼氏が来ない。連絡もつかない。
先に入っててと俺と かおりは2人で回った。
でもハリーの時間は決まってるし、乗り物もみんなで乗りたいからと何一つ乗らなかった。
飯も いつ来るかわからないからと食べなかった。
ただ ひたすら散歩してただけだった。
そして夕方頃 何食わぬ顔で彼氏が合流してきた。
謝罪もなしに どんどん勝手に乗り物や行き先を決める彼。
切れそうになった。
でも かおりと友達の前で言うのも気が引けた。
旅行なんだから楽しくいたかった。
それでも態度には出てただろうと思う。
結局予定はめちゃくちゃになりハリーもゆっくり見れなかった。
どうしても行きたかった店も行けなかった。
俺は始めてのUSJで楽しみたかった。
色々と思い出を作りたかった。
金払ってるんだから普通に楽しみたかった。
二人がこの日の為に楽しそうに予定を立ててたのも見てたから余計に悔しかった。
本当に散々だった。
かおりも友達に気を使って何も言わなかった。
友達も彼氏が好きだから何も言わなかった。
俺も何も言わなかった。
94 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2015/10/25(日) 00:50:36.64 ID:Zx9v8PJW0.net
ぎくしゃくしながら帰宅した。
疲れてしまった。
だから かおりの気持ちには気づいてあげれなかった。
本当はそれでも俺に合わせて欲しかったみたいだった。
かおりが友達を大切にしてるのは知ってた。
だからその目の前では嫌そうにして欲しくなかったようだった。
でも無理だったんだ。
95 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2015/10/25(日) 00:53:47.33 ID:Zx9v8PJW0.net
そうこうしてるうちに7月になった。
七夕のディズニーに行った。
そこで短冊に願い事を書くのだけど かおりはてっきり俺と結婚できますようにって書くのかと思ってた。
去年も一昨年も かおりは友達といってて いつもその写真を俺に送ってくれてた。
でも今年は書かなかった。
思えば最近プリクラでも好きとか ずっと一緒とか書かなくなっていた。
ショックだったけど かおりを信じた。
とりあえず忘れて楽しんだ。
96 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2015/10/25(日) 00:56:25.01 ID:Zx9v8PJW0.net
そして帰りの車で かおりに結婚の話をされた。
仕事とか親とか全てを抜きにしたら今すぐ結婚したい?って聞かれた。
正直悩んだ。
大阪の事、海の事、今日の事、男と飲みに行く事。
色々と考えた。
そして今はしないと俺は答えた。
かおりは何も言わなかった。
これが二度目の別れの始まりだった。
97 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2015/10/25(日) 00:59:35.30 ID:Zx9v8PJW0.net
それでも花火したり、映画見たりいつもの日常は続いた。
そしてある日 友達と海に行くと言い出した。
俺は不安だった。でも信じた。
それが全ての間違いだった。
結論的に かおりはまたキスしてきた。
今回は かおりも嫌々じゃないとのことだった。
俺は怒ってしまった。
結局 他の男と遊びたかったんでしょ、結婚したいって俺とって意味じゃなくて誰でもいいから早くしたかっただけでしょと。
途中から気がついていた。
俺が最後のかおりの糸を切ったんだって。
今はしないって言葉がかおりの気持ちを切ったんだって。
98 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2015/10/25(日) 01:04:12.75 ID:Zx9v8PJW0.net
気がついて泣いてしまった。俺が全て悪かったんだ。
俺が泣くと かおりも泣いてしまった。
説明してくれた。でも言われなくても分かってた。
色々話してた。親のこと、仕事の事。それでも信じてた事。
でもやっぱり海でナンパされて この人なら親は反対しないのかなって一瞬でも思ってしまったようだった。
俺は何も言えなかった。
ただ沈黙のまま1時間くらい二人で座ってた。
俺は何を思ったのかドライブ行かない?と言った。
かおりも来てくれた。
車の中では口数は少ないけど いつも通りだった。
告白した公園に気がつくと向かってて行ったら また泣いてしまうと思った。
仕方なく帰ってきた。
ほんとなにがしたかったんだおれは。
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