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バイクで日本一周してる女の子と仲良くなった話
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44 :譲二兄貴:2011/12/26(月) 09:46:50.62 ID:DP/9YheF0
生産技術屋さんの俺は一応週休二日なのだが、製造業なので現場は土日関係なし。

故に土日昼夜関係無しに容赦なく呼び出されるのがデフォだ、でも今週の土日だけは勘弁してもらう事にした。

誰でも長い人生の中で色々な事があるだろうが、夏の北海道で出会った女の子と過ごす秋の週末がそう何回も有るとも思えない。

金曜は全身全霊で仕事をこなし、定時で上がって携帯の電源を切り家電は留守電にした、準備万端だwwww


俺『おうただいま、今日は何やってた?』

冬美『お帰りなさい譲二さん、イマイチ天気悪かったですから・・・・また本棚の前で一日中過ごしてました』

俺『本なんて どこでも読めるだろーが、せめて温泉行くとかしたらどーよ?』

冬美『いやー、でも自分以外の人の本棚って、何だか楽しくってwww、譲二さん見かけによらず読書家だしwww』

俺『へ?、俺が読書家?ここにあんのは西原理恵子とか はじめの一歩とかスラムダンクとか しょうもねーマンガばっかりだろーよwww』

冬美『そんなこと無いですよ、本棚って人が表れるし、・・・・譲二さんらしいなあってwww』

俺『はー、まあ一人の日中に何しようがお前の勝手だけどな・・・、でも明日は晴れるみたいだし、サクッと走りにいかねーか?』

冬美『いいですね!・・・・あの、じゃあ行きたい所、ていうか したいことがあるんですけど・・・?』

俺『ん?なんだ?』

冬美『・・・・・・・林道に、行ってみたいんです、あの、普段あんな格好してますけど、実は、その・・・・』

俺『・・・?????』

冬美『あの、あんなバイク乗ってますけど、実は林道とかダートとか、まともに走ったこと無くて・・・』

俺『・・・・・なるほどwwww、で、この機会に初体験してみたい、てー訳だなwww、おkおk!、やばい所連れてってやるwww』

冬美『ちょwwwwあんま やばいとこはwwwwヤメテホシスwww』


そんな訳で その翌日の土曜日は、冬美と連れ立って某林道に行く事になった。

それまでも何回となく日帰りで通った林道だが、その翌日にそこで起こったあるアクシデント。

一生忘れられない思い出の大きな山場が、いきなりそこで起こったのだ。



45 :譲二兄貴:2011/12/26(月) 09:49:04.58 ID:DP/9YheF0
そういえば ぬこと冬美のファーストコンタクトを書いてなかった。

てな訳で、今更 ぬこと冬美出会うの巻。姉ちゃんちで潰れた次の晩の話ね。

続き

大雑把なスパゲッティを食いながらビールを飲み(やっぱり飲むww)、その後は さきイカをつまみに2人でバーボンを舐めていた。

冬美は水割りでグイグイ、俺は生でチビチビと。飲む程に酔うほどに話は弾み、どんどん いい酒になっていく。


冬美『そういえば譲二さん、ウチにぬこが居るって言ってませんでした?』

俺『ああ居るよ、でも居ない時は1週間くらい平気で居ないからな、昨日の朝は居たけど今日はどうかな?』

冬美『そうですか・・・、会いたいんですけど、仕方ないですよね、何せ ぬこだしwww』

俺『ああそうだな、まあ気が向けば帰って・・・んん?』


その時 居間の網戸が急にガタゴト音を立てた、俺は聞きなれているが冬美は驚いている様子。

冬美『ちょwwwなんすか そのラップ音www』

俺『ああ、噂をすれば何とかだな、おいお客さんだ、上がって挨拶しれwww』


サッシと網戸を両方開けると、ささっとセスエンスローjrが居間に入ってきた。

サイズは虎の子並みで顔は般若系の悪人顔、はじめて見る冬美に若干戸惑い気味だが別におびえる風でもない。

悠然と歩を進めて定位置であるテレビの上にジャンプして上がり、いつもの様に上から目線で人間どもを睥睨し始めた。

冬美『わー・・・・・、すごーい大きいー・・・、百万回生きたぬこにそっくり・・・・』

俺『なんだそれ化けぬこか?、鍋島とかの?』

冬美『ちょww違いますってww絵本のキャラクターですYO!』

俺『絵本?こんな可愛くないのが子供向けの絵本?、子供トラウマになるんじゃねえかwww』

冬美『いや、確かに可愛くないんですけどねwww、でも泣けちゃうんですよ、それに作者がバイク乗ってんですYO!』




46 :譲二兄貴:2011/12/26(月) 09:50:57.55 ID:DP/9YheF0
俺『バイク乗ってる絵本作家?若いのか?』

冬美『いやーそれが その絵本てもう三十年くらい前の絵本で、著者近影の写真がバイクに跨って笑ってる写真でーwww』

俺『そんな昔にバイク乗ってたのか、CBナナハンとかならカッコイイなー、でも もうかなり爺さんだよな?』

冬美『え?、いやあの女の人ですよ、佐野洋子さんて人、ビシッと決めてて、もう、女バイカーの元祖って感じ!』

俺『へー!、そんな昔に女がバイク乗ってて、しかも職業が絵本作家か、なかなかの大物だな!』

冬美『そうなんですよー、もうかっこよくって!あんな風になりたいなあ・・・・・』

俺『そーか、お前がそんなに言うんならナカナカのアレなんだろうな、俺も一度読んでみっかなwww』

冬美『あーもう、早く譲二さんに読ませたい!、本当にそっくりなんですよ、この、えっと・・・?』

俺『セスエンスローjrだよwww、でもみんなただ単にぬこって呼んでるww』

冬美『なんすかその外人wwww』


このあたりで2人とも酒が脳まで回ってしまい、記憶は定かでないwwww

2人で膝を突き合わせ、GARRRRRの付録(林道ガイド)等をつまみに更に飲んだくれた。

まー毎日この様な事を繰り返しつつも、ついに記念すべき週末はやって来る。

金曜はガルルとバックオフを部屋いっぱいに開いてあーだこーだ、最終的に選んだのは奥羽山脈をまたぐ峰越林道の内の一つ。

当日の朝六時半に起きて居間に行くと、もう気合充分の冬美が朝飯の準備を済ましていた。



47 :譲二兄貴:2011/12/26(月) 09:53:28.45 ID:DP/9YheF0
台所で朝飯の支度をしていた冬美に おはようと声をかけ、すでに開けられていたカーテンから外を見ると秋晴れのいい天気だ。


俺『おう、いい天気だな、昨日は雨で今日は晴れ、絶好の林道日和だなww』

冬美『え?晴れがいいのは分かりますけど、昨日が雨だとなんでいいんですか?』

俺『いやあのな、雨降ると林道の穴ボコに水たまったり、小さな沢みたいな流れになってたりしてなwww』

冬美『えー・・・まさか わざわざそこに突っ込んだり・・・・するんですねwwwww』

俺『台風級の雨風だと土砂崩れ起こってたりして危ないけどな、ちょっとぐらいの雨で湿り気があるくらいが楽しいんだよ』

冬美『・・・・・やっぱり、行くの止めようかな・・・・・・・』

俺『大丈夫だよ、道幅いっぱいの深い水溜りや流されそうな濁流なんて そうそう無いからwww、やばいと思ったらすぐ引き返せばいいんだよ。』

冬美『・・・・分かりました、あのあたし、超遅いと思いますけど、置いていかないで下さいね!』

俺『おkおkwww、行く前からあまり考えんな、さ、朝飯くうべ、うまそーだなおいwww』


御飯、味噌汁、半熟の目玉焼き、もやしとほうれん草の炒め物、美味い、マジで美味い。

朝から二回もお代わりしてしまうほどだ、きっといい奥さんになるわ こいつwww


飯を食い終わって出発の準備を整える、行き先が林道なので2人とも当然のフル装備だ。

2人ともジャージの中に着込むタイプのプロテクタージャケット、モトパンにオフブーツ、ニーシンガード。

リアシートにテルモスと工具が入ったバッグを括り付け、待ちかねている冬美を促していざ出発。

冬美はリアシートに例のEDジャケットと小さ目のバッグをくくりつけ、普段と違う勝負ジャージ(本人談)でバッチリ決めている。

目に痛いくらいの真新しい赤いジャージは やっぱりキツネ印なのだが、胸の辺りにFOX HONDAとロゴが入っている。

ワークス向けの非売品ぽいけど、まあ多分コラボ商品という奴だろうな。その辺の林道でも冬美的にはサハラかバハなのかもwww

俺はいつもの着古したジャージだ、コケまくって付いた草の汁やら泥やら何やら得体の知れない汚れと穴だらけ。



48 :二兄貴:2011/12/26(月) 09:55:35.16 ID:DP/9YheF0
暫く走ると単線の道→舗装道→砂利道、順調に道路況が変して

砂利道を数キロ行くとう山の麓だが、この林道は山頂ま ほとんどたの砂利道だ。

冬美に言ったが、林道体験のをガレ場だのゲだのほど鬼じゃない

山に少し前の園の場でイクをめ、山をしながら注項などレコレ説明した。


『山か峠までは ここか尿らい、こまは ただの砂利道だから走りやすい姿

美『そすか・・・でも不安だなあ・・・転んだらうし・』

俺『こけねえ様に自のペーで行ば良んだったりしねえら心配スンナ』

冬美『は・・りました、じゃ願いします!』

『おk、そのにちょっとだ、ここで8いてみ、いや教所のアレじなくてな、ちょっと見てれ。』


バイク屋主催のダ習会参加した事があり、そのに教もらった事をのままやって見つもり

してクに曲がる方法と、スタンディじは膝ではなくるぶしイクをホールドする事とか。

俺だってちゃん出来ているわけゃないだろうが、ト初冬美には一応教えてなけばと思ったのだ

少し乗せてモトクロッサーの加速は凄かっあ、金がったら俺も欲なあ、の時ふ思う。


冬美・・、えっと、すか?』

俺『うそうそうまあ利道とことこくら それで大丈夫だろ、もう少練習した行っ見るか』

冬美『はい!』


十分近く その駐車場に居ただろうか、合を見て冬美を促し、いいよ山に向けて出発だ。




49 :譲二兄貴:2011/12/26(月) 09:56:40.58 ID:DP/9YheF0
砂利道の直線を一キロほど行くと、いよいよ山の麓から森の中に入っていく。

山菜取りの車がガンガン入ってくるような場所なので、ガレ場好きの俺は正直面白くないww

だが今日は自分ではなく冬美の為に ここに来たのだ、ホスト兼ガイドに徹しなければならない。

充分に抑えたペースで走りながらミラーで後ろを確認しつつ、前から車やバイクが来ないか、危険な箇所は無いか。

冬美も そんなに危なっかしい感じでもなく、とことこと走って付いて来る。

ゆるいカーブでも少々大げさに足を出したり、別に立たなくてもいいでしょ、て時に立ってるくらいはご愛嬌か。


数キロで森林限界を超え眺望が開ける、林道好き山好きには説明の必要はないだろう、正に絶景である。

久々の絶景にも気を取られず後ろに注意をはらって走り続ける、たまに止まって冬美に声をかけて様子を窺ったり。

その後も峠につくまでは特に問題なく走れた、三十分もかかっただろうか、ちょっとだけ広くなった山頂部分に無事到着した。


俺『はい、おつかれさん、無事山頂に到着ですwww、どーよ、楽しかったべ?』

冬美『いやー、もう、本当に楽しい!それにすんごい景色!、林道最高!、でも腕はパンパンっすwww』


冬美の林道デビューは とりあえず順調だった、ここまではね、でもこの後があまり良くなかったなあ。



50 :譲二兄貴:2011/12/26(月) 10:06:14.23 ID:DP/9YheF0
冬美が先に走るのは別に構わないが、上りと下りは走り方が違う、当たり前のハナシだが。

上りみたいにアクセルを開ければ当然オーバースピードだし、ビビッて開けなさ過ぎればコントロールし辛くなる。


俺『分かってるとは思うけどな、下りだぞ、大丈夫なんだな?』

冬美『はい、あの、大丈夫だと思います、何だか前に譲二さんが居ると、付いていかなきゃって焦っちゃいそうで・・・』

俺『・・・・・俺、ゆっくり走るよ?』

冬美『はいあの、それは頭では分かってるんですけど、やっぱりどうしても、ねえwww』

俺『まあ、それはそうだな、逆の立場なら俺もそう思うかも知れんしなー』

冬美『わがまま言ってスミマセン、じゃあ すんごく遅いと思いますけど、見守ってて下さい!』

俺『おk、じゃあ そろそろ行くか。』

冬美『はい!』


2人ともヘルメットをかぶりゴーグルを顔に合わせ、アイドリングが落ち着いた頃に冬美がゴーグル越しに視線を寄越してきた。

俺は視線を外さないように気をつけてコクンと頷き、冬美は それを見て頷き返してからクラッチを繋ぐ。

一呼吸遅れて俺も続き、なるべく視野を大きく、マクロ的に状況を見るように心がけて進む。


危険を感じるくらいおかしい走り方をしたり、何か異常を感じたら即座に前に出て注意を促せるように。


・・・・・・まあ、かなり神経を使って走っていたわけだ、これは前を走っていても同じ事だが。

上りより少々長い時間をかけて来た道を下り、何とかかんとか農道の砂利道部分まで戻ってこれた。

両側には大根やら何やらを作っている畑が続き、落ちれば死ぬ崖っぷちに比べれば何とも長閑な風景だ。

それまでは精々時速20〜30キロ程度しか出して居なかったのだが、長閑な風景で気が緩んだのだろう。

冬美は急にアクセルを開け始め、50キロ程度に巡航速度を上げてきた。


・・・・・こりゃ少しやばいかな、と思った時にはもう遅く、あっと言う間の出来事だった。



51 :譲二兄貴:2011/12/26(月) 10:08:19.63 ID:DP/9YheF0
農道をバイクで走る上で気を付けなければならない事の第一は、まず農作業の邪魔にならない事。農作業の為にある道なのだからそれは当然だ、


第二に気をつけなけらばならないのは、道に刻まれた轍。轍そのものはどうって事無いのだが、道の中央部分が車輪で削られずに残り、そこに生えた雑草が嵩を上げる。

結果的に細い道が2本ある様な状態になり、バイクで走るのにはあまり適さない形状だ。

山から出てすぐは あまり轍らしい轍ではないが、200メートルも走ると前述のような走りにくい状態になる。

けわしい山から出た開放感から迂闊にアクセルを開け過ぎた冬美は、あっと言う間にエグくなる轍に気付き、ビビッた。

冬美はビビリから急にアクセルを戻し、フロントブレーキを強くかけてしまったのだろう。

ゆるいカーブの途中でバハのコントロールを失った冬美は、なすすべなく道中央の出っ張り部分に突っ込んでいく。

バハはけつまづく様な感じで一回転して畑の横に転がって停まり、冬美はその横に背中から落ちて大の字になった。

俺はバイクを横に停めて冬美の側に駆け寄り跪き、大の字になった冬美に向かって大声で叫




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