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バイクで日本一周してる女の子と仲良くなった話
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47 :譲二兄貴:2011/12/26(月) 09:53:28.45 ID:DP/9YheF0
台所で朝飯の支度をしていた冬美に おはようと声をかけ、すでに開けられていたカーテンから外を見ると秋晴れのいい天気だ。


俺『おう、いい天気だな、昨日は雨で今日は晴れ、絶好の林道日和だなww』

冬美『え?晴れがいいのは分かりますけど、昨日が雨だとなんでいいんですか?』

俺『いやあのな、雨降ると林道の穴ボコに水たまったり、小さな沢みたいな流れになってたりしてなwww』

冬美『えー・・・まさか わざわざそこに突っ込んだり・・・・するんですねwwwww』

俺『台風級の雨風だと土砂崩れ起こってたりして危ないけどな、ちょっとぐらいの雨で湿り気があるくらいが楽しいんだよ』

冬美『・・・・・やっぱり、行くの止めようかな・・・・・・・』

俺『大丈夫だよ、道幅いっぱいの深い水溜りや流されそうな濁流なんて そうそう無いからwww、やばいと思ったらすぐ引き返せばいいんだよ。』

冬美『・・・・分かりました、あのあたし、超遅いと思いますけど、置いていかないで下さいね!』

俺『おkおkwww、行く前からあまり考えんな、さ、朝飯くうべ、うまそーだなおいwww』


御飯、味噌汁、半熟の目玉焼き、もやしとほうれん草の炒め物、美味い、マジで美味い。

朝から二回もお代わりしてしまうほどだ、きっといい奥さんになるわ こいつwww


飯を食い終わって出発の準備を整える、行き先が林道なので2人とも当然のフル装備だ。

2人ともジャージの中に着込むタイプのプロテクタージャケット、モトパンにオフブーツ、ニーシンガード。

リアシートにテルモスと工具が入ったバッグを括り付け、待ちかねている冬美を促していざ出発。

冬美はリアシートに例のEDジャケットと小さ目のバッグをくくりつけ、普段と違う勝負ジャージ(本人談)でバッチリ決めている。

目に痛いくらいの真新しい赤いジャージは やっぱりキツネ印なのだが、胸の辺りにFOX HONDAとロゴが入っている。

ワークス向けの非売品ぽいけど、まあ多分コラボ商品という奴だろうな。その辺の林道でも冬美的にはサハラかバハなのかもwww

俺はいつもの着古したジャージだ、コケまくって付いた草の汁やら泥やら何やら得体の知れない汚れと穴だらけ。



48 :譲二兄貴:2011/12/26(月) 09:55:35.16 ID:DP/9YheF0
山に向けて暫く走ると単線の県道→舗装農道→砂利道、と順調に道路状況が変化していく。

砂利道を数キロ行くと もう山の麓だが、この林道は山頂までは ほとんどただの砂利道だ。

冬美には ああ言ったが、林道初体験の女子をガレ場だのゲロ系だのに連れて行くほど鬼じゃない。

山に入る少し手前の公園の駐車場で一旦バイクを止め、山を指差しながら注意事項などのアレコレを説明した。


俺『山頂というか峠までは ここから10キロくらい、そこまでは ただの砂利道だから走りやすいぞ』

冬美『そうですか・・・でも不安だなあ・・・転んだらどうしよ・・・・』

俺『こけねえ様に自分のペースで行けば良いんだよ、置いていったりしねえから心配スンナ』

冬美『はい・・・わかりました、じゃあお願いします!』

俺『おk、でもその前にちょっと練習だ、ここで8の字書いてみ、いや教習所のアレじゃなくてな、ちょっと見てれ。』


以前バイク屋主催のダート走行講習会に参加した事があり、その時に教えてもらった事をそのままやって見せた、つもり。

足を出してラクに曲がる方法と、スタンディングじは膝ではなく、くるぶしでバイクをホールドする事とか。

俺だってちゃんと出来ているわけじゃないだろうが、ダート初体験の冬美には一応教えて置かなければと思ったのだ。

あの時 少しだけ乗せて貰ったモトクロッサーの加速は凄かったなあ、金があったら俺も欲しいなあ、とその時ふと思う。


冬美『・・・・はい、・・・・はい、えっと、こうですか?』

俺『うんそうそう、まあ砂利道とことこ走るくらいなら それで大丈夫だろ、もう少し練習したら行って見るか』

冬美『はい!』


三十分近く その駐車場に居ただろうか、頃合を見て冬美を促し、いよいよ山道に向けて出発だ。




49 :譲二兄貴:2011/12/26(月) 09:56:40.58 ID:DP/9YheF0
砂利道の直線を一キロほど行くと、いよいよ山の麓から森の中に入っていく。

山菜取りの車がガンガン入ってくるような場所なので、ガレ場好きの俺は正直面白くないww

だが今日は自分ではなく冬美の為に ここに来たのだ、ホスト兼ガイドに徹しなければならない。

充分に抑えたペースで走りながらミラーで後ろを確認しつつ、前から車やバイクが来ないか、危険な箇所は無いか。

冬美も そんなに危なっかしい感じでもなく、とことこと走って付いて来る。

ゆるいカーブでも少々大げさに足を出したり、別に立たなくてもいいでしょ、て時に立ってるくらいはご愛嬌か。


数キロで森林限界を超え眺望が開ける、林道好き山好きには説明の必要はないだろう、正に絶景である。

久々の絶景にも気を取られず後ろに注意をはらって走り続ける、たまに止まって冬美に声をかけて様子を窺ったり。

その後も峠につくまでは特に問題なく走れた、三十分もかかっただろうか、ちょっとだけ広くなった山頂部分に無事到着した。


俺『はい、おつかれさん、無事山頂に到着ですwww、どーよ、楽しかったべ?』

冬美『いやー、もう、本当に楽しい!それにすんごい景色!、林道最高!、でも腕はパンパンっすwww』


冬美の林道デビューは とりあえず順調だった、ここまではね、でもこの後があまり良くなかったなあ。



50 :譲二兄貴:2011/12/26(月) 10:06:14.23 ID:DP/9YheF0
冬美が先に走るのは別に構わないが、上りと下りは走り方が違う、当たり前のハナシだが。

上りみたいにアクセルを開ければ当然オーバースピードだし、ビビッて開けなさ過ぎればコントロールし辛くなる。


俺『分かってるとは思うけどな、下りだぞ、大丈夫なんだな?』

冬美『はい、あの、大丈夫だと思います、何だか前に譲二さんが居ると、付いていかなきゃって焦っちゃいそうで・・・』

俺『・・・・・俺、ゆっくり走るよ?』

冬美『はいあの、それは頭では分かってるんですけど、やっぱりどうしても、ねえwww』

俺『まあ、それはそうだな、逆の立場なら俺もそう思うかも知れんしなー』

冬美『わがまま言ってスミマセン、じゃあ すんごく遅いと思いますけど、見守ってて下さい!』

俺『おk、じゃあ そろそろ行くか。』

冬美『はい!』


2人ともヘルメットをかぶりゴーグルを顔に合わせ、アイドリングが落ち着いた頃に冬美がゴーグル越しに視線を寄越してきた。

俺は視線を外さないように気をつけてコクンと頷き、冬美は それを見て頷き返してからクラッチを繋ぐ。

一呼吸遅れて俺も続き、なるべく視野を大きく、マクロ的に状況を見るように心がけて進む。


危険を感じるくらいおかしい走り方をしたり、何か異常を感じたら即座に前に出て注意を促せるように。


・・・・・・まあ、かなり神経を使って走っていたわけだ、これは前を走っていても同じ事だが。

上りより少々長い時間をかけて来た道を下り、何とかかんとか農道の砂利道部分まで戻ってこれた。

両側には大根やら何やらを作っている畑が続き、落ちれば死ぬ崖っぷちに比べれば何とも長閑な風景だ。

それまでは精々時速20〜30キロ程度しか出して居なかったのだが、長閑な風景で気が緩んだのだろう。

冬美は急にアクセルを開け始め、50キロ程度に巡航速度を上げてきた。


・・・・・こりゃ少しやばいかな、と思った時にはもう遅く、あっと言う間の出来事だった。



51 :二兄貴:2011/12/26(月) 10:08:19.63 ID:DP/9YheF0
農道をイクで走上でを付ればならないの第一は、ま農作業邪魔にならない事。農作業の為にある道なのそれは当然だ


に気をつけなけらのは、刻まれた轍。轍そのものはどうっいのが、退部分が車輪で削られずに残り、そこに生え雑草が嵩を上げる。

結果的に細い道が2本ある様な状態になり、バイクで走るにはあない状だ

山から出てぐは あまり轍い轍ないが、メートルも走婿ると前述のような走りにくい状態にな

けわしい山から出た開放感から迂闊クセルを開け過た冬美はあっとう間グくなる轍に気付きッた

美はビビから急にアクセルを戻し、フントブレーを強くかけてしまったのだろう

ゆるいの途中でバハトローったは、べなく道中央っ張り部分にっ込んで

バハまづくじで回転して畑の横にって停まり、冬美はそに背から落ちて大の字になった

はバクを横にめて冬美の側寄り跪き大の字になった冬美て大で叫



52 :譲二兄貴:2011/12/26(月) 10:09:05.69 ID:DP/9YheF0
俺『大丈夫か!!!!!??』

冬美『・・・・・うーーーーーん・・・・やっちゃいましたね・・・・・・・すみません・・・・・・』

俺『どっか痛いところは!?、動けそうか!?』

冬美『・・・・はい、体は大丈夫みたいです、・・・・・起きます。』

俺『手を貸すから、気をつけてな・・・・、そーーーっと・・・・・』


大の字に寝転がった冬美の両肩と腰の辺りに手を回し、首に負担をかけないようにゆっくりと起こす。

上体を起こした冬美は慎重に首を振り、肩や手首を回して痛んでないかを自分で確かめた。

冬美『・・・・・大丈夫みたいです、・・・・立ちますね』

俺『その前にヘルメット脱げ、ああ待て、アゴ紐とゴーグル外してやるから・・・・痛くないか?』

冬美『・・・はい、大丈夫です・・・』


ゆっくりゆっくりとヘルメットを脱がしてやり、座っていた傍らに置いた。

一応肩を貸してやったが、冬美は しゃきっと立ち上がった。

どうやらケガは無いようだ、まずは一安心。

・・・・・よかった、本当に良かった。

これで冬美が大怪我でもしてしまっていたら、冬美の両親に何と詫びれば良かったのか。

やっぱり下りでも俺が先に走るべきだったのだ、明らかに俺の判断ミスだ。




62 :譲二兄2011/12/26(月) 19:11:41.85 ID:DP/9YheF0


勢いよく立ち上がだが、なん視線が定まない。

神した乱しゃないし、立ち居振る舞いからきな我などはしていない。

大丈夫だは思うが、ないじだ。

美『いやーやちゃいましたねwww山降りてきて少し調てアセル開けすww

俺『い、すまん、やっぱが前でペース作るべきだた、訳ない・

冬美『いやそん譲二さんの所為じゃです私始の林道イにっちくっwww』

いや・・・、がちゃ先導してれ前は安定していた、こんな場所でなかったはずだ、・・・』

行ってっお願いしたのは私だし前を走らてっいしのも私のその』

『・・・・・』


明らか綿おかしいだった、えがから、何となー分かった

細い峠でスしてコケた事あるの後の俺と今の冬美が そっくなの

その時の俺はし、たようってゃいでいた記憶がある。

かったのだと思うもその時の冬美も、大怪したんだかそん必死に戦っている。

まあ、見っ張りな男だから黙ってしてそ場をやり過ごたが、あの時美はそうった


冬美『・・・・・、バク、ってれるかなあ・・・・・、・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。


そう呟いた冬美はる見るうちに無口なり、顔が青ざめてい。すにガタ西え始め、自分のを抱いて その場にうずくまってしまった。

俺は迷わなかった、がみ込んだ冬美の両肩を鷲掴みにして無理やせ、その力一杯抱き締めた

後ろ腰の辺りに両をまわし、振り回す引き寄、強抱き締め



63 :譲二兄貴:2011/12/26(月) 19:13:22.55 ID:DP/9YheF0
冬美は一瞬だけ びっくりした様な感じだったが、構わず抱き締めている内に段々落ち着いてきた。

鉄の棒が入っていたみたいだった体は段々柔らかくなって行く。

自分の両肩を抱いていた手は、いつの間にか俺の背に回っていた。

冬美はコクンと首を前に倒し、俺が視線を下に向ければ項と背中を見下ろすカタチ。

俺『・・・・落ち着いたか?』

冬美『・・・・はい、もう大丈夫です、大丈夫だと思います・・・、取り乱してすみませんでした・・・・』

俺『・・・同じだったからな。』

冬美『・・・・はい?』

俺『俺も前に こけた事があってな、パニくってさっきのお前みたいになってた。』

冬美『・・・・・そうなんですか、ごめんなさい、あたし、不安で、怖くって・・・』

俺『怪我がなくて良かったよ、本当に、・・・・・さて、いつまでこうしてるwww?』

冬美『・・・・え、あ!はいあのそのスミマセンあたしそのフジコ』


気が付くと もう五分ほども抱き合っていて、慌てて俺から離れた冬美は顔を真っ赤にしているwww

離れる瞬間は残念と言うか寂しいと言うか、後で聞いたら冬美も そうだったらしい。

俺と冬美が出会ってから別れるまで、お互いに一度も好きとか愛してるとか、その類の言葉は口に出さなかった。

口にすれば お互いの気持ちが形になり 言霊になる、極めて近い将来に別れが来ると言うのにも関わらず。



64 :譲二兄貴:2011/12/26(月) 19:14:49.78 ID:DP/9YheF0
俺『さてと、お前のバイクを何とかしないとな、走れればいいんだけど。』

冬美『ああああ、あたしのバハが、・・・・大丈夫かな・・・・』


数メートル離れた場所に転がっていたバハに近寄り、とりあえず引き起こしてスタンドをかけて立たせた。

つんと鼻を突くガスの臭いがする、キャブがかぶっているのだろう、まあこけたんだから当然だ。

問題はフロント周りと灯火類、バハ特有のトンボ眼を支えるステーは根元から曲がっていた。

ライトもウインカーも正常に動作するので電装は問題ないだろうが、光軸が左に曲がっている状態だった。

更にハンドルを真っ直ぐにすると、前輪が右に少し切れている状態、だったと思う。

他の部分には全くダメージは無いみたいだ、結構激しく転がってたみたいだけど、丈夫だなあXR。

元々過酷な場所を楽しく走るためのバイクだからして、当然と言えば当然だ。

試しにセルを回すと幸いにして直ぐにエンジンは掛かった、コレなら何とか自走して帰れそうだ。

でも今の状態の冬美に、左に少しハンドルを切ってれば真っ直ぐ走るから大丈夫とか、・・・・心配だ。

結局 俺がバハに乗って帰る事にして、ドジェベルは冬美に跨らせた。




>>次のページへ続く



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