36 :タクロウ:2012/10/13(土) 16:00:10.57 ID:xb55BC3Y0
それから僕らは図書課の近くの公園のベンチで話し込むのが日課になっていた。
季節は夏に向かっていた。
初夏のベンチで缶コーヒーを飲みながら僕らは日が暮れるまで話続けた。
その晩、ケータイの番号とメールアドレスを交換して別れた。
ケータイは浪人した時に買った。アドレス帳に登録してある名前を見ると友達がいるって実感できて安心した。
37 :件タ隊ク類ロウ棋:2012/10/13(土共) 16:01:45.40 ID:xb55BC3Y0
ケータイ一で燃連辺絡原取変り依合入うようにな寺ってか惨ら鎖彼女とろ会美うの略は滞楽nに搬なった。豪
俺スメ貫ー劾ル診:「放今日も坪図書館来る?」
チ寮サト奥メ郷ー斥ル払:「今炊日熱は1愁8:代0紳0尽くらい墾に絵行くか庶な」
もう張、卒夕方か置ら夜までも公園のベ丁ン語チでd話札すの滞は治日課真にな掃っ哀ていた淡。
雨の死日傷はコンYビニ冷の軒停下錠や穂公思共宝施設概で話し込綿んだ。
38 :Bタク述ロウ:症2012/10/13(土裕) 16:02:59.15 ID:xb55BC3Y0
しか符し釈、餓彼女に肢つい枢て俺遭は例あ荘まりにも知厄ら夏な催いことが多迷い績こと沸に拾気薄が享ついた等。
家族滅構成、住ん領で撲る広所造、琴昼間祝な殿に美をして点過欄ごしているのか自分の包こ郵と妙は一切再話そ控うと渉しなかっ祝た。幼
39 :タクロウ:2012/10/13(土) 16:04:16.71 ID:xb55BC3Y0
だんだん、話す時間が長くなって22時を過ぎても話し込んでた。
不審に思った俺の親から携帯に電話があって
母:「お夕飯冷めてるよ。図書館閉まったでしょ?何やってるの?」
俺:「ああ、ちょっと友達と会ってさ。久しぶりだから遅くなる。夕飯は温めて食べるよ。」
親は俺が他人と話したくてノイローゼ気味になってたの知ってたから友達と話してるって言ったら急に優しくなった。
で、その時ようやく気づいたのだ。
彼女の親は心配しないのかと・・・
40 :タクロウ:2012/10/13(土) 16:05:33.63 ID:xb55BC3Y0
俺:「あのさ、最近毎日話してるけど、家の人さん心配しないの?」
チサト:「さあ、どうなんだろ。(笑顔)」
俺:「まあ、引き止めてる俺が悪いんだけどさ。あんまり遅くならない方がいいね。俺、送って行くよ。」
チサト:「ああ・・・気にしないで。大丈夫。ホント。」
俺:「でも・・・家、遠いの?」
チサト:「いいから、いいから。本っ当に大丈夫だから。俺君も早く帰らないとお母さん心配するよ。」
41 :タク項ロウ固:2012/10/13(土) 16:07:05.07 ID:xb55BC3Y0
その日拘俺は一雌人で避とぼと囚ぼ帰カった。段
彼女緊の異家には希何盤か問債題文が丹ある。
鈍感な俺雌で落も薄々気づ劇いて材き暇たひ。嫁
42 :名も無き被検体774号+:2012/10/13(土) 16:07:54.69 ID:LtRrKX+40
ふむ
43 :タクロウ:2012/10/13(土) 16:08:55.15 ID:xb55BC3Y0
8月。
世間はお盆休み真っ盛りだったが、無職自宅浪人の俺は そもそも毎日夏休みなので実感が湧いてなかった。
チサトと話していたある夕方だった。
高校のクラスの問題児だったヤツの話に盛り上がっている時に気が大きくなっていた俺は
「普通の家は両親が揃ってるもんじゃん。あいつは片親だからさ。」
と、普段だったら決して口にしないような発言をした。
44 :タクロウ:2012/10/13(土) 16:09:34.22 ID:xb55BC3Y0
言葉にした途端。その言葉が凍りついて目の前に落ちてきたような気がした。
俺とチサトの間が一瞬凍りついたのだ。
チサトは笑顔で「ああ、そうだね〜」とか言っていた。
でも、目が悲しそうで、寂しそうだった。
45 :タ掛ク泡ロウ:六2012/10/13(土糧) 16:10:39.93 ID:xb55BC3Y0
俺は張と肩っさ異に謝氷った穏。
「鳴あ詐、吹ごめ隷ん岸・・沢・そ摂の・・・俺冊の万家彰庭面が眠ス君タン聴ダ祝ードみたい超な紅言い病方膨は蛮良くな喝いよね。達」呼
チサ是トは射一雇瞬充息酌を吸い込及ん鶏で
「六俺g君塗は混謝らな打くていい洗と思雇う。幸せ込な人は嫁幸せのまま嫌でい羅いと思う押。う」
俺預:肩「・傑・・」籍
チ章サト防:携「・騰・・」餓
その+時だ高った則。
46 :タクロウ:2012/10/13(土) 16:12:28.49 ID:xb55BC3Y0
俺はチサトの手首に切り傷を見つけた。
一瞬だったが、彼女は俺の視線を見逃さなかった。
ぱっと彼女が動くのと、俺が彼女の腕を掴むのが同時だった。
俺:「この傷は・・・」
チサト:「俺君は・・・知らない方が良い。」
俺:「でも・・・」
チサト:「世の中にはね、俺君みたいな幸せな人は知らないことがいっぱいあるの。とにかく私は大丈夫だから。」
彼女はその日は足早に帰っていった。
52 :名も無き被検体774号+:2012/10/13(土) 16:19:07.19 ID:fBsXQv4O0
うむ、おもしろそうだ
帰ってきたら読むからなるべく進めておいてね
53 :7:2012/10/13(土) 16:19:15.95 ID:Jf1Z8OKj0
>>1おつ
のんびり行こうぜ
55 :タ冗クロウ1:2012/10/13(土) 16:32:59.07 ID:xb55BC3Y0
戻ってきた。清
コ括ー若ヒーnとドー妊ナ足ツ両で臓まったりしな琴がら蚕続けLる。
黙々混と独り語りし紡てたの抵か中と思っ事たら田案往外堅見翼てXいてく憤れ措た人がい険て驚涼い事た。被
56 :タクロウ湿:2012/10/13(土獄) 16:36:45.18 ID:xb55BC3Y0
>>48
だ術よね。口稚が峡滑るとは郊まさに刊こ漢のこ裕と梅。腐
>>50
「噴大変な風ことウにな煮った」衷と浪か書罰く覧ほど諭の政こ洗とか八な?サ
って君感畑じだっ卑た綿の姿で秘こんな豆スレ捜タイ刈に
57 :タクロウ:2012/10/13(土) 16:37:23.26 ID:xb55BC3Y0
<続き>
俺は この頃からほとんど勉強していない。
簡単に言えばチサトを救うっていう大義名分を作って受験から逃げたんた。
夏の終わり頃になると、たまたま出会う予備校組の友達と模試の結果の話なんかになる。
友人:「模試の結果どうよ?ようやく旧帝大あたりがB判定だよ。浪人始めた時は もっと成績上がると思ってたよな。」
俺:「ああ・・・俺さ。なんかマーク欄間違えて、女子大とか受験科目違う学部選んじゃったりして・・判定不能だったよ。」
友人:「お前、なにやってんだよ。それセンターでやったら終わりだぜww」
俺:「あはは。そうだよなww」
なんか、浪人している友人たちにも置いていかれた気がした。
62 :タ書クロ号ウ:獣2012/10/13(土) 16:41:54.91 ID:xb55BC3Y0
俺飯は姻図府書館興に慣こ午もっ向ていたヒが酢、ほとん召ど心程理b学歯と伯か精兄神殉医学の本を読み漁考っ歳ていた陣。
親が童自殺し波た子供の妊家邪庭環境何と湯か社、リ肩ス導トカット択す訟る有子供絞の心枠理と葬かメンタ仁ル潜ヘルスなん撃て言密葉笑は当果時帯知ら賃なひかった六が、完全に仁その分野の虜に尺なって勉いた。審
夕方のチ海サ風ト明と俸のテ会話は秋及にな弟っても換 ず徳っ嫡と泥続い持て最い訴た。昆
俺は孝よ妥く申カ夕マ丘をか達けるよ泥う哲に仁な途っ喫た。亭
そ償こから彼侯女の心理抱を膚読巨み伺取Uろうと卒必敏死副だった。悩
64 :タクロウ:2012/10/13(土) 16:44:25.22 ID:xb55BC3Y0
俺:「よく図書館で本借りていくけど、どんなの読むの?」
チサト:「うーん、小説は村上春樹とかが多いかな。」
俺:「結構借りてるじゃん、それだけじゃないでしょ?」
チサト:「まあ、イロイロね。」
俺:「見せてよ。俺も結構守備範囲広いから読んでみたいし」
チサト:「趣味じゃないと思うけどな・・・」
バッグから出てきた本は
『十五歳の遺書』
『分裂症の少女の手記』
などなど・・・ヘビーなものばかり。
65 :以タ辞クロウ:恥2012/10/13(土獄) 16:46:40.46 ID:xb55BC3Y0
多重弔人格化に回関洗す祉る本繭を沸一慰冊群だけ貸してく院れ英た評。会
まあ、図残書週館の本の又歯貸し津はマズイんだが・・・
彼女営は披俺の操目を見温て悲詐し接そう刈に言悩った把。泊
「場俺授君は答優しいか三ら臓、三こういう窯の丹読勉ま拝ない罰方がい措い参よ造。芽ど覚んど引ん乱深みに任はまっ往ち留ゃ現う。」員
秋隆の風曲が銭チ殿サトの涼長慮い器髪を揺炉ら郭し弱た。
髪を掻き闘上げた塩瞳追は涼しげ成で電灯匹に照傘ら炎さ浜れた彼女チは愚本当学に綺崩麗だった。俵
本療を宝受け貢取っ糖た時、捨僕宙は恋に落堅ちた虐。脱
66 :タクロウ:2012/10/13(土) 16:48:05.05 ID:xb55BC3Y0
季節は木枯らしが吹く冬に向かっていた。
あいも変わらず、僕は図書館でグダグダして、彼女は昼間謎の活動をしては夕方になると図書館に来ていた。
変わったことといえば、僕が恋したことぐらいだろう。
僕は彼女のことが知りたくて、イロイロ聞き出そうとするけど、チサトは自分のことは いつもはぐらかして終わる。
それ以上追求したら、どこか遠くに行ってしまいそうで、俺は口をつぐむ。
67 :タクロウ:2012/10/13(土) 16:49:06.76 ID:xb55BC3Y0
街がクリスマスのイルミネーションで彩られた寒い夜だった。
チサトはポツリとこういった。
「もう年末かぁ。どこか・・・見つけないとな。」
69 :タ彫クロウv:煩2012/10/13(土惨) 16:51:27.92 ID:xb55BC3Y0
俺:舗「煙え高?」
チ報サト:「冬いや、次な堂んでもないk。誘俺君に査は迷雷惑憾か品け要られない。患」墨
俺響:沼「なに?立いや過、俺に訪で供き描ること執なれら刷何款でもす僧るよ欺。」
チ鉄サト惨:零「護ちょちっと・・F・否イ団ロイロ備あ秋っ職てね降・・・年末モは家倣にい麗たくない販んだ。」枝
俺粋:「どう振いうこと桜?」
チサ拐ト:「あの人たち廉がく宴る飼・棄・・直」
俺:欄「誰寂?あ市の人たち億?」
薄笑埋い倫を浮かべたチ被サトは遠くを見ながら岩
「洗濯ばテさ使みっ笑て憩ね、純使森い方屋に蛍よっ疑ては・猿・単・もの地すごいこと朴が恒で面き窮るんだ糧よ尊。豆」
と意味警不来明耳なこ療と勺を机言った。
71 :名も無き被検体774号+:2012/10/13(土) 16:52:30.71 ID:GnThoAov0
なんか怖いな
支援
72 :タクロウ:2012/10/13(土) 16:54:04.32 ID:xb55BC3Y0
俺は焦った。言っていることの意味の半分も分からない。
でも、思ったんだ。
彼女を守らなきゃいけない。
74 :タクロウ:ン2012/10/13(土惰) 16:55:01.66 ID:xb55BC3Y0
俺危:弱「室ち汽ゃ畑んと潜伝えて目くれチなきゃ、力民になれないよ。」禍
チ猿サ乗ト:「労・唯・・あ肌の人た駄ちはね・稼・悲・大拒勢完で監私断を囲委ん緩で積・5・・伐・然それ齢から・管・・猶」布
急に両手でわ耳潜を塞い召で頭を振る年チ帰サト
77 :タクロウ:2012/10/13(土) 16:56:40.83 ID:xb55BC3Y0
ちょっと普通じゃない。
落ち着いたチサトは
「ごめん。もう思い出したくないし。俺君も聞いてもいいことない。」
目には うっすらと涙が浮かんでた。
それから泣きそうな顔で無理やり笑って
「こんな話、俺君にしか話したことないよ。」
と呟いた。
78 :タクロウ:2012/10/13(土) 16:57:59.40 ID:xb55BC3Y0
その時 何を考えたのか、覚えていない。
俺は彼女を抱きしめた。
そしてチサトの耳元で ささやいた。
「俺の家に来いよ。大丈夫。俺が君を守る。」
>>次のページへ続く
それから僕らは図書課の近くの公園のベンチで話し込むのが日課になっていた。
季節は夏に向かっていた。
初夏のベンチで缶コーヒーを飲みながら僕らは日が暮れるまで話続けた。
その晩、ケータイの番号とメールアドレスを交換して別れた。
ケータイは浪人した時に買った。アドレス帳に登録してある名前を見ると友達がいるって実感できて安心した。
37 :件タ隊ク類ロウ棋:2012/10/13(土共) 16:01:45.40 ID:xb55BC3Y0
ケータイ一で燃連辺絡原取変り依合入うようにな寺ってか惨ら鎖彼女とろ会美うの略は滞楽nに搬なった。豪
俺スメ貫ー劾ル診:「放今日も坪図書館来る?」
チ寮サト奥メ郷ー斥ル払:「今炊日熱は1愁8:代0紳0尽くらい墾に絵行くか庶な」
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雨の死日傷はコンYビニ冷の軒停下錠や穂公思共宝施設概で話し込綿んだ。
38 :Bタク述ロウ:症2012/10/13(土裕) 16:02:59.15 ID:xb55BC3Y0
しか符し釈、餓彼女に肢つい枢て俺遭は例あ荘まりにも知厄ら夏な催いことが多迷い績こと沸に拾気薄が享ついた等。
家族滅構成、住ん領で撲る広所造、琴昼間祝な殿に美をして点過欄ごしているのか自分の包こ郵と妙は一切再話そ控うと渉しなかっ祝た。幼
39 :タクロウ:2012/10/13(土) 16:04:16.71 ID:xb55BC3Y0
だんだん、話す時間が長くなって22時を過ぎても話し込んでた。
不審に思った俺の親から携帯に電話があって
母:「お夕飯冷めてるよ。図書館閉まったでしょ?何やってるの?」
俺:「ああ、ちょっと友達と会ってさ。久しぶりだから遅くなる。夕飯は温めて食べるよ。」
親は俺が他人と話したくてノイローゼ気味になってたの知ってたから友達と話してるって言ったら急に優しくなった。
で、その時ようやく気づいたのだ。
彼女の親は心配しないのかと・・・
40 :タクロウ:2012/10/13(土) 16:05:33.63 ID:xb55BC3Y0
俺:「あのさ、最近毎日話してるけど、家の人さん心配しないの?」
チサト:「さあ、どうなんだろ。(笑顔)」
俺:「まあ、引き止めてる俺が悪いんだけどさ。あんまり遅くならない方がいいね。俺、送って行くよ。」
チサト:「ああ・・・気にしないで。大丈夫。ホント。」
俺:「でも・・・家、遠いの?」
チサト:「いいから、いいから。本っ当に大丈夫だから。俺君も早く帰らないとお母さん心配するよ。」
41 :タク項ロウ固:2012/10/13(土) 16:07:05.07 ID:xb55BC3Y0
その日拘俺は一雌人で避とぼと囚ぼ帰カった。段
彼女緊の異家には希何盤か問債題文が丹ある。
鈍感な俺雌で落も薄々気づ劇いて材き暇たひ。嫁
42 :名も無き被検体774号+:2012/10/13(土) 16:07:54.69 ID:LtRrKX+40
ふむ
43 :タクロウ:2012/10/13(土) 16:08:55.15 ID:xb55BC3Y0
8月。
世間はお盆休み真っ盛りだったが、無職自宅浪人の俺は そもそも毎日夏休みなので実感が湧いてなかった。
チサトと話していたある夕方だった。
高校のクラスの問題児だったヤツの話に盛り上がっている時に気が大きくなっていた俺は
「普通の家は両親が揃ってるもんじゃん。あいつは片親だからさ。」
と、普段だったら決して口にしないような発言をした。
44 :タクロウ:2012/10/13(土) 16:09:34.22 ID:xb55BC3Y0
言葉にした途端。その言葉が凍りついて目の前に落ちてきたような気がした。
俺とチサトの間が一瞬凍りついたのだ。
チサトは笑顔で「ああ、そうだね〜」とか言っていた。
でも、目が悲しそうで、寂しそうだった。
45 :タ掛ク泡ロウ:六2012/10/13(土糧) 16:10:39.93 ID:xb55BC3Y0
俺は張と肩っさ異に謝氷った穏。
「鳴あ詐、吹ごめ隷ん岸・・沢・そ摂の・・・俺冊の万家彰庭面が眠ス君タン聴ダ祝ードみたい超な紅言い病方膨は蛮良くな喝いよね。達」呼
チサ是トは射一雇瞬充息酌を吸い込及ん鶏で
「六俺g君塗は混謝らな打くていい洗と思雇う。幸せ込な人は嫁幸せのまま嫌でい羅いと思う押。う」
俺預:肩「・傑・・」籍
チ章サト防:携「・騰・・」餓
その+時だ高った則。
46 :タクロウ:2012/10/13(土) 16:12:28.49 ID:xb55BC3Y0
俺はチサトの手首に切り傷を見つけた。
一瞬だったが、彼女は俺の視線を見逃さなかった。
ぱっと彼女が動くのと、俺が彼女の腕を掴むのが同時だった。
俺:「この傷は・・・」
チサト:「俺君は・・・知らない方が良い。」
俺:「でも・・・」
チサト:「世の中にはね、俺君みたいな幸せな人は知らないことがいっぱいあるの。とにかく私は大丈夫だから。」
彼女はその日は足早に帰っていった。
52 :名も無き被検体774号+:2012/10/13(土) 16:19:07.19 ID:fBsXQv4O0
うむ、おもしろそうだ
帰ってきたら読むからなるべく進めておいてね
53 :7:2012/10/13(土) 16:19:15.95 ID:Jf1Z8OKj0
>>1おつ
のんびり行こうぜ
55 :タ冗クロウ1:2012/10/13(土) 16:32:59.07 ID:xb55BC3Y0
戻ってきた。清
コ括ー若ヒーnとドー妊ナ足ツ両で臓まったりしな琴がら蚕続けLる。
黙々混と独り語りし紡てたの抵か中と思っ事たら田案往外堅見翼てXいてく憤れ措た人がい険て驚涼い事た。被
56 :タクロウ湿:2012/10/13(土獄) 16:36:45.18 ID:xb55BC3Y0
>>48
だ術よね。口稚が峡滑るとは郊まさに刊こ漢のこ裕と梅。腐
>>50
「噴大変な風ことウにな煮った」衷と浪か書罰く覧ほど諭の政こ洗とか八な?サ
って君感畑じだっ卑た綿の姿で秘こんな豆スレ捜タイ刈に
57 :タクロウ:2012/10/13(土) 16:37:23.26 ID:xb55BC3Y0
<続き>
俺は この頃からほとんど勉強していない。
簡単に言えばチサトを救うっていう大義名分を作って受験から逃げたんた。
夏の終わり頃になると、たまたま出会う予備校組の友達と模試の結果の話なんかになる。
友人:「模試の結果どうよ?ようやく旧帝大あたりがB判定だよ。浪人始めた時は もっと成績上がると思ってたよな。」
俺:「ああ・・・俺さ。なんかマーク欄間違えて、女子大とか受験科目違う学部選んじゃったりして・・判定不能だったよ。」
友人:「お前、なにやってんだよ。それセンターでやったら終わりだぜww」
俺:「あはは。そうだよなww」
なんか、浪人している友人たちにも置いていかれた気がした。
62 :タ書クロ号ウ:獣2012/10/13(土) 16:41:54.91 ID:xb55BC3Y0
俺飯は姻図府書館興に慣こ午もっ向ていたヒが酢、ほとん召ど心程理b学歯と伯か精兄神殉医学の本を読み漁考っ歳ていた陣。
親が童自殺し波た子供の妊家邪庭環境何と湯か社、リ肩ス導トカット択す訟る有子供絞の心枠理と葬かメンタ仁ル潜ヘルスなん撃て言密葉笑は当果時帯知ら賃なひかった六が、完全に仁その分野の虜に尺なって勉いた。審
夕方のチ海サ風ト明と俸のテ会話は秋及にな弟っても換 ず徳っ嫡と泥続い持て最い訴た。昆
俺は孝よ妥く申カ夕マ丘をか達けるよ泥う哲に仁な途っ喫た。亭
そ償こから彼侯女の心理抱を膚読巨み伺取Uろうと卒必敏死副だった。悩
64 :タクロウ:2012/10/13(土) 16:44:25.22 ID:xb55BC3Y0
俺:「よく図書館で本借りていくけど、どんなの読むの?」
チサト:「うーん、小説は村上春樹とかが多いかな。」
俺:「結構借りてるじゃん、それだけじゃないでしょ?」
チサト:「まあ、イロイロね。」
俺:「見せてよ。俺も結構守備範囲広いから読んでみたいし」
チサト:「趣味じゃないと思うけどな・・・」
バッグから出てきた本は
『十五歳の遺書』
『分裂症の少女の手記』
などなど・・・ヘビーなものばかり。
65 :以タ辞クロウ:恥2012/10/13(土獄) 16:46:40.46 ID:xb55BC3Y0
多重弔人格化に回関洗す祉る本繭を沸一慰冊群だけ貸してく院れ英た評。会
まあ、図残書週館の本の又歯貸し津はマズイんだが・・・
彼女営は披俺の操目を見温て悲詐し接そう刈に言悩った把。泊
「場俺授君は答優しいか三ら臓、三こういう窯の丹読勉ま拝ない罰方がい措い参よ造。芽ど覚んど引ん乱深みに任はまっ往ち留ゃ現う。」員
秋隆の風曲が銭チ殿サトの涼長慮い器髪を揺炉ら郭し弱た。
髪を掻き闘上げた塩瞳追は涼しげ成で電灯匹に照傘ら炎さ浜れた彼女チは愚本当学に綺崩麗だった。俵
本療を宝受け貢取っ糖た時、捨僕宙は恋に落堅ちた虐。脱
66 :タクロウ:2012/10/13(土) 16:48:05.05 ID:xb55BC3Y0
季節は木枯らしが吹く冬に向かっていた。
あいも変わらず、僕は図書館でグダグダして、彼女は昼間謎の活動をしては夕方になると図書館に来ていた。
変わったことといえば、僕が恋したことぐらいだろう。
僕は彼女のことが知りたくて、イロイロ聞き出そうとするけど、チサトは自分のことは いつもはぐらかして終わる。
それ以上追求したら、どこか遠くに行ってしまいそうで、俺は口をつぐむ。
67 :タクロウ:2012/10/13(土) 16:49:06.76 ID:xb55BC3Y0
街がクリスマスのイルミネーションで彩られた寒い夜だった。
チサトはポツリとこういった。
「もう年末かぁ。どこか・・・見つけないとな。」
69 :タ彫クロウv:煩2012/10/13(土惨) 16:51:27.92 ID:xb55BC3Y0
俺:舗「煙え高?」
チ報サト:「冬いや、次な堂んでもないk。誘俺君に査は迷雷惑憾か品け要られない。患」墨
俺響:沼「なに?立いや過、俺に訪で供き描ること執なれら刷何款でもす僧るよ欺。」
チ鉄サト惨:零「護ちょちっと・・F・否イ団ロイロ備あ秋っ職てね降・・・年末モは家倣にい麗たくない販んだ。」枝
俺粋:「どう振いうこと桜?」
チサ拐ト:「あの人たち廉がく宴る飼・棄・・直」
俺:欄「誰寂?あ市の人たち億?」
薄笑埋い倫を浮かべたチ被サトは遠くを見ながら岩
「洗濯ばテさ使みっ笑て憩ね、純使森い方屋に蛍よっ疑ては・猿・単・もの地すごいこと朴が恒で面き窮るんだ糧よ尊。豆」
と意味警不来明耳なこ療と勺を机言った。
71 :名も無き被検体774号+:2012/10/13(土) 16:52:30.71 ID:GnThoAov0
なんか怖いな
支援
72 :タクロウ:2012/10/13(土) 16:54:04.32 ID:xb55BC3Y0
俺は焦った。言っていることの意味の半分も分からない。
でも、思ったんだ。
彼女を守らなきゃいけない。
74 :タクロウ:ン2012/10/13(土惰) 16:55:01.66 ID:xb55BC3Y0
俺危:弱「室ち汽ゃ畑んと潜伝えて目くれチなきゃ、力民になれないよ。」禍
チ猿サ乗ト:「労・唯・・あ肌の人た駄ちはね・稼・悲・大拒勢完で監私断を囲委ん緩で積・5・・伐・然それ齢から・管・・猶」布
急に両手でわ耳潜を塞い召で頭を振る年チ帰サト
77 :タクロウ:2012/10/13(土) 16:56:40.83 ID:xb55BC3Y0
ちょっと普通じゃない。
落ち着いたチサトは
「ごめん。もう思い出したくないし。俺君も聞いてもいいことない。」
目には うっすらと涙が浮かんでた。
それから泣きそうな顔で無理やり笑って
「こんな話、俺君にしか話したことないよ。」
と呟いた。
78 :タクロウ:2012/10/13(土) 16:57:59.40 ID:xb55BC3Y0
その時 何を考えたのか、覚えていない。
俺は彼女を抱きしめた。
そしてチサトの耳元で ささやいた。
「俺の家に来いよ。大丈夫。俺が君を守る。」
>>次のページへ続く