2chの男女恋愛に関わる 復讐話寝取られ話旅スレ に特化した話題を掲載していきます。
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ケータイの中だけの恋愛
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89 : ◆qOJOlxW/1U :2005/10/29(土) 17:20:44 ID:DV3GgTKn
でも一番努力したのは、彼女の聞き手にまわろうとしたこと。

これまでは一方的に自分の話したいことを話し、彼女はひたすら聞き役にまわり、俺を慰め、生活に潤いを与えてくれていた。

今後は そうではなく、自分も彼女のよい聞き手になれるよう、自分なりに努力し始めた。

一方的に彼女を必要としてる関係ではなく、彼女にも自分を必要として欲しかったのだ。月2万のお小遣い以外にもね。


メールの件でも分かるように、この頃には俺と彼女の間にある程度の信頼関係がなりたっていた。だから彼女に自分の話をさせるよう仕向けることはそんなに難しくはなかった。

もちろん最初から彼女がペラペラと自分のことを書いてくるはずもなく、俺はメールの中に少しずつ質問を織り交ぜ、少しずつ彼女の周りの壁をとりはらっていった。

素性が知れるようなことは いつまでたっても教えてくれないものの、昔の思い出話、最近面白かったテレビ、その日の予定、楽しかったこと、頭に来た事など、少しずつ彼女は自分から話すようになっていった。

俺はそれに対し、彼女の中で世界一よい聞き手になれるよう、熱心に耳を傾け、練りに練った返信メールを彼女に対して送り続けた。



96 :名無しさんの初恋:2005/10/29(土) 17:59:14 ID:iClqfF6X
名スレの予感


97 :名無しさんの初恋:2005/10/29(土) 18:04:26 ID:37w5e01b
おもしろいなー続きが楽しみ

てか、文章上手いな

ひきこまれる


101 :無しんの初恋:2005/10/29(土) 18:51:31 ID:ojMJ7240
スレタイ見て、なんだろ??とは思ってたけういレだたの

見てみてよかった!!これかみにしてーす。


106 : ◆qOJOlxW/1U :2005/10/29(土) 21:03:35 ID:DV3GgTKn
そうして彼女の話を聞くうちに、彼女のことが少しずつわかっていった。


3人兄弟の一番上であること。

両親が厳しいこと。

今は一人暮らしであること。

仲が良かったけど喧嘩して連絡をとってない友達の話や、昔の恋愛の話。


ひとつひとつ、それぞれの話を聞き、それに対して意見を交換していく内に 少なくとも俺は、お互いを段々と深く理解して行っているのだと感じていた。

同じ空間を共有しない、電波とケーブルで届く文字だけのつながりだけどね。


こんな関係は やっぱり希薄な人間関係だと思うかい?直接会って交流しなければ、やはり深い人間関係にはなれないのかな?自分でも そういう限界はずっと感じていたんだ。

でも俺にはひとつだけ希望があった。それは彼女の銀行口座のある支店が、結構俺の家と近いのだ。とは言っても電車で20〜30分と言ったところだけどね。

一応 写真でお互いの顔は知っている。

どこかで偶然に出会うのではないかと気が付けば俺は外出時には無意識の内に彼女を探すのが習慣になっていた。

でもこれだけ人口の多い東京で、そんな偶然は宝くじに当たるよりも確率は少ないんだろうけどね。

銀行口座だって本人のものか分からないし、その近所に住んでいるとも限らない。

でもこれが唯一の慰めだったんだ。


こんな風にして、毎日会社と家を往復し、その間、彼女と一日中メールをやりとりし、通勤時間には そのメールの相手との偶然の出会いを求める生活が続いた。

彼女と時間と空間を共有したいという欲求は日増しに強くなっていった。



108 : ◆qOJOlxW/1U :2005/10/29(土) 21:16:24 ID:DV3GgTKn
ある日 俺は彼女にデートを申し込んだ。一緒に映画を観ようって。

もちろん実際に会ってのデートは断られるに決まっているので、そこはひとつ工夫をした。ふたりで同じDVDを借りて、週末の同じ時間に一緒にその映画を観るのだ。

こんなのがデートだって言えないのはわかっている。それでも彼女と少しでもいいから時間を共有する感覚が欲しいという願いから俺は こんなことを考え付いたのだった。

まあ元ネタは昔雑誌で読んだ遠距離恋愛のカップルの記事なんだけどね。


俺のバーチャルデートのオファーは彼女に承諾され、ある週の土曜日に同じ時間に それぞれ別のレンタルビデオ店へと足を運んだ。

あらかじめタイトルを決めておいて、それぞれ別々に借りてもよかったのだが、新作は全部貸し出し中になってる心配があったし、旧作は置いてある店と置いてない店があるだろ?

だから同じ時間にビデオ屋に行って、メールで相談しながらタイトルを決めることにしたんだ。

偶然同じビデオやで ばったりと出会う。そんな期待をしていたのは彼女には内緒。

実際そんな偶然は起こらなかったけどね。




110 : ◆qOJOlxW/1U :2005/10/29(土) 21:33:28 ID:DV3GgTKn
新作は案の定、全部貸し出し中のものが多かった。俺の方では借りれても向こうが借りれなかったり、その逆だったりしてあえなく断念。


色々相談の末、結局 借りたのは去年あたりにリリースされた、韓国の純愛映画。恋愛モノに誘導したのは もちろん俺。だって初デートの映画ってそういうものでしょ?

帰りにコンビニでスナックと飲み物を買って準備完了。彼女は じゃがりこを買ったみたい。もし本当に一緒に映画を観ることがあったら、じゃがりこは勘弁して欲しい。だってあれ、食べる時の音が大きいし。

14時ちょうどに映画をスタート。話には聞いていたけど、韓国の映画は本当に話がゴテゴテしすぎてる。この映画にしても、ヒロインの昔の恋人に主人公がそっくりだったり、別れた二人がお見合いのようなもので また偶然に再会したり。

それでも話自体は爽やかな純愛モノで、セレクションはまずまずだった。観終わった後のメールも、結構盛り上がったしね。

それでも俺の物足りなさは解消されるはずもなかった。同じ時間に同じものを観る。それは確かに嬉しいけれど俺は映画のそれぞれのシーンで彼女がどんな表情をするのかが見てみたかった。

大体、肝心の映画の最中に、メールは出せないからね。

延々と続く ないものねだりのループ。クモの糸みたいに絡み付いて、彼女を想う胸の苦しさは日を追うごとに ますますひどくなるのだった。



113 :名無しさんの初恋:2005/10/29(土) 21:38:16 ID:gdv0ErWF
>>110
まさか「猟奇的な彼女」?

メールだけの恋みたいなの自分もしたことあるから読んでて切ない・・・


116 : ◆qOJOlxW/1U :2005/10/29(土) 21:49:54 ID:DV3GgTKn
>>113
当たりす。

ょっと話がコテコテとして作りこみ過ぎに感じたけ、意湿と爽な終わり方と それなり泣けるシーがあったのでデートで観る映画としてかっと思いました。

れをと呼べるかは分から・・・・



111 :名無しさんの初恋:2005/10/29(土) 21:33:38 ID:gdv0ErWF
一緒にビデオ屋・・・

切ないね・・・


119 : ◆qOJOlxW/1U :2005/10/29(土) 22:09:50 ID:DV3GgTKn
こんな風にして、日々、彼女への想いを募らせながら、時間は あっという間に過ぎていった。


そして3回目の契約更新と料金の振込みが終わり、それから一週間が経った頃、運命の日は突然やってきたんだ。


その日は日曜日で久しぶりの晴れの日だった。俺は洗濯や掃除をしながらダラダラとテレビを見たりしながら過ごしていた。

夕方ごろに彼女からメール。

「今日は飲み会だから夜はメールできないかも」

がっかりしたけど仕方がない。この2ヶ月ちょっとの間、たまに こういうことがあった。彼女にも忙しい時間は当然あるわけで、異議の申し立てなんてできるはずがない。

「楽しんでおいで」とちょっと大人ぶった態度をとって、俺は寂しい週末の午後を過ごすことになった。


この頃、彼女とのメールの内容は一部のNGを除けば かなり深い話ができる位になっていた。それでも彼女に彼氏や好きな人がいるのかなんて聞けるはずもない。

NGのど真ん中だし、仮に彼氏がいるなんて言われた日には、この擬似恋愛は成り立たなくなっちゃうだろ?

彼氏がいたら、違う男とこんなにメールができるはずがないと、希望的観測で自分を慰めてはいたけど、もしかしたら、こんなことを許す心の広い彼氏だっているかも知れない。

どこか男の家に泊まりにいってるのかもしれない。今日は合コンなんじゃないか。そんな疑念が浮かぶたびに、また俺の胸は締め付けられた。

なるべく考えないように頭の中から そうした考えを振り払い、寂しくコンビニ弁当を食べて週末の夜をひとり悶々と過ごした。



133 : ◆qOJOlxW/1U :2005/10/29(土) 22:26:36 ID:DV3GgTKn
翌日事なので、0時ぎた頃に彼オヤスミルを出し、返を待たずにッドった。

頃どうしていろう々寝くこができず寝返りばかっていた。


ようやくウトウト始めたころ、電器にットされた携帯のバブ音鳴りベッドからきて携帯をチェッると、ルは彼


やばい、終電過ごして終点まで来ちゃった。帰。」


う10月外でまで時間をつぶせ季節じゃな

りにスホテル喫茶いか彼女に尋ねたが、どう泥酔ていようでまともな返が帰ってこない

『駅名をいてにいたほがいいんじゃないか?

んな考え

もし彼Kしくれ、ようや恋焦がれた彼女に会うことが簿簿る。

かし それはらかにル違反だ。

しかし女が連絡を調てきのは俺だ。彼女が頼っているんし、この場合ルー反もがないんじゃないか?

でもんで彼女は俺にんなを言ってきてるのだ。直の知言った方が彼女宿は都合いか

酔してそんなこと分からっているうか。色んな考えが頭の中を綿け巡る。


丈夫識まだしっかりてる?が今いるちゃとわかる?」

彼女され、迎えにくと言わずにだけでも聞き出そみた。

すぐにまた震えだ携帯。

しかし画面を見るとメールの着信ではな、番通知の電話の信だった。



145 :無しさんの初恋:2005/10/29(土) 22:39:18 ID:tglKyRFD
キドキわくわく


146 : ◆qOJOlxW/1U :2005/10/29(土) 22:41:56 ID:DV3GgTKn
電話をとると、やはり相手は彼女だった。

ろれつが回っておらず、かなり酔っていることがすぐにでもわかる。


何故俺の携帯の番号を知っているのか不思議だったが、そんなことを聞きだせる状態ではなかった。

ひどい酔い方で質問をしても まともな返事が返ってこない。携帯から酒の匂いが伝わってきそうな勢いだ。


10数分の電話でのやり取りの末、ようやく彼女から駅名と今いる場所の目印を聞き出した。

駅は車なら30分くらいで付く距離の場所にあり、彼女は その駅前のコンビニの前にいるそうだ。

俺は迎えにいくからと彼女に告げ、絶対にコンビニの前から動かないよう彼女に繰り返し伝えた。

急いで着替えて家を飛び出し、最寄り駅にダッシュ。駅前でタクシーを拾い、彼女のいる駅へと向かった。


途中、ちゃんとコンビニの前にいるか確認のメールを何度か出した。

メール全てには返信がないものの、駅につくまでの間、2回だけ「ちゃんとコンビニにいるよ」と返事があった。

純粋に心配する気持ちと、やっと彼女に会えることへの期待と不安。そして何故 彼女が俺の電話番号を知っていたのかという疑問。

色んな考えが頭のなかを交錯し、タクシーは ようやく目的の駅へと着いた。

俺の心臓は大袈裟ではなく、ほんとうに口から飛び出しそうなくらい早鐘を打っていた。



147 :名無しさんの初恋:2005/10/29(土) 22:43:20 ID:RjPWxNk+
>>146
俺の心バクバクんです


153 :名無しさ恋:2005/10/29(土) 22:46:02 ID:1ofB6q5W
何で番号てるの??続き気になる!




162 :名無しさんの初恋:2005/10/29(土) 22:49:54 ID:tglKyRFD
新手のストーカーかなと予想


167 :名無しさんの初恋:2005/10/29(土) 22:51:53 ID:q3sMV8UU
>>162
(((゚Д゚;)))ガクガクブルブル


168 :名無しさんの初恋:2005/10/29(土) 22:52:12 ID:tglKyRFD
この速さだから言える



最初の頃読んでた時は漏れも同じ事して誰かに金振り込ませようかなと考えてた


171 :名無しさんの初恋:2005/10/29(土) 22:53:36 ID:RjPWxNk+
>>168
実は俺もだw


174 :友美 ◆lcEPi5h3eE :2005/10/29(土) 22:55:57 ID:fXvPvKXS
>>168
私も(^_^;)

他のスレに行ってもすぐ ここに戻ってきちゃう…


175 :名無しさんの初恋:2005/10/29(土) 22:57:28 ID:gdv0ErWF
>>168
実は自分も(ry


169 :名無しさんの初恋:2005/10/29(土) 22:52:41 ID:c0a5qaXC
リロードばかりしているおれ

気になるよ


173 :名無しんの初恋2005/10/29(土) 22:55:18 ID:6LRTnGu0
週1回か2回本物彼女って月2万はかだろ

契約て恋ても月2万いもんだ


179 :名無しさんの初恋:2005/10/29(土) 22:59:20 ID:lVgfEh/L
>>173
同意

彼女でもないのに

一回の食事で1万近くブッ飛んだ・・・onz


176 : ◆qOJOlxW/1U :2005/10/29(土) 22:57:36 ID:DV3GgTKn
クシーンビニの前に止俺は転手にここで待っててもら湿う頼ん

いで降りてす。ンビニいない

コンビニの中に入り一周する。いない。

半分パニックになった俺はルを出す。だ来な

へ出て、近所調そうと走り出そうとした、タバコの自販機に寄かかって眠ってる彼をようや発見した

待ちに待ったご対面。とんでもなく酒臭い俺のお姫様。

おい、美紀。迎えに来たよ。分かる?」

うん・・・・・わかるよ・・・・ありがと・・・・

とりえず彼女にここで待つように言い、俺はコンビニの中で2リのミネラルォーターを買、彼女を引きうにして一緒にタクシと乗込んだ。

は彼女の水給と、タクーで吐きそう袋の確保のめだ

の中でも彼は即座に寝てい、自宅所を聞きすこと とてもできかった。

なく』俺運転手にートへかってもらった

めて女との対面眠って肩に寄り寿てくる彼女。

お酒の匂いがひどたけにとはよく彼女と出に残る素なワンーン




>>次のページへ続く



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