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ケータイの中だけの恋愛
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475 :猪頭 ◆tOPj/H8YVQ :2005/10/30(日) 12:36:06 ID:cOWyssAv
い・い・いなかった〜〜Д`)。。。


477 :ピノ子2005/10/30(日) 12:36:58 ID:cMH/ygAo
ヨョョ(*ノД`)ョョ


479 :しさの初恋:2005/10/30(日) 12:40:13 ID:OFhoyUP8
もう駄目ぽ(´;ω;`)


492 : ◆qOJOlxW/1U :2005/10/30(日) 12:48:55 ID:ZqihJCh5
動揺をなんとか表に出さないよう努力しつつ、それでも食い下がる俺。

「あの、私ワカバヤシさんの友人なんですけど、連絡先を教えていただけないでしょうか?」

こんな勇気を出すのは生まれて始めてかも知れない。

ただ返事は当然のことながら「そういった事は教えられない」と言うものだった。

個人情報の保護が叫ばれる昨今、店長の対応は正しいと思う。それは分かっているけど あえて言わせてもらう。ケチ!

「わかりました。無理を言ってすみません。」

そう言ってまた俺は店の中へと戻った。もうこうなったら追い出されるまで片っ端から店員に聞いてやる。俺は完全にやけくそになっていた。

1人、2人と声をかけ、店長にしたのと同じ質問をする。どうやら彼女が先週で店を辞めたのは本当らしい。

連絡先については「わからない」「知らない」という返事が返ってきた。

まあ誰が見ても怪しいだろうからね。知ってても教えてくれないでしょ。仕方がないよね。ケチ!

3人目に声をかけたのは、小柄な女の子だった。この時点で俺は すでに店内で完全に不審者としてマークされていたようで、向こうの方で店員が俺のことをヒソヒソと話している姿が見えた。

3人目の女の子にも同じ質問。

「あの、ワカバヤシさんって先週で辞めてしまったんですか?私、ワカバヤシさんの友人なんですけど、連絡がとれなくなってしまって。」

女の子の返事は、これまでとは違った意味で、カウンターパンチだった。

「あなた もしかしてタカシさん?」



496 :名しさの初:2005/10/30(日) 12:51:03 ID:OFhoyUP8
ききききた━━━━(゚∀゚)━!!

望の光が姿





504 :名無しさんの初恋:2005/10/30(日) 12:52:47 ID:mT2Ltvpr
>>492
キタ━━ヽ(゚∀゚)ノ━( ゚∀)ノ━(  ゚)ノ━(  )━(・` )━(ω・`)━(´・ω・`) ━━??


505 :名無しさんの初恋:2005/10/30(日) 12:52:55 ID:bM2cWS4V
キタァ(゚∀゚)ァァ( ゚∀)アァ( ゚)ァア( )ァァ(` )アア(Д` )ァア(*´Д`)アァン


506 :名無しさんの初恋:2005/10/30(日) 12:53:09 ID:+VZbmX0I
おぉ・・・!!!!!期待させる展開北ー


517 : ◆qOJOlxW/1U :2005/10/30(日) 13:05:54 ID:ZqihJCh5
そうだと告げると その女の子は店の隅に俺を連れて行き、自分は5時であがりだから それまで待てるかと言ってきた。

当然 俺は待つといい、5時過ぎに駅前のファミレスで待ち合わせをして店を出た。


やっと少しだけ手がかりらしきものが掴めた。

嬉しくて じっとしていられないのだが、待ち合わせの時間まで まだ4時間近くある。

外での時間の潰し方を知らない俺は仕方なくまたマンガ喫茶へと入り時間をつぶすのであった。俺って本当につまらない男。

昨日とはまた違った意味で、マンガもネットも頭に入らなかった。


店員の子は美紀と俺の間で使われていた俺の偽名を知っていた。あの子は事情を知っている。

説明次第では彼女との連絡を付けてくれるかも知れない。期待感で頭はいっぱい。

不毛な会話のシミュレーションをひたすら続け、待ち合わせの時間をひたすら待ち続けた。

今にして思えば、マンガもネットもやってないんだから、普通の喫茶店でよかった気がするね。もったいない。


ようやく待ち合わせの時間が近づき、ファミレスへと向かった。それでも早く着きすぎて20分くらい店の前で待つ羽目になったけど。

店員の子が ようやくやってきて、待たせてごめんと言い、俺たちはファミレスの店内へ入った。

店員の子は名前を川嶋さんと言った。彼女は専門学校生で、去年の春、美紀と同じ時期にあの店でアルバイトをし始めたのだという。



567 :名無しさんの初恋:2005/10/30(日) 13:37:05 ID:+/L3r9QC
ドキドキ……( ・∀・)


604 :名無しさんの初恋:2005/10/30(日) 13:56:00 ID:Nq7mTTBF
+   +
∧_∧  +  ワクワクテカテッカ
(0゚・∀・)
(0゚∪ ∪ +
と__)__) +


637 :qOJOlxW/1U :2005/10/30(日) 15:04:08 ID:ZqihJCh5
まず川嶋さんが どこまで俺のとを知っているのかてみた。

さんは先週の日曜の件以外大体を把しているうだった。

紀がお金婿ていたこと。ポントカード作成時に俺のアドレスを調たこ

俺と有料でメル友ったこと。1ルの復回数が とんでもなく多かったや、同じタイミンで映画をた話

先週の金曜日にが酔っ払た彼家に連れ、彼女が その後このメールのやりとりめる言い出したらないようた。

ころか まで信いといった表情で「あんなに楽しそうにメールてたに、なんでそ退い出しんだろう」と彼女は言

この一言は かなり救われた気分になた。お金のたメーしてたのではなかんだ。や そう確信することがきた。


「彼女は楽しうにメールをしてたの?

さらに確認に俺は聞いた。

嶋さが言う初めの湿こそメールのやり取りが大変そうだったども、湿美紀にとって、俺ール すぐに生活のになっていったそうだ

が何かを相たり悩んでいる時はそれを本当に心配俺の方談にのった時は、そのとに本に感謝していと。



647 : ◆qOJOlxW/1U :2005/10/30(日) 15:17:10 ID:ZqihJCh5
あの子にお昼とること多かたんだけど、話たくさん出てき

それは お昼休みも彼メールを出続けてい

昼を食べながら楽しそうにメーつ美紀の姿を川嶋さんは ずっと見いたの

仕事中もを見つけて俺にメールを打つ彼て、アバイ先で すっかり美紀はしてたらしい。


ここまで話を聞いて、俺は初対面のの子の前でずかしながら泣いてしまった。店にはもいたっ婿

だって嬉しかったんだ。メールを楽みにしていたのは俺だけじゃなかたんだ

彼女にとっても俺とのメール生活の一部になっいて中にずっと彼女が居た貿女のの中にも ずっと俺の存在があったんだって分ってさ


ロポロひとした後、俺は また川んに質問をした

それで故 美紀はそんなにお金に困いたの?」

川嶋さしば西らく考え込んいた。に俺にそんな話をしていかどうか考えていたのだと思

らく考えた、川嶋さは事情を話し始めてくた。

美紀親とうまくってかったは知っる?」

の話らしってい。3人弟の上での弟と妹はいいっていた。自殿けが来が悪いと美はコレックスを持っているようった寿



651 : ◆qOJOlxW/1U :2005/10/30(日) 15:30:52 ID:ZqihJCh5
家庭の事情は人それぞれ。

放任主義の家で育った俺には全くわからない話なのだが、美紀の両親は美紀が高校を卒業したあと、大学に進学するか地元で就職することを望んでいたらしい。

美紀は両親の言いなりになるのが嫌だったのか、自分の力で何かにチャレンジしたかったのかは分からないが、両親に反抗して東京で一人暮らしを始めた。

ただ、一人暮らしのフリーター生活では お金に困るだろうと、両親はわずかながら1年限り仕送りをしてくれることを約束してくれた。

ただ それとは引き換えに、1年経って生活の目途が立たないのであれば地元に帰れと言われていたそうだ。

目的もなしに上京したって、1年やそこらでフリーター生活に劇的な変化が訪れるはずもなく、1年後の今年の4月、両親からの仕送りはストップした。

しばらくの間は母親が内緒で仕送りをしてくれていたようだが、それもすぐに父親にバレてしまい、美紀は生活に困ることとなった。

結果 その足りない生活費を補っていたのが俺からのメール料金だったわけだ。


そして川嶋さんの口からは、俺にとっては最悪の話が飛び出した。

「ミカは今週実家に帰ったの。だから先週でアルバイトも止めたし、先週の金曜日はミカの送別会だったんだ。」




659 : ◆qOJOlxW/1U :2005/10/30(日) 15:45:39 ID:ZqihJCh5
先週の彼女の泥酔の理由が これでようやくわかった。

そして彼女は俺とはメールの外では、関係を築けないことを知っていた。

あの日の暗い表情の理由が だんだんとわかるような気がしてきた。

でもだからと言って、なんで俺とのメールを止めなきゃいけないんだ?元々実際に会うことなしに築いてきた関係なんだ。今更 住んでる場所が離れたって関係ないじゃないか。

これが俺の正直な気持ちだった。何故俺との関係をこんな風に絶たなければならないのか、その理由をきちんと知りたい。

川嶋さんにそう告げると、彼女は美紀に連絡して、今日俺が店に来たことをミカ(美紀)に伝えると約束してくれた。

「ずっと横から見守ってきた立場としても、こんな終わり方じゃ気持ちが悪いしね」

その時 川嶋さんは、俺にとっての救いの神だった。


こうして この週の週末は終わり、またいつものように平日が始まり出し、会社と家を往復する単調な日々が始まった。

単調とは言っても仕事はその週とんでもなく忙しく、美紀のことを考える暇さえ なかなか与えない環境は、返って俺にとってありがたかった。



671 :名無しさんの初恋:2005/10/30(日) 15:59:43 ID:50kGbQql
`∧_∧
( -∀-)
( ∪ ∪
と _)_)


672 :☆ ◆BroQXbefWo :2005/10/30(日) 16:00:41 ID:DBhii9VE
ワクワクテカテッカ


673 : ◆qOJOlxW/1U :2005/10/30(日) 16:00:43 ID:ZqihJCh5
そして その週の金曜日、川嶋さんからメールが届いた。

「ミカからの手紙を預かってるんだけど どうする?」

本来、更に俺の家に郵送してもらうのが一番迷惑がかからないのだろうけど、その時の俺には そんな余裕はなく、その日の9時にバイト先のある駅で川嶋さんと待ち合わせをした。

仕事は たくさん残っていたけれど、周囲に謝り倒して無理やり会社を出た。


駅の改札には すでに川嶋さんが待っていて、青い便箋を俺に渡してくれた。

俺はその場で便箋を破いて手紙を読み出しそうな勢いだったが、「家でゆっくり読みなよ」との川嶋さんの言葉で少し冷静さを取り戻し、その勧めに従うことにした。

川嶋さんには何度も何度もお礼を言い、俺は家路を急いだ。期待と不安が頭のなかで交錯し続け、晩飯も買わずにアパートへと直行した。

部屋に入ると急いでハサミを探した。俺は手先が不器用な方なので、便箋を手で破くと しょっちゅう中身の手紙まで破いてしまうのだ。

それにしても どうしてハサミというやつは、こう必要な時に限って見つからないのだろう。

5分ほど散らかった部屋を家捜しし、俺は ようやく見つけたハサミで便箋をあけた。

久しぶりに受け取る彼女からのメッセージ。



687 :友美 ◆lcEPi5h3eE :2005/10/30(日) 16:10:54 ID:YcBlfr3H
(・∀・)ワクワクカテッカ


693 :名無さん初恋:2005/10/30(日) 16:17:16 ID:+/L3r9QC
(屮゚Д゚)屮 カモー


695 : ◆qOJOlxW/1U :2005/10/30(日) 16:18:16 ID:ZqihJCh5
手紙の容はな内容だった


まず、俺がバイト先を訪ねて驚こと。そして そ俺を狼せるほど唐突な別れり出しまい、そについてお詫

の次に川嶋さんから すでに聞いいた帰らばならなくなった事情について書いった。

してたぶん、地元で就とになる


してようやく俺とのメーを止めることなった理由について書いてあ

メールは元々、足ない活費補うめに始めたこ初めの内はなん使とか俺のを楽しませよ努力して、自は あまりしくなかったこと。

メールを続いくちに女にとって、俺と活の一部にだしこと。

そして々と俺かールを待ち遠し宿うようなってったこと

てあげられて嬉った話をらって謝したと。時にはきつそに、俺のこと本気心配したこと。

彼女側から見気持ちの移り変わりが書いてあった。


しかし俺とのールが彼女にとても支えになにつれて、お金をとっていという事実が彼を苦しめた

そして退に2万ではメールの信料し引けば、生活補うに十分でかった。

貯金の残高は減、自分の東京での生活はくないことを彼女は自覚せるを得かった



697 :しさん初恋:2005/10/30(日) 16:20:26 ID:OFhoyUP8
そりゃそれだけメーしてらパ高くもなるだろうよ


714 : ◆qOJOlxW/1U :2005/10/30(日) 16:32:12 ID:ZqihJCh5
その内、メールの中に「好き」だとか「愛してる」といった単語は入りだし、びっくりしたこと。

本気なのかどうか驚いたこと。

そして段々と俺に対して恋愛感情を抱くようになっていったことが書いてあった。


「一回接客したことがあるだけで、メールしかしたことないのにおかしいでしょ?」

俺が感じていたことと、まったく同じことが書かれていた。


そして一度は俺と直接会って話したいと思っていたこと。お金をとるのなんてやめて一から人間関係を作りたいと思っていたこと。

でもそれには もう時間が足りないことが書かれていた。

それでも どうしても会いたくて、バイト先の送別会の会った夜、酔ったはずみで とうとう俺に電話をしてしまったこと。

俺はすぐに迎えに来てくれたこと。タクシーの中でとても幸せだったこと。

会えたことは嬉しかったけれど、週があければ すぐに引越しで、幸せな気持ちは長く続かなかったこと。

そのせいで、次の日は一緒にいても辛かったこと。




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