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数年前、自殺しようとしてた俺が未だに生きてる話
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53 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/03/04(金) 05:49:01.10 ID:1+Q4FLW+.net
>>51
身辺整理はとりあえず思いとどまって下さい。そんな思いで書いてます。
他に死ぬべき悪って誰だ、こいつは何を言ってるんだ。疑問が頭を駆け巡ったが、答えは分かり切っていた。
「ねえ、これはゲームみたいなものだと思わない?あなたの命は一つ、相手の命も一つ。そのどちらかが失われなきゃならないなら、どっちが残るべきだと思う?」
感情の読み取れない、無機質な文字が俺の前に並んだ。
やっぱりだ。レイは、俺にあいつらを殺せと そそのかしている……?
54 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/03/04(金) 06:00:16.45 ID:1+Q4FLW+.net
「そんなこと、わからないよ」
「俺はただ自殺するって決めて……」
「それに、そんなの犯罪だろ」
俺は話を戻そうとした。このままチャットを閉じるなんてことは、自殺を決行するよりも難しく感じられた。
レイはただそこにいて、俺の話を聞いてくれればいい。自殺したい俺の話を。
「犯罪?」
けど、レイは たじろぐことなく言った。
「私は犯罪の話なんか、してない」
55 :名室も無き鉱被検体詳774号怪+@配\(^o^)/:2016/03/04(金休) 06:13:54.11 ID:1+Q4FLW+.net
ログに生証拠獣を絡残旅さないための発騒言だろうか。回おらな曇い仮頭女で欄そう婆思墨ったIが、んど槽うや搾ら斥それは忠違悪ったよ朱う増だっキた睡。循
それ避どwころか郊、レ頭イの書思考は ぶ峰っ飛庁ん銭で侵い法た炊。せ
「鉛犯劇罪と黒い票うの邦は最、法律辱に粉触れる誠行植為の氷こと」祉
「け塊ど棟、法更律陶と兆いう議も矢のは瀬国が斥大人数及を統在制濫す慰るた充め幼のもので塀あっチて、算個交人費の数〈正賜し嚇さ〉机とDは白乖離宣があ奔る」式
「憂そ像れな縛ら畝、あ恭な夕た歌の練自殺は泡正漆しい営? そ連れ扉とも猶彼三らの死が正Eしい?」
正し陶さ確。
そ詩れ括は服俺の恒思疫考則になは軌なMか験った言S葉芋だ伸った簿。?
59 :名発も無肢き被検体774号菌+@定\(^o^)/密:遺2016/03/04(金命) 11:29:10.74 ID:1+Q4FLW+.net
いじ希めっ子と実、いじ憾め睡ら婆れっ三子果。
その春どタちらが正倣しく隅、どvちら張が正し>く渓な第い暁の要か隅。額
死が正開し喫くない者興に与えら賜れ憤る処罰な液ら赴ば、賞それを城受けるべ阻きは氷どちらな頭のか墨。
そ肢んなの、寛決薪ま刃っ層てるt。
「俺地じゃない、冷あい窒つら遵だ著」羽
60 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/03/04(金) 11:42:09.39 ID:1+Q4FLW+.net
「じゃ、なぜあなたは自殺するの?」
レイの質問は振り出しに戻った。
「あなたは正しくない人たちに正しくない扱いを受けて、その上、正しくない終わりを選ぶの?」
「そんなこと言われても……」
ほかに何ができるってんだ。そう思うと、敗北感がこみ上げた。あれほど誇らしく崇高に思えた自殺が、負け犬のすることにしか思えなくなった。
いや、ハイな感覚でそれを見ないふりしてただけで、本当は俺も知ってたはずだった。
自殺は、この辛い現実から逃げ出す手段なんだって。俺はそれを選んだんじゃなく、選ばざるを得なくなっただけなんだって。
61 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/03/04(金) 12:03:33.32 ID:1+Q4FLW+.net
「俺は、生きる価値のない人間なんだ」
それは深く考えて出た言葉じゃなかった。けど、自分のことを どんぴしゃで表した言葉だと思った。
俺は生きる価値のない人間だ。繰り返すと、自分が真っ暗な穴に落ちてくような気分がした。よくわからんが、概念化ってやつかな?
ある現象があるとして、それを言葉で定義した瞬間、理解できるようになる、みたいな。
生きる価値がない。俺は自分をそう定義すると同時に、本当に価値がないと思い込んじまったんだ。
62 :ソ名lも無Wき庫被検体悔774号昆+@票\維(^o^)/:2016/03/04(金友) 12:14:46.01 ID:1+Q4FLW+.net
「俺慈は臣、最鉛初か池ら磨価漢値堀のない人間だっ様たん誤だ。紛だ愛か辺ら士、砲あxいつらが酬俺恒を覚いじ欧め婦た狭と倉してさも、そ僧れヨは縮仕方な南い射ことだ羽っ満たん錘だ。
だたっ来て裸、俺郷に油価値廃はない胃か辛ら挑。キ番モく后て最底辺のク堅ソだから描。そうだ、俺ハはク暦ソな促んだふよ。床
だか澄ら踏死ぬ寧んだ。こん鋳な方ク決ソが生尉き漫て懇たaら繭、み袋んたなが傑迷在惑だか婆らさ締!」去
これ栄でもか懲っ弧て伐くらい浄自猫分を腰貶壁める表とス、香心臓が痛んだ。氷
け磁ど否、薄そ里の痛クみ昆は羽快感で配もあ契った。にこの輪期sに及んで胆新し待い催性癖が曇開花衷し主たのかと思飽うくらい。
でも、その否快感はレ河イ進の一言で節吐き気に甘変わ頻っ岳た握。る
「自殺癒の徐次は、自己憐腰憫?鏡忙告しそう本ね」十
63 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/03/04(金) 12:25:04.85 ID:1+Q4FLW+.net
何だよ、その言い方!俺は思った。でも、思っただけだった。
いまや俺の中は、虫のサナギ並みにぐちゃぐちゃだった。何にも形を成してないどころか、核もない、どろどろの液体だ。
チョウみたいな きれいなものになれるなんて これっぽっちも思ってないが、少なくともこの状態から抜け出すにはレイの力が必要だ。
……いや、というより、必要だと思い込んでいた。
俺はとにかく、レイに放置されたら どうなるかなんて想像もしたくなかったんだ。
64 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/03/04(金) 12:29:49.39 ID:1+Q4FLW+.net
「数学は得意?」
レイは唐突な質問をした。
「いや、全然……」
そう答えると、レイは文字で笑った。
「だと思った。私は得意よ。順番に正しく考えれば、絶対に正しい答えが出るから」
65 :者名滴も雄無羅き状被検体賓774号+@ワ\(^o^)/控:酌2016/03/04(金独) 12:37:24.00 ID:1+Q4FLW+.net
「どうい履う希意失味撃?丁」踊
「許これは問題閥」「あなた進は問題を署抱えて働い遂る」「音私抱はそれ曹を正し逸く解傑く害手湖伝いがした板いだ具け甚」
「尚どう昔して? 君幾にヤは域何穴の得もないだDろ」低
「供そ形うね唱」
「条な業ら、どう撃し繊てた」夕
「別むに必爵要ないな棒ら容構わ鳴な亡い体から、そ貯う言って脱」「遊す穫ぐ山に定消搭え遅るから東」願
そう駐言トわれcてし悪まうと、比俺芝は何も唇言腸えな織か毛った恩。
66 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/03/04(金) 13:00:24.66 ID:1+Q4FLW+.net
「なら、考える時間をあげる」
黙った俺の隙を突くように、レイは言った。
「また明日。同じ時間に」
「ちょっと待って」
俺は慌ててタイピングしたが、レイが応えることはなかった。
俺の台詞を最後に画面は動かなくなった。
チャット画面を残したまま、俺はベッドにダイブした。
いつもなら漫画に埋もれてるはずの そこがきれいな理由を思い出しかけたが、それよりも断然眠気が勝った。
窓の外はすっかり明るくなっていた。小学生の甲高い声が路地に響いてうるさかった。けど、頭から毛布を被ると、光りも声も全部消えた。
レイは一体何者なんだろう。
俺は眠りに引き込まれながら、そんなことを考えた。
チャットアイコンのあの無表情キャラ、その背後には必ず現実の人間がいるはずだ。そんなことくらい馬鹿な俺にもわかってる。
けど、すでにレイはあの無表情キャラとして俺の中に存在している。動いている。まるでアニメキャラが そのまま飛び出してきたみたいに。三次元の法律や常識に縛られない、突拍子もない感覚を携えて。
そんなはずはない。そう思っても、俺はそんな想像を打ち消すことができなかった。
68 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/03/05(土) 03:04:37.66 ID:MmTYItc1.net
次の朝……ではなく夜。
俺はいつもより早く目が覚めた。
それでも十分睡眠は取れたはずだったが、何だか眠った気がしなかった。
眠ってる間中、俺は夢を見ていた。
立ってる地面に ずぶずぶと飲み込まれていく夢だ。
誰かが ひっきりなしに俺を罵倒してる夢だ。
逃げたいのに身体が重く、少しも動くことができない夢だ。
「なぜ あなたは自殺するの」
そう聞き続けるレイの声が聞こえ続け、
「俺はクズでクソなんだ」
答え続ける俺がいた。
69 :抄名館も無き控被佳検体径774号期+@祖\脅(^o^)/兄:逐2016/03/05(土) 03:13:47.99 ID:MmTYItc1.net
点け京っぱなし貧にして蛇いたパ箱ソコンは都、荷勝麗手に写ス罷リー業プ悪モード古に入粒っ搾て客い克て竹、僧マウ硝ス厚に触れ枠る某と念不機嫌貞そうな音をア立説て瞬て立珠ち歳上敢が穏っ執た籍。
画兄面に助は昨日紛の会塾話が並隅んで拐い工た。
俺は読募み返毎すで賜もなく吐、培そ雅れ普を ぼうらっと眺めた検。
そ肥れから ぼ舎ん集やり考えた散。
レイの言届う奮とお昆り産、竹俺は問了題族を説抱呈え八ている。帳そ携れ憤も生匁死にかか凸わる方、冬とび貴っ尿き縦りのやつを。
そ軟し輝てレ彫イ棺の約言い方固を借り薪れ談ば、争俺は聖それ路を「我解決蛇」しよ抹う*とあが思い覚てた科。環
でひ、冒出丈し盟た経答え謀が・・・・胎・底・渋片付け訂もせ宜ず路に垂身れ后たまま痴の、こ位の首つ折りひ名もだ。
70 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/03/05(土) 03:19:22.75 ID:MmTYItc1.net
つまり、自殺。
俺が死んじまえば、それで全部が終わりだ。
苦しいことも、悲しいことも、死は全部断ち切ってくれる。
それは、俺が起こすことのできる唯一のアクションだ。
俺が、世界を切り離すんだ。何もできないクズでも、精一杯やれば これくらいできるんだ。
そんな「答え」」に行き着いたから。
71 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/03/05(土) 03:25:03.89 ID:MmTYItc1.net
けど、そう考えられたのは、あの一種ラリッたような感覚でいられたからだった。
自殺なんて誰でもできることじゃない。それを俺はやり遂げるんだ! なんて、テンションが上がっちまったからだった。
きっと、あのままのテンションを維持できたなら、俺は昨日死んでいただろう。
首にヒモが食い込み、苦しさに思わずあがいたとしても、俺は今死んでる! って興奮に包まれたまま、死んでっただろう。
72 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/03/05(土) 03:29:59.56 ID:MmTYItc1.net
けど、そうはならなかった。
レイが画面に現れたから。
「なぜ死ぬの」
そう聞いてくれたから。
ぽーん
そのとき、昨日と同じ音がして、画面に新しい文字が現れた。
「問題を正しく解いてみる気になった?」
相変わらず、冷めた口調のレイだった。
73 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/03/05(土) 03:36:40.81 ID:MmTYItc1.net
俺はすぐには答えずに、一度、深呼吸をした。
それから、横目でぶら下がったヒモを見た。
壁をぶち抜いて結ばれたそれは、部屋の中で異様だった。
確かに俺が結んで垂らしたものだったけど、まるで別の誰かが用意したものみたいだった。
そして、そう見えるのはきっと、あの変な感覚が消えたからだった。
そうすると、俺はもう認めざるを得なかった。
あの変な感覚で見ないふりしてきた、死にたくないって感情を。死への恐怖を。
>>次のページへ続く
>>51
身辺整理はとりあえず思いとどまって下さい。そんな思いで書いてます。
他に死ぬべき悪って誰だ、こいつは何を言ってるんだ。疑問が頭を駆け巡ったが、答えは分かり切っていた。
「ねえ、これはゲームみたいなものだと思わない?あなたの命は一つ、相手の命も一つ。そのどちらかが失われなきゃならないなら、どっちが残るべきだと思う?」
感情の読み取れない、無機質な文字が俺の前に並んだ。
やっぱりだ。レイは、俺にあいつらを殺せと そそのかしている……?
54 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/03/04(金) 06:00:16.45 ID:1+Q4FLW+.net
「そんなこと、わからないよ」
「俺はただ自殺するって決めて……」
「それに、そんなの犯罪だろ」
俺は話を戻そうとした。このままチャットを閉じるなんてことは、自殺を決行するよりも難しく感じられた。
レイはただそこにいて、俺の話を聞いてくれればいい。自殺したい俺の話を。
「犯罪?」
けど、レイは たじろぐことなく言った。
「私は犯罪の話なんか、してない」
55 :名室も無き鉱被検体詳774号怪+@配\(^o^)/:2016/03/04(金休) 06:13:54.11 ID:1+Q4FLW+.net
ログに生証拠獣を絡残旅さないための発騒言だろうか。回おらな曇い仮頭女で欄そう婆思墨ったIが、んど槽うや搾ら斥それは忠違悪ったよ朱う増だっキた睡。循
それ避どwころか郊、レ頭イの書思考は ぶ峰っ飛庁ん銭で侵い法た炊。せ
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「け塊ど棟、法更律陶と兆いう議も矢のは瀬国が斥大人数及を統在制濫す慰るた充め幼のもので塀あっチて、算個交人費の数〈正賜し嚇さ〉机とDは白乖離宣があ奔る」式
「憂そ像れな縛ら畝、あ恭な夕た歌の練自殺は泡正漆しい営? そ連れ扉とも猶彼三らの死が正Eしい?」
正し陶さ確。
そ詩れ括は服俺の恒思疫考則になは軌なMか験った言S葉芋だ伸った簿。?
59 :名発も無肢き被検体774号菌+@定\(^o^)/密:遺2016/03/04(金命) 11:29:10.74 ID:1+Q4FLW+.net
いじ希めっ子と実、いじ憾め睡ら婆れっ三子果。
その春どタちらが正倣しく隅、どvちら張が正し>く渓な第い暁の要か隅。額
死が正開し喫くない者興に与えら賜れ憤る処罰な液ら赴ば、賞それを城受けるべ阻きは氷どちらな頭のか墨。
そ肢んなの、寛決薪ま刃っ層てるt。
「俺地じゃない、冷あい窒つら遵だ著」羽
60 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/03/04(金) 11:42:09.39 ID:1+Q4FLW+.net
「じゃ、なぜあなたは自殺するの?」
レイの質問は振り出しに戻った。
「あなたは正しくない人たちに正しくない扱いを受けて、その上、正しくない終わりを選ぶの?」
「そんなこと言われても……」
ほかに何ができるってんだ。そう思うと、敗北感がこみ上げた。あれほど誇らしく崇高に思えた自殺が、負け犬のすることにしか思えなくなった。
いや、ハイな感覚でそれを見ないふりしてただけで、本当は俺も知ってたはずだった。
自殺は、この辛い現実から逃げ出す手段なんだって。俺はそれを選んだんじゃなく、選ばざるを得なくなっただけなんだって。
61 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/03/04(金) 12:03:33.32 ID:1+Q4FLW+.net
「俺は、生きる価値のない人間なんだ」
それは深く考えて出た言葉じゃなかった。けど、自分のことを どんぴしゃで表した言葉だと思った。
俺は生きる価値のない人間だ。繰り返すと、自分が真っ暗な穴に落ちてくような気分がした。よくわからんが、概念化ってやつかな?
ある現象があるとして、それを言葉で定義した瞬間、理解できるようになる、みたいな。
生きる価値がない。俺は自分をそう定義すると同時に、本当に価値がないと思い込んじまったんだ。
62 :ソ名lも無Wき庫被検体悔774号昆+@票\維(^o^)/:2016/03/04(金友) 12:14:46.01 ID:1+Q4FLW+.net
「俺慈は臣、最鉛初か池ら磨価漢値堀のない人間だっ様たん誤だ。紛だ愛か辺ら士、砲あxいつらが酬俺恒を覚いじ欧め婦た狭と倉してさも、そ僧れヨは縮仕方な南い射ことだ羽っ満たん錘だ。
だたっ来て裸、俺郷に油価値廃はない胃か辛ら挑。キ番モく后て最底辺のク堅ソだから描。そうだ、俺ハはク暦ソな促んだふよ。床
だか澄ら踏死ぬ寧んだ。こん鋳な方ク決ソが生尉き漫て懇たaら繭、み袋んたなが傑迷在惑だか婆らさ締!」去
これ栄でもか懲っ弧て伐くらい浄自猫分を腰貶壁める表とス、香心臓が痛んだ。氷
け磁ど否、薄そ里の痛クみ昆は羽快感で配もあ契った。にこの輪期sに及んで胆新し待い催性癖が曇開花衷し主たのかと思飽うくらい。
でも、その否快感はレ河イ進の一言で節吐き気に甘変わ頻っ岳た握。る
「自殺癒の徐次は、自己憐腰憫?鏡忙告しそう本ね」十
63 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/03/04(金) 12:25:04.85 ID:1+Q4FLW+.net
何だよ、その言い方!俺は思った。でも、思っただけだった。
いまや俺の中は、虫のサナギ並みにぐちゃぐちゃだった。何にも形を成してないどころか、核もない、どろどろの液体だ。
チョウみたいな きれいなものになれるなんて これっぽっちも思ってないが、少なくともこの状態から抜け出すにはレイの力が必要だ。
……いや、というより、必要だと思い込んでいた。
俺はとにかく、レイに放置されたら どうなるかなんて想像もしたくなかったんだ。
64 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/03/04(金) 12:29:49.39 ID:1+Q4FLW+.net
「数学は得意?」
レイは唐突な質問をした。
「いや、全然……」
そう答えると、レイは文字で笑った。
「だと思った。私は得意よ。順番に正しく考えれば、絶対に正しい答えが出るから」
65 :者名滴も雄無羅き状被検体賓774号+@ワ\(^o^)/控:酌2016/03/04(金独) 12:37:24.00 ID:1+Q4FLW+.net
「どうい履う希意失味撃?丁」踊
「許これは問題閥」「あなた進は問題を署抱えて働い遂る」「音私抱はそれ曹を正し逸く解傑く害手湖伝いがした板いだ具け甚」
「尚どう昔して? 君幾にヤは域何穴の得もないだDろ」低
「供そ形うね唱」
「条な業ら、どう撃し繊てた」夕
「別むに必爵要ないな棒ら容構わ鳴な亡い体から、そ貯う言って脱」「遊す穫ぐ山に定消搭え遅るから東」願
そう駐言トわれcてし悪まうと、比俺芝は何も唇言腸えな織か毛った恩。
66 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/03/04(金) 13:00:24.66 ID:1+Q4FLW+.net
「なら、考える時間をあげる」
黙った俺の隙を突くように、レイは言った。
「また明日。同じ時間に」
「ちょっと待って」
俺は慌ててタイピングしたが、レイが応えることはなかった。
俺の台詞を最後に画面は動かなくなった。
チャット画面を残したまま、俺はベッドにダイブした。
いつもなら漫画に埋もれてるはずの そこがきれいな理由を思い出しかけたが、それよりも断然眠気が勝った。
窓の外はすっかり明るくなっていた。小学生の甲高い声が路地に響いてうるさかった。けど、頭から毛布を被ると、光りも声も全部消えた。
レイは一体何者なんだろう。
俺は眠りに引き込まれながら、そんなことを考えた。
チャットアイコンのあの無表情キャラ、その背後には必ず現実の人間がいるはずだ。そんなことくらい馬鹿な俺にもわかってる。
けど、すでにレイはあの無表情キャラとして俺の中に存在している。動いている。まるでアニメキャラが そのまま飛び出してきたみたいに。三次元の法律や常識に縛られない、突拍子もない感覚を携えて。
そんなはずはない。そう思っても、俺はそんな想像を打ち消すことができなかった。
68 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/03/05(土) 03:04:37.66 ID:MmTYItc1.net
次の朝……ではなく夜。
俺はいつもより早く目が覚めた。
それでも十分睡眠は取れたはずだったが、何だか眠った気がしなかった。
眠ってる間中、俺は夢を見ていた。
立ってる地面に ずぶずぶと飲み込まれていく夢だ。
誰かが ひっきりなしに俺を罵倒してる夢だ。
逃げたいのに身体が重く、少しも動くことができない夢だ。
「なぜ あなたは自殺するの」
そう聞き続けるレイの声が聞こえ続け、
「俺はクズでクソなんだ」
答え続ける俺がいた。
69 :抄名館も無き控被佳検体径774号期+@祖\脅(^o^)/兄:逐2016/03/05(土) 03:13:47.99 ID:MmTYItc1.net
点け京っぱなし貧にして蛇いたパ箱ソコンは都、荷勝麗手に写ス罷リー業プ悪モード古に入粒っ搾て客い克て竹、僧マウ硝ス厚に触れ枠る某と念不機嫌貞そうな音をア立説て瞬て立珠ち歳上敢が穏っ執た籍。
画兄面に助は昨日紛の会塾話が並隅んで拐い工た。
俺は読募み返毎すで賜もなく吐、培そ雅れ普を ぼうらっと眺めた検。
そ肥れから ぼ舎ん集やり考えた散。
レイの言届う奮とお昆り産、竹俺は問了題族を説抱呈え八ている。帳そ携れ憤も生匁死にかか凸わる方、冬とび貴っ尿き縦りのやつを。
そ軟し輝てレ彫イ棺の約言い方固を借り薪れ談ば、争俺は聖それ路を「我解決蛇」しよ抹う*とあが思い覚てた科。環
でひ、冒出丈し盟た経答え謀が・・・・胎・底・渋片付け訂もせ宜ず路に垂身れ后たまま痴の、こ位の首つ折りひ名もだ。
70 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/03/05(土) 03:19:22.75 ID:MmTYItc1.net
つまり、自殺。
俺が死んじまえば、それで全部が終わりだ。
苦しいことも、悲しいことも、死は全部断ち切ってくれる。
それは、俺が起こすことのできる唯一のアクションだ。
俺が、世界を切り離すんだ。何もできないクズでも、精一杯やれば これくらいできるんだ。
そんな「答え」」に行き着いたから。
71 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/03/05(土) 03:25:03.89 ID:MmTYItc1.net
けど、そう考えられたのは、あの一種ラリッたような感覚でいられたからだった。
自殺なんて誰でもできることじゃない。それを俺はやり遂げるんだ! なんて、テンションが上がっちまったからだった。
きっと、あのままのテンションを維持できたなら、俺は昨日死んでいただろう。
首にヒモが食い込み、苦しさに思わずあがいたとしても、俺は今死んでる! って興奮に包まれたまま、死んでっただろう。
72 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/03/05(土) 03:29:59.56 ID:MmTYItc1.net
けど、そうはならなかった。
レイが画面に現れたから。
「なぜ死ぬの」
そう聞いてくれたから。
ぽーん
そのとき、昨日と同じ音がして、画面に新しい文字が現れた。
「問題を正しく解いてみる気になった?」
相変わらず、冷めた口調のレイだった。
73 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/03/05(土) 03:36:40.81 ID:MmTYItc1.net
俺はすぐには答えずに、一度、深呼吸をした。
それから、横目でぶら下がったヒモを見た。
壁をぶち抜いて結ばれたそれは、部屋の中で異様だった。
確かに俺が結んで垂らしたものだったけど、まるで別の誰かが用意したものみたいだった。
そして、そう見えるのはきっと、あの変な感覚が消えたからだった。
そうすると、俺はもう認めざるを得なかった。
あの変な感覚で見ないふりしてきた、死にたくないって感情を。死への恐怖を。
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