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俺の彼女の話するからちょっと聞いてくれ
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1 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/01/25(土) 22:30:10.25 ID:C/1U5pvZ0
長くなるかもしれんが、気長に聞いてくれると嬉しい。
これから話すのは、俺が中3の時の話だ。
俺→170cm55kg、顔は下の中程、短気、百合好き、準ぼっち
彼女(さゆり)→163cm50?kg、顔は中の中、優しい、友達たくさん、不思議ちゃん
13 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/01/25(土) 22:41:16.14 ID:C/1U5pvZ0
>>10
これは本当の話だ。
14 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/01/25(土) 22:43:11.96 ID:C/1U5pvZ0
まず、俺とさゆりの出会いは中学校に入学した時。
俺の入った部活動がサッカー部だったんだが、一人だけ女子がいた。
それがさゆり。
初めはなんだこいつと思っていたが、次第に気になり始めていた。
15 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/01/25(土) 22:44:44.25 ID:C/1U5pvZ0
なぜ さゆりがサッカー部に入ったかは知らないが、不思議な子だと思った。
その頃、さゆりは同じ小学校からきた男子と付き合っていたらしいが、詳しいことはしらん。
16 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/01/25(土) 22:46:44.85 ID:C/1U5pvZ0
話は飛ぶが9月中旬、暑い日だった。
部活動中にさゆりが転び、立ち上がるも足を引きずりながらだった。
どうやら肉離れになったらしく、その日から ぱったりさゆりは部活に来なくなった。
18 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/01/25(土) 22:49:30.86 ID:C/1U5pvZ0
また話は飛ぶが、俺らが2年にあがったとき、俺とさゆりは同じクラスになった。
同じ部活だったこともあって、俺はメアドの交換を試みた。
さゆりは、笑ってメアドを交換してくれた。
嬉しくてその日は三度オナニーをした。
20 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/01/25(土) 22:52:18.13 ID:C/1U5pvZ0
さゆりは早寝早起きで、朝早くにメールをくれ、夜は九時前に寝てしまい、一日に十通ほどしかメールできなかった。
次の日になると、メールの内容を忘れていて、正直いって楽しくなかった。
俺はその頃、同じクラスのめちゃくちゃかわいい子をすきになっていた。
21 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/01/25(土) 22:56:27.86 ID:C/1U5pvZ0
そんな状態が10月まで続いた。
話のネタはすでに尽きていて、俺はさゆりからのメールに返信しなくなった。
毎日友達とバカ騒ぎをし、次第にさゆりとしていたことを忘れていった。
11月の末にさゆりがインフルエンザで学校を休んだときは、メールをした。
「大丈夫?」という短いメールに彼女は、「なんとか。」と返信をくれた。
このメールも長く続かなかった。
22 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/01/25(土) 23:01:21.61 ID:C/1U5pvZ0
俺らの学校の二年生は、1月の下旬にスキー教室に行く。
三泊四日で、毎日スキー。
二日目に、さゆりは頭痛を訴えたらしい。
保健の先生に介抱されつつ、斜め上を見ながらぽーっとしていた。
三日目には、熱を出したらしい。
その日の夕食に出たものの大半を俺にくれた。
帰りのバスで、さゆりの写真を撮ったが、ブレブレだったから消してしまった。
今思えばアホなことしたと思う。
23 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/01/25(土) 23:07:11.76 ID:C/1U5pvZ0
1月30日、俺宛に一通のメールが来た。
その頃 大好きだったロリ顔の女の子からだった。
内容は、
「明日の放課後、四時十分に五階音楽室前に来て!」だった。
不自然に思ったが、たぶん俺は告られるんだと悟った。
その日の夜はウキウキしてよく眠れなかった。
次の日、案の定告白された。
相手はさゆりだった。
階段の踊り場に学年中の男子が集まった。
顔を赤らめ、もじもじとしているさゆりがとてもかわいかった。
「好きだ」
それだけ。
さゆりは両手で顔を隠しながら帰っていってしまった。
24 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/01/25(土) 23:08:56.26 ID:C/1U5pvZ0
俺はokを出した。
これから俺に彼女ができる見込みがないからだ。
正直、俺はさゆりがすきじゃなかった。
しかし、さゆりの隠れた魅力に惹かれていく俺がいた。
25 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/01/25(土) 23:12:04.20 ID:C/1U5pvZ0
俺は、初デートで日曜にさゆりと映画を見に行った。
次の週の日曜には水族館にいった。
次にデートをしたのは、5月だった。
広い公園にいった。
その時はじめて、さゆりと手を繋げた。
小さくて、少し冷たかったのを覚えている。
さゆりの顔は真っ赤で可愛かった。
27 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/01/25(土) 23:17:29.94 ID:C/1U5pvZ0
それからまもなくし、俺は彼女に自分のいろんな秘密を教えた。
体重から好きだった女の子の事から、たくさん教えた。
さゆりは、「俺君ばかり秘密を言ってる気がする、私の秘密も知って」と言うので、俺はさゆりの秘密を知ることにした。
さゆり「あのね」
俺「何?」
さゆり「私のお父さん、もう死んでるの。」
単刀直入に言われた。返信が浮かばなかった。
聞いてはいけないような気がして、でも聞かなければいけない気もした。
28 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/01/25(土) 23:21:37.07 ID:C/1U5pvZ0
さゆりのお父さんが死んだ頃の話を、不慎重にも俺は聞きたくなってしまった。
彼女は話してくれた。
さゆりのお父さんが死んだのは1月25日だが、発見されたのは29日らしい。
技術科の居残りをして、帰りが7時に差し掛かろうとしていた。
家のそばまで行くと、家が異様に明るかった。
29 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/01/25(土) 23:24:12.58 ID:C/1U5pvZ0
玄関には、さゆり、妹、母、おば、父方祖母と母方の祖父母の靴があった。
みんながなぜこんなにも集まっているのかがわからなかった。
30 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/01/25(土) 23:26:05.38 ID:C/1U5pvZ0
何故か父方の祖母が皆に慰められていた。
さゆりは、祖母の寿命が宣告されたか、お父さんのことについてだと察した。
部屋を片付けるように言われ、言うことを聞いた。
すると、さゆりは母の前に正座をさせられた。
31 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/01/25(土) 23:28:28.36 ID:C/1U5pvZ0
母「大事な話があるから、よく聞いてね」
さゆり「何?」
母「お父さんが死にました。」
さゆり「!?!?!!?!??!?」
さゆりはすぐに事を理解した。
こういうとき、思考回路が停止するとよく聞くが、さゆりの場合はそれがなかった
32 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/01/25(土) 23:30:29.62 ID:C/1U5pvZ0
さゆりは、涙を流した。
その日は何も食べずに、寝てしまったらしい。
と聞いたが、本当かどうかはわからない。曖昧にされたところもあったから、そこが気になる。
33 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/01/25(土) 23:34:03.79 ID:C/1U5pvZ0
さゆりは、お父さんのことを話せてすっきりしたといっていた。
彼女の支えになれたことがとても嬉しかった。
そこから12月まで、俺の記憶が欠けてしまっていて覚えていない。
12月の末に、俺はさゆりとキスをした。
さゆりの唇はとても柔らかくて、冬の乾いた風にさらされてカサカサしていた。
それからほぼ毎日、俺は さゆりとキスをした。
34 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/01/25(土) 23:37:18.75 ID:C/1U5pvZ0
次の年の7日、俺は初めてさゆりの家に入った。
少し散らかっていたが、俺のために片付けてくれたらしい。
やや広いリビングで、俺はさゆりを押し倒した。
さゆりは少し混乱していたが、すぐに状況を察したらしく、抵抗を始めた。
所詮はか弱い女の子なので、押さえつけるのには容易かった。
35 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/01/25(土) 23:41:08.61 ID:C/1U5pvZ0
そこからは暗転。好きに想像してくれて構わない。まぁ、あんなことやそんなことをしたわけだが。
さゆりは俺に優しかった。
受験勉強で夜遅くまで塾にいたときも起きていてくれたし、熱を出したときは心配をしてくれ、冷えピタを貼るように言ってくれた。
彼女のしてくれた行為のすべてが嬉しかった。
彼女の優しさに依存し、甘えてばっかりだった。
そんな日々が終わってしまうとも知らずに、俺はいつまでたっても愚かだった。
36 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/01/25(土) 23:44:15.93 ID:C/1U5pvZ0
1月の30日、俺とさゆりが付き合いはじめてから一年がたとうとしていた。
受験勉強に追われていた俺は、31日にさゆりの側にいてやれなさそうだった。
それをさゆりに言うと、案の定さゆりは怒った。
俺もあんまりさゆりがしつこいもので、いらっときて怒鳴り散らしてしまった。
その日は塾から一緒に帰らず、別々になってしまった。
37 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/01/25(土) 23:47:29.28 ID:C/1U5pvZ0
30日の午後11時半過ぎ、俺は帰路についていた。
塾のそばの交差点で、車がフェンスを乗り越えて壁に激突した。
事件が起きてから時間がたっていたらしく、周りには野次馬の一人もいなかった。
壁と車の間には血痕があった。
俺は なぜかさゆりのことを思い出した。
俺は怖くなって、その日は走って家に帰った。
1 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/01/25(土) 22:30:10.25 ID:C/1U5pvZ0
長くなるかもしれんが、気長に聞いてくれると嬉しい。
これから話すのは、俺が中3の時の話だ。
俺→170cm55kg、顔は下の中程、短気、百合好き、準ぼっち
彼女(さゆり)→163cm50?kg、顔は中の中、優しい、友達たくさん、不思議ちゃん
13 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/01/25(土) 22:41:16.14 ID:C/1U5pvZ0
>>10
これは本当の話だ。
14 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/01/25(土) 22:43:11.96 ID:C/1U5pvZ0
まず、俺とさゆりの出会いは中学校に入学した時。
俺の入った部活動がサッカー部だったんだが、一人だけ女子がいた。
それがさゆり。
初めはなんだこいつと思っていたが、次第に気になり始めていた。
15 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/01/25(土) 22:44:44.25 ID:C/1U5pvZ0
なぜ さゆりがサッカー部に入ったかは知らないが、不思議な子だと思った。
その頃、さゆりは同じ小学校からきた男子と付き合っていたらしいが、詳しいことはしらん。
16 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/01/25(土) 22:46:44.85 ID:C/1U5pvZ0
話は飛ぶが9月中旬、暑い日だった。
部活動中にさゆりが転び、立ち上がるも足を引きずりながらだった。
どうやら肉離れになったらしく、その日から ぱったりさゆりは部活に来なくなった。
18 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/01/25(土) 22:49:30.86 ID:C/1U5pvZ0
また話は飛ぶが、俺らが2年にあがったとき、俺とさゆりは同じクラスになった。
同じ部活だったこともあって、俺はメアドの交換を試みた。
さゆりは、笑ってメアドを交換してくれた。
嬉しくてその日は三度オナニーをした。
20 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/01/25(土) 22:52:18.13 ID:C/1U5pvZ0
さゆりは早寝早起きで、朝早くにメールをくれ、夜は九時前に寝てしまい、一日に十通ほどしかメールできなかった。
次の日になると、メールの内容を忘れていて、正直いって楽しくなかった。
俺はその頃、同じクラスのめちゃくちゃかわいい子をすきになっていた。
21 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/01/25(土) 22:56:27.86 ID:C/1U5pvZ0
そんな状態が10月まで続いた。
話のネタはすでに尽きていて、俺はさゆりからのメールに返信しなくなった。
毎日友達とバカ騒ぎをし、次第にさゆりとしていたことを忘れていった。
11月の末にさゆりがインフルエンザで学校を休んだときは、メールをした。
「大丈夫?」という短いメールに彼女は、「なんとか。」と返信をくれた。
このメールも長く続かなかった。
22 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/01/25(土) 23:01:21.61 ID:C/1U5pvZ0
俺らの学校の二年生は、1月の下旬にスキー教室に行く。
三泊四日で、毎日スキー。
二日目に、さゆりは頭痛を訴えたらしい。
保健の先生に介抱されつつ、斜め上を見ながらぽーっとしていた。
三日目には、熱を出したらしい。
その日の夕食に出たものの大半を俺にくれた。
帰りのバスで、さゆりの写真を撮ったが、ブレブレだったから消してしまった。
今思えばアホなことしたと思う。
23 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/01/25(土) 23:07:11.76 ID:C/1U5pvZ0
1月30日、俺宛に一通のメールが来た。
その頃 大好きだったロリ顔の女の子からだった。
内容は、
「明日の放課後、四時十分に五階音楽室前に来て!」だった。
不自然に思ったが、たぶん俺は告られるんだと悟った。
その日の夜はウキウキしてよく眠れなかった。
次の日、案の定告白された。
相手はさゆりだった。
階段の踊り場に学年中の男子が集まった。
顔を赤らめ、もじもじとしているさゆりがとてもかわいかった。
「好きだ」
それだけ。
さゆりは両手で顔を隠しながら帰っていってしまった。
24 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/01/25(土) 23:08:56.26 ID:C/1U5pvZ0
俺はokを出した。
これから俺に彼女ができる見込みがないからだ。
正直、俺はさゆりがすきじゃなかった。
しかし、さゆりの隠れた魅力に惹かれていく俺がいた。
25 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/01/25(土) 23:12:04.20 ID:C/1U5pvZ0
俺は、初デートで日曜にさゆりと映画を見に行った。
次の週の日曜には水族館にいった。
次にデートをしたのは、5月だった。
広い公園にいった。
その時はじめて、さゆりと手を繋げた。
小さくて、少し冷たかったのを覚えている。
さゆりの顔は真っ赤で可愛かった。
27 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/01/25(土) 23:17:29.94 ID:C/1U5pvZ0
それからまもなくし、俺は彼女に自分のいろんな秘密を教えた。
体重から好きだった女の子の事から、たくさん教えた。
さゆりは、「俺君ばかり秘密を言ってる気がする、私の秘密も知って」と言うので、俺はさゆりの秘密を知ることにした。
さゆり「あのね」
俺「何?」
さゆり「私のお父さん、もう死んでるの。」
単刀直入に言われた。返信が浮かばなかった。
聞いてはいけないような気がして、でも聞かなければいけない気もした。
28 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/01/25(土) 23:21:37.07 ID:C/1U5pvZ0
さゆりのお父さんが死んだ頃の話を、不慎重にも俺は聞きたくなってしまった。
彼女は話してくれた。
さゆりのお父さんが死んだのは1月25日だが、発見されたのは29日らしい。
技術科の居残りをして、帰りが7時に差し掛かろうとしていた。
家のそばまで行くと、家が異様に明るかった。
29 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/01/25(土) 23:24:12.58 ID:C/1U5pvZ0
玄関には、さゆり、妹、母、おば、父方祖母と母方の祖父母の靴があった。
みんながなぜこんなにも集まっているのかがわからなかった。
30 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/01/25(土) 23:26:05.38 ID:C/1U5pvZ0
何故か父方の祖母が皆に慰められていた。
さゆりは、祖母の寿命が宣告されたか、お父さんのことについてだと察した。
部屋を片付けるように言われ、言うことを聞いた。
すると、さゆりは母の前に正座をさせられた。
31 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/01/25(土) 23:28:28.36 ID:C/1U5pvZ0
母「大事な話があるから、よく聞いてね」
さゆり「何?」
母「お父さんが死にました。」
さゆり「!?!?!!?!??!?」
さゆりはすぐに事を理解した。
こういうとき、思考回路が停止するとよく聞くが、さゆりの場合はそれがなかった
32 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/01/25(土) 23:30:29.62 ID:C/1U5pvZ0
さゆりは、涙を流した。
その日は何も食べずに、寝てしまったらしい。
と聞いたが、本当かどうかはわからない。曖昧にされたところもあったから、そこが気になる。
33 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/01/25(土) 23:34:03.79 ID:C/1U5pvZ0
さゆりは、お父さんのことを話せてすっきりしたといっていた。
彼女の支えになれたことがとても嬉しかった。
そこから12月まで、俺の記憶が欠けてしまっていて覚えていない。
12月の末に、俺はさゆりとキスをした。
さゆりの唇はとても柔らかくて、冬の乾いた風にさらされてカサカサしていた。
それからほぼ毎日、俺は さゆりとキスをした。
34 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/01/25(土) 23:37:18.75 ID:C/1U5pvZ0
次の年の7日、俺は初めてさゆりの家に入った。
少し散らかっていたが、俺のために片付けてくれたらしい。
やや広いリビングで、俺はさゆりを押し倒した。
さゆりは少し混乱していたが、すぐに状況を察したらしく、抵抗を始めた。
所詮はか弱い女の子なので、押さえつけるのには容易かった。
35 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/01/25(土) 23:41:08.61 ID:C/1U5pvZ0
そこからは暗転。好きに想像してくれて構わない。まぁ、あんなことやそんなことをしたわけだが。
さゆりは俺に優しかった。
受験勉強で夜遅くまで塾にいたときも起きていてくれたし、熱を出したときは心配をしてくれ、冷えピタを貼るように言ってくれた。
彼女のしてくれた行為のすべてが嬉しかった。
彼女の優しさに依存し、甘えてばっかりだった。
そんな日々が終わってしまうとも知らずに、俺はいつまでたっても愚かだった。
36 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/01/25(土) 23:44:15.93 ID:C/1U5pvZ0
1月の30日、俺とさゆりが付き合いはじめてから一年がたとうとしていた。
受験勉強に追われていた俺は、31日にさゆりの側にいてやれなさそうだった。
それをさゆりに言うと、案の定さゆりは怒った。
俺もあんまりさゆりがしつこいもので、いらっときて怒鳴り散らしてしまった。
その日は塾から一緒に帰らず、別々になってしまった。
37 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/01/25(土) 23:47:29.28 ID:C/1U5pvZ0
30日の午後11時半過ぎ、俺は帰路についていた。
塾のそばの交差点で、車がフェンスを乗り越えて壁に激突した。
事件が起きてから時間がたっていたらしく、周りには野次馬の一人もいなかった。
壁と車の間には血痕があった。
俺は なぜかさゆりのことを思い出した。
俺は怖くなって、その日は走って家に帰った。
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