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世界で一番好きな人との話
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76 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2015/10/24(土) 23:37:16.53 ID:+4MwmVS00.net
嬉しさのあまり久々に無理矢理3家族呼んで飲み会した。

今まで恥ずかしかった事、かおりの兄もいた事もあって言えなかったけど かおりと付き合ってることを報告した。


みんな喜んでくれるとは思ってなかったけど あまりにふーん。って感じでちょっと怒った。



77 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2015/10/24(土) 23:41:22.86 ID:+4MwmVS00.net
幸せを取り戻し全て順調と思っていると かおりが不安定になった。

元々よく泣く子だったけど本当におかしくなっていた。

超楽しそうにしてたのに次の瞬間泣いてたり、仕事に行けなくなったりした。

何が何だか俺には分からなくて一緒に病院行こうかと思ったけど どうしても行きたくなかったようだ。


だから調べた。

何の為に無駄に毎日PC付けてんだ?インターネットは雑談する場所じゃない。調べるものだ。とめちゃくちゃ調べた。


とにかく笑いかけてあげてください、話しかけてあげてください。

そうあった。いつもかおりが俺にしてくれていた事だった。

次の日から仕事もなくなった俺は ほとんどかおりが家にいるときは一緒に居て ただひたすら楽しい話をしつづけた。

春頃になると そのおかげか いつものかおりに戻って俺は一安心した。



78 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2015/10/24(土) 23:48:58.99 ID:+4MwmVS00.net
戻ったあって言う幸福感から俺はついに夢を実現させた。

あの日 初めて二人で行ったディズニー。その時にした他愛ない約束。

いつか一緒に泊まりたいねって憧れの対象でしかなかったディズニーランドホテルの予約が取れたのだった。


これは俺の誕生日に行った。

凄い大雪で びっくりしたけど それはそれでいい思い出になった。

帰りなんて吹雪みたいになってて前が見えなかったな。


今でも覚えてるけど この雪の日かおりと喫煙所に行った。

かおりは雪でテンションあがって煙草吸いながらクルクル踊ってたんだ。

それがかわいくて見てると たっちゃんもこっち来て!って またあの笑顔で言われたんだ。

照れて見てるだけだったけど、雪の中カッパ着てクルクルフラフラしてるかおりが本当に妖精かってくらい綺麗でかわいくて それだけで満足した。


ホテルに戻るとサプライズ!つて叫びながら かおりがケーキ持ってきてくれた。

ホテルの予約は俺がしたのに そんな事も出来るのかと驚いた。


食べてると かおりが電話見ながらそわそわしてる。

なんだろうなって思うと急に電話が鳴った。

出るとミッキーが誕生日のお祝いコメントをくれた。

なんだよこれ絶対泣くじゃんと かおり見ると過去最強のどや顔してて吹いたw


翌日はシーに行った。

雪はやんでたけど まだ残ってて そこら中にミッキーの雪だるまが作ってあった。

楽しくて幸せで最高の2日間だった。





79 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2015/10/24(土) 23:53:24.60 ID:+4MwmVS00.net
春になって今年も花見に行った。

付き合う前、かおりの話を公園で聞いてる時、去年は3家族で花見、そして今年は二人で花見した。


桜の中で色々思い出した。

付き合う前、ここでよく泣いてたこと。

笑った事、またあの頃みたいに好きになろう。

好きになって貰おう そんな事ばっかり考えてた。

そんな俺に気づいてか好きだよって久々に言われた。


かおりは普段自分からあまり言わないから嬉しかった。



80 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2015/10/24(土) 23:57:06.22 ID:+4MwmVS00.net
そして2年記念日。

正確には1ヶ月くらい別れてるから2年ではないんだが気にしない。


かおりは大阪に行きたいとのこと。

去年は沖縄だけど今年は大阪か。いいじゃない。

てことで向かう。初めての大阪は暑かった。

お好み焼きもタコ焼きも食べた。

観光地も色々回った。全てやりきった。

相変わらず けんかもしたけど楽しかった。


全て順調。俺はまたそう思ってた。



81 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2015/10/25(日) 00:01:59.38 ID:Zx9v8PJW0.net
現実的な問題が出てきた。

仕事である。

かおりには言えなかった。全然内定が出なかった。

自慢じゃないけどブラックで頑張れていた。

建築物も20棟近く立てた。それだけの自信があった。

でも社会から見た俺は ただのブラックに耐えられない人。

そういう評価だった。


金もいよいよ尽きてきた。

バイトしようにも いつ面接になるか分からないので出来なかった。

俺は親に頭を下げて少し働かせてもらう事になった。


そうこうしてると親の会社の知り合いが来た。

そして近況報告をしていると俺が見つけてやると言ってくれた。

しかし いつまでたっても もう少し待ってくれとの答えしか来なかった。

親の会社の知り合いと言う事もあり、信じて待つことしか出来なかった。



82 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2015/10/25(日) 00:07:12.29 ID:Zx9v8PJW0.net
そんな状態で かおりには不信感しか与えられなかった。

仕事もして無い彼氏ということで友達からも色々言われているようだった。

凄くきつかっただろうと思う。


もっと出かけたかったかもしれない。

かおりが仕事終わったよーって来ると すぐにお疲れ様って返事した。

かおりが寝るよーって言うと明日も頑張ってねって返した。


でもそれが辛かった。

お疲れ様ってお前は疲れてないだろとか

明日も頑張れってお前が頑張れよって思ってるんだろうなって いつも感じていた。

でも俺はあの辛い建築事務所で働いてた頃、かおりのメールに いつも励まして貰ってた。

だからやめたくなかった。


それでも かおりは支えてくれた。ずっと支えてくれた。

たまに文句いう時もあったけど ほとんど言わなかった。

せめて普通の働いてる人よりは一緒にいよう、出かけようと思った。

時間がある。それだけが俺の唯一のモノだった。

幸いこの年は いつもよりもたくさん旅行に行けたしたくさん話せた。




83 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2015/10/25(日) 00:10:36.49 ID:Zx9v8PJW0.net
そんななか事件が起こった。

かおりが海に友達と行ってから元気が無いように見える。

なんかあった?って聞いても何答えてくれなかった。

浮気?と思った。

でも俺のこの状態から それを責める権利は無かった。何も言わなかった。


その夜 当時二人ではまってらLINEゲームを一緒にやってた。

かおりの携帯でやってたんだけど急にラインが来た。

二人で一緒の画面見てたから避けられなかった。

通知だけでも少しだけ読めてしまう。

今日のことは彼氏に言わないほうがいいよと書いてあった。


かおりが泣き出した。

あーまた終わっちゃうのかと俺は悲しくなった。



84 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2015/10/25(日) 00:15:04.78 ID:Zx9v8PJW0.net
しばらく沈黙が続いたけど かおりが発した言葉は浮気じゃなかった。

知らない人に付きまとわれて無理矢理キスされたと言う。

何回も何回も謝られた。


浮気じゃないと知って落ち着いた俺は同時に怒りに満ちてきた。

でも ぶつける相手がいなかった。

そんな俺を見て 俺がかおりに怒ってると勘違いしたかおりは また泣き出した。


何をやってるんだ俺は。一番辛いのはかおりじゃないか。

話し合いをした。

もうこういう事はされたくない。

なら どうすればいいか。

危機感を持て。出来ない。

そんな感じだったと思う。


もう混乱した俺は ついに初めてかおりを束縛した。

じゃあ もうそういう場には行くな。

女友達とだけ遊べば大丈夫だ。

束縛する気は無かった。

でもこうする以外思いつかなかった。



85 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2015/10/25(日) 00:20:25.80 ID:Zx9v8PJW0.net
しばらくして海の事も忘れた頃

かおりが高校の男友達と二人でご飯に行きたいと言い出した。

正直 男女の友情は成立しないと思っている。

少なからずどちらか、もしくは両方に下心があると思うからだ。

だからNGを出した。

そう伝えると かおりも了承した。

正直に言えば そんなのどうでもよく ただ行ってほしくなかった。

勿論かおりが それでまた傷ついたらどうするって気持ちもあった。


でも結局 俺も最後には折れた。

それでも行きたかったら最後に決めるのは かおりだよと伝えた。

結局かおりは行かなかった。

本心では行きたがってたようだ。

俺の行って欲しくないと言うオーラを感じたのかもしれない。



86 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2015/10/25(日) 00:22:15.38 ID:Zx9v8PJW0.net
この頃 かおりは やたらと結婚したいと言い出すようになっていた。

でも俺はまだ出来ない。

働いても無い俺は どうして結婚なんて出来るだろうか。

ましてや親に反対されているのである。

だったら仕事してから親に言おう。

その方がうまく行く。そう思った。






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カテゴリー:男女・恋愛  |  タグ:純愛,
 

 
 
 
 

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