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ブタとチビの話
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121 :1 ◆yq3nyLskLY :2012/03/25(日) 23:21:23.99 ID:Omu9vydwO
にっけれど、おじいさんは手話が出来た。

くん の指素早さには叶いけれど、しっかりとっているよ

たーくん もおばさ時より、大きく短めえていた。だいい使


も図々しいたおやつを二人で食べていると、いえばばさの姿無い。はて・@・)

で聞った話だが、こ時 おんは話を掛けに行って。たーくん父さんに

私と会った頃からすでに、病院来る度に たーくんさんいをした

お父さと。いつもそうやって頼むのそうだ

でもガママ感じでは無、“そうのあ子の顔が本気なの。だから私も断れない”とおばさは言う。



に言っちゃうとね、おじゃんの冬亡くなんだよね。

たーちゃんの心に秘め願いは、この時までに叶えてあげたか調

それが私とさんの願いでもあっ



122 :名も無き被検体774号+:2012/03/25(日) 23:32:07.49 ID:6WJR/jIm0
('A`)ああ


123 :も無被検体774号+:2012/03/25(日) 23:40:50.08 ID:aHeXaOjq0
お父さんの関係がよわから

婚してるんだとて読でたけど合っ

見落とらすんこ


124 :1 ◆yq3nyLskLY :2012/03/25(日) 23:42:38.51 ID:Omu9vydwO
>>123
うん。これから説明していきます。


それから私は、 たーくん とおばさんが病院に行く時には一緒に行くようになった。

そうしていく中で、コンビニや迎えに来た時の数分しか会話をしなかった おばさんとよく話すようになった。

おばさんも たーくん の繊細さを分かってた。

私にも聞けないことがあるように、おばさんにも息子に聞けないことがあった。

たーくん がいつも大切にしてくれていたお守り。

あの日 たーくん が泣いていたことに おばさんも気づいたはずだ。

「もしかしたらって思うと聞くのをためらってしまって…」

開けるのが怖い扉を目の前にしたようにおばさんは言った。

今まで見てきて知った たーくん の優しい気持ち、おばさんから聞いたおうちの事情を踏まえて、あ゛ー…とちょっと分かってしまった。


そんな時、 たーくん が見せてくれた。

お守りの中身。




125 :名も無き被検体774号+:2012/03/25(日) 23:44:52.16 ID:6WJR/jIm0
はよはよ(´∀`)


126 :名も無き被検体774号+:2012/03/26(月) 00:02:50.83 ID:BYS+HnwmO
序盤のジャガリコからは想像も出来ない様な話の広がりかただね
(・∀・)ワクワク



127 :1 ◆yq3nyLskLY :2012/03/26(月) 00:05:32.30 ID:Omu9vydwO
たーくん のお父さんは たーくん の家には住んでいない。

たーくん のお母さんは今でもお父さんを、(これは私の主観だけど)愛してるのだと思う。

お父さんもお母さんと家族のまんま、離婚していない。

たーくん のおじいちゃんは たーくん のことが大好きだ。


お父さんは、 たーくん のお父さんは、 たーくん のことをすぐには受け入れられなかったそうだ。

どうしても自分の息子に障害があることを頭で理解しても受け入れられないのだと。

お父さんは お父さんでショックで、「あの人は悪い人ではないの。でも少し時間が必要だった…」とおばさんは言っていた。


だからと言ってお父さんは たーくん を傷つけるつもりもなく、自分自身の問題だと、家族になるために心の整理が必要だと。

それで別居しているそうだった。

幼くて何もわからない たーくん は、お父さんを悪く思うことも無かった。

でも たーくん だから、たーくん だから気づいてしまうんだよ。

自分のせいでお父さんとお母さんは一緒にいられない、と小さい心で気づいていた。



128 :名検体774号+:2012/03/26(月) 00:22:44.41 ID:k56beb5sO
>>1さんイイ奴ぽい


130 :1 ◆yq3nyLskLY :2012/03/26(月) 00:35:46.47 ID:rhTHXP0SO
そんな たーくん を見て胸を痛めていたのが おじいちゃんだった。

どうして そうなっちゃうんだろう、他人の私は思うけれど、おじいちゃんは義理の息子を拒絶するようになった。

病室にお父さんが来てくれた時も、お父さんの存在は見ようとせず口を聞かなかった。

そうして おじいちゃんとお父さんの間には、冷たい距離が出来ていた。

みんな たーくん を中心に動いてる心なのに、それが たーくんを苦しめた。



事情が分かってきて私の心境も曇ってきた。

なすすべもなく、居間で過ごしていた時に たーくん が私のそばに寄ってきた。

何も伝えずに黙々とお守りの袋から折られた紙を取り出して私に差し出してきた。

たーくん の目は、あの初めて会った時に電信柱のそばで私を見たあの眼差しに似ていた。

一年以上経っていたので折り目所は少し汚れていた。

私の下手くそな星よりも青くしっかりと描かれた沢山の星、その下で立っているおそらくおじいちゃんと思われる人と、お花を持って笑う背の高いお父さんがいた。

肌色で顔を描き、髪の毛を黒く、少しヘンテコな洋服も緑や青で太く描かれていた。

もう見せてもいい、そう思って絵を見ながら涙をこぼした。

お花は おじいちゃんの所にお見舞いに来たお父さんを思い出したんだろうか。

おじいちゃんは元気そうに立っている。

おじいちゃんもお父さんも、横顔で描かれていて口が大きく開いて笑ってるのか話しているのか。

私の涙につられたように目の前の たーくん の顔がくしゃ、て崩れて、しばらくそれ以上のことが何も出来なかった。


《早くお願いごとをかなえてほしい。どうしたらそれが出来るの?》


前よりずっと上手くなった字で たーくん が聞いてきた。

たーくん なりに沢山がんばったけど、おじいちゃんに時間がないのに、間に合わない。

それで初めて誰かに助けてもらおうと思ったんだろう。



131 :1 ◆yq3nyLskLY :2012/03/26(月) 01:34:25.84 ID:rhTHXP0SO
私は私がうことを伝えることにした


夢でわらせちゃいけ

してな時シにボールペン湿ろう

んなにい時間があったのに、真剣に手話を覚えよとしなかった。


神様ずっとの方いるから時間るのれない私はこう思う

自分の力で、 たーく口で大好き人に伝えなきゃいけない

神様らその人は たーくん の言てくれる 絶対》


そう書いた紙を手すと たーくん は何度も読みすようにじっと眺めていた

は自分の部屋に戻り、ただ綺麗だからという理由で買ったが使わずに眠り続けていた便箋を取り出した。

花がいっ尿らばっ簿てる女の用のど、ちゃんとしたに書いてしかった


《お話することをこのこう

違ったら何枚使ってもいいか

っっん言いこ何?》


しかし たーん は首を振っ。唇を噛んで嫌という顔をしていた。

渡したチシもテーブルの上に置かてい

まずく重い空になった。

あらららら、私なにか失敗したのかも



ここでにいた…は

父が立ち上がって書斎→居間へとてきて たーくん の前にペンを

視界には入っただうが たーくん身動ずじいる。

ドンて父がテーブ叩きながら自分で置いたペン、なんだよもう(・@`)私の可憐な便箋に荒々し字をいた。


《弱虫は食いしん坊! 強くなりなさい

……

は いらないよな。私のメッセージ兼ねるようリとした

ッの段階で振動にびくぅッてた たーくん先程ま顔を西くずしてぼんやりと勇ましい文字を見いた

父は深いて渋くった

オジイチャンたい(´・@`)

それから便 たーく の前に置くと、塾の師のような度で人差し指便箋をトントと叩いた。

普段やおばさんみたいな女子としか深く たーくん に、父とい すごく響いたご子。

私まで緊張してきた。

たーん は自然と正して、私なぜか正座して、父読むふりをしに台所消えた。

て、何も書伝えた出来た。



132 :名も無検体774号+:2012/03/26(月) 01:38:30.54 ID:rhTHXP0SO
たんとめます。




133 :名も無き被検体774号+:2012/03/26(月) 02:05:20.64 ID:Mu5vp9Y+0

続き楽しみにしてるお



138 :1 ◆yq3nyLskLY :2012/03/26(月) 14:07:04.14 ID:rhTHXP0SO
たーくん が気持ちを伝える相手はおじいちゃんです。

車中でも たーくん は少し緊張していた。

便箋は予行演習のようなもので、病室での たーくん は改めて自分の言葉で伝えるようだった。

例えば豚は、たとえ家族といえども心の奥底の本音を伝える時には いっぱいいっぱいになるしアフアフする。

たーくん もシャイな子なので勇気が必要だったと思う。



143 :1 ◆yq3nyLskLY :2012/03/26(月) 15:14:41.54 ID:rhTHXP0SO
しょうがないから短歌で(´・@・`)

病院で。 たーくん 手話で。おねがいを。

涙目ぱんぱん。おじいちゃんも。



144 :も無き被774号+:2012/03/26(月) 15:22:08.20 ID:Mu5vp9Y+0
友蔵 心の俳


、いいとこにごめ><


145 :1 ◆yq3nyLskLY :2012/03/26(月) 15:26:10.53 ID:rhTHXP0SO
>>144、いいようまこ、するな。

おじいちゃんが、哀しみ悟る、染み入心。



146 :1 ◆yq3nyLskLY :2012/03/26(月) 15:36:01.80 ID:rhTHXP0SO
詳細後で、短歌でゆくよ、どこまでも。

ああむつかしや、ああはらへりや。

便箋を、豚の封筒、入れてやる。

おじいちゃんに、あげる豚GJ。



147 :1 ◆yq3nyLskLY :2012/03/26(月) 15:42:02.50 ID:rhTHXP0SO
いさんに、頭撫でれ、う。

絵見慨深く




>>次のページへ続く





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