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男女間の修羅場を経験した話を書きますよ
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73 :バース ◆H0fjJ5ft/U :2012/10/04(木) 00:32:24.72 ID:fmYO4C/+0
別にマネージャーさんとは、やましいことは何もないんですが、人間関係が面倒なことになっているのは、多分に自分のせいという認識がありましたから。

「噂って、ボクとマネージャーさんとのことですか?」



74 :バース ◆H0fjJ5ft/U :2012/10/04(木) 00:33:09.24 ID:fmYO4C/+0
脱いだスパイクの泥を「コンコン」と払いながらチラッとボクの顔色を覗き込む先輩。

その目には怒りの感情を感じることはありません。

うまく言えないんですが、マネージャーさんとの温度差は感じましたね。

「そうだよ。まあ、オレは気にしてないんだけどね」



75 :バース ◆H0fjJ5ft/U :2012/10/04(木) 00:34:26.89 ID:fmYO4C/+0
ここは全身全霊をかけて弁解させてもらいます。

たとえ男らしくないと言われても、言い訳だってします。

武士じゃないんで、二言だって言いますよ。



77 :バース ◆H0fjJ5ft/U :2012/10/04(木) 00:36:07.70 ID:fmYO4C/+0
確かに子高生的ゼロち合わに向ったといことはないですが、実際何かアクションはこしてはいません。神に誓って。

「いや、れはデマよ。デマ

ただ……マネーさん相談を受けたことは事実です

輩の件……



78 :バース ◆H0fjJ5ft/U :2012/10/04(木) 00:37:18.36 ID:fmYO4C/+0
うか…そなことだろうとは思ったんだ……」

よねー わかくれますよねー なんた自ありま

際、先輩の気確かめた上で、ジャーさん直り?といかしっかの鞘にってもらおうとか考えたす。



79 :バース ◆H0fjJ5ft/U :2012/10/04(木) 00:38:02.39 ID:fmYO4C/+0
そうすれば、ミドリのことも余計な心配をせずに済みますからね。

だから先輩と、もっと話そうと思ったです。

「先ぱ――」

そこで急に扉が開いたかと思うとマネージャーさんの乱入です。いや突入か?

そして次の瞬間、ボクは信じられない状況に陥ることになります。



81 :バース ◆H0fjJ5ft/U :2012/10/04(木) 00:40:37.16 ID:fmYO4C/+0
なんとマネージャーは先輩の前を通り過ぎて、ボクに抱きついてきたんです。

まさか相手を間違ったんじゃないのか?とか一瞬考えたんですが次の言葉で、そうじゃないことが分かります。




82 : 忍帖【Lv=15,xxxPT】(1+0:8) :2012/10/04(木) 00:41:54.11 ID:+tivkiFr0



83 :バース ◆H0fjJ5ft/U :2012/10/04(木) 00:42:12.50 ID:fmYO4C/+0
「山下君! 誤魔化さないで! あの時、あなたは私に告白したじゃない!」

「え”?!」

この人、何を言い始めるんだ!?

これから先輩とサシで話して、この件をクロージングに持っていこうと考えていたのに、何と言う無謀かつ玉砕の特攻発言……台無しじゃん……



84 :便も無き被検体774号+:2012/10/04(木) 00:42:47.98 ID:EEv3jPEH0
道具にれたか


85 :バース ◆H0fjJ5ft/U :2012/10/04(木) 00:43:04.68 ID:fmYO4C/+0
こんなこと言われたら先輩だって黙ってはいないでしょう。

裸火を持ってガソリンタンクに突っ込んでくるようなものですよ。

しかし、彼女の勢いは留まるところを知りません。

こっちまで飛び火どころか、もう火達磨じゃないですか。



86 :バース ◆H0fjJ5ft/U :2012/10/04(木) 00:44:19.56 ID:fmYO4C/+0
「そして私たちは付き合うことになったじゃない!」

こんな奴(先輩を指差す)に気を使うことはないのよ!」

いやいやいや、ナイナイナイ、絶対ナイし〜

そんな夫婦喧嘩みたいなことは、二人だけの時に違う場所でやってくれー



87 :バース ◆H0fjJ5ft/U :2012/10/04(木) 00:45:09.04 ID:fmYO4C/+0
と、あまりにトンデモな展開に、苦笑いさえ漏れてしまいそうだったんですが 先輩の次の言葉で再びボクは奈落の底へ落とされるわけです。

「山下……そういうことだったのか」

(え? ひょっとして信じてる。あんたバカですか?)



88 :バース ◆H0fjJ5ft/U :2012/10/04(木) 00:46:06.28 ID:fmYO4C/+0
オイオイオイ、なにを血迷っているんですか。

冷静に考えれば そんなことあるわけないとか考えないんですかね。この人たちは。

とりあえず、ここは落ち着いてもらって……話せば分かるハズ……



89 :バース ◆H0fjJ5ft/U :2012/10/04(木) 00:47:24.29 ID:fmYO4C/+0
「先輩、違いま――」

と言いかけたボクのでしたが、その言葉を最後まで言うことができなかったんです。

なぜなら、マネージャーさんがボクの口を塞いでしまったから……

唇で――



90 :名も無体774号+:2012/10/04(木) 00:48:10.53 ID:EEv3jPEH0
トンモっ


91 :バース ◆H0fjJ5ft/U :2012/10/04(木) 00:49:19.92 ID:fmYO4C/+0
>>90氏
まったく、トンデモです。

――

さて、どうでもいい話ですが、これがボクのファーストキスってやつです。

ロマンチックでもなんでもなく、いきなり修羅場でソレですからね。

非常に残念です。悔やまれます。トラウマになりそうです。



92 :バース ◆H0fjJ5ft/U :2012/10/04(木) 00:51:55.15 ID:fmYO4C/+0
その光景を見た先輩は、ボクの肩をぐっと掴むと「大切にしてやれ」と言ってボックスを後にしました。

って、オイ待てー

表ではメンバーがザワついています。

「やっぱり、そーだったんだ!」とか「修羅場やね〜」とかワイドショーを観てるおばちゃんみたいな会話が聞こえてきます。

おまえらも傍観せずに、先輩を止めろってば。



93 :バース ◆H0fjJ5ft/U :2012/10/04(木) 00:53:17.04 ID:fmYO4C/+0
「誤解でーす」「待ってくださーい」と動こうと思うのですがマネージャーさんが、ボクに絡みついていて身動きできません。

一瞬、殴ってでも引き剥がそうかと思ったんですが、マネージャーさんの悲しそうな目に断念した次第です。



94 :バス ◆H0fjJ5ft/U :2012/10/04(木) 00:55:45.30 ID:fmYO4C/+0
そし調十分遠くに行ってし、マネージャーさんは そ場に崩れ落ちわけです……

ボクは(どーすんだ? レ?)と思いどうしていいか分からず とりあネージャんの気持ちが落ち着くまは、傍にいと思い、黙って横に座っまし

○とか放火とかされたらヤバイとか思ったんよ。マジで




96 :バース ◆H0fjJ5ft/U :2012/10/04(木) 00:56:41.10 ID:fmYO4C/+0
そのうち泣き疲れたのか、ボクにもたれかかり腕にしがみついた状態で眠ってしまいました。


この時のボクは困ってました。

正直、困ってました。

本当に困ってました。

何度でも言いますよ。

困ってましたと。



97 :バース ◆H0fjJ5ft/U :2012/10/04(木) 00:57:17.65 ID:fmYO4C/+0
どう考えても彼女がボクを好きなハズがありません。

単なる“あてつけ”であんなことをしたことは明白です。

それが問題の解決に結びつくのかどうか知りませんがね。

とりあえず彼女の選んだ手段はそれだったということです。



99 :H0fjJ5ft/U :2012/10/04(木) 00:58:53.20 ID:fmYO4C/+0
ボク状況は外堀を埋められ自分気持ちとは違う成事実込まれていじ。

マネージャ密会し

元カの先輩と直対決を経て

キスでめくカプル誕生……

し……

のままだと、明には新カップ誕生!』祝福されてしまうでし



100 :バース ◆H0fjJ5ft/U :2012/10/04(木) 01:00:42.08 ID:fmYO4C/+0
ジャさん、ボク不釣合いなくらい美しいであとに違いんですよ

でもなんという……

昨日ま先輩と、なことや、こんことをしてたょ……ムリですわ〜それ。



101 :バース ◆H0fjJ5ft/U :2012/10/04(木) 01:02:28.75 ID:fmYO4C/+0
再婚だって離婚後は、6ヶ月のクーリング期間が必要なんですよね。

そんなホヤホヤで相手の体温が残っているような女性とか、絶対ムリですって。

非常に失礼を承知で言います。

全力でお断りですわ。



103 :名も無き被774号+:2012/10/04(木) 01:03:25.88 ID:OKwlE1TV0
おもしれぇwwww


104 :バース ◆H0fjJ5ft/U :2012/10/04(木) 01:04:25.44 ID:fmYO4C/+0
さて、30分くらい経った頃、やっと目を覚ましたマネージャーさんは

「あっ、山下君。ずっとこうしてくれてたの?」

なんと呑気な声でのお目覚めです。

ボクは(あなたのせいで修羅場じゃないですか。これからどーするんですか)と言いたい気持ちをぐっと抑えて



105 :バー ◆H0fjJ5ft/U :2012/10/04(木) 01:05:59.91 ID:fmYO4C/+0
「あっはいなかったですから…

ごめんね…もういか帰ろっか」

お顔で力なく微笑むわけす。

ーっとボクはさっが急速にていくのを感ます

は、こういう表情弱いんでよね



106 :バース ◆H0fjJ5ft/U :2012/10/04(木) 01:06:39.72 ID:fmYO4C/+0
ボクを11人集めて、こんな表情のお面をつけた女子チームと対戦したら きっとボロ負けするに違いないでしょうね。0-15くらいで。

そんなわけで、彼女を放っておけない気分になってしまい、すっかり暗くなった道を二人で帰ります。



107 :H0fjJ5ft/U :2012/10/04(木) 01:07:44.09 ID:fmYO4C/+0
どう調分の家と方向が違ようなんんとまで送った方が思ってマネージャーんの向かうに歩きます。

うち家に着いたらしく、玄まりました。

これでクの自分の仕は、て終わっ思いしたよ。

とっと帰て明日以の対策をとか思ました



108 :バース ◆H0fjJ5ft/U :2012/10/04(木) 01:08:36.79 ID:fmYO4C/+0
「じゃ、ボクはこれで帰ります」

そして自転車に跨ろうとした、その時。

「お腹空かない? 私、泣いたらお腹が空いちゃって。何か食べていかない?」

妙なタイミングで妙な誘いです。普通なら断りますよね。

あんな目に遭った後ですから、家なんかに入ったら次は どうなるか分かったもんじゃないですし。



109 :バース ◆H0fjJ5ft/U :2012/10/04(木) 01:09:22.95 ID:fmYO4C/+0
ところが、ちょっと憂いを含んだ笑みが、なんとも妖艶で美しかったのでボクは脊髄反射で「はい」と答えてしまったんですよ。

言ってしまってから気づいたんですがこの時、無意識でしたが1000分の1秒単位で不安と期待を天秤にかけてたわけです。



110 :バース ◆H0fjJ5ft/U :2012/10/04(木) 01:10:33.22 ID:fmYO4C/+0
ファーストキスを奪っていただいたのですから、展開によっては筆おろ……なんとも男の悲しい性です。

いや、男子高校生です。

というわけで、ボクはマネージャーさん宅のダイニングテーブルに座ってました。

彼女はキッチンで手際よく何かを炒めているようです。




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