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女だけどバイクの免許とったら人生が変わった話する
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850 :774RR:2005/06/17(金) 15:28:18 ID:/0+bmCPR
>>848
昼間から、ちょっぴり泣いてしまった(´・ω・`)


849 :774RR:2005/06/17(金) 14:55:53 ID:ww1FBCK4
つ(涙)

つ(ハンカチ)

--------------------


907 :四国冬子 ◆z5/LX/5n.U :2005/06/19(日) 19:13:30 ID:kOLQMkhe
コンバンハ!(´・ω・`)遅くなってゴメンナサイ

ちょっと長めですが今日で最後なのでどうかお許しを。読んでくれる全ての方々アリガトウゴザイマシタ。。

つ(最終回)

>>848続き


春樹さんとの12月の最後の電話の後、私は携帯の番号も、アドレスも変えた...。

変えなければ決心が揺らいでメールをしてしまいそうだった。。

それから、もしかして連絡があるかも...と、どうしても期待してしまう日々が辛かったからだ。。



まだ寒い三月、私は一人で一泊の傷心旅行ならぬ傷心ツーリングに出掛けた。

私は春樹さんと一緒に走りたかった岬を目指して走った。。

そこに何が待っているわけではない。でもどうしてもそこへ行きたかったのだ。

春樹さんには、もう二度と会えないのだろう...。そう思うと、走りながら涙が溢れた。。

拭いても拭いても流れ落ちる涙。。しかしシールド越しに春の日に照らされ、涙は次第に乾いていく。。



岬に着き、空が少しずつ染まって太陽が沈むまで私は海を眺め続けた。。

バイクに乗れるようになったのも、今、ここでこの景色を見ているのも、みんな春樹さんと出会ったから。。。

私は心の中で春樹さんにアリガトウ.....と呟いた。。


...それから、私はツーリングクラブにも入らず、週末になるとひとりでバイクで走った。

天気の良い日に一人でのんびり走るのは心地良く、心が癒されていった。

しかし走っていて綺麗な景色に出会うたびに、誰かとこの景色を眺めることが出来たらいいのになあ...と思っていた。。。





909 :四国冬子 ◆z5/LX/5n.U :2005/06/19(日) 19:26:17 ID:kOLQMkhe
続き

六月の早朝、携帯電話が鳴った。

眠くて無視していたが電話はひつこく鳴り続ける。
寝ぼけたまま仕方無く携帯に出た。


私「...ハ..イ」(怒)

アキオ「おはよ!ちょっと窓開けて外を見てみ?」


私「ふぇ?(つД`)〜」

カーテンを開けると、バイクにまたがった得意そうなアキオが手を振っていた。


私「!?」

現状が飲み込めないまま階段を駆け降りて玄関から走り出た。


アキオ「おはよ!免許取っゾ!じゃじゃーん!(免許証を見せる。しかも大型...)

どうよ?オレの愛車は♪」



寝癖のついたボサ髪で立ち尽くす私。。


私「うそー...」


『バイク』よりも『オートバイ』という言葉が似合いそうな単車...。磨いたらしく、朝の光に照らされてピカピカ光っていた。


私「こ、こういうの、アキオ、好きなんだったっけ..?」


アキオと目の前のバイクが結びつかなかった。


アキオ「オレ、昔、いとこの兄ちゃんに借りて『バリ伝』読んでたからなw。

これ、教習所通ってる時にバイク屋で一目ぼれして頼み込んで安くしてもらったんだよね。

ジャケットとか色々買ったから今月もう金がねーよw。」


私「....。.....ばりでんって...ナニ?」


アキオ「いいからいいからw。タイヤの皮むきに付き合ってよ。15分待つから、その寝癖を直してツーリングの用意してきて下さいw」


この日からアキオと私は二人で走りに行くようになった。。。





910 :四国冬子z5/LX/5n.U :2005/06/19(日) 19:31:05 ID:kOLQMkhe


オがの会社に再就し、私とが合うようになっ末は二人でよくツリングに行った。。


時、山道を走っいるが降た。

道はコンビニどころか雨宿りする場所見当たらな。雨はんだ強くなり土になってきた。

は夏の雨なので すぐにがると思っていし、インウアを持っていなった。

走っいたアキオが突然の脇にバイクを停また私も慌ててにバイクを寄せて停まっ。。

「コレ、着な

アキ持っていイン差し出した。

便よいいよーw

私は笑いなが返そうとしキオレインウェアに押し

アキ「いら!...さっさと着ろ。


は雨音にも負いとかのよ強い口調で言と、っさとバイていく

私はオの少し大きめのレインウ着て走った。。

雨はの後すぐに止が、こ時から私はアキオするうになっていったと思う


の夏はツグだけく、アキオの妹や彼氏と4人で花火を行ったり、達たちみんなぎに行ったりた。にぎやかで、楽し夏がぎた

キオが私のこ思っるのか気になっていた。

て『その瞬間』ってき。。





912 :四国冬子 ◆z5/LX/5n.U :2005/06/19(日) 19:41:54 ID:kOLQMkhe
続き

九月。二人で海沿いに走りに行った。バイクを停めて岩場に降りることにした。

足場が悪かったのでアキオは私に

「気をつけな。なーんかトロいから転びそうw」

と言いながら手を差し出してくれた。

「ありがと。」

私はアキオの手を支えに岩場を降りた。

しかし岩場を降りてもアキオは私の手を離そうとはせず、そのままゆっくり歩き出した。

(*´`)......。

私はアキオの手を、そっと握り返した。。

手を繋いだまま、二人で黙って浜を歩いた。アキオと二人でいて、それまでで一番ドキドキしていた。


浜辺のコンクリートの階段に二人で座る。

アキオ「夏の終わりって毎年寂しいなー。」

私「...そうだねー。祭のあとって感じ。。」

あまり人気がない場所なのか、季節が過ぎたからか、人影はない。


アキオ「...オレさあ、もう誰も好きになれないかもなーとか思ってたんだけど..すごい大事にしたい人が、出来たんだよね...。」


私は うつむき加減にコクンとうなずいた。


「冬子...」

アキオは初めて私の名前を呼び捨てで呼んだ。そしてぎこちない手つきで私を抱き寄せた。。

私の唇に、アキオの唇が、重なった...。。。

長いキスの後、唇が離れるとお互いに目を合わせ、照れて苦笑いした。


アキオ「大事にする。泣かさない...好きだから。。」

私「ワタシも...。」







914 :四子 ◆z5/LX/5n.U :2005/06/19(日) 19:50:23 ID:kOLQMkhe


翌年◯◯寺姿にアキオと初詣。元旦もだいぶ過ぎていで参は少ない。

ウェイで上に上は雪が残っていて寒かったたくさんの仏さんだ参道を手を繋歩く。

仏さんたちみん顔が違うねー。」

などと言い合いながら真な雪道をみ締めて歩

お参りを済まて元きた道を歩き出と、キオが雪をけてきたので、じれ合うように雪をぶつけった

こんころで遊んでたらチが当たりそうやめようよーw

また手をて歩き

アキあ、冬子...」

ん?

キオ...オレ緒に住むか?」

私「...いいよ。」


したプロホーズだった。


アキじゃ、いいもあげから手を出して。

う言うとキオはキンキンに冷えた指私の手のに乗た。

ラッピングも調ない剥きしの輪。っくりしてしくてがうるんだ。

私「ア゙トウ...。

その時に見たアキオ笑顔。アキオの後ろに広がる真っ白な雪。こ瞬間っと覚えて懸命に目焼き付けた。



ちはの年、籍を入れ婚し

は二人遍路をバうかと話しいる。

アキオの亡くなったさんそれからくなった彼女にも、幸せにやてますとえたい。。

これで私の話は終りテス。温かいレス、励ましをあがとございました。

(ノД`)・



915 :774RR:2005/06/19(日) 19:52:37 ID:zZGLjFDE
オメデトウ! お幸せに!!

つ(花束)


916 :774RR:2005/06/19(日) 20:05:00 ID:yL21zthO
冬子サン、乙。いい話でした。

ハッピーエンドでよかったですね。

ところで、冬子/春樹/アキオ、夏はナッツ?


918 :四国冬子 ◆z5/LX/5n.U :2005/06/19(日) 20:18:16 ID:kOLQMkhe
花束ありがとう

そうです!名前に気がついてくれてアリガト。

ナッツ(仮名)はもうバアチャンで最近太り気味ですが今も元気です!

沢山レスもらって本当に嬉しかったです。今日で名無しに戻りますが楽しみに読み続けます。

>熊男さん名無しで支援しますネ!




>>次のページへ続く





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