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中学時代の仲間でかけがえのない人が出来た話
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948 :846:05/03/05 02:01:32 ID:GGxHjPyy
せっかくのチャンスだし、ここで思いを告げて果てよう。そう思い、何度も言おうとしたが出来なかった。

ここまで来てどうして?と、思ったが理由はすぐに出てきた。

自分が弱いからだ・・・。

そう思いつつも、笑顔で話しを聞く自分がいて、辛かった。

「あ!VFR!」と言われ、ハッとした。

VFRが峠を下っていった。

「VFRも なかなか格好いいよね」

とっさの事だったので「白バイのVFRに乗ってみたいなぁ」としかしゃべれなかった。

「確かに白バイって格好いいよねぇ。でも、ヘルメット脱いでサングラス外したら おじさんだったという、前例があるよ」

二人で大笑いした。

「でも、○△(俺)だったら似合うかもね」

嬉しかった。好意を寄せている人から褒められると、こんなにも嬉しいのか。

段々といつもの調子が出てきてその日は楽しく過ごせた。

そして、新たに決意した。


次に会うときは、絶対に思いを伝えよう。ダメだろうと何だろうととにかく、それだけは伝えたかった。

帰り道、グリップを握る手に力がグッと入った。誰も通らない旧道を、ガンガン攻めて帰った。

が、転んだ。

また気を引き締めることが出来た。

つづく



961 :846:05/03/06 02:21:18 ID:pQZKIt7G
>>948から

そして、数日してまた土曜日がやってきた。

案の定 電話が鳴った。

珍しくミカちゃんからだった。

「あぁ・・・。今日は暇?」

勿論、暇だと答えた。


風呂に入り身だしなみを整えて、準備も万端だ。

「あのさぁ、ちょっとみんなに話したいことあるんだけど・・・」

ミカちゃんらしくない不安げな声だった。


とにかく、いつもの場所に向かった。長袖の裾からねっとりとした、夏の熱気が入り込んでくる。

不安げなミカちゃんの声も手伝い、おかしな汗が流れてくる。


いつもの場所に着くと、高志が一人で待っていた。

「ミカちゃんから電話もらった?」と、聞くと久志から電話が着たと言った。

「遅いな、ところで俺のバイクなんだけど、どこかちがくないか?」

何か嬉しそうな表情で、ドゥカティをさすった。ドゥカティを隈無く見たが、いつもと変わらない赤いバイクだった。

「気づいてくれよ!今日、洗ったんだよ」と、嬉しそうにドゥカティを抱きしめた。

「そうか、どうりでピカピカだと思ったよ!ウン、本当にピカピカだ」

半ば、バカにした様な口調で言ったら。高志は、こぉのやろーと言いながらゆっくりと近づいてきた。思いっきり脇を後ろから くすぐられた。

涙を流しながら笑っていると、異なるバイクのエンジン音が聞こえた。直美ちゃんとミカちゃん、久志だった。


ベンチに座って、ミカちゃんから話を聞いた。

「私さぁ、実はねぇ、久志とつき合うことになった」

うまく話が飲み込めず、もう一度聞いた。

「だからぁ、つき合うの久志と」

久志が顔を真っ赤にしながら、口をゆっくりと開いた。

「俺、ミカのことずっと好きだったから、思い切って言った」

直美ちゃんは、終始ニコニコと笑いながら、話を聞いていた。

「いやぁーー、参ったなぁ。まぁ、仲良くな!二人とも」

高志は、二人の方を叩きながら言っていた。

「とにかく、二人とも良かったな。二人ならうまくいくって」ただそれしか言えなかった。

自分の直美ちゃんに対する心境を考えると、俺も!と、強い気持になった。だが、今日勢いで直美ちゃんに伝えても浅はかなだけだと思い、その日はやめた。

自分の、直美ちゃんが好きという気持が最高潮に達して、我慢出来なくなったら 思いっきりそれをぶちまけようと思った。

つづく




962 :846:05/03/06 02:22:10 ID:pQZKIt7G
家に帰るって寝ようとしても、胸がどきどきしてなかなか寝付けなかった。

ウィスキーを少しだけ飲んで、寝酒をしたがかえって逆効果だった。

どんどん頭の中と、心の中に直美ちゃんが入り込んできた。

どうにもならず、机の角に思いっきり頭をぶつけた。2回か3回ぶつけた。


その後は よく覚えてないが、大きな音に気付いた姉が部屋にやってきて自分を見つけたそうだ。

額が割れて、そこから激しく出血していたらしい。すぐに、病院に連れて行かれた。

今、思えば本当に恥ずかしい話しだ。


つづく



963 :846:05/03/06 02:26:46 ID:pQZKIt7G
もっと書いておこうと思いましたが、疲れてもうダメです・・・。


額を切った所は3カ所で、そのうち1カ所は4針縫いました。

後は残らなかったものの、馬鹿な事をしたと今でも思います・・・。

姉、自暴自棄にならないで悩みがあったら相談しなさい!と泣かれて大変困ったのを覚えていますw


おやすみなさい。


--------------------

110 :846:05/03/07 23:45:32 ID:glKh1k16
前ス>>962のつづ

です。続き書かせて頂きます


間くいたった土曜日の午前に、直ちゃん電話った。今日は早な、いつ話にた。


ねぇ、もし良ったら今から仕事場の方にてもいい


殿のことだ?と思い、もう度聞き直した

「サ探してムセンターとか、花屋さん行っんだけもなの無く・・

勿論OKした。

すぐに、机のまりに散らていた書類を、類棚にたき込んで床も掃いた、それとコーも用意した。

ばらくし、バイクのが聞こえてきた。直美ちゃんが来たうだ

「暑った」と、誘った

「あっつー、もう顔ムレム!」

顔が真っ赤。とてもで可愛く見えた。

だけど、サボテて」とわれボテンと多肉植物の温室を内した。

うわーっ、何?こん!?

何か気持ちい物を見たよ顔でた。

「おすすめはどれ?あ、これはなんかグロテスクな形がいいね」

かなり気に入ってくれたようだった。あまにマックな商品が多いから引くたけど、そうでもかっ




111 :846:05/03/07 23:48:06 ID:glKh1k16
逆に、マニアックな形の物を好んでいたようだった。

「ねぇ、これ全部で幾ら?」

え?と思った。お金をもらうとは考えていなかったから、ちょっととまどった。

「え〜、じゃぁ、そうだなぁ」

とか、適当に濁して500円にした。

「ちょっと安すぎない?気使ってるでしょ?」

と、言われたけど「生産者直販ですのでw」と笑って答えた。直美ちゃんへのせめてものプレプレゼントのつもりだった。


そして、昼までだらだらとおしゃべりして、彼女は帰っていった。

至福の一時だった。直美ちゃんと、あんなに近くで言葉を交わしたのは、この前ぶりだった。

とにかく嬉しくて嬉しくて、仕事を放ってバイクで出かけた。車が通らないのを確認して峠を攻めた。


その日はバイクが軽く感じて、とても楽しかった。

まるで子供のようにはしゃいだ。バイクに乗りながら、「俺最強!!」とか叫んだり、「あーーーっ!!」と大声で叫んだりした。

帰ると、そんな楽しかった事はすっかり忘れて、またブルーになった。

直美ちゃんがに思いを伝えたとしても、それが叶うものなのか?話もしてくれなくなったらどうしようか?そんなネガティブな思いだけが、どんどん重なっていった。

つづく



112 :846:05/03/08 00:10:58 ID:mCefqdJF
めた。

今日の夜に美ちゃん貿ぶつけてみよう

そう思うなってきた。

々と体に冷たいが流れ出るの感じた

気持ち悪くなり思わず便の中で。とった。ただ気ち悪くて苦しいのではく、何か胸の中にっかえうな感じった。


、あきらめてまた今度にすれ分のはすぐに無くなる。けどそうするダラと長引くけだ


た、「今晩、二人だ会いたいんだけど、丈夫?」

なんか寒り、背筋がブッとした。足震えまらず、えさた。

うん、いよ〜」

意外に明る声で返事がってきた

何とか約束は取りけた、後は心のけだ。

仕事は早め上げ、昼した

り寝付けずにすぐに目がしまっ

方なく、買ってそのままだた油温計を取り付けこと

、やったがなんか集中出にやめた。また部屋に戻、ごろした


そうこうしているうちに、夕方にた。

に入り、や入り体を磨いて、臭もチックした。

つけるこのない香水を少しだけかけみた。が、なんだかバカ臭くってタオルでぬぐってしまった。

つづく

と、ご飯べて風呂入って来ます



117 :846:05/03/08 01:46:29 ID:mCefqdJF


いつもの場所に、約束した時間0分前を狙って出かけた。実際はもっと早く着いた。

ヘルトを脱ぐと顔から滝のような汗が流れていたーブの中も汗でぐしゃぐしゃなっていた

としていると、どうにかなりだっ煙草を吸っ限ってはとても不味くて吸えたもでは無った

その辺をぶらぶら歩り、燃料タンフタ開けて覗てみたりした

遠くら直美ちゃんのバイエンジが近づいてきたその時、でもう震えだしていた。

張は ど時よりも緊張していたと思う。立っれなうでバイ跨った。


チカカとウィンカを付けて直美が入っきた。

彼女は、俺近くにバイク停め

バイク洗ってきたよ〜。何か綺しょ?

元気いっぱいの笑顔だった

元気いっいの笑顔を俺は持続させることが出来るのだろう?自分宿で笑いかかそった

「なぁ。実ぁ、話があるんだけ?」

直美ちゃんはキンとして、て頷いた。


俺さ、直美の事好きんだ。

って もう我慢きななっ・・

それで今こうして話してるんだ」


言ってしま。も後には戻るこは出来なくなった。

「え?・・・」

んはらかに惑して

きなんだ」

更に言った。


困惑してる様子だった

分くったうか、そこで会は途れてい、二人黙しだけだった。

沈黙は打ち破られた。

「あは最近のんた様子ょっとおかしいってこだけは気いてたよ・・・」

美ちゃんは、ちょっと悲しそう顔で言った。うつむいていた。俺そこわせながらた。

「なんだかいつも話し時とって緊張した感じだったし」

かにそうだ。直美ちゃ話す、何をてい迷ったりすることが多々あった。

それは私とつき合いたことなのな?

話は突が変わった。

できれば、うしたいんだけどかな?」

ってこれだけし言うことが出なかった。ブを握ったら汗がしたたるのがはっきりかった

づく




>>次のページへ続く



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