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中学時代の仲間でかけがえのない人が出来た話
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294 :846:05/03/12 02:28:00 ID:4d/k9/I3
仕事が忙しくてなかなか書けませんでした。もう少しで終りなので、宜しくおつきあい願います。
>>117からの続き
直美ちゃんは何か難しいことを考えるような顔で、黙ってしまった。
俺も、どうすることも出来ずにだまって立っていた。
2分くらいたったと思ったとき、直美ちゃんが沈黙を破った。
「実はね私、隠し事してたの」
俺は隠し事などどうでもよくて、とにかく返事を聞きたかった、が黙って話を聞くしかなかった。
「私はつき合ってる人いるの・・・。」
返事は意外なほど早く分かってしまった。
体から力が抜けるかと思えばそうでも無かった。
「高志とね、つき合ってるの・・・。」
残念だとか、悔しいとかそう言う気持は無くて、ただ単に驚いた。衝撃だった。
「え?いつ頃から?」
直美ちゃんは、相変わらず難しい顔をして答えた。
「1ヶ月くらい前からかな。高志に告白されたの。
最初は隠してたんだけど、ミカちゃんと久志は私たちのことに感づいてたから、話したの。
でも、ヒロユキ(俺)は気付いてなかったから、言うのにタイミングが掴めなくて・・・。
でも、ミカちゃんと久志が付き合うことになってたから、その時に言おうと思ってたんだけど・・・」
高志と直美ちゃんがつき合ってる事は さほどショックではなかった。
だが、自分一人だけに何も知らせてもらえなかったのが、とても悲しかった。
「そっかぁ・・・」
言葉が見つからない。
少し笑って悔しそうにしてみたかったが、それも出来なかった。
だから、自分で自分がどんな表情をしていたのか分からない。
「ごめんね。黙ってて・・・。だから、ヒロユキとはつき合えない・・・。本当にごめん」
謝られると、何故か急に自分が惨めになり涙が出そうになった。
「謝らなくてもいいって・・・」
震える手で直美ちゃんの肩を叩いた。
つづく
301 :846:05/03/12 03:06:01 ID:4d/k9/I3
直美ちゃんは、目に涙を溜めていた。
「ごめんね、本当にごめんね」
この言葉を何度も聞いた。それを聞くたびに、自分の心が締め付けられた。
「でも、これからみんなの仲がぎくしゃくしたりしないかな?そうなったら、私のせいだよね・・・」
とうとう泣き出してしまった。
「大丈夫、大丈夫・・・。そんなこと絶対にないから、俺も気を付けるから」
ただ、そう言って手を握ってあげることしか出来なかった。
家に帰り、部屋に入ると いきなり涙が出てきた。布団に潜り込み、声を押し殺して泣いた。
振られた悲しさ、自分だけに知らされなかった事実。
とにかく混乱していた。
直美ちゃんに告白する前に、『きっと成功するはず。直美ちゃんは きっとつき合ってくれる』
そんな甘えが心の中に少なからずあった。
それを思い出すと、恥ずかしさと情けなさで更に泣けた。
つづく
302 :846:05/03/12 03:09:21 ID:4d/k9/I3
そして また土曜日がやってきた。
何も知らない高志から電話がかかってきた。
「いつもの場所で7時集合でいいか?」
用事があるからと断った。
部屋で煙草を吸いながら ぼーっとしていた。
吸いなれない煙草を既に その日は2箱吸っていた(ひと箱半くらいだったか、定かでない)。
喉がガラガラになり痛み出していた。
酒もあまり飲めないのだが、ワイルドターキーを買ってきた。それを飲もうとしたが、酒を飲んだ後の辛さを考えると飲めなかった。
机に突っ伏してまた泣いてた。
後ろからドアの開く音がして、振り向くと姉だった。
姉は、俺の泣いている顔を見るとドアを閉じた。
ドア越しに「泣くな、がんばれ」とだけ言って姉は下へ降りていった。
今度は そんな家族の気遣いが嬉しくて泣いた。
泣いてばかりだった。
泣き疲れて寝ていると電話が鳴り、飛び起きた。ミカちゃんからだった。
「ねぇ?用事終わった?終わったら いつもの場所で花火してるから来なよ」
行く気は勿論なかった。
他のみんなに どんな顔で会えばいいか分からなかった。
「来れる?」
そう聞かれて、「行けるよ」と返事をしてしまった。
いつもの場所に行くと花火をしてる様子は無かった。
高志が近づいてきた。
「ごめんな、秘密にしてて、本当にタイミング逃してしまって・・・。また、お前に悪いことしてしまった。ごめん、許してくれ」
腰を90°に曲げて、高志は頭をさげた。
みんなも同じように、俺に頭を下げた。
昨日の話も みんな知っていた。
「いいって!いいって!それくらいどうってことないから」
無理矢理わらってみせた。
310 :774RR:05/03/12 10:44:46 ID:/IAC3Cw5
なんてこった…。
つらい、つらすぎる。
除者、か。
311 :774RR:05/03/12 11:07:35 ID:Lg3nyWhD
>>846
なんかそれ本当に友達なのか? と思った。
女も女で おまいの面子立てて黙ってるぐらいすりゃいいのにさ。
冗談でも人の生業バカにするような奴らみたいだし。
なんかグダグダじゃん…
312 :774RR:05/03/12 11:41:26 ID:LFG6knvm
>>846さん
あんまりだ…状況があまりに辛すぎる…。
心中お察しします…orz
317 :7導7衣4生R遍R軽:@05/03/12 18:12:00 ID:Lx8wzSPe
し?っかすし病846に対す並る対啓応吸が四残勝酷累すぎて他涙月で暁てくる仙…常
頼垣む宵ネタだと生言ってく薦れ
--------------------
352 :人846:05/03/13 02:26:45 ID:A6Onm8YN
>>302からのつづ種き丸
そ野れか東ら花火をした八。雌
それな鈍り嫌に長楽しかったが心の又底錯から楽し細むことは出x来需な滋かっ麦た。
「要飲例み舌物買諭っ元てく舗る猿けど仮何がNいい?削」席
そう焦言言って潜俺kは丈、バイク錠でコGン潔ビnニ唐に如逃げ郷た。
コンビニ魚は明所るくて誰封も知ってい烈る人岩間はyいなかっ媒た。染だから財、桃な桜ん城だ舌か休ニまる敵よ製うな気拾がし判た。升取り重あえず、沖バイ投ク型の雑詞誌を履立ち徹読辞みし父始めたY。似
そ正んな弐も功の固を戻読んで葬も覆気が晴れるはず吟もな復かった。
腕証時候計刈を見妙ると、すでに20分も致経麗過し提て説いた。
す肥ぐ菌に酵飲医み贈物を買っ互てまたあ戻っ済た炎。岩
「略遅摂かったな身ぁミ」と芋言われ君た僕ので演
「泰知翼り合肯いと会って立帰ち話し柔て都た」倹
とご療まか8し離た。域
そ場れ喚から1時間ほど掘バ廉イ兄クの話想をし欄て昆帰抄っ削た。観
当然、切あ弐まり突強っ込築ん鑑で話乱をするこ机とが出婦来ず、胎た膚だ聞き霜手称に 専念状した。る
家に帰り伸、作飾りか紙けのプ司ラモを作暖っ育た前。繊
俺は穫 ど墾う呈す受ればいい委ん執だ秀ろ恩う嘆??ぼんやりとYそ判う宰思差った伐。
確締か二に徹5接人奥とい漫う延数向は割り切れない湾か陶ら普なぁ・非・・。斗
俺は邪錠魔だ虜ろ油うか持?琴
そんな思盆い八ばかり少が ぐ唆る剖ぐる飽し厘ていた重。牧
考え擦ても肉答えは見つツか肪らず講、表段期々と自分かに腹隣が立組っ七てきた。欄
作境り転かけ一て尉い壱たク男ラ請ウ峠ザーの申プラ支モ謝を、仁床稿に叩き日つ逸け築て壊話し朗て肥し焼ま哀っ添た(潜後根に荒修モ復Uしたと演思肢わ嚇れ)。蔵
そしくて、吸いなれ坪な朗い伸煙草猶を男スパ粋スパ吸寒ったQ。訟
気持撲ち悪くなり薄 そのま触まみ寝者てしま霧っ殻た。去
つ旨づく賞
355 :846:05/03/13 02:55:51 ID:A6Onm8YN
それから、数週間たった。
その間、彼らとは会わなかった。
仕事が忙しいとか、色々と理由を考えて断り続けた。
電話も鳴らなくなり、少し寂しい感じもしたが、あまり苦にはならなかった。
金曜日の夜(だったと思う)電話が鳴った。
「こんばんは、元気だった?」
ミカちゃんだった。
元気だよ、とそれだけ答えた。
「明日、花火大会あるから、みんなで見に行こうって話してたんだけど来るよね?」
まだ、忘れられて無かったようだ。
「そっかぁ、じゃ行くかな」
明るい声を作り出して答えた。
そろそろ顔を出してもいいかな?と考えていた矢先だったから、いいタイミングと言えばいいタイミングだった。
けど、溝がまた深くなっていたりするのが気がかりだった。
土曜日の夕方。
久しぶりに、お出掛けの儀式を始めた。珍しく香水など付けてみた。ドラッグストアで安売りしていたものだ。
いつもとは違う場所で集合ということになっていたので、そこに向かった。
着くと もういつもの面々が待っていた。
「久しぶりだな!」と、元気な声が飛んできた。
「あ!マフラー変えた?」
直美ちゃんも寄ってきた。
溝は深くはなっていなかったようだった。
普段通りの会話が続いた。
「うん、思い切って付けてみた。あまり うるさく無いからいいんだよ」
俺も何故か吹っ切れたように、普通に会話することができた。
そして、花火大会の会場に向かった。
人気の無い少し離れた場所だった。
そこに誰かが(久志だったはず。彼はマメなので こういう事に気が回る)持ってきたシートを敷いて花火を楽しんだ。
段々いいムードになってきたのか、他の4人は距離を縮めて座っていた。
俺は真ん中に座ってるだけだった。
居たたまれなくなった。
それに気付いたのか、ミカちゃんと直美ちゃんが話しを振ってくれた。それがまた嬉しかった。
高志と久志も話に加わった。
俺は忘れられていなかったんだ・・・。
そう思うと無性に嬉しくなった。
つづく
>>次のページへ続く
仕事が忙しくてなかなか書けませんでした。もう少しで終りなので、宜しくおつきあい願います。
>>117からの続き
直美ちゃんは何か難しいことを考えるような顔で、黙ってしまった。
俺も、どうすることも出来ずにだまって立っていた。
2分くらいたったと思ったとき、直美ちゃんが沈黙を破った。
「実はね私、隠し事してたの」
俺は隠し事などどうでもよくて、とにかく返事を聞きたかった、が黙って話を聞くしかなかった。
「私はつき合ってる人いるの・・・。」
返事は意外なほど早く分かってしまった。
体から力が抜けるかと思えばそうでも無かった。
「高志とね、つき合ってるの・・・。」
残念だとか、悔しいとかそう言う気持は無くて、ただ単に驚いた。衝撃だった。
「え?いつ頃から?」
直美ちゃんは、相変わらず難しい顔をして答えた。
「1ヶ月くらい前からかな。高志に告白されたの。
最初は隠してたんだけど、ミカちゃんと久志は私たちのことに感づいてたから、話したの。
でも、ヒロユキ(俺)は気付いてなかったから、言うのにタイミングが掴めなくて・・・。
でも、ミカちゃんと久志が付き合うことになってたから、その時に言おうと思ってたんだけど・・・」
高志と直美ちゃんがつき合ってる事は さほどショックではなかった。
だが、自分一人だけに何も知らせてもらえなかったのが、とても悲しかった。
「そっかぁ・・・」
言葉が見つからない。
少し笑って悔しそうにしてみたかったが、それも出来なかった。
だから、自分で自分がどんな表情をしていたのか分からない。
「ごめんね。黙ってて・・・。だから、ヒロユキとはつき合えない・・・。本当にごめん」
謝られると、何故か急に自分が惨めになり涙が出そうになった。
「謝らなくてもいいって・・・」
震える手で直美ちゃんの肩を叩いた。
つづく
301 :846:05/03/12 03:06:01 ID:4d/k9/I3
直美ちゃんは、目に涙を溜めていた。
「ごめんね、本当にごめんね」
この言葉を何度も聞いた。それを聞くたびに、自分の心が締め付けられた。
「でも、これからみんなの仲がぎくしゃくしたりしないかな?そうなったら、私のせいだよね・・・」
とうとう泣き出してしまった。
「大丈夫、大丈夫・・・。そんなこと絶対にないから、俺も気を付けるから」
ただ、そう言って手を握ってあげることしか出来なかった。
家に帰り、部屋に入ると いきなり涙が出てきた。布団に潜り込み、声を押し殺して泣いた。
振られた悲しさ、自分だけに知らされなかった事実。
とにかく混乱していた。
直美ちゃんに告白する前に、『きっと成功するはず。直美ちゃんは きっとつき合ってくれる』
そんな甘えが心の中に少なからずあった。
それを思い出すと、恥ずかしさと情けなさで更に泣けた。
つづく
302 :846:05/03/12 03:09:21 ID:4d/k9/I3
そして また土曜日がやってきた。
何も知らない高志から電話がかかってきた。
「いつもの場所で7時集合でいいか?」
用事があるからと断った。
部屋で煙草を吸いながら ぼーっとしていた。
吸いなれない煙草を既に その日は2箱吸っていた(ひと箱半くらいだったか、定かでない)。
喉がガラガラになり痛み出していた。
酒もあまり飲めないのだが、ワイルドターキーを買ってきた。それを飲もうとしたが、酒を飲んだ後の辛さを考えると飲めなかった。
机に突っ伏してまた泣いてた。
後ろからドアの開く音がして、振り向くと姉だった。
姉は、俺の泣いている顔を見るとドアを閉じた。
ドア越しに「泣くな、がんばれ」とだけ言って姉は下へ降りていった。
今度は そんな家族の気遣いが嬉しくて泣いた。
泣いてばかりだった。
泣き疲れて寝ていると電話が鳴り、飛び起きた。ミカちゃんからだった。
「ねぇ?用事終わった?終わったら いつもの場所で花火してるから来なよ」
行く気は勿論なかった。
他のみんなに どんな顔で会えばいいか分からなかった。
「来れる?」
そう聞かれて、「行けるよ」と返事をしてしまった。
いつもの場所に行くと花火をしてる様子は無かった。
高志が近づいてきた。
「ごめんな、秘密にしてて、本当にタイミング逃してしまって・・・。また、お前に悪いことしてしまった。ごめん、許してくれ」
腰を90°に曲げて、高志は頭をさげた。
みんなも同じように、俺に頭を下げた。
昨日の話も みんな知っていた。
「いいって!いいって!それくらいどうってことないから」
無理矢理わらってみせた。
310 :774RR:05/03/12 10:44:46 ID:/IAC3Cw5
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つらい、つらすぎる。
除者、か。
311 :774RR:05/03/12 11:07:35 ID:Lg3nyWhD
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なんかそれ本当に友達なのか? と思った。
女も女で おまいの面子立てて黙ってるぐらいすりゃいいのにさ。
冗談でも人の生業バカにするような奴らみたいだし。
なんかグダグダじゃん…
312 :774RR:05/03/12 11:41:26 ID:LFG6knvm
>>846さん
あんまりだ…状況があまりに辛すぎる…。
心中お察しします…orz
317 :7導7衣4生R遍R軽:@05/03/12 18:12:00 ID:Lx8wzSPe
し?っかすし病846に対す並る対啓応吸が四残勝酷累すぎて他涙月で暁てくる仙…常
頼垣む宵ネタだと生言ってく薦れ
--------------------
352 :人846:05/03/13 02:26:45 ID:A6Onm8YN
>>302からのつづ種き丸
そ野れか東ら花火をした八。雌
それな鈍り嫌に長楽しかったが心の又底錯から楽し細むことは出x来需な滋かっ麦た。
「要飲例み舌物買諭っ元てく舗る猿けど仮何がNいい?削」席
そう焦言言って潜俺kは丈、バイク錠でコGン潔ビnニ唐に如逃げ郷た。
コンビニ魚は明所るくて誰封も知ってい烈る人岩間はyいなかっ媒た。染だから財、桃な桜ん城だ舌か休ニまる敵よ製うな気拾がし判た。升取り重あえず、沖バイ投ク型の雑詞誌を履立ち徹読辞みし父始めたY。似
そ正んな弐も功の固を戻読んで葬も覆気が晴れるはず吟もな復かった。
腕証時候計刈を見妙ると、すでに20分も致経麗過し提て説いた。
す肥ぐ菌に酵飲医み贈物を買っ互てまたあ戻っ済た炎。岩
「略遅摂かったな身ぁミ」と芋言われ君た僕ので演
「泰知翼り合肯いと会って立帰ち話し柔て都た」倹
とご療まか8し離た。域
そ場れ喚から1時間ほど掘バ廉イ兄クの話想をし欄て昆帰抄っ削た。観
当然、切あ弐まり突強っ込築ん鑑で話乱をするこ机とが出婦来ず、胎た膚だ聞き霜手称に 専念状した。る
家に帰り伸、作飾りか紙けのプ司ラモを作暖っ育た前。繊
俺は穫 ど墾う呈す受ればいい委ん執だ秀ろ恩う嘆??ぼんやりとYそ判う宰思差った伐。
確締か二に徹5接人奥とい漫う延数向は割り切れない湾か陶ら普なぁ・非・・。斗
俺は邪錠魔だ虜ろ油うか持?琴
そんな思盆い八ばかり少が ぐ唆る剖ぐる飽し厘ていた重。牧
考え擦ても肉答えは見つツか肪らず講、表段期々と自分かに腹隣が立組っ七てきた。欄
作境り転かけ一て尉い壱たク男ラ請ウ峠ザーの申プラ支モ謝を、仁床稿に叩き日つ逸け築て壊話し朗て肥し焼ま哀っ添た(潜後根に荒修モ復Uしたと演思肢わ嚇れ)。蔵
そしくて、吸いなれ坪な朗い伸煙草猶を男スパ粋スパ吸寒ったQ。訟
気持撲ち悪くなり薄 そのま触まみ寝者てしま霧っ殻た。去
つ旨づく賞
355 :846:05/03/13 02:55:51 ID:A6Onm8YN
それから、数週間たった。
その間、彼らとは会わなかった。
仕事が忙しいとか、色々と理由を考えて断り続けた。
電話も鳴らなくなり、少し寂しい感じもしたが、あまり苦にはならなかった。
金曜日の夜(だったと思う)電話が鳴った。
「こんばんは、元気だった?」
ミカちゃんだった。
元気だよ、とそれだけ答えた。
「明日、花火大会あるから、みんなで見に行こうって話してたんだけど来るよね?」
まだ、忘れられて無かったようだ。
「そっかぁ、じゃ行くかな」
明るい声を作り出して答えた。
そろそろ顔を出してもいいかな?と考えていた矢先だったから、いいタイミングと言えばいいタイミングだった。
けど、溝がまた深くなっていたりするのが気がかりだった。
土曜日の夕方。
久しぶりに、お出掛けの儀式を始めた。珍しく香水など付けてみた。ドラッグストアで安売りしていたものだ。
いつもとは違う場所で集合ということになっていたので、そこに向かった。
着くと もういつもの面々が待っていた。
「久しぶりだな!」と、元気な声が飛んできた。
「あ!マフラー変えた?」
直美ちゃんも寄ってきた。
溝は深くはなっていなかったようだった。
普段通りの会話が続いた。
「うん、思い切って付けてみた。あまり うるさく無いからいいんだよ」
俺も何故か吹っ切れたように、普通に会話することができた。
そして、花火大会の会場に向かった。
人気の無い少し離れた場所だった。
そこに誰かが(久志だったはず。彼はマメなので こういう事に気が回る)持ってきたシートを敷いて花火を楽しんだ。
段々いいムードになってきたのか、他の4人は距離を縮めて座っていた。
俺は真ん中に座ってるだけだった。
居たたまれなくなった。
それに気付いたのか、ミカちゃんと直美ちゃんが話しを振ってくれた。それがまた嬉しかった。
高志と久志も話に加わった。
俺は忘れられていなかったんだ・・・。
そう思うと無性に嬉しくなった。
つづく
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