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里美
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134 :中三編その133 ◆3APA0wvFHY :2007/02/13(火) 01:47:41 ID:4UEw4gYl0
俺はベンチから立ち上がり、一歩、前に歩を進めた。

続いて背後で里美も立ち上がったようだが、「K」と、俺を呼んだので振り返ると、里美がじーっとこっちを見ていた。

俺と目が合うと、彼女は俺の顔めがけて唇を近づけてきたので、(あ、キスすんのか)と思った途端に、スッと唇を重ねられた。

(あ、また舌)

と、これまた思った途端に、里美が目で笑いながら舌を入れてきた。

…どうも、なにをしても里美に先手先手を取られてしまうので、ちょっと悔しくなった俺は、里美をぐっと引き寄せると、片方の手でセーター越しに胸を揉んでやった。

服越しに揉むとまた別の興奮があると、俺はこの時『発見』した。

こんなことが出来るのも、セックスした後の特権と言えるかもしれないが…普通は順序が逆じゃないかと気づいたのは後の事である。

このまましばらく俺たちはくっついていたが、やがて里美の方から身体を離すと、「…スケベ」と言って笑った。




135 :中三編その134 ◆3APA0wvFHY :2007/02/13(火) 01:54:26 ID:4UEw4gYl0
その後、俺たちは公園の入り口までゆくと、それぞれ家に帰るため、道を左と右に別れる事になった。

里美が別れの合図とばかりに軽く手をあげたので、俺も軽く手をあげて、「ほんじゃ、明日学校で」と言った。

「…明日っていっても、もうあと4時間とかだけど」

「ソレ言うな!ウンザリすんじゃねーか。今でさえ眠いのによー」

…と言いつつ、今のキスで興奮して、実は眠気など吹っ飛んでいた。





137 :中三編その135 ◆3APA0wvFHY :2007/02/13(火) 02:01:24 ID:4UEw4gYl0
「あはは…それじゃあね」

「あー…じゃーな」

俺たちは背を向け合い、それぞれの帰路を歩き始めた。

十メートルほど歩いて、ふと軽く背後に首を傾けると、公園の入り口付近にあった街灯の光の届く範囲から、既に里美はかなり遠ざかっていて、やがて暗闇の中に姿が消えていった。

俺ももう振り返らず、そのまま歩み去ろうとしたが、何か首筋に寂しさを感じたので、そのまま、「じゃあな」と、もう一度だけ里美の歩み去った方向に向かって呟いた。


すると闇の向こうから小さく、

「…じゃね」と、里美の返事が返ってきた。

なんだかとても嬉しかった。





181 :中三編その136 ◆3APA0wvFHY :2007/02/14(水) 01:17:03 ID:dgQW+3k+0
(>>137より)

――このあと家に帰っても、結局ほとんど一睡も出来なかった。

里美に口では眠いと言ったものの、気分が高揚して寝付けなかったのだ。

それはホテルを出た直後の、『セックスした!』という気分の延長というより、公園での別れ際のキスによって発生した高揚感だった。

そしてそれは、高揚感であると同時に、まぎれも無い幸福感でもあった。

それもシモ絡みでなく、上半身オンリーの幸福感だった。

(――あ、俺、里美好きかも。これまでと違って、彼女とか恋人とか、そんなんで…)

俺は自室の布団に横になって、そんな気持ちの高ぶりを、子供っぽいボキャブラリー貧困な言葉で反芻しつつ、まもなく明ける朝を待ちながら幸福感に浸っていた。







184 :中三編そ133APA0wvFHY :2007/02/14(水) 01:20:15 ID:dgQW+3k+0
―さて、れか俺と里美うなったかだが、結け先に言っまえば、こ後も俺たちは世みの彼・彼女してき合とはった

の夜の一瞬、確かにんな囲気になかけた…よう気がしたがには行かっだ。

しか、高校婿分かれたといのに、そでも俺たちの仲の続いた

が、それも結局、高校業す然消滅のな形で終

偶然だが、ちょう俺が身長里美を抜いたのが頃だった。

カッになれなか理由は…幼なじみ愛しづら寿というく聞くようで片付けたくはない。

幼なじら恋芽生え、そして結したカップだって、多数派でいとはいえ、この世の中には実に存在のだし。

くないが、幼なじみと貿か何も関係なく、純粋に男女の性の題で、俺たちはそういう関係なれなかっのだう。

正確にいと、時にはそのの雰って歩手前くいま行ったこともあった。

だが、あもう歩だ先に進めなかっただ。






187 :中三編その138 ◆3APA0wvFHY :2007/02/14(水) 01:22:39 ID:dgQW+3k+0
気が合う、腹を割って話せる、などという点では、今にいたって里美は他の女の追随を許さないが、やはりそれだけでは足りないのだ。

あれから彼女と色々なことを話してゆくうちに、あの時の帰り際の公園での会話も、やがて彼女の言葉の真意が理解出来るようになった。

と言っても、あくまで半分は俺の推測なのだが――

里美はYや先輩と付き合っている時、彼らに強引にセックスに持ち込まれたことが、わりとよくあったらしい。

むろんレイプだのなんだの、そんな危ないダークな話ではなかったが、彼女がまったく気乗りしない時もあり、自分の気持ちを無視してヤリたいだけなのかと、そんな不満がだんだん溜まってゆくうちに、ケンカが増えてゆき別れた…そんな感じだったらしい。





190 :中三編の13APA0wvFHY :2007/02/14(水) 01:25:31 ID:dgQW+3k+0
方、小学校時代をってみれはそいうかったしでみればやっぱりが合、なか必で可愛いし(本


…そしてたぶん、先輩別れたりでっとしかったし…ゃってもいいかな―んな所だっだと思う。

、も当人聞いたら、「全がうよんて言われそうもするけど。

――話を明るく楽しくエロいに戻すとwとして付き合うとはなたが、お互い高校入ってから、月に、2回くい遊んいたし、っかりすることもしてい

は高校にてから、また2回が出来たりし、そいつも普通ックスしてたれでも俺ともくれ

俺の事を、彼とは別の特別手として見ていてくれた、単に愛の本命でないらこに出来たのか、どっちだったのだもしかたら両方もし




191 :中三編その140 ◆3APA0wvFHY :2007/02/14(水) 01:27:55 ID:dgQW+3k+0
里美は高校生になると、背の伸びはさすがに頭打ちになったが、身体はセクシーさをさらに増していった。

が、俺は相変わらずチンコも小さく、早漏もなかなか治らなかった。

はっきり言って、セックスの満足という点では彼氏としてる時の方が全然よかったんだろうが、里美は文句ひとつ言わずに…

というより、むしろゲームのように楽しんでくれながら、彼女は俺に技術を仕込んでくれた。

挿入に慣れてゆくにつれ、俺は女性器の中で気持ちよくなるコツを悪い意味で覚えてしまい、入れてから十秒ちょっとで出してしまったりとか(この時はさすがに笑われた)、それ以前に前戯でイカされてしまったことなど数え切れず、最初のうちは苦労した。


初めて立ちバックが出来た時とか、挿入したまま里美を先にイカすことが出来た時は感動した

…その時、俺はすでに1発出した後だったが。

結局、そっち方面では最初から彼女に期待されておらず、セックスを通じた単なるコミュニケーションを楽しんでいただけかもしれない。




193 :中三編その1宿41 ◆3APA0wvFHY :2007/02/14(水) 01:29:51 ID:dgQW+3k+0
んかこう書くと、いるセフレのよだが、別にれだけの関なく、一は色んに行ってんだりもした

ードやロスwを気にる間柄でなせい虫館新宿ったホモ専門映画館とか、ゲテモノ料理屋興味あってップルでは行きづらい場所…まともなデートコーではい所く行った。

…ああ、あのころはしかたw

―余だが、童貞捨てる前

『童貞捨て世界がわっ見える』

ナニーなんバカバカしくなる』

なんてセリフがあって、ホそんにセッて素晴しいと夢見ていたが、結果言えばありウソだ




194 :中三編その142 ◆3APA0wvFHY :2007/02/14(水) 01:31:09 ID:dgQW+3k+0
世界も自分も何も変わらないし、オナニーはバカバカしくなるどころか、実体験によって大量の情報を仕入れた分、ますますリアルに細部まで妄想を発展させることが出来て、余計楽しくなったw

高校の間、それなりに里美とセックスを重ねていたが、並行してオナニーも中学時代とあまり変わらないペースでしていたし、エロ本、エロマンガを始め、相変わらず新しいズリネタを探し求めていた。

時には友達と東京の神保町の怪しげな古本屋まで行って絶版のウラ本を……いかん、話がどんどん逸れてきた。

ま、それはさておいてw




196 :三編その143 ◆3APA0wvFHY :2007/02/14(水) 01:34:14 ID:dgQW+3k+0
高3あたりにて、だんだん里美会う回減ってゆでも終わ…』と、何も思ったのを、胸の痛みと共に思い出

そして、本にな、それほ先ではなかった。


『終わりかといは、里美の関係だけく、里とガキ同士らの関係の、狭い世で安穏といら時代がもう終な…でもあた。


そのの何かに追わるような気タチ近くにるにつれて、大人にならな…みたい焦りだたのかれない(家のちょっとし事情が焦らいられない状もあったです


の歳子供ら大人へ劇変身するきっかなど大半の人間には訪れずは惰性のま成人し、精神的ン時代から大して成長せず、周囲の間関係も同じ土湿地に住み続ける限りのまま地続き姿てゆき、そん人たる々は、ゆり少しづつ変化・成長してゆくのなんだ解するようになったのが…






197 :中三編その144 ◆3APA0wvFHY :2007/02/14(水) 01:36:08 ID:dgQW+3k+0
なーんて、やけにキザでセンチメンタルな事をほざいてしてしまったが、10年近く経って当時を振り返ると、大学受験なんかを控えていて、そんな危機感や焦燥感があったんだろうなと思う。

里美とは関係ないけれど、いろいろあって結局、大学受験も一浪してしまった。

さらに中高生時代までに女運…というより、セックス運を使い果たしてしまったせいか、浪人、大1と、それから丸2年間、恋人は出来ず、人生で初めての『彼女』が出来たのは、ハタチになってからだ。

これは半分言い訳だが、大学入ったからといって、あまり女と付き合う気もしなかったのも事実で、ケンカしたり別れると辛いし、セフレを気軽に作れるような甲斐性もないし、めんどうだからオナニーでいいや、みたいなw





201 :編その3APA0wvFHY :2007/02/14(水) 01:41:34 ID:dgQW+3k+0
、里美はからかと言うと女は短大を卒した後、を数年やっち、23歳の時に早々とそこの会の男子社員のに嫁に行った


…が、これも言え、彼女は旦H19年現在から数年前にた。子は出来なかった

して彼女りで実家に帰ったのだが、再したのもの、やは家で肩身が狭そう

やけに事情に詳しと言われそうだがぶっちゃけ一昨戻った里美ちゃん本人に会った時にいたのだw


…少ししがるが、俺のに首でいならば、よ実感でき貿なのだが、東京近郊に住ん間は、会社の転勤などを除けあまり他県に引っ越す必地元・中校からの人関そのまま30代になっも40代てもそれどころか結なジバになっても続ているパター多い

京と川崎出俺の両親からしてそう)






207 :中三編その146 ◆3APA0wvFHY :2007/02/14(水) 01:47:59 ID:dgQW+3k+0
実際、地方から上京して来た友達などに話を聞くと、俺たちの方が圧倒的に子供時代から続いている友人関係が多い。

むろん彼らも地元に帰れば友人がたくさんいるのだろうが、俺たちは同じ町内に住んでるまま大人になるし、もし家を出ても、やはり同じ東京近郊のアパートなどに腰を落ち着ける事が多いので、旧友同士の交流は地方の人たちと比べると、気軽かつ頻繁に行えるため、長続きするのだ。

(そのかわり地方から出てきた人たちよりも、人間関係を広げるという点で、やや保守的になりやすい傾向がある)

要するに――俺も彼女も、実はまだ生まれ育ったこの街にいるのです。

(byつげ義春)




208 :中三編その147 ◆3APA0wvFHY :2007/02/14(水) 01:50:51 ID:dgQW+3k+0
俺は23の時、就職を期に実家から少し離れたS駅前のアパートに居を移したが、結局はまだ同じ町内に住んでいることに変わりない。

さて、この10年ほどの間にパソコンだの携帯電話だの、便利なものが普及したおかげで、さらに古い友人たちとの連絡は容易になってきている。

出戻り里美ちゃんからも、2年前にしっかり携帯番号とメールを交換したので、今現在も連絡取るのも会うのも、はっきり言って容易だ。

今でも向こうから、ひと月に一度くらいメールを送ってくる。俺の方からも同じくらいの頻度で大したことのない、適当な内容のものを送り続けている。

たまに街中でバッタリ会うこともあり、そういう時は結構な長い時間立ち話をしたり、時にはファミレスなんかでメシ食う時もある。

その時に彼女から聞いた話。

「今の職場、周りおばさんばっかなんだよね」

…俺も恥ずかしながらカミングアウトすると、ここ一年半以上、彼女がいないので、この時、「おっ、ラッキー♪」と思わなかったと言ったらウソになるw





211 :中三編その148 ◆3APA0wvFHY :2007/02/14(水) 01:55:25 ID:dgQW+3k+0
し、も無いのなんとか口実をって会おうとか、もっと直裁に言えば、今度ことつきあいたいだのなんだのと、『ところ』ない

のも魅力的な女性との出会いがあれば、そっちにックる事だってあ、もし万が一、そういうの方ら運良く告られたりしたら、あっさりオッケーしちうなてことも充分ありうるだろう。


ただ中学生の時と同じよ、また里美との『縁』が、ールという当なかた文明の利器で繋がっただから、また何が起るかは俺に女にもわからない。

りもないが、今里美は恋愛対外だとからめてるわけでもないし、彼女がツイチであかな、はっきってどうでもいい

(里限らず、あまりそういう事は気にしない。バツくらいだったらさすがに気にするもしれいがw

白期間は2年、今度は約7〜8年だの時よりも20代なっから以降のが時の流れが比べ物にないほで、あまり覚的差は無いのだ。





212 :中三編その149 ◆3APA0wvFHY :2007/02/14(水) 01:58:58 ID:dgQW+3k+0
えに要は無いと思るし、それに彼女別の男とついたら、結局、縁が無かっからまでろうとも切って

このエロ体験たのも、そんな風達観るようにったからに綿らな

むろん彼が俺の事をう思ってるかいが昨年名特殊動物にいかな流れく適当にら、同じくごく簡単にオッケーてくれた

ああ、誘えば意外と気軽に来てくれんね」と、気が楽になのは事実

さらにその時、たちどんなテンどんなをしたといと…

人間、成人、社姿会に出ようが、バになろ基本的三つ子の魂百でなんく思った宿事実だw





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