2chの男女恋愛に関わる 復讐話寝取られ話旅スレ に特化した話題を掲載していきます。
easterEgg easterEgg
 
 
 

Pickup

 
 
 
 
 
 

おすすめ記事1

 
 

何が本当に大事で何が俺に必要か。大事な人が側に居てくれる事がどれほど大切な事か、その時の俺は何も解ってはいなかった。
(4ページ目)  最初から読む >>

 

740 :熊男 ◆45HBJQcJTY :2005/07/24(日) 17:39:49 ID:He8l8Mhe
俺みたいな素人にでも書ける様な原稿なんて、すぐに放り出せば良かった。

つまらない名誉欲や自己満足も、金さえ出せば誰にでも買える最新のギアやウェアなんぞ全て捨てても構わなかったのに。

すぐに体一つで彼女の所に行って ごめんなさいと言えば良かった、そして強く抱き締めればそれで全て解決していたかも知れないのに。

余計なものばかり背負っていっぱいいっぱいだった俺には、何が本当に大事で何が俺に必要か。

大事な人が側に居てくれると言うこと、大事な人の側に居てあげられるという事。

それらがどれほど大切な事か、その時の俺は何も解ってはいなかった。

そして馬鹿な俺の無駄な時間はその週も淡々と流れて行く、そしてついに土曜日の夕方がやってきた。

つづく



741 :熊男 ◆45HBJQcJTY :2005/07/24(日) 19:42:32 ID:He8l8Mhe
土曜日の夕方から車を走らせる、彼女の部屋に通じるこの道もずいぶん久しぶりだ。国道のバイパスから県道に降りて、商店街方面に向う小道に右折する。

24時間営業スーパーの駐車場に車を停め、そこから五分程歩くと部屋に着く。チャイムを鳴らすと彼女が出てきた、彼女『・・・いらっしゃい、どうぞ入って。』。


彼女の表情は硬く青白い、笑顔は無かった。俺は無言で部屋に上がり、あぐらをかいてテーブルの前に座った。

彼女もπの字状に膝を崩して座り込み、テーブルを挟んで二人が向かい合う形になった。先に口を開いたのは彼女、ぎくしゃくと口が開き始める。


彼女『久しぶりね、少し痩せたんじゃない?』


俺『そうかもな、ここんとこずっと寝不足だったし』

彼女『やっぱりあれ?雑誌の仕事で・・。』


俺『ああ、毎月大変だよ。』


彼女『そっかあ・・・熊男さんはあたしと居るよりそっちの方ががいいみたいね』


俺『いや、それとこれとは別の話で・・』


彼女『ううん気を遣わなくていいよ・・・、でももうこれ以上寂しいのはあたし嫌だなあ。』


俺『・・・・・』


彼女『今日来てもらったのはね、相談ていうか・・・ずっと考えてたことがあったの』


俺『・・・どんな事?』


彼女『あたし・・・東京に帰ろうかと思ってるの』

つづく



744 :熊男 ◆45HBJQcJTY :2005/07/24(日) 21:12:45 ID:He8l8Mhe
俺は驚かなかった、彼女が別れを切り出すために俺を部屋に呼んだことくらいは察していたからだ。

それから彼女は自分がとても寂しがり屋で、これ以上俺に会えないことが耐え切れなくなりそうだと言った。

会えないくらいなら一人のほうがまだいい、東京に帰って何もかもやり直したい気持ちがあると俺にはっきり言った。


・・・この時が本当に最後のチャンスだった、今考えればやり方はいくらでもあったんだと思う。会社勤め+雑誌の仕事と彼女との付き合い、いくらでも両立出来たはずだ。

二人で都合のいい場所に別の部屋を借りても良かった、思い切ってウチに嫁に来てくれと言えば来てくれただろう。

二人で力を合わせられれば、どんな事でも乗り越えられたんだろうなと思う・・・。


俺だって彼女と別れたくはなかった、だがその世界で生きていくつもりでいた当時の馬鹿な俺。

もう雑誌の連載とスポンサーの事で頭がいっぱいいっぱい、何よりも大事な彼女を想う気持ちは心の隅に追いやられていた。


そして数時間にわたる話し合いの結果、俺たちの関係は今日この場で終わりにする事になる。

その冬最初の大雪になる夜、ふたりが出会ってから二年と二ヵ月の時が過ぎ去っていた。

つづく



746 :熊男 ◆45HBJQcJTY :2005/07/24(日) 22:14:08 ID:He8l8Mhe
話が済んだ後の彼女は小さかすかな笑みかべいた

彼女『じ・・お別れ

『あ・・・


彼女は部屋一抱え位の段ボー箱をてきての前に置いた、を見と俺が持ってていた本、CD、着替え等が整然と納められている。

俺はそ見た時ん中から出た何かが背筋て体中を急激に冷やしくのいた。

は俺が初て感じアルなれの感触だったと思う、どうしたら解らず黙って彼女を見つめてた。


彼女『名は惜しいけどね・・・もう行かなきゃダメだよ男さん・


俺『


彼女『おいだから・・まだあたしが笑っていうちに出ていって・・・』


でもの場からけないでい、この部屋から出たら彼ことは度と無う。そ圧倒な事実れに打されていた

彼女『・・・ぅうゎ・・ああああああ゙あ゙あ!』


ついに堪え切れなくった彼女は、きなの涙を流し大きな声で泣始めた。


女『だ゙・・早く出てい゙ってて行ったのに゙ぃあなたにだけは絶こんな見せたくなたのにーー!!熊男のバー!

その時の俺は彼女のそ姿に、すっり気負されてしいた。無力な俺は無言で段ボー箱を抱え、を履てドアをける。

最後に屋のまん中で泣きじゃくる彼女にサラと声をかけ、に出て静かにた。

中からバタバタとド走り足音が調、ガチャ掛ける重苦しい聞き慣れてずのそ俺の中の何かをグサリと突き刺した


の後こアがの為く事はもう二度と無く音が終わりの日の終わり告げ合図だった。





関連記事

 
 
 
 
カテゴリー:男女・恋愛  |  タグ:青春,
 

 
 
 
 
 

こちらもどうぞ

 
 
 
 

おすすめ記事1

 
 
 

おすすめ記事2

 
 
 

おすすめ記事3

 
 
 

人気記事(7days)

 
 

お世話になっているサイト様