結婚を心に決めた人がいたのに
仲の良い会社の同僚Jと私は金曜日はいつもダブルデート。
私の彼女Rは、派手目のタイプでスタイルは かなり良い。
性格はあまり良くないが、育ちは良いし、見栄えとセックスが合うので このまま結婚しようと付き合っている。
Jの彼女Mは、どちらかというと おとなしめで、いつもJの後ろを ちょこチョコとついて回る可愛らしいタイプだ。
Jからセックスの話は聞いた事はない、一緒には遊ぶが お互いの関係を大事にしているので、あまりプライベートを突っ込んで聞く事は無い。
自分から話す事は聞くといった感じだ。
金曜日のお店は、あまり高くない所で、それぞれが毎回 お勧めの店に連れて行くといった感じだ。
2人だけで遊んでばかりだと色々とマンネリ化してしまうが 4人のデートはそれなりに楽しい。
いつもその後に別れて、それぞれがホテルや自宅に行くわけだが その後に別れた後の話題にも尽きないし、回数を重ねていると それなりに他の趣味などの話も出来るようになるし、楽しい。
彼女Rとの付き合いはもう3年、彼女は派手なので、外では男にモテル
いつも同僚Jも羨ましいと言うが 性格がきつい女はそれなりに大変だ・・・
セックスはいわゆる「尽くす」事の無いセックス 言えば渋々オーラルをしてくれるぐらいで、尽くされるのは好きだが、尽くすのはあまり・・・
でも腰の動きや、体の具合、基礎体温を毎日測ることでの 生射精などの特典・・
Rはいつ子供が出来ても結婚しちゃえばいいやぐらいに思ってくれている。それはそれで心地は良いのだ。
しかし、Jの彼女Mが気になって気になってしょうがなかった。
金曜日の夜の席で、たまに隣同士になる事もある。
そんな時に見せるテーブルでの仕草や、心遣い、笑顔、横顔、全てが素直に、楽しそうに見えて・・
なんだか、Rと比べると、居心地が良さそうな娘で・・
スタイルも、体の線が出る服は滅多に着ないが・・
Rの裸を知っている私は、きっとMの方が脱いだらスタイルは 良いだろうと・・心の中ではいつも裸にしていたのだった。
気にはなるものの、2人だけで電話したり、メールをする間柄ではない。
聞くに聞けないし、なによりもJの彼女だし、嫉妬深いRにばれたらそれだけで何を言われるかわかったものではない。
そんなこんなで、数ヶ月が過ぎ、最初は毎週のように行っていた。
金曜日の夜も、お互い刺激がなくなったのか、月に一度程度になりMとも月に一回一緒に食事をし、カラオケなどするぐらい。
いつも視姦はしてたけど(笑)、それ以上は一切アプローチは当然なし。
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ある日、Jから話があると・・
2人で昼食を取りながら話をすると、重いJの口が開いた。
「Mが浮気をしたと・・、もう別れた」と
・・え?
あのMが浮気?信じられない・・と少し詳しい話を聞くと、
Mが同じ会社の独身の上司に告白されて、一度は断るも、しつこくされて、一度だけ食事に一緒に行った時に、朝方まで連れまわされて、最後は半ば無理やり上司の自宅でやられてしまった事を聞かされたとの事だった。
Jも最初は許そうとして、Mの上司に直談判し二度と手を出すなと、話をしようとしたが、Mは もうJとは付き合えないと・・
理由は、体が汚れてしまった事 と もう一つあるがそれは言えない・・
とにかく別れて欲しいと言われたと・・。
Jは そのもう一つの理由を気にしていたが、もう吹っ切るしかないと。誰かいたらRに紹介してくれ~と結構明るく無理に振舞っていた。
そっか・・Mが浮気をね・・と、考えるだけで、Jには悪いが・・私は 妙な興奮をしていた。
とことん飲ませれば・・・・なんて脳裏をよぎった。
意を決してMにメールをしてみた。
「Jと別れたんだね、良かったらちょっと話を聞きたいのだけど 会えないかな?」と。
Mからの返事は、
「Jとは別れちゃいました、一緒にご飯食べにいけませんね~」
「またRちゃんとも会いたいから、誘って下さい」
何気ない返事で、良いとも悪いともわからない返事で、更にメールしてみた。
「今週の金曜日会えない?呼べたらRも呼んでおくから~」と。
Mからの返事は「OKです、Rちゃんも呼んでね~」と。
よしとにかくOKを取り付けた。Rなんか呼ぶわけはない・・。
RにはJのやけ酒に付き合うから遅くなるーと。
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金曜日になり、Mと新宿の高層ビルの下で待ち合わせた。
Mと会うなり、
「ごめんR今日来れないって・・生理痛ひどいらしくてごめんね」
「まぁJの話ゆっくり聞かせてよ」
M「そっかー残念、よしじゃあゆっくり飲もうか」
そして以前四人で行った無国籍料理屋で、カウンターで2人で並んで、少しづつ酒を飲みながらご飯を食べた。
Jとの核心には触れずにその店を後にした。なんだかデートみたいでお互い楽しかったと思う。
二件目のバーにMを誘う。
Mは あまり酒は飲めないが、この日は楽しかったのだろう。 すんなりと二件目についてきた。ここはRも知らない、秘密のバーだ。
ここで一杯目のジンライムを飲み終えた後に、Mに聞いてみる・・・
「浮気しちゃったんだって?」
M「ごめんなさい・・・」
私「俺に謝ってもしょうがないよ」
「2人で十分話したんだろ?」
「だったら俺が言う事はないけど、ただ聞かせて欲しいんだ」
「俺、実は何気にMちゃんの大ファンだったからさ」
M
「あははは、あんな可愛い彼女がいるくせに良く言うわ」
「えーと、どうしても話さなきゃ駄目?」
私「まぁ良いじゃん、俺とは二度と会わないかもしれないしさー」