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1000万円以上使って後輩の恋愛恐怖症を治そうとした時の話
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74 :名も無き被検体774号+:2022/01/22(土) 09:25:40.50 ID:roODs7LR0.net
22時半ごろ男が出てきたので すぐさま捕獲

「今日は勝ったんか〜?」と茶化しながらパチ屋に通うようになった理由を聞いた

すると男は「今の俺には この曲が染みるんですよ」とパチ実践で流れている曲を俺に聞かせてきた


「別にこの前のことが嫌になってパチンコ打ってるわけじゃないんだな?」


「この前のことがあってこの曲を聴いてるのかもしれませんね」→男が聴いてた曲(https://youtu.be/dWzuHaKnu9w)


「わかったよ。とりあえず今年までこの女々しい曲聴くの許可したるわ」


「来年は駄目ですか?」

「歌詞がネガティブすぎるから駄目」


「はい」



75 :名も無き被検体774号+:2022/01/22(土) 09:27:23.88 ID:roODs7LR0.net
帰宅後、嬢1にこの事を報告

「ふざけてます?」って言われたけど とりあえず聴いてから判断してくださいと言って電話を切った

2日後に「あの曲を聴きましたけど あれは今の男さんには心地いい歌詞ですね」と言われた

しかも最近出た新台だという

タイミング良すぎだろ・・・

「それとですね俺さん、デートは今年やらないって言ってましたけど、やっぱりデートしたほうがいいです」


「ん?と言うと?」

「22日に嬢2と一回だけデートさせてあげてください」


「え?でもあいつ今年はデートしないって言ってましたよね?出来ますかね?」


「ここが本当に大事な所なんです。嬢2としっかりプラン考えてやっていきますので。出来なかったら俺さんが頑張って説得してください。」


「わかりました。嬢1さん!信じますので あいつの事お願いします!」


「はい。なんとかしてみせます」


「それじゃあ(ピッ)」



76 :名も無き被検体774号+:2022/01/22(土) 09:28:22.91 ID:roODs7LR0.net
翌日、このことを社長に報告

「というわけで22日で どうなるかが決まるみたいです」


「嬢2ってキャバ嬢だよね?この人は男君を本気で好きなの?」


「嬢2ちゃんが男と結婚したら今回の報酬0円になって しかも店側に300万円払わないといけないみたいです」


「そうなんだ、それだけで本気と言うことが伝わるね」


「嬢2ちゃんもいい娘ですし、嬢1さんは凄い頼りになりますから大丈夫なはずです。ただ妹に後悔して欲しくないから終わりそうな関係を途切れさせないようにしているだけかもしれません」


「実際 妹なの?」

「自分もまだ分かってません」

「まあ嬢2ちゃんが駄目なら女ちゃんくっつければいいか」

「いや女さんは旦那持ちですよ」

「そういや嬢1ちゃんに女夫さんに制裁するって言ってたみたいだね」

「まぁ・・・はい(アレ?バレてる?嬢1さん喋ったんか?)」

「あの報告を受けたその日に制裁するように嬢1ちゃんに言ったんだよね。だから そのうち離婚すると思うよ」


「そうだったんですか・・・」






77 :名も無き被検体774号+:2022/01/22(土) 09:28:50.84 ID:roODs7LR0.net
まさか社長が俺のような奴と同じ思考だったとは・・・

と言うか社長は何を仕掛けるつもり?俺は女経験の少ない女夫を他のキャバ嬢で溺れさせようとしていたけど


すると俺は一つ疑問が湧いた

女さんと連絡が取れないと俺に電話してきたあの日のことだ

まさかと思いつつ俺は聞いた



78 :名も無き被検体774号+:2022/01/22(土) 09:29:32.09 ID:roODs7LR0.net
「まさかそのことで女さんには危害加えてないですよね?」


「しないよ?確かに夫婦だけど女ちゃんは悪くないから そんなことはしないさ」


「でも連絡繋がらなくてなかなか帰ってこないって時が一回あったみたいですよ」


「それは、嬢1ちゃんが女さんに何か言った可能性があるかもしれないね。まだ可能性の範囲だけど」


「ですね・・・ また情報が入ったら報告します」


「うん、あと22日は監視するの?」


「監視しときたいですね。一応嬢1に聞いてみます」


「今すぐ聞いて!」

「はい」



79 :名も無き被検体774号+:2022/01/22(土) 09:30:08.79 ID:roODs7LR0.net
嬢1に電話

「もしもしお疲れ様です」

「お疲れ様です。22日は監視しててもいいですかね?」


「う〜ん・・・ う〜ん・・・」


「・・・」

30秒ほどの沈黙

「嬢1さん?」

「監視はやめてください」

「了解しました。それでは」

とりあえず俺は22日はデートが終わるまで何もせず待機ということになった



80 :名も無き被検体774号+:2022/01/22(土) 09:31:21.60 ID:roODs7LR0.net
そして22日当日(日曜日)になった

前日までラーメン二郎巡りしようと思っていたが22時に寝たのに当日は午前3時に起きた


俺は男が今日どんなデートをするのか?デートの後あいつは どんなことになっているのか?

気になる気になる気になる!デートストーキングが趣味になってた俺は今日が明らかに猛獣注意の危険日人間になってた

デートの場所は分からない、でも探せば見つかるかも。俺は自分でもヤバいと分かるような思考に陥っていた


というわけで もうこれは決定です。こんな危険な状態で獣になった俺を外に出してはいけないので出社して男の仕事を終わらせる作業をしました

今回は4:45出社だった




81 :名も無き被検体774号+:2022/01/22(土) 09:31:53.25 ID:roODs7LR0.net
凄く仕事が捗った

静かな仕事場、エネルギー有り余ってる俺、途中40分の昼寝をしたが今回も昼飯は食わず、男の仕事3日分近くを終わらせ21:45に退社


家に帰ると俺は「お前の仕事、3日分終わらせてやったぞ!喜べ!明日辛いなら休んでいいぞ!」とメールした

すると1分も経たないうちに「今辛いんで俺の家に来てください」と返信が来た

俺はすぐ男の家に行った






82 :名も無き被検体774号+:2022/01/22(土) 09:32:17.05 ID:roODs7LR0.net
「入るぞ」

「どうぞ」

「お、女性の匂いすんじゃん。」


「嬢2さんが家に来たので」

「ふ〜ん、で、何が辛いか教えてくれん?」


「自分、嬢2さんをフりました」

「そうか・・・」



83 :名も無き被検体774号+:2022/01/22(土) 09:33:00.57 ID:roODs7LR0.net
そこは想像出来ていた。

今まで男から「嬢2(嬢1)さんが好き」なんて言葉を聞いたことなかったし

「デートプランも凄くて、嬢2さんからも 本気を感じてて、凄い我儘な提案をしたりしてきて、でも そこから自分のこと本当に大好きだというのも伝わってきて、本当に楽しくて」

「・・・」

「そして最後は自分の家に一緒に入ったんですね。今日は凄い楽しかったって。でもそれで終わりじゃなくて、日記帳取り出して来て、自分の隣に座り出して お互いデートで起こったことの答えあわせとかしたり」

「・・・うん」

「日記の答え合わせが終わったと思ったら 手紙を出して朗読し始めたんです。自分のどんなところが好きか、自分にされて嬉しかったこととか、それで自分が どんな風に変わっていったのかとか、もし正式に付き合ったら一緒に料理したり小笠原諸島に旅行したいとか言ったり」


「・・・」

「手紙の後半の方は 嬢2さんずっと泣いてたんですよね。そしたら自分も釣られるように泣いてしまって、で、最後は「私は貴方と結婚を前提とした付き合いをしたいです、好きだから、だから付き合いたいです。お願いします」って言われました」


「・・・」

「でも自分、こんなに自分を愛してくれる嬢2さんに土下座して ごめんなさいって言っだんでず!そじだら嬢2さん、号泣して・・・ そんなの嫌だって!本当に好きだから!一ヵ月だけでもいいから付き合ってくださいって!一ヵ月付き合ったら捨ててもいいからって・・・」


「・・・(俺も泣く)」



84 :名も無き被検体774号+:2022/01/22(土) 09:33:56.08 ID:roODs7LR0.net
「それでも俺は断ったんです。もうあとは ひたすら ごめんとしか言わなかったです。」


「・・・(純愛やん・・・)」

「でも しばらく沈黙した後、嬢2さんがケロっとした顔で、「あ〜あ、ダメだったか・・・」って言ってきて、「男さんを落とすことは できませんでした。なのでこれで最後になります。じゃあ これにて失礼します^^」って」


「うん・・・(さっきの全部演技だったの?)」


「そうか、これってそういうやつだったな・・・って思って「ですよねーw」って返しちゃいました。心は追いついてなかったんですけど、自分もカラ元気でなんとか最後くらい紳士に振舞おうと「じゃあもう遅いですし 駅まで送りますよ」って近づいたら・・・本気でビンタされました」



85 :名も無き被検体774号+:2022/01/22(土) 09:34:31.75 ID:roODs7LR0.net
「その後 自分を突き押して、「優しくしないで!優しくしないで!」って言った後に こっちの目を睨んだ後に「優しくするのはダメー!」って叫んで外に出ていきました・・・」


「・・・」

「その時の嬢2さんの目、凄い量の涙流してました・・・」


「・・・ごめん、こういう時 何を言ってやればいいのか、マジでわからん・・・」


「いいですよ こっちが吐き出したかっただけですから。後こっちの方が嬢1さんの報告受ける時に事情知ってたほうがいいでしょ?」


「そうだけど、俺の無力感がハンパねーから もう俺のことなんて気にせんでいいぞ」


「それで、自分の仕事を3日分終わらせたというのは本当ですか?」


「マジだよ。嘘だと思うなら明日確認してみ、完璧すぎる出来になっとるから」


「今日辛いんで明日休みます^^」


「おう!」



86 :名も無き被検体774号+:2022/01/22(土) 09:35:20.22 ID:roODs7LR0.net
そして俺も帰ろうとしたら

「俺さん!自分今の悩みを克服して もっと強くなります!嬢2さん見習って強くなります!じゃないと本気で体当たりまでして 俺の弱さを気付かせてくれた彼女のやったことが無駄になります!今日は本当にありがとうございます!」


予想外の男の発言が出てきた。しかも とてもうれしい内容である。俺は嬉しくなりすぎて、男のことを抱きしめてしまった・・・


「えええええちょっと俺さんw」


「うるせぇ!俺は嬉しいんじゃい!」


「そんなんいいから離れてw(俺の腹を殴りながら)」


あぁ〜^好きな奴の為にするサービス出勤っていいよね!お前らも真似してみるといいぞ!







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カテゴリー:男女・恋愛  |  タグ:修羅場・人間関係, 結婚, メンタル,
 

 
 
 
 

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