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電車で隣に座った女性が○○した話をする
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34 :名も無き被検体774号+:2013/12/12(木) 21:57:18.20 ID:CD39ZXTP0
きっと車内で吐く人ってそれなりにいるんだろうなと思った。


車掌さんは俺に対して

「次の停車駅で駅員を呼んで待機させているので一旦降りましょう」

と促し、電車の後方に戻っていった。

どうやら ここへ来る前に次の停車駅へ連絡しておいてくれたらしい。

完璧過ぎるぞこの人……。 社会人としてすごく劣等感を抱いた………。



35 :名も無き被検体774号+:2013/12/12(木) 21:58:24.66 ID:CD39ZXTP0
程なくすると次の駅に近づいてきた為、俺はタオルケットを女性の頭の上に改めて被せ直した。

顔さえ見られなければ起き上がっても恥ずかしさは随分軽減出来る筈である。

タオルケットの上から女性に話しかけた。


俺「次、降りますよ。」

女性から返事はなかったが頭が少し頷いた。



36 :名も無き被検体774号+:2013/12/12(木) 21:58:37.31 ID:IEIqMMtm0
前に満員電車で吐いた大学生がいたけど見事に仕事帰りのリーマンのスーツにぶちまけてリーマンが次で降りろと大憤慨してたよ

1はイケメンだな


37 :名も無き被検体774号+:2013/12/12(木) 21:58:50.98 ID:BOdpJDkR0
はよ




38 :名も無き被検体774号+:2013/12/12(木) 21:59:07.19 ID:CD39ZXTP0
電車がホームに入り速度が緩やかになったのにあわせて女性の身体をゆっくり持ち上げ、立ち上がらせる。

バッグを取ろうとする女性を制し、扉の方へ促した。

俺は汚れていない手で女性のバッグと自分の荷物を全て持って扉へ向かった。

改めて気付くと俺が居た車両にはほとんど人が居なかった。

そりゃゲロった車両に居たくないだろうし当然か。

しかし、よく見ると両側の車両から こちらをじろじろ見る人影が……。

あぁ憎い…視線が痛い…憎い痛い……こっち見んなクソッタレ。



41 :名も無き被検体774号+:2013/12/12(木) 21:59:40.84 ID:CD39ZXTP0
が開きホーへ出ると、連絡を受けであろう女の員さんが立っいた。

とんき尽くして酔いも冷めたの性の足取りは そんなに乱れていなかった

性は駅員さん合を聞か

、まだ喋るかったらしい。

俺「っと・・・

俺は女性の代りに駅員さに状明した。

せっかく早タイムだなぁ…と心無い事を思いながら



42 :名も無き被検体774号+:2013/12/12(木) 22:00:16.07 ID:CD39ZXTP0
手短に説明を終えた俺は

俺「これ、バッグ。」

ずっと持ったままだった女性のバッグを そっと返した。

俺「すみません。自分はこれで失礼します。」

と言い そそくさとその場を後にした。

駅員「どうもご協力ありがとうございました。」

と駅員さんにお礼を言われ軽く会釈し、女性にも視線を送った。

女性も駅員に合わせて小さく頭を下げていた。

女性にも会釈を返し、反対側のホームへ向かった。

途中、男子トイレに入り、手洗いとうがいを済ませた。

どうやら女性は駅の控え室のようなところへ誘導されて行ったらしい。



43 :名も無き被774号+:2013/12/12(木) 22:00:50.15 ID:CD39ZXTP0
やれ災難だっ婿

なみーチ車掌さんにもらったニー ル袋ぶち込み処てもった。

の小物入れの代品を探さないと…。

きた逆方の電車に乗り込んだを使Am○zonで物色をた。



44 :名も無き被検体774号+:2013/12/12(木) 22:01:22.57 ID:CD39ZXTP0



それからしばらく経ったある日の事。



48 :名も無き被検体774号+:2013/12/12(木) 22:01:55.77 ID:CD39ZXTP0
俺は相変わらず残業の毎日を送っていて その日も会社を出たのは夜の11時過ぎだった。

終電の1つ前の電車に乗るのが もはや日課になりつつある。

人がポツポツとしか居ない駅のホームで電車を待つ。

―すると

ふと横から視線を感じた。

視界ギリギリのところで人の顔がチラチラ見切れる。

第六感とかではなく、完全に俺を2度見、3度見していた。

俺はチラ見する人に視線を移した。

視線を送っていたのは女性…。



51 :名も無き被検体774号+:2013/12/12(木) 22:02:48.18 ID:CD39ZXTP0


あ…。

本来であれば他人と偶然にも目が合ってしまった場合、すぐに視線を外すのだが横にいた女性は以前、電車内でゲロった女性と なんとなく雰囲気が似ていた。

ので、疑念のような視線を送ってしまった。

すると女性が

女性「あ、あの」

話しかけられた瞬間「あぁ、やっぱりあのゲロった人だ」と確信した。



53 :名も無き被検体774号+:2013/12/12(木) 22:04:03.68 ID:CD39ZXTP0
実のところ逃げ出したかった。知らんぷりをしてしまいたかった。

が、返答した。

俺 「……はい。」

女性「こ、この前、電車で………の方ですよね?」

ずいぶん省略された質問だったが、無理もない。

俺はコンマ数秒悩んでから覚悟を決め…。

俺 「あ……。はい。…もう具合、大丈夫ですか?」




57 :名き被検体774号+:2013/12/12(木) 22:04:44.49 ID:CD39ZXTP0
数日っているだからまだ具合が悪いわがな

ただ、返答として間違っていならしい。


性「よね?!本当にご迷惑おしましペコ

答一目で凄く婿丁寧に謝られ、俺は密か調ホッとした。

改めて女を見ると随分腰のそうな人だった。

美人可愛かいタイプの顔ではが、おっとり優しげのある顔だっ



61 :名も無き被検体774号+:2013/12/12(木) 22:05:25.13 ID:CD39ZXTP0
なんだかんだで、あの日は最初から最後まで女性の顔は ほとんど見えなかったからなぁ…。

俺 「い、いいえ…俺なんもしてないですよ。」

女性「そんな事ないです。本当に助かりました。」

元々女性と話すのは得意でもなく、職場も年配のおばさん以外に若い女性は居ないので俺は少し緊張していた。

丁度その頃、待っていた電車がホームに入ってきた為 俺と女性は電車の中に乗り込んだ。



62 :名も無き被検体774号+:2013/12/12(木) 22:06:08.25 ID:CD39ZXTP0
空席はたくさんあったが、なんとなく扉横の隅にある手すりに?まり立っている事に決めた。

すると女性も俺に添う形で近くの取っ手に捕まって俺に喋り始めた。

女性「いつもこんな時間まで残業とかされてるんですか?」

俺 「あ、はい。最近は ほぼ毎日ですね…。 えっと…、」

女性「はいw 私も残業です…w でもまぁ今日はたまたま、というか。」

俺 「あぁ、そうなんですか。お仕事、何されてるんですか?」

女性「っと…。その。ゲームを作ってます。」

俺 「ゲーム?」


ゲームという言葉に思わず反応してしまった。

俺は けっこうゲーム好きである。



63 :名もき被774号+:2013/12/12(木) 22:06:35.13 ID:IEIqMMtm0
その娘んもざわして偉い

らんりして逃る奴多いだろうに


64 :名も無き被検体774号+:2013/12/12(木) 22:06:39.83 ID:CD39ZXTP0
女性「はい。PS3とかのソフトを作ってる会社で働いてます。」

俺 「おー、凄いっすね。俺もゲームやりますよ。」

女性「本当ですか?!普段どんなのやってらっしゃるんですか?」

俺 「…オンラインゲームとかよくやってますね…。」

女性「お〜・・・。」


・・・。


どうやら女性が期待していた答えではなかったらしい。



68 :無き被検体774号+:2013/12/12(木) 22:07:13.10 ID:CD39ZXTP0
 なゲってらっしゃるんですか

女性「…うーん。最近対戦ムを…。あまり有名な会社ではないので知らないと思いけど。

俺 「なん名前の会社です?


興味津綿の俺


性「え、○×って会社す」

 、知って


が『尿有名じゃない』だ。ゲーム好きならそれなりに知れてる



73 :名も無き被検体774号+:2013/12/12(木) 22:08:38.28 ID:CD39ZXTP0
女性「ご存知でしたか?」

俺 「はい。でもすみません。そこのゲームはやった事ないです。」

女性「あらら…。」

俺 「すみません……。」


ちょっと気まずくなってしまった。この空気は嫌なので話題を変えようと思った時


女性「…そ、それよりこの前の事なんですけど。」

俺 「え?」

女性「その…会えてよかったです。本当にありがとうございました。ずっとお礼言いたくて」

俺 「あ…いや、別に…。」


ドキッとした……。心臓がドクンってするのがわかった。「会えてよかった」とか女性に言われるのは初めてだったから。



76 :名も無き被検体774号+:2013/12/12(木) 22:09:22.04 ID:CD39ZXTP0
女性「あの日、友達との飲み会の帰りでして」


女性は淡々とゲロッた日の事を話し始めた。

きっと気にしているのだろうと思い、あえてあの日の話題は避けていたのだが、まさか向こうから話を振ってくるとは

俺 「お酒は弱い方なんですか?」

女性「はい。なのであまり飲みません。」

俺 「あんまり飲まないタイプなのに、飲まされちゃった感じですか。」

女性「久しぶりに会った友達と居酒屋に行って…、少ししか飲まないつもりだったんですけど…」

俺 「…隣に居ただけでも お酒の匂い凄かったですよ。」

女性「はい。私、飲めないわけじゃないんです。飲むとすぐ頭が痛くなるから飲まないだけで。あまり悪酔いしたりもしませんし。」

俺 「あぁ・・・そういう事ですか。」




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