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ギフテッドの彼女と付き合ってた話
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35 :名無しさん@おーぷん :2014/05/27(火)01:02:58 ID:MXx0ba1si
結果、彼女はその問題をあっさり解いて、その後出した問題もなんなく解いた。

「すごっ!」

「すごくないよ? 普通だよ?」

「これめっちゃムズイじゃん!」

「数学ってパターンだから、私はこのパターンを知ってるってだけだよ」

普通、問題を見ても そのパターンがどれか分からないのに…

このころから ただものじゃないと思い始める。

と同時に好きになりはじめていた。


七月くらいになると すっかり仲良くなって、メアドもケータイ番号も交換した。

彼女が俺にちょくちょく数学を教えたり、俺が彼女に映画を勧めたりする関係が続いた。

彼女は映画を ほとんど見たことがなくて、人生の半分を損していると思い、俺は お気に入りのやつを片っ端から勧めまくった。

時々 勧めたのに見ない奴とかいるだろ?でも、彼女は全部見てくれた。それが嬉しかった。

木曜日に喫茶店で彼女の映画の感想を聞くのが楽しみで仕方なかった。


相変わらず俺が数学の質問をすると凄いバカにしたように(彼女は素)教えてきたけど。

ある日、店長が冗談で

「お前ら さっさと付き合え。見ていて こっちじれったいわ!」

って言ったら彼女に

「え、え、でも、付き合うとか、そういうのって、 おかしいっていうか、そういうのじゃないんで!」

って言われた。

アニメみたいに すごい焦ってて可愛かったけど、やっぱり彼女はそういうふうには思ってないんだ…とがっかりした。


37 :名無しさん@おーぷん :2014/05/27(火)01:04:23 ID:MXx0ba1si
八月。

店長は沖縄に住む息子の家に一夏でかけるので、店は臨時休業になった。

給料的にもキツかったけど、彼女と会う公式的な理由がなくなったのが なにより辛かった。

15日くらいまでは大学で申し込んだボランティアがあってよかったんだが、それからは暇。

居酒屋も家庭教師も人が余ってあんま入れなくて週二三だったから、週の内4日はなにもないのだ。


俺は、悩んだあげく、彼女をデートに誘うことにした。

メールで『よかったら映画見に行かない? 初映画館行こうよ!』と送った。

その日 返信はこず、一日たってもこなかった。

馴れ馴れしかったかなぁ…結構仲良くなれたと思ったのに…と凹んでいた二日後、『行きたいです!』とだけ返信がきた(なぜかメールだと敬語)


時間と場所は彼女が決めて、結局八月の終わりくらいに2人で映画を見に行った。

いつも地味な服を着ている彼女が、その日は女の子っぽい格好をしてきた。

「あれ?今日はジーパンじゃないんだね。」

「うん、お母さんが男の人と映画館に行くならジーパンじゃ入れないっていうから」

「え?wwwwwそんなことはないけど?wwwwww」

「でもお母さんが言ってたから」

「あーそういう映画館もあるね(?)」





38 :名無しさん@おーぷん :2014/05/27(火)01:05:37 ID:MXx0ba1si
はじめてデートしてみて分かったんだけど、彼女は異常なほどに世間知らずだった。

アイドルも知らない、バンドも知らない。

映画館とかゲームセンターに行ったことないってのはパニック症だから分かるとしても、テレビすら見ないというから驚いた。

「でもさ、学校とかでテレビの話とかする時 困らない?」

「私 先生としか話さなかったからなぁ… 研究室の人とは仲良くないし あんまり」

「気になってたんだけどさ、…友達いる?」

「君はカウントする?」

「友達だと思うならカウントしてください」

「じゃあ2人」

つまり、俺が含められたとして、他に1人しか友達がいないことになる。

喫茶店で話をしてる時は基本映画か数学の話だったので、プライベートの話は避けてたわけじゃないけど全然してこなかった。

俺は面白くて たくさん聞いた。

「出身は?」

「生まれたのは東京だけど育ったのはイギリス」

「お父さんとお母さんは何してるの?」

「どっちも研究者」

「は?」

このあたりから 俺は今話してるこの人は もしかして、天才なんじゃないか?と思いはじめた。


39 :名無しさん@おーぷん :2014/05/27(火)01:06:57 ID:MXx0ba1si
映画はあんま面白くなかったから割愛。何見たのかも覚えてない。

彼女はチケットカウンターの人とか売店の人とかと話すのも緊張するらしく、人と接する時は「貴方に一任します」って言って離れて行った。

道端でティッシュを配られてもキョドるし、あげくのはてには路上で

「桃がこれだけで1000円!安いよー!」

とか言ってる奴に対して

「あの人、もしかして私に言ってるのかな?私は無視してたことになるの?」

とか言い始める。

映画が終わってから、夕食に誘って一緒に居酒屋に行った。

家庭のこととか、プライベートのことを聞くとあまり答えたがらなかったけれど、俺は もっと彼女のことを知りたかった。

そのためにも、酔わせる必要があると思ったんだ。

「酒、飲んだことある?」

「お父さんとなら」

「そとで飲むのは?」

「お父さんとなら」

「飲みに行かない? やっぱり、酒飲みながら話した方が楽しいよ?」


40 :名無しん@おーぷん2014/05/27(火)01:07:56 ID:ug2olLIZw
wkwkしてきた


41 :名無しさん@おーぷん :2014/05/27(火)01:08:21 ID:MXx0ba1si
居酒屋に入って、しばらく飲むと、彼女はいい感じに酔いはじめた。

俺は聞きたいことを片っ端から聞いた。


「イギリスの頃の学校の友達とかいないの?」

「いない。その学校は普通の授業がなくて、先生と個別にお話するだけ」

「それって学校じゃなくない?」

「頭のいい人だけが行く塾って言った方が近いかも。」

「へー。じゃあ頭いいんだ?」

「周りはそう言う。自分ではそうは思わないけど。私、ギフテッドらしいんだ。」

「へ? 何?」

「ギフテッド」

「何それ?」


酔わせていたと思ったのに、彼女は「ギフテッド」と言った瞬間にシラフに戻ったかのようだった。

まるで、禁句を言ってしまったかのように。


「…私が質問する番ね!」

「いいですよ」

「どうやったら、人と話せるの?」

「…難しい質問だね 逆に、なんで上手く話せないの?」

「だって、何考えているか分からないじゃない?」

「人って他人について あんま考えてないから、気にしなくていいと思うよ。というわけで、酒注文しといて!トイレいって来る!」


「…え…何頼めばいいの?」

「あなたに一任します」





42 :名無しさん@おーぷん :2014/05/27(火)01:11:03 ID:MXx0ba1si
結局 頼んでなかったけど。

店を出たのは2:00くらいで終電は当然ないので一緒にタクシーに乗って彼女を自宅まで送り、それから家に帰った。


俺は翌日、ギフテッドについて調べた。

wikiにも載ってるし、知ってる人もいると思うけど一応説明。

ギフテッドは先天的にIQの高い人のことで、いわゆる天才ってこと。


自分の興味のある分野については とことん調べ、学び、理解するが、興味のないことはまったく知ろうとしない。

これがギフテッドっていう明確な定義はないんだけど、IQテストとかで分かるらしい。

俺が天才だと思っていた人は文字通り、天才だったわけ。


それからしばらくたって、夏の終わりくらいに彼女からメールが来た。

親が会いたいと言っているから、夕飯を食べにウチに来ないか という誘いだった。


酔わせたことを怒られるのか…

でも、確かに仕方ないよな…俺が悪いし。

俺は土産を持って彼女の家に行った。


43 :無しさんおーぷん :2014/05/27(火)01:12:30 ID:MXx0ba1si
寄駅ち合わせ、彼女の自

「たいまー」

「お邪魔す…」


ドタ

か!君か!上がって上って! お土産?ありがうねさ、上

伊東四のおっんがハイテンで迎てくれた

彼女宅にを連れてくるは史上初らしく、勢な夕食が用意されてて、に友達いなぁ と思


お母さんは内結子がめちゃくち太ったみたいじの人でお父さんは ぽゃってしてるろ? って言っど どうみてもデした

もすご気さくで、「にありうね。このまま友てやてね」っ何度言ってた


夕食を食べ終って、彼お母んが片付けをしている時に俺はさんに別室にた。


44 :名無おーぷん :2014/05/27(火)01:15:02 ID:MXx0ba1si
何故かは分かないけ別室『イ白書をもう一度』っていうが流れてい

(お父さんが聞け聞言うか今iPodに入ってる)

先に謝った方感じがいいと思い

いだは娘さん酔わせてせんでした。」

「え いいよ! むしっと誘ってやってよ。いつ友いなからさぁ。最貿近は君話しっかりるよ。急に映を買ようになっと思っら それも君の影響らしいし。」


っきりTSUTAYAとかで借りていたら さす真性ミュ症、ネットで買っていのだ。

それ使ね、だけの話…?あ、ド教えて


メアド交換

直後メール受信


文には あいつ実は他人とうまく話ないん!!! て書いてあった。

は知ってます。 って返信した。

のあと この謎のメー受信が ちっと間繰り広げらた。

お父は彼全て話使


フテッドあること、コミュ症あること日本に戻て入った婿頃にイジあっ不信になり、最近は治りつつあるけど まだ怖い

友達がいないこだから娘っと友達いて欲しいこ、娘はカラオケ緒に行ってくれないから俺と行きたいことなどなど。

本当に、この人は娘のことが可愛いなぁと思った。


45 :名無ん@おーぷん :2014/05/27(火)01:17:13 ID:MXx0ba1si
から ちょっては映画を見て食べ家まで送お父さんお母と彼で晩酌をするうデート続いた。


11月いに、付き合ってさいと言っ

その頃便 ほぼ付ってるようなものだった

女は冗談でその理由を論文にらね」と言い俺は真に受けて論文をしく付き合うとにった。


とのデートのエーションも増えていた。

映画がメインはなかったけど好きなバンドのライブに付合ってもたり、彼が行たか達がいくて行た博物館とかに行っ


究所の手いが終わる夜遅くなので、ちょくちくルームシてる達がいない時に俺の家泊まっした(親公沿認)

カもした。

変わら寿学系は全然だたので、彼女に教えてもていたの姿

は「本当にどうてこんなのが分からのか不思議でまりませかいいながら教える

「どせ教えるんらバカにしないでてよ」たいなことを俺が言開戦

いたうい日は俺がメール無視、日が変わるに彼が電話

直りいってお母さんに言わた」

ってしぶしぶ謝ってき


お母さ〜ってのちろん嘘。変わるまでは俺が謝のを待っているらしい。

けど神的生くらいだっう。




>>次のページへ続く





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カテゴリー:男女・恋愛  |  タグ:純愛, 青春, 胸キュン,
 

 
 
 
 
 

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