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イケメン同期に振り回された俺の人生について語る
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167 :名無き被検体774号+@(^o^)/2016/02/21(日) 22:30:13.99 ID:NLJ5egQ1.net
沿振り回れる白石り回さ俺たち


170 :石黒 ◆5w9kBvAhHY @\(^o^)/:2016/02/22(月) 21:43:33.82 ID:358xs2sq.net
遅くなってすんません(´゚д゚`)

まさかの書き溜め消える事件が(´゚д゚`)

原作に追いつかないようにノロノロやるアニメみたいな感じで書き溜めつつ投稿するので ちょっとペース遅いですヨロシクです・・・(´゚д゚`)



171 :黒 ◆5w9kBvAhHY @\(^o^)/2016/02/22(月) 21:44:38.39 ID:358xs2sq.net
キュューズが黒から黄色に変り、季節夏か秋にわっひとり深夜の横浜で健太車で迎えにきくれるを待っいた。

地勘のいこの街で電を逃てしまったのだ。


確に言うと『あえて終電を逃』んだが敗だった

たら、今夜テルでお楽しみのはったんが・・・。

袖では すでに厳い気温の、身体こませて、ひと反省いた。



173 :石黒 ◆5w9kBvAhHY @\(^o^)/:2016/02/22(月) 21:54:41.67 ID:358xs2sq.net
ちゃんとバイバイもしなかったから、もう二度と連絡はないと思っていた。

そんな彼女から「この前はありがとね」とメールが来たもんだから、俺は舞い上がった。

あの夏、ラフティング旅行で一晩をともにした、あの女の子からだった。



毎日のようにメールをして、ほとんど彼女みたいなもんだった。

彼女は横浜の近くに住んでたから、みなとみらいの話になって、俺いったことないから行ってみたいなって、デートになって。

終電間際まで一緒にいたらさ、普通ホテルコースじゃん。

なんで帰っちゃうんだよ。

俺なにか まずったかなぁ。




174 :石黒 ◆5w9kBvAhHY @\(^o^)/:2016/02/22(月) 22:04:59.59 ID:358xs2sq.net
そんな感じで健太郎に泣きついたら、車で迎えに来てくれることになったのだ。

実家住まいとはいえ、親御さんの車を出してもらったのは申し訳なかった。

健太郎が運転する車の中で、今日の失敗談について笑って話したら、「そっか、大変だったね。」と穏やかに聞いて、慰めてくれた。

これだけで俺は、今日の虚しさが救われた。


「お前ほんといい奴だよなぁ。健太郎が女だったら、ぜってー彼女にすんのに。」

俺はマジな気持ちで言ったんだが、笑って流された。



176 :石黒 ◆5w9kBvAhHY @\(^o^)/:2016/02/22(月) 22:11:44.15 ID:358xs2sq.net
コンビニに寄るついでに、近くにあった川辺を歩いて

気晴らしに もう少しだけに付き合って欲しく、俺がお願いした。

今日なんダメたのかなとか、今後どうやら付き合るかぁとか、郎はどんも耳てくれ


ろそろ車に戻ろうとしたとき、俺は改めて健礼を言った。

ことしてな、困っとき互い様だしね、と相変わらず懐が広い

からキュアりなでしけて笑う健だったい様と言っも、郎にお互い様となるようなことを何もできてい。



177 :石黒 ◆5w9kBvAhHY @\(^o^)/:2016/02/22(月) 22:19:45.76 ID:358xs2sq.net
「いつか借りは返すからな!」

「ほんとにいいよ。借りとかじゃないし。」

「それじゃ俺が納得しないんだよ。」


強引だなぁと笑いながら、健太郎は足元の石を軽く蹴った。

川に落ちたポチャンという小さな音が、静かな夜に溶けていった。

「じゃあ、大地…。」

急に立ち止まった健太郎に二歩遅れて、俺も立ち止まった。

少し沈黙があった後、うつむき加減だった健太郎が、そっと手を差し出して言った。

「もう一度だけ、手を繋いでもいい?」

月明かりの中に、照れくさそうな、申し訳なさそうな顔が浮かんだ。



178 :石黒 ◆5w9kBvAhHY @\(^o^)/:2016/02/22(月) 22:27:32.89 ID:358xs2sq.net
・・・ん?

「そんなことしたって、お互いのためにならないだろ。」

何を言い出すかと思ったら そんなことかよwと俺は笑いながら くるりときびすを返して再び歩き出した。

そのまましばらく歩いたが、後ろを付いてくる気配がない。

振り返ると、健太郎はさっきの場所から動いていなかった。

「おーい、行こうぜ。」

声を掛けても、そこから動こうとしない。

しょうがなく元の場所まで戻って「どーした?」と声をかけると、健太郎は笑って「なんでもない、ごめんごめん。」と言った。

「へんなやつw」そう笑い合って、夜は、静かに明けていった。



179 :石黒 ◆5w9kBvAhHY @\(^o^)/:2016/02/22(月) 22:32:46.00 ID:358xs2sq.net
横浜デートは失敗したが、彼女との関係は良好だった。

メールは変わらず ほぼ毎日していたし、たまに電話もしていた。

毎週ではなかったが、二週間に一度の日曜日にはデートができたし、会えない日曜日は健太郎とプリキュアを見て暇を潰せたから気にならなかった。

元々俺は、彼女がいれば それでいいタイプだから、早苗と付き合っているときはベッタリすぎたところがあった。

何かと一緒にいたがったせいで「他に友達つくりなよ」とよく言われたものだ。



180 :石黒 ◆5w9kBvAhHY @\(^o^)/:2016/02/22(月) 22:38:17.65 ID:358xs2sq.net
彼女の話に戻ると、俺の部屋にも遊びに来てくれたし、もちろん体の関係もあったわけだが、告白はしていなかった。

もうすでに付き合ってるようなものだし、あえてしなくてもという気持ちだった。

ただ、健太郎から「気持ちは伝えたほうがいい」と言われ改めて告白したら、「大地くんとは そういうのじゃないかな」と言って改めて振られることとなった。

まさかすぎるだろ。しかもクリスマス前だぜ。



181 :石黒 ◆5w9kBvAhHY @\(^o^)/:2016/02/22(月) 22:43:21.70 ID:358xs2sq.net
クリスマスはすでに予定が・・・と言っていた健太郎に、半ば無理やり付き合ってもらって、クリスマスを共に過ごした。

失恋のショックで酒をあおって泣き散らしている俺の背中をさすってくれたり、早苗に電話する!と暴走したのを止めてくれたり、健太郎はいつもみたいに優しかった。

大地は魅力があるから、きっとまたいい出会いがあると言って、慰めてくれた。

結局、いつも助けてもらってばっかりだった。

今年も結局、彼女のひとりもできなかった。

そうこうしているうちに、2011年も終わってしまったのだ。



182 :石黒 ◆5w9kBvAhHY @\(^o^)/:2016/02/22(月) 22:48:46.23 ID:358xs2sq.net
あけおめが自粛ムードにあった2012年はじまり。

ノイズと決着を付けたスイートプリキュアたちは、新番組「スマイルプリキュア!」へと世代交代をしていた。

そんなスマイルプリキュアが五人全員揃った、春のはじまり。

「映画 プリキュアオールスターズNewStage みらいのともだち」を見に行った帰り、俺は健太郎から受けた衝撃的な報告に耳を疑った。




183 :黒 ◆5w9kBvAhHY @\(^o^)/:2016/02/22(月) 22:54:13.37 ID:358xs2sq.net
NewStageでSplash☆Star組しゃらなかっことただでさえ甚ックいたうのに、そんな憂に追ちをかけるようなった

たちがめている会社は、事務所が各拠4,5個あり、そのちの一4月か異動することになたというのだ。


しか その話は昨年末の段階で持ちけられていいう

そんな話は郎から聞いていなかった。寝耳に水だった



184 :石黒 ◆5w9kBvAhHY @\(^o^)/:2016/02/22(月) 22:58:57.79 ID:358xs2sq.net
「人員が足りないって聞いたから、それで。家からの距離も近くなるし、いいかなって思って。」

異動が決まってから、事務所の白石くん送別会でも、俺はずっと不機嫌だった。

俺が健太郎といたいという気持ちより、健太郎が俺といたいという気持ちのほうが絶対に強いと、心のどこかで思っていたからだ。

異動の話なんて断りゃよかったんだ。

健太郎の家から近い事務所へ異動するってことは、それはつまり俺の部屋から遠くなるってことなんだぞ。



185 :石黒 ◆5w9kBvAhHY @\(^o^)/:2016/02/22(月) 23:04:28.77 ID:358xs2sq.net
それだけなら、まだよかった。

いや、会社で顔を合わせないだけでも十分つまらなかったが、いままで俺たちの習慣となっていた日曜日のプリキュア鑑賞も、「家の事情が」とか何とか言って、来ないことが増えてきたのだ。


俺は途端にひとりになってしまった。

彼女もいない、早苗に頻繁にメールするわけにいかない、それで健太郎もいないんじゃ、誰と会うこともないし何もすることがない。

昼前に起きて、気がついたら夕方になっていて、一日家を出ない日もあった。

なんだか、昔の自分に戻ってしまったようだった。



186 :石黒 ◆5w9kBvAhHY @\(^o^)/:2016/02/22(月) 23:09:32.58 ID:358xs2sq.net
さすがに三週連続で日曜日のプリキュア鑑賞を断られたときに、

「お前に見捨てられたら孤独死しちまうよ!!」と詰め寄ったら、

「同じような、ゲイの友達ができたんだよ。その子と遊んでる。」

と真実を明かされて、それはそれでイラッとした。


「日曜日のプリキュアぐらい見に来られるだろ。」

「朝8時半に間に合うように出かけるの大変じゃないか。」

「だったら前日の夜から泊まりにくればいいだろ。」

「無茶言わないでよ。大地も僕とばっかり遊んでないで、他に友達作りなよ。」


早苗と同じことを言われて、俺は一層不機嫌だった。



187 :石黒 ◆5w9kBvAhHY @\(^o^)/:2016/02/22(月) 23:14:54.61 ID:358xs2sq.net
夏のはじまりのこと、きっかけは なんだったか忘れたが、俺と、健太郎と、話に聞いていたゲイの友達と、三人で会ったことがあった。

健太郎は会わせたがらなかったが、向こうがどうやら俺に会ってみたかったらしい。

ところが、会ってその日に、俺とそいつは言い争いになってしまった。


昔はゲイのこと気色悪いと思ってたwと冗談めいて話したら、

「マイノリティを認めないのは人間として未熟」とかなんとか、認めないのが異常みたいな呆れた目で見てくるから腹が立っちゃって。

さっさと解散して、収まらない怒りを発散しようと街をウロウロした。

健太郎は困った顔で、何も言わずに、俺に付いてきてくれた。

歩きつかれた俺たちは、デパート屋上にあるテラスのベンチに腰掛けた。



188 :石黒 ◆5w9kBvAhHY @\(^o^)/:2016/02/22(月) 23:20:47.20 ID:358xs2sq.net
ベンチに座っていても やっぱり怒りが収まらなくて、

「健太郎と一緒にいてゲイに偏見がなくなりつつあったけど、あーゆー奴見てると やっぱり普通じゃねーと思っちゃうよね!!」

と、ひとしきり愚痴ったあと、黙っている健太郎を見て、俺は ものすごく反省した。

たしかに さっきの友達とやらも極端なことばっか言って腹立たしかったけど、それにしてもゲイを全否定するような言葉で言い返したのは まずかった。

「俺は、健太郎のことゲイどうこうじゃなくて、人として尊敬してるから!!」といってフォローしても、健太郎は難しい顔で黙っているだけだった。



189 :石黒 ◆5w9kBvAhHY @\(^o^)/:2016/02/22(月) 23:24:02.47 ID:358xs2sq.net
すでに日が落ちて、デパートの屋上テラスはライトアップされていた。

光に照らされている健太郎の顔は、あの社員旅行の夜に見たような、寂しそうな顔だった。

「本気で、女だったら彼女にしたいぐらいw」

空気を変えようと、俺らの間では おなじみとなっていた冗談を言っても、健太郎からは「そういうの、やめてほしい。」と静かに返されるだけだった。

いつもは笑って返してくれるのに、今日は本当に怒っているようだった。

「いや これ冗談じゃなくてマジだって、いつも健・・・」

「もう本当にやめてって言ってるじゃん!!」

健太郎は、突然叫んで俺の言葉を遮って、頭を抱えてふさぎこんでしまった。



190 :石黒 ◆5w9kBvAhHY @\(^o^)/:2016/02/22(月) 23:24:54.81 ID:358xs2sq.net
「じょ、冗談だよ・・・そんな怒ることじゃないだろ・・・。」

思っても見なかった反応をされ、俺は戸惑ってしまった。

少し離れたベンチに座っているカップルが、健太郎の声に驚いて俺たちを見ていた。

健太郎は ふさぎこんだまま、しばらく身動きも取らず、何もしゃべらなかった。


う、なんか、気マズイ・・・。

ホモカップルの痴話喧嘩みたいじゃんか、ここ新宿だし・・・。

俺はそんなノーテンキなことを考えていた。

ふさぎこんだまま、次に健太郎から出てくる言葉など予想もしていなかったから。


「大地のことが好きだよ。だから、もう会えない。ごめんね。」


突然の告白、突然の決別宣告だった。

夏はすぐそこにいるのに、俺の手は冷たくなっていた。

■つづく■




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カテゴリー:男女・恋愛  |  タグ:青春, 純愛, 胸キュン,
 

 
 
 
 
 
 

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