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母親の不倫相手に家を乗っ取られた
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203 名前:ローカルルール変更議論中@VIP+ 投稿日:2009/09/11(金) 21:37:17。19 ID:OtNLhzv+0
元々、前の家にあった自分の荷物を全部持ってこれるスペースはなかった。

なので、厳選して必要なものだけ持ってきていた。それでも、狭い。

布団を敷くスペースを考えて、簡易タイプの折りたたみテーブルと、小さい棚を置いたら、歩けるスペースは殆ど残らなかった。

元々、新しい家は狭いんだし、住まわせてもらえると思えば、まあいいか。と思った。

1は、意外と楽天家だよ。えへ。


204 名前:ルルー変更論中@VIP+ 投稿日:2009/09/11(金) 21:39:27。60 ID:OtNLhzv+0
越しが全て了して、業者が帰っていった。

ヤマダが使らしいと言っていた広い部は、結局荷物き場になった

かも、狭い部屋にいても意イケそった

母親とヤマ広い部屋を室に使った。

なんだろ前途洋洋だ


205 名前:ローカルルール変更議論中@VIP+ 投稿日:2009/09/11(金) 21:45:15。46 ID:OtNLhzv+0
とは言え、新しい環境で気分も一新し、毎日ワクワク暮らしていた。と思う。

ただ、ケンカは相変わらず激しいままだった。

家が小さくなった分、二人の争う物音は、よりはっきり聞こえるようになった。

1は今までにもまして、物音に敏感になっていった。

そして、新しい家は、母親にとってあまり良い影響を与えなかった。


これまで、ヤマダにとって自分の持ち物ではない前の家は、いくら壊しても暴れても痛くもかゆくもなかった。でも、これからは自分のものだ。

暴れて、例えば包丁を床にでも突き刺せば、自分が嫌な思いをする。

ヤマダは、この家に引っ越して以降、一度も、自分の家を傷つける行為はしなかった。


206 名前:ローカルルール変更議論中@VIP+ 投稿日:2009/09/11(金) 21:47:20。31 ID:OtNLhzv+0
1は思った。

あれは、自分のものじゃないと言う冷静な判断のもと、やっていた行為だったんだ。壊してもいい、と思ってやっていたんだ。

また、憎しみが大きくなった。

そうやって、ヤマダの有り余る体力は母親へ向いた。

母親の動きを封じる圧迫攻撃は激しさを増していった。


207 名前:ローカルルール変更議論中@VIP+ 投稿日:2009/09/11(金) 21:48:20。51 ID:OtNLhzv+0
母親の体にあざが出来ていることが多くなった。

何があったのかなんて、怖くて聞けなかった。なんとなく、圧迫だけじゃないのかな、って思っていた。





208 名前:ローカルルール変更議論中@VIP+ 投稿日:2009/09/11(金) 21:48:39。62 ID:hAeMP6+1Q
圧迫攻撃ってなんかあれだな

ポケモンのカビゴンを彷彿とさせるな

>>208
すまん。ポケモンを良く知らん。カビ???


211 名前:ローカルルール変更議論中@VIP+ 投稿日:2009/09/11(金) 21:59:24。60 ID:hAeMP6+1Q
「カビゴン」って言って常に寝てるポケモンなんだよ。体重も重くて図体もデカい奴なんだ。

「のしかかり」っていう技も出来た筈。


>>211
いつも寝てるとか、

カビゴン、ヤマダに似てるww


209 名前:ローカルルール変更議論中@VIP+ 投稿日:2009/09/11(金) 21:52:05。28 ID:OtNLhzv+0
新しい家に引っ越して、1は高校を卒業する歳になった。

勉強したい分野があって、その分野のある大学に進学したいと思っていた。

その時点で、行きたい大学の編差値に、自分の編差値は5くらい足りなかった。

でも、高校受験では頑張らなかったし、大学は受験しようと思っていた。


そのことを母親に告げた。

そしたら、やめなさい。と言われた。

「1はどうせ勉強しないんだから、推薦で行ける大学にしなさい。」

高校受験と同じことを言われた。


213 名前:ローカルルール変更議論中@VIP+ 投稿日:2009/09/11(金) 22:08:11。90 ID:OtNLhzv+0
今度は、ちょっとだけ食い下がった。でも、勉強したい分野なんだよ。とか何とか。

結局1は、母親の探してきた、1の通ってる学校から推薦で確実に行ける大学を選んだ。

別に勉強したい分野なんてなかった。ただ、指定校推薦がある学校だから、そこにした。

周りからは、推薦で行けるなんてすごいね。とか言われたけど、ちゃんと受験して行きたい大学に行こうと努力してる君達のほうがすごいよ、っていつも思ってた。


214 名前:ローカルルール変更議論中@VIP+ 投稿日:2009/09/11(金) 22:09:33。98 ID:OtNLhzv+0
母親に、また逆らえなかった。

と言うか、逆らうなんて言葉は、まだ1の辞書にはなかった。

指定校推薦で無事合格し、晴れて1は大学生になった。


215 名前:ローカルルール変更議論中@VIP+ 投稿日:2009/09/11(金) 22:14:33。04 ID:OtNLhzv+0
この頃、1は少しずつ おかしくなり始めていった。


精神的な面では、段々腐っていった。

世の中の男は一切信用できない、と思い始めていた。

父親は父親で、なんか弱いしだめ親父、と言うイメージだった。

ヤマダも暴力男で自分勝手。

結婚したってどうせ離婚するに違いない。

って思って、恋愛だの結婚だのに希望を持たなくなっていった。


216 名前:ローカルルール変更議論中@VIP+ 投稿日:2009/09/11(金) 22:17:53。10 ID:OtNLhzv+0
そんな腐った1の心を唯一癒した男は、あるアーティストだった。

元々音楽に敏感な年頃だったし、1はそのアーティストに どんどんのめりこんでいった。


向こうで母親達がケンカを始めると、決まってそのアーティストの曲を流して、心の平静を保とうと努力していた。

彼の声を聞いている間は、安らげた。

雑誌も買ったし、テレビは絶対チェックしたし、ラジオも聞けるものは全部聞いた。

コンサートがあれば、バイト代を全部つぎ込んで、行けるだけ行っていた。

熱狂的な追っかけだったと思う。

そうやって、非現実の世界に逃避することで、なんとかバランスを保っていた。


217 名前:ローカルルール変更議論中@VIP+ 投稿日:2009/09/11(金) 22:20:12。32 ID:OtNLhzv+0
そんな純粋なファンだったのに、ネットって言うのは怖いな。

ある日、ネットサーフィンをしていると、とあるファンサイトを見つけた。

そこでは、どうやら小説を書いているらしかった。

元々小説が大好きだった1は、なんの躊躇いもなくその小説を読んでしまった。

よまなきゃ良かった・・ほんと。


219 名前:ローカルルール変更議論中@VIP+ 投稿日:2009/09/11(金) 22:26:28。59 ID:OtNLhzv+0
それは、1の大好きなアーティストのホモ小説だった。

それまでホモなんてものに、一切興味なかったのに、何故かそれを読んだとき、1は雷が落ちたような衝撃を受けた。

それからは、あれよあれよと言う間に腐った女子化してしまった。

ちなみに、今は全く腐に興味は無い。

過去の出来事と向き合えるようになりはじめてから、自然と腐への興味も薄れていった。

なんで、ここでこんな腐った過去をさらしたかと言うと。


1は、腐なモノに触れることで、男を虐げている感覚に、快感を覚えていたんだと思うわけだ。

実際の世界では、男にはかなわない。恐怖の対象ですらある。

だから、妄想の世界では、男が男にほられる=最大の屈辱を与えることで、自分の精神のバランスを取ってたんじゃないかな、と。

そんなことでしか、発散できなかったんだと思う。





221 名前:ローカルルール変更議論中@VIP+ 投稿日:2009/09/11(金) 22:28:10。87 ID:OtNLhzv+0
もう、ほんとに、救いようがなかった。

更に、精神的な面だけでなく、身体的にも異常が現れ始めた。


222 名前:ローカルルール変更議論中@VIP+ 投稿日:2009/09/11(金) 22:31:03。43 ID:OtNLhzv+0
母親たちのケンカが始まると動悸が激しくなって、嫌な汗がいっぱい染み出す。


状況が悪化してくると、様子を見に行く、と言うのは繰り返していたんだけど、この頃ヤマダは1にも攻撃的な言葉を投げるようになっていた。

包丁を向けられて、脅されることもあった。

それに、ケンカを目の当たりにする機会も増えていった。

そうすると、手足がしびれて過呼吸に陥ったりもするようになった。


223 名前:ローカルルール変更議論中@VIP+ 投稿日:2009/09/11(金) 22:33:40。02 ID:OtNLhzv+0
それから、寝てる間に急に呼吸が出来なくなって飛び起きることも良くあった。

なんだったんだろう、メカニズムは良くわかんないけど、飛び起きてからも喉が収縮してるみたいでしばらく呼吸できない。

無理やりセキをして、やっと気道が開く、みたいな感じだった。

あと、朝起きると何故か涙を流していた、なんてことも良くあった。

多分、寝ている間に感情の整理をしてたんだろうな。


224 名前:ローカルルール変更議論中@VIP+ 投稿日:2009/09/11(金) 22:34:54。02 ID:OtNLhzv+0
ちょっとやばいかな、とは思っていたけど、

1が過剰に反応しすぎてるだけなんだろうな、と思って全部スルーしていた。


225 名前:ローカルルール変更議論中@VIP+ 投稿日:2009/09/11(金) 22:37:07。35 ID:OtNLhzv+0
そんな日々が続く中で、1にとっては第2の山場の事件を迎える。

いまだに、この件は ちょっときつい。

時々フラッシュバックするんだな、これだけは。

なので、簡単に書くよ。


ある日目が覚めると、ヤマダの絶叫が聞こえてきた。

途切れ途切れに、母親の「やめろー・・やめろー・・」と言う声も。

どちらも、これまで聞こえたことの無い種類だった。


226 名前:ローカルルール変更議論中@VIP+ 投稿日:2009/09/11(金) 22:44:54。54 ID:OtNLhzv+0
「僕、おかしくなるーー!おかしくなる!おかしくなる!!」

断続的に、と言うかリズミカルに聞こえる絶叫。



で、わかった。

わかった瞬間、全身から汗がふきだした。

また過呼吸になった。

向こうは気が付くはず無いんだけど、1が起きてることがばれないようにしなきゃ、って思って、必死で息を潜めた。

布団の中で、ずっと固まってた。身動き一つしないで、耳を押さえながら、必死で目をつぶった。

断続的に聞こえてくる絶叫を耳にしながら、必死で

寝なきゃ、寝なきゃ!!って思ってた。


227 名前:ローカルルール変議論中@VIP+ 投稿日2009/09/11(金) 22:46:39。73 ID:OtNLhzv+0
したかったから抹殺してやりかった。

うやればるんだろう。って、真剣に考え


完全犯方法考えてた。


何度も何度も、ヤマダの背中に包丁突き立てる自分を想像し

後ろか姿そっと近づいて、ちでせば殺せるんじゃないかって。

毎日思ってた


228 名前ローカルル変更中@VIP+ 投稿日:2009/09/11(金) 22:50:43。66 ID:OtNLhzv+0
日、腰をかめて、なんとなくその殿りが痛そうに歩く母親の姿を見て、濃疑いが、確信に繋がった。

の日以降、なんとな母親とも距離を置ようなってまった。


もう、親は自分の母親じゃないって思っ

子供て、を取ったんだ。ってう思強くったのも頃だった。

だけは一緒に暮てるけど、1のこなんもいいないか、ってじて

それまで口うるさく1行動に干渉していこかに出けよが、大学をが、何も言わなくな


229 名前:ローカルルール変更議論中@VIP+ 投稿日:2009/09/11(金) 22:52:59。12 ID:OtNLhzv+0
そういえば、ケンカをやめて欲しくて、発狂したことがある。と言うか、前の家で1が味わった悔しさを感じさせようと思って暴れた。

部屋の壁に椅子を何度も投げつけて破壊してやった。

ついでに、タンスにも穴を開けてしまった。


それから、わざと家のドアを空けて、大声で「なんで包丁持ってるの!?危ないよ!怖いよ!」って叫んでやったこともある。




>>次のページへ続く





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