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小学生の時から知ってる女の子のこと想い過ぎたら大変なことになった
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37 :名しさん@おー :2015/09/29(火)00:22:25 ID:Rtl
じか…


38 :名無しさん@おーぷん :2015/09/29(火)00:22:45 ID:3WW
oh...


39 :名無しさん@おーぷん :2015/09/29(火)00:23:14 ID:ODJ
言葉がでない


42 :名無しさん@おーぷん :2015/09/29(火)00:23:56 ID:PDj(主)
まったく全てのことにやる気を見出せなくなった。

十年以上想い続けていた人は、車に轢かれもうこの世にはいなかったのだ。

彼女は遅番あがりの帰り道、飲酒運転のドライバーにより轢かれてしまった。

運転手は人を轢いた事に気付かず、綾子は約50メートル引きずられた。

痛かっただろう。

助けてほしかっただろう。

交通事故現場はすでに綺麗になっており、ここで人が轢かれたなんて想像もできない。

それでも、綾子はこの場所で轢き殺されたのだ。

事件が起きたのは夢を見た日の丁度1年前。

葬式も終わっており、綾子はすでに墓の中にいた。






44 :名無しさん@おーぷん :2015/09/29(火)00:26:24 ID:PDj(主)
俺は仕事ができなくなった。

だからやめた。

綾子に追いつきたくて頑張った毎日。

綾子に釣り合うような男になろうとした。

綾子が尊敬してくれるような仕事を始めた。

いつか、いつか綾子との約束を果たしたかった。



全ては奪われた。

よりにもよって、俺が日々いじっている乗り物という物にだ。車も船も、飛行機も関係ない。

俺たちは運転手の安全の願って整備をし続けている。

整備士のミスで運転手が危険な目に逢う。

運転手の行いで誰かが傷つき、死ぬことだってある。

人が利便の増進を願って作った乗り物は凶器だったのだ。俺はそんな凶器を日々整備している。綾子の命を奪ったそれを。


手を動かすことができなくなった。

目の前にある仕事をこなすことができなくなってしまったのだ。

だから俺はやめた。

仕事ができなくなった。



48 :名無しさん@おーぷん :2015/09/29(火)00:37:43 ID:PDj(主)
半年間ぐらい、ずっとノイローゼのように家から出ず、ひたすら苦しみ続けた。

どうしてこんなに人を想ってしまったんだろうか。

ここまで苦しむなら、何故なにもしなかったのだ。

どんなに苦しんでも、悲しんでも彼女は戻ってこない。

夢で逢えたらいいのに。

俺も死んだら、彼女にまた会えるのだろうか。

本気でそんなことを考え続けた。


死のう。

自殺しよう。


そして俺は決心してしまった。

他人の迷惑なんて考えない、好きなように死んでやるんだ。

でも、その前にやることがある。


いま思うと、何故そんなことを考えたのか謎だ。



50 :名無しさん@おーぷん :2015/09/29(火)00:48:08 ID:PDj(主)
死ぬ前に綾子の墓をみたいと思った。場所は友達から既に聞いていた。

残りわずかな貯金を引き出し、1日をかけて身なりを整えた。

散髪。

礼服の購入。

彼女の墓がある場所までの移動手段の購入。



俺は、ついにやってきた。

目の前には綾子のお墓がある。

真っ黒な墓石に彼女の名前が彫ってあり、その墓地の周りには静けさが漂っていた。

バケツに水を汲み、持ってきたハンドタオルで彼女の墓を綺麗にしてやる。

とにかく必死に綺麗にした。

礼服が汚れても関係ない。

十分に綺麗になったところで、線香を添える。

そして、手を合わせ目を閉じた。


綾子、会いに来たぞ。

何年振りだろうな。大きくなっただろ、俺。

本当ならもっと早く会いに行けばよかったんだけどな。

結局、お前に追いつくことができなかったよ。

ごめんな。

約束、果たすの遅れてごめんな。



52 :名無しさん@おーぷん :2015/09/29(火)00:50:02 ID:PDj(主)
俺は全力で泣いた。

大人がここまで泣いていいのかというぐらい、泣いた。


俺はお前との思い出もない。

俺はお前の姿すらよく思い出せない。

俺はお前の声がわからない。

俺はお前の身長もわからない。

俺はお前の・・・全てを俺はわかっていない。

悔しくて、悲しくて、何もなくて、愛しくて。

叫ぶように泣いた。

全てを失った。

もう俺には何も残っていない。



56 :名無し@おーぷん :2015/09/29(火)00:56:50 ID:PDj(主)
らの記憶はあまりな

泣いているときに誰がきて、ひすら俺。やさしい老人だっ

のベンチに俺行き、座らせる

せば着く

さんはそういっが何故悲しのか聞いくれた

綾子を想いけた俺の狂った人生をいてくた。

すべて話しっておじさんはや笑って俺に葉を放つ。

人「子っていん、せじゃ



59 :名無しさん@おーぷん :2015/09/29(火)00:58:36 ID:PDj(主)
たったそれだけの言葉だった。

何時間も話して、老人が言ったのはそれだけ。

それだけなのに、俺には十分すぎた。


少しでも綾子の為になれたのかもしれない。俺は。

自分では気付くことができなかった、ちょっとしたこと。

ずっと一人で苦しんでいた男にはわかるはずもない他人の気持ち。

半年振りに、生き返ったような気分になった。






61 :名無しさんおーぷん :2015/09/29(火)01:03:13 ID:PDj(主)
おじい1年前に愛の人をなしたすごしんだ

毎日にいた人いななるとうことどういうことなのか、教えてくれた


それいさは生き続けと語る

死後の世でもし会えたなら、少しも長く生きた分い出話をかせてやれる。だから長生するのだと。


人生大先はそれ伝えると、そそろ帰ると言腰を上げた

老人「若失ってからが番。取り返すも内に秘めるも自由」


い言葉を残しておじいさは去った。



62 :名無しさん@おーぷん :2015/09/29(火)01:04:47 ID:PDj(主)
結果として、俺は生きている。

俺は内に秘めていこうと思う。

誰も知らない。

本人も知らないままで終わったくだらない俺の恋愛。

日本社会はいかに傷ついて倒れていようと、病んでとまっていても容赦はなかった。

半年間なにもしなかった分のつけが回ってくる。

就職しようにも仕事がみつからず、貯金だって残っていない。

あるのは人と人のつながりだけだった。



63 :名無しさん@おーぷん :2015/09/29(火)01:05:23 ID:PDj(主)
家族、友人、元同僚、元上司、お店の店員。

いろんな人が俺のことを知っている。

俺は恥をしのんで、その人達に頭を下げ続けた。

仕事をください。チャンスをください。

何度も何度も頭を下げて、元会社の課長からとある職場を紹介された。

それが今の職業である、飛行機の製造工場員。



日本は高い品質が世界で評価されており、飛行機の部品も数多く日本で製造している。そんな会社を紹介してもらった。

無事に採用してもらい、日々物造りを頑張っている。

整備経験が買われたのか、今度アメリカに出張しにいくことになった。


人生大変だが、俺は必死に生きている。

失って気付いたことは、人の温かさ。

最近はお金をためて海外旅行とかいきまくっている。

相手はいない、一人旅だ。

なぜかっていうと、おじいさんのように思い出をいっぱい作っておこうかなと思って。

ロシアいったときに殺されそうになったことや、イタリアで美人な姉さんとワンナイトラブしかけたのはいい思い出だろう。



66 :名無@おーぷ :2015/09/29(火)01:07:51 ID:PDj(主)
長くたけど、俺話はここまで。

機会があって綾子会って話をきもらってきた

中学のときに綾子はよく俺の話してくれたらしい。

そこで綾子の便出話を聞い便したくなった

だからら掲板を使せてもらいした



最後まで合ってくれた人りがとう

質問は気が向いら返

それじゃあ、んな人の想過ぎとき覚悟しておなー



70 :名無し :2015/09/29(火)01:33:59 ID:b0U



71 :名無しさんぷん :2015/09/29(火)01:34:39 ID:3WW
も綾子みた婿たかった



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