ずっと好きだった幼馴染に彼氏が出来ていた。が、今から告白する。
>>860
追い討ちか……
まぁいいや
エピソードっていう程大層なモンじゃないが、朝くらいにまとめておくよ
864です
>>866
一応今21です
たまに言葉が前時代的と言われますが予定より大分遅くなってしまいましたが、一応投下しますね
幼馴染みはAという
Aとは小中学校が一緒で家も近い
背は標準的で、顔は かなりいい(補正掛かってるのもあるだろうけど)
ハデさはないが、地味という訳でもない
芸能人に例えるコトは出来ないが(さほど詳しくないので)、純情そうな感じ
胸はそんなになく、全体的にロリッぽくてポヤポヤした雰囲気
小学校時代は仲が良く、中学に入ってからも それは変わらなかった
惜しむらくは、中学に入ってから体が弱ったらしく、少々休みがちになった
それでも仲は良かったし、中2中3はクラスも一緒だった
Aが休んでる間に席替えがあり、偶然 俺の隣になった時、久しぶりに登校してきたAと顔を合わせて苦笑したりする、そんな関係
残念ながら高校は別々
やはり休みがちだったのが響いたらしい
だが お互い地元を離れる訳でもなく、決して数多くはなかったが偶然顔を合わせるコトもあったし、メールのやり取りだってあった
高校入るまでケータイのなかった俺は、中学以前のヤツらと交友が途絶えるコトの方が多かったから正直嬉しかった
小学校から10年以上付き合いがある女友達なんて、Aともう一人ぐらいだ
大学に落ちた俺は、家の方針で古本屋でバイトしながら予備校に通っていた
4月からバイトを始めると、やはり家の近くだけあって小中学時代の友人と顔を合わせるコトもある
大体2ヶ月くらい経った時、Aに会った
久しぶりに会ったAは相変わらず、寧ろ前よりも可愛かった
Aは俺の境遇を聞くと、呆れるでも笑うでも蔑むでもなく「頑張ってるんだね」って言ってくれた
俺はその時、改めてAをいいヤツだと思った
9月くらいにバイトを募集してないか、という旨のメールがAから届いた
正直俺は嬉しくて、店長に話してやると即座に返答
Aは無事採用された
だが ここで残念だったのは、シフトの問題
俺は夕方から夜、Aは朝から夕方だった
曜日も中々噛み合わないし、合っても殆どすれ違い
それでも可愛い幼馴染みと一緒の職場っていうのは嬉しいし、ちょっとした自慢でもあった
前よりずっと頻繁に顔を合わせるしね
それから忙しくてなぁなぁになってた
新人歓迎会が2月頃に行われた
当然の様に二次会があり、場所はROUND1
そこで皆でスポッチャやるコトになった
皆で楽しく遊んでいたが、突如Aがローラースケートをやりたいと言い出した
皆乗り気だったのだが、俺は一度もやったコトがなかったので嫌だ嫌だと駄々をこねた
だがAに一緒にやろうと言われれば断り切れず、渋々プロテクター類を装備してやるコトにした当然初めての俺は滑れない
ガッチャガッチャと音を立てながら歩くコトしか出来ない
Aはそんな俺を見て「落武者みたい」と笑っていた
一方Aはスイスイと滑っていた
正直悔しかった俺は何で滑れるんだと仏頂面
そんな俺が尚更おかしかったらしく、やはりAは笑いながら「昔やってたモン」と得意気
俺は益々仏頂面になり、必死に滑ろうとするが、当然上手くいかない
そんな俺を見かねたらしく、Aは「引っ張ってあげる」と俺の手を引いて滑りだす
俺が慌てて「バカ止めろ! 恥ずかしいしみっともねぇだろ!」と言うも、Aはどこ吹く風
「みっともなくないし」と笑いながら、俺を引っ張ったり押したりして楽しんでいた
かくいう俺も口では嫌だ嫌だと言いつつ、やっぱりどうしようもなく楽しかった
だが2度目の受験もすぐ近く俺はバイトを休み、ラストスパートをかけた
Aが応援してくれたのがありがたかった