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いじめの主犯が自滅した話
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54 :1:2013/03/02(土) 10:08:24.46 ID:9UdUIyLt0
復讐というより、虎の威を借る狐の話ですが。
こういったやりかたもあるという一例にでも。
元々小学生の頃からサボり癖があり、遅刻・欠席が多かった。
それでも根っからの性格が幸いしたのか、小学生時はクラスの友人も多くお調子者な所もあり どちらかというと目立つ方だった。
中学入学後も同じ調子でいたら、当然ながらクラスの小学校からの友人以外とあまり仲良くなれずにいた。
自業自得という自覚はあったので、あまり気にせずに過ごしていたらものの一ヶ月でクラス全員からの無視、あからさまに聞こえる悪口等が始まった。
小学校時代からの友人達にも そっと距離をとられた。
仲でも一番仲が良かったと思っていたAからは「お前といるといじめられるから、悪いけど学校では話かけないでくれ」といわれ、了解した。
いじめ自体は上記の悪口や無視に加え、上履きがしょっちゅうなくなる・悪口の書いた紙が飛んでくる・小突かれる・教室に入れてもらえない等、比較的軽いものだったので煩わしいなと思うくらいだったが、友人と思っていた人からの裏切りには それなりにショックを受けた。
しかし、その頃 丁度「人は所詮孤独(キリッ」と軽い厨二病を発症していた上、元々欠席気味だった俺は教室での居場所はなくなったが 余り変わらず過ごした。
55 :2:2013/03/02(土) 10:10:02.12 ID:9UdUIyLt0
夏休み、勿論 遊ぶ友達もいない俺は1人、近所の婆さんが細細とやっている駄菓子屋に入り浸っていた。
小学生時代友人と毎日のように溜まっていた場所だが、中学に上がり同級生は誰もこず、住居の一部を店舗にしたお店だったので、奥には座敷があり常連は そこでたこ焼きを食べる権利があったので、そこで たこ焼きを食べながら宿題をしたり ごろごろしていた。
婆さんは最初「最近あの子らはどうしたの?」と聞いてきたが、環境が変わると人は変わるんだよ ばーちゃんー なんて言っていたら そーかぁーと言いながら、焦げたたこ焼きをくれるだけで それからは何も聞いてこなくなった。
ごろごろ過ごして一週間程たった頃、座敷で寝てると「あれ、お前クラスの○○じゃね?」と突然声をかけられた。
見るとクラスのリーダー格二人組が水飴舐めながら立ってた。
そいつらは、イケメンで女子とも仲良く、明るく男子からも憧れられる存在で、入学二週間程でクラスのトップグループになるようなやつらだった。
本当にちびまる子ちゃんの大野くんと杉山くんのような二人だった。
そんな目立つ二人なのに、二人はいじめにも無関心で、挨拶程度は交わしただろうが クラスの人間と関わる気の失せていた俺は、最初同じクラスと言われても名前もわからなかった。
「そうだけど、すまん!名前わからん」
そう言うと笑いながら お前ひでーwと言い自己紹介してくれた。
二人は小学校は別の学区で この辺りは余り来たことがないので、中学生になったので 行動範囲を広げようぜ!と このへんを散策していたらしい。
婆ちゃんが多分ふざけて、常連以外は座敷あげへんけど俺くんの友達なら特別やで!というと、まじか!お前すげー権力持ってんじゃんw とか言いながら座敷に上がってきて 一緒に駄菓子を食べた。
それから ちょくちょく二人は駄菓子屋にやってきて、夏休みは そこで一緒に宿題をしたり たまに水風船で遊んだりして過ごした。
56 :3:2013/03/02(土) 10:13:37.52 ID:9UdUIyLt0
夏休みが明けて相変わらずの遅刻で俺が教室に入ると、二人が大声で「おーう!俺くん!こっちこっち!」と言った。
その瞬間 教室がざわめき、全員が注目するなか俺は二人に促され輪に加わった。
離れた所にいたAが近づいてきて
「何々?三人って なか良かったっけ?なんで?」
と話しかけてきた。
「おう、仲いいよ!夏休み中 すげー遊んだわw」
二人がそう言ったとたん、Aは俺に
「俺ら小学校から仲良かったのに なんで言ってくんないんだよーw 誘えよwww」
と言ってきた。
最高に愉快な気分だった。
なんせ、そのAこそが いじめの主犯で、こそこそとクラス中に俺の悪口を吹き込み、無視を進めたということを、俺は二人から聞いていたから。
俺は笑いながら
「え、そうだっけw最近しゃべった覚えないけどw」
と言って背を向け二人と話し始めた。
当然二人もAには良い感情を持っていなかったので、そのままAには話しかけなかった。
他のクラスメイトも寄ってきて話に加わっている後ろで、輪の外から話に加わっている風に相槌をうったりするAの姿は最高に滑稽だった。
57 :4:2013/03/02(土) 10:14:34.24 ID:9UdUIyLt0
それから すぐさま手のひらを返したように いじめが止んだのは爽快だったが、リーダーの存在の影響力と集団心理の怖さを感じた一件でもあった。
クラスに馴染んだ頃 他のクラスメイトが教えてくれたが、Aが俺を嵌めた理由は
学校に殆どこないくせに飄々としていて、誰とでも そこそこ仲良くなるところが気に食わない 勉強も自分より出来るのが腹立たしい、その上何故か先生に気に入られている、
などのしょうもない理由のようだった。
いや、腹の立つ気持ちもわかるが、勉強は底辺争いでのどんぐりの背比べだったし、先生は問題児が目に付くから気にかけていただけだろうから羨むようなもんでも無かったと思う。
その後 Aは最初こそ俺や二人に取り入ろうと積極的に話しかけてきたが、相手にされないとわかると別グループで相変わらず陰口を立てながら過ごし、二年になった頃には何処からか性格の悪さが噂になり、クラスから孤立していた。
三年の中頃には不運なことに不良グループに目を付けられ、最後に俺が見かけた時には、教室で不良に机を囲まれ半泣きで俯いている姿だった。
それ以来Aは学校に来ず、噂では進学もせず ひきこもりになったと聞いた。
俺がしたのは二年になった時 Aのクラスの中心人物で仲のいい奴にぽろっと一年の頃のことを話したくらいで、復讐というには最初から最後まで自業自得という話な上、二人の存在による所が大きく、今だに感謝してもしたりない。
今でも たまに集まった時には あの駄菓子屋の話で盛り上がったりしている。
以上、御粗末さまでした。
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