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過去に戻った時の話

 

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http://hayabusa.open2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1445132915/


1 :名無し:2015/10/18(日)10:48:35 ID:hf5(主)
何かに残しておきたいから自己満足だがダラダラ書いていく



8 :名無し :2015/10/18(日)10:52:44 ID:hf5(主)
高校受験する気が起きなかったけど

親にも教師にも言われて高校受験をする事にしたが中学校の三年間を遊んで過ごして提出物もろくに出してなかった俺は行ける高校がないと言われていた



10 :名無し :2015/10/18(日)10:54:41 ID:hf5(主)
当時実家が貧乏だったこともあり 一人暮らしをしたかった俺は毎日の様に高校に行かずに働く、

家にはちゃんとお金を入れるからと親と喧嘩をしていた



12 :名無し :2015/10/18(日)10:57:41 ID:hf5(主)
そんなある日父親と二人で話しをする機会があった

俺が小学校の頃から父親は脳梗塞で右半身が麻痺していたから反抗期などはなかったが

自我が強い俺は いつも口喧嘩してもなんだかんだ理解して言うことは聞いていた



13 :名無し :2015/10/18(日)10:59:15 ID:hf5(主)
父親と話した内容は父親も昔は俺と同じ考え方で

中学校を卒業して事業をしたりしていた事、

その頃はバブル時代だったから なんとかなっていたことだった



17 :名無し :2015/10/18(日)12:08:22 ID:hf5(主)
父親と話して じゃあ全日制の高校に行ってみようと思い受験勉強を開始した

結果は底辺だけど公立に無事受かり、高校生活がスタートした訳だ



19 :名無し :2015/10/18(日)12:10:48 ID:hf5(主)
高校に入ると それだけで満足した俺はバイトも学校生活も中学校の延長線の様に楽しんだ

しかし一週間の受験勉強で受かったもののボロは出るもので周りの学力についていけなくなった俺はやさぐれてしまった





20 :名無し :2015/10/18(日)12:11:58 ID:hf5(主)
やさぐれてしまったとはいえ そこは高校生、かわいいもんでタバコや軽い暴力程度のものだった

とにかくストレスを発散したかったんだと思う

今考えると恥ずかしいし申し訳ない限りだが



21 :名無し :2015/10/18(日)12:13:55 ID:hf5(主)
そんな事をしていたら当然単位なんてものはとれない

見事に単位を落とした俺は留年するか退学するかを選ぶ事になり退学した



22 :名無し :2015/10/18(日)12:15:25 ID:hf5(主)
退学してからは すぐに一人暮らしのお金を貯める為にバイトを掛け持ちした

一刻も早く家を出たかった

当時は実家が息苦しいと感じていた事もあり、予想していたよりも早く資金が貯まった



23 :名無し :2015/10/18(日)12:16:00 ID:IqI
完全にオレの人生とここまで同じで引くんだが


24 :名無し :2015/10/18(日)12:16:38 ID:hf5(主)
>>23
嘘だろ?w

過去に戻ってドッペルゲンガーにも出くわすなんて…



25 :名無し :2015/10/18(日)12:17:14 ID:IqI
>>24
寸分違わず同じでビビッテルナウ


26 :名無し :2015/10/18(日)12:17:28 ID:hf5(主)
>>25
どこの地域だよ!?



27 :名無し :2015/10/18(日)12:18:16 ID:IqI
>>26
東海地方


29 :名無し :2015/10/18(日)12:18:59 ID:hf5(主)
>>27
おお、違う部分があって安心した



28 :名無し :2015/10/18(日)12:18:45 ID:hf5(主)
しかし、17歳のフリーターに貸してくれる物件がなかなかみつからなかった

そこで俺は18まで待つことにした



30 :名無し :2015/10/18(日)12:21:43 ID:hf5(主)
18歳になるとすぐに一人暮らしをスタートした

そこから成人式までは何事もなく一人暮らしを満喫していた

高校中退という学歴のコンプレックスはあったものの当時は早く働いてキャリアを積めば高学歴にも勝てると本気で思っていた



33 :名無し :2015/10/18(日)12:28:17 ID:hf5(主)
そしてやってきた成人式、

3、4人は連絡とってたり遊んだりしていたが普段合わない旧友と久しぶりに対面した俺はコンプレックスが更に強くなった

周りは大学だの就職だの自営業だの楽しそうに話していて高校中退でフリーターをしている俺は見下されているとかってに被害妄想を抱きだした



34 :名無し :2015/10/18(日)12:31:47 ID:hf5(主)
そんな中でも同窓会に参加する予定だった訳でみんなと色々な話しをした

家庭を持ってるやつも そこそこの大学に行ってるやつも楽しそうに話しかけてくるわけだ

特に秀でたものがない俺には苦痛でしかなかった

そしてコンプレックスが更に強くなった以外は特になにも無く また会おうぜだのなんだの言って同窓会はおひらきになった





35 :名無し :2015/10/18(日)12:35:28 ID:hf5(主)
そこから俺は自暴自棄になりギャンブルにのめり込む事になる

競馬、パチンコ、スロット、競艇、競輪、ネットカジノに至るまで色々やった

時には大勝ちして現実から逃げれることもあったがその時だけの幸せを買ったところで自分の過去が変わる訳ではない

あくまでも『その時』だけなのだから

そしてフラフラ定職にも就かずに起きて仕事に行ってギャンブルして寝るだけの生活が続いた



36 :名無し :2015/10/18(日)12:40:54 ID:hf5(主)
悲しいもので そうしている間にも時間は過ぎていく

22歳になった俺は毎日の様に寝る前に過去を振り返る様になっていた

もちろん一番楽しかったであろう中学校の時の思い出なわけで貧乏でも毎日が輝いていた

友達もいて笑顔が溢れていたあの頃に戻りたいと毎晩の様に強く願うようになった



37 :名無し :2015/10/18(日)12:47:19 ID:hf5(主)
しかし強く願うようになっても戻れる訳がないと これからまだ続くであろうコンプレックスだらけの人生に思いを馳せた


そうして時間は過ぎて冬になった

俺は先の人生を考えて猛烈に死にたくなる日々が続いた

死んだら楽になると本気で思っていた

親にも友達にも彼女にも申し訳ないが俺は本気で自殺しようと考え始めた



38 :名無し :2015/10/18(日)12:53:37 ID:hf5(主)
自殺を計画しだした俺には毎日が大切で儚く思いだした

そこからは自殺の計画で毎日が楽しく思いはじめる

仕事も辞めて有り金を全てギャンブルに突っ込みだす俺にはもうなにも怖くなかった

しかし物欲センサーというものはほんとにあるのかボロ勝ちしてしまった俺は生活の苦しい両親に最後の親孝行をしようと思い実家に帰った



40 :名無し :2015/10/18(日)12:59:11 ID:hf5(主)
今までフラフラと遊んでいて ろくに実家に帰らなくなっていた事もあり両親も最初は驚いた表情だったものの暖かく迎えてくれた

俺は今まで育ててもらった感謝を伝えてせめてもの気持ちだとお金を渡そうとした

しかし昔から頭の硬い両親は頑なに受け取ろうとしなかった

そこで俺は両親の大好物をご馳走して一日を実家で過ごした



42 :名無し :2015/10/18(日)13:04:05 ID:hf5(主)
朝起きて予め準備していた遺書を実家に置いて母さんの手料理を久しぶりに食べた


涙が出るほど美味しかった

本当に幸せだった

そして父さんの車椅子を押して母さんも誘い散歩にでた

そこで久しぶりに真剣な話しをした


なにかあったのかと心配していた両親にも流石に全てを話せなかった


俺、これから死にます

なんて言えなかった



43 :名無し :2015/10/18(日)13:07:55 ID:hf5(主)
そんな中でも俺の意志が変わる事はなかった

そして両親を家まで送った後にお世話になった人に会って回った

それまでいつもおちゃらけていた俺がいきなり訪ねてきたので全員心配してくれていたが

思い出巡りだと伝えるとみんな暖かく迎えてくれた



45 :名無し :2015/10/18(日)13:13:15 ID:hf5(主)
そして全ての人に感謝を伝え終わる頃には年の瀬になっていた

その頃になると どこか悟りをひらいた気持ちになりなにも気にしなくなっていた

死に場所には海を選んだ

沖に出て漂えば餓死するか溺死するかのどちらかだろうとおもっていた



47 :名無し :2015/10/18(日)13:18:19 ID:hf5(主)
ここから俺の人生が大きく変わる事になる

小さいボートで海を漂っていた俺は最後に人生を振り返っていた

短いけど何も無い、薄っぺらい人生だったなと

もしちゃんと勉強していればどうなっただろうと

もしあの時ああしていれば今頃なにをしていただろうと

振り返ったところでこれから死ぬんだから関係ないかと開き直った時には もう陸の見えない沖にいた



48 :名無し :2015/10/18(日)13:21:07 ID:hf5(主)
携帯もなにも持ってきてない俺はひたすら流された

寝て起きたら溺れてるかなとか考えながら漂っていた

夜の沖って本当に暗くて怖いけど星が凄く綺麗だった

そして俺は意識を手放し寝ることにした



49 :名無し :2015/10/18(日)13:26:47 ID:hf5(主)
俺は冷たく、息苦しいと思い目を覚ました

死にたかったはずなのに本気で息が出来なくてもがいた

けどよっぽど沈んでいたのか水面は見えてこないまま後悔し続けた

こんな事なら真面目に生きてれば良かったなと半ば諦めがついていた

諦めがつくとパニックになっていたはずの頭も冷静になり そのまま沈んでいけた



51 :名無し :2015/10/18(日)13:28:55 ID:hf5(主)
海に呑まれてどのくらいの時間が経ったかはわからなかったが実際には3分、4分くらいのもんだと思う

自分がどれだけ沈んだかわからないまま深く深く沈んでいった

思考回路も徐々になくなっていき 俺はあっけない人生だったと意識を手放した






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カテゴリー:人生・生活  |  タグ:オカルト・ホラー,
 

 
 
 
 

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