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愛美
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336 えっちな21禁さん 04/08/20 08:56 ID:1a+lmatk
「あっても、無視されるだろうなって・・・」

おれは、すこし心に余裕が出てきて

「でも昨日、そっちが無視したじゃん」

と意地悪くいった。

「うん、私なんか恐かったの」

「何が?」

「まだ怒ってんだろうなと思って」

「おれ、そんな顔してた?」

「わかんないけど、なんて言っていいかもわからなかったし」

そして、「ふー」と大きく息をすると、愛美ちゃんはうれしそうにニッコリ笑って

「でもよかった。リョウ君まえと変わってなくて」

といった。



338 えっち21禁さん 04/08/20 08:57 ID:1a+lmatk
「僕はもっと早く大りたいたけど、僕だけい供みたいで

「でも、ちょっとっきくなったんじない

いって、愛美ち俺の足のから頭のてっでながめ

「うんそうも、でも美ちゃんは随変わっね、初だれだかわかかった」

「私も大きくなった?」

「ていうか、ちょっと太くなっじゃい?

いや、もう、気にしてんだから」

それに、すご簿じゃん」

といって、俺自分の胸の前に手を持 ってくると、おっぱ動かした。

の頃から肉付きの良かた彼女は女性的な肉のつき方をし、さらにムが増しいたけが、特に2年間のちに



339 えっちな21禁さん 04/08/20 08:59 ID:1a+lmatk
胸は良く発達して、セーラー服が窮屈に見えるくらいになっていた。

「えっちー」といってい愛美ちゃんは俺のおでこをポンと叩いた。

俺は、嬉しくて仕方が無かった。

愛美ちゃんと こんな風に喋れる日が来るなんて、つい二日前まで思っても見なかったのだから。

思えば俺は、その前の二年間、愛美ちゃんの事を自分の心の中から消そうといつも努力しつづけていた。

ほんの30分ほどの間に、俺たちは、以前ののりを取り戻しつつあった。

驚異的だった。

俺は、ぽんぽんと軽い会話を交わしながら、大人の女性になりつつある愛美ちゃんに新たに魅了されていた。

二人の会話がふと途切れたとき、俺は愛美ちゃんの目を見ていった。

「愛美ちゃん・・・」

愛美ちゃんは恥ずかしそうに

「なあにぃ?恥ずかしいじゃん、そんな見たら。なにぃ?」

俺は、本当は「好きだよ」、といいたかったけど、なんか気恥ずかしていえなかった。




340 えっちな21禁さん 04/08/20 09:00 ID:1a+lmatk
うん、湿なんでもな

といっごまかすと、

なによう、いいかけて

追及きた

は、かわに、

「僕さ、よくんの夢を見てた」



えーほんとも」

な夢?

「リョウ君が先にって」

「うんどさ、・・・

といら、俺は自分の夢の話をた。

「へー」

だけ。面白ないでし。はい、今、愛ゃんの番」

私のはね宿ちょうの恥ずかしい。やっぱめる」

いって恥ずかしそな顔をし



341 えっちな21禁さん 04/08/20 09:03 ID:1a+lmatk
「ずーるい、僕は教えてあげたじゃん」

「うーん、じゃ言う。私のはね、リョウ君とね、・・・海で『変なこと』してるの」と恥ずかしそうにいった。

俺は、そのとき「変なこと」というすっかり忘れていた言葉を久しぶりに聞いて、心が騒いだ。

なんか股間がムズムズとしてきた。

俺は

「『変なこと』って、どっちがエッチなんだよー」

とわざと意地悪そうにニヤニヤして見せた。

彼女はニコっとしたあと俺の目をじっと見て、

「リョウくーん・・・・」

というと急に思いつめたような顔をした。

そして

「わたし、今日ね・・・」

といって、視線を落とした。



342 えっちな21禁さん 04/08/20 09:05 ID:1a+lmatk
「今日どうしたの?」

と俺がきくと、

「わたしね・・・わたしね・・・」

といって声を詰まらせた。

彼女は、机の一点を見つめているようだった。

俺はすこし待った。

彼女の体が小刻みに震えるように見えた。

俺は、彼女の顔を覗き込むようにしてみた。

俺の視線に気がついて、俺の方を見た彼女の目に涙がが浮かんでいた。



344 えっ21禁さん 04/08/20 09:07 ID:1a+lmatk
俺がえ?泣いてるの思った瞬間、彼女の沿ウとんでた。

俺は立ちると、女のそばに行って、女を抱めてあげた。

女は泣きながら

ごめんね・・・・ョウ・・・・本ごめ・・・・・ョウ君」

とそれだけを何も繰り返した

「いいわかったら・・・もういい

という俺からも、涙れた。

の涙学生服の前がれた。

女はしば俺のでしゃくりあげるように泣きつけた。



345 えっちな21禁さん 04/08/20 09:09 ID:1a+lmatk
そのときに不意に、ガラガラという音とともに、入り口の戸が開いて、男子が数人入ってきた。

俺たちに気がつくなり、「おっとー」「ヤバイヤバイ」「なんか、なちゃってよ」と口々にいった。

俺たちは、あわてて離れた。

彼女はあわててセーラー服の袖手で涙をぬぐって鼻をすすりながら笑った。

俺は、愛美ちゃんの手をとると、驚きのまなざしで俺たちを見ている、2年生を尻目に、教室を出た。

俺たちは、外に出ると、校舎と校舎の間を通って、学校の外にでた。

生徒が、門の周りに何人かたまっていた。

俺たちは、無視して、あてもなく、ただ、人のいないほうへ向かって歩いていった。




347 えっちな21禁さん 04/08/20 09:16 ID:1a+lmatk
歩きながら愛美ちゃんは俺に聞いた。

「リョウ君って、付き合ってる子とかいるの?」

俺の頭にある女のこの顔が一瞬浮かんだが、すぐかき消した。

2年生の時にちょっとした事があった。

でもその時点では付き合っているという状態ではなかった。

俺は

「ううん、いないよ。愛美ちゃんは?」

と聞き返した。

愛美ちゃんは何の躊躇もなく、

「私もいないよ。だってこっちに来たばっかりじゃん」

といった。

そのあと俺たちはしばらく何も言わないで歩いていた。

でもお互いに何を言いたいのかわかっていた。

俺たちは、畑の間の細い道を歩いていた。

周りには誰もいなかった。



348 えっちな21禁さん 04/08/20 09:17 ID:1a+lmatk
しばらくして、愛美ちゃんがぽつりといった。

「わたし、また前みたいにリョウ君と仲良くしたいな」。

俺は「うん、僕も」といった。俺たちは立ち止まってどちらからともなく抱き合った。

そしてお互いの唇を求め合った。

2年半ぶりのキスだった。

俺たちはお互いの舌を絡めあった。これでもか、これでもかというように、絡めあった。

俺は、行き先を失って、さまよっていた俺の魂が、やっと、帰るところを見つけたような、安堵感を味わっていた。

俺は愛美ちゃんのつぶった目からツーっと一筋の涙がこぼれ落ちるのを見た。

このときほど、愛美ちゃんが愛おしいと思ったことはなかった。

俺はこのとき世界中で自分が一番幸せ者だと思った。



394 えっちな21禁さん 04/08/20 23:48 ID:l0egyByv
あまり誇れた話じゃないんだけど、俺は中学2年生の頃から帰宅部だった。

そもそもは友達に誘われて一緒に剣道部に入ったんだけど、あまり面白くなくて、次第に練習をサボるようになって、2年生になる頃から殆ど行かなくなってしまった。

そして、放課後、悪ガキとつるんで悪い事をするようになった。

親たちは俺が部活に行ってないのは知ってたが、悪がきとつるんでいるのは知らなかった。

だから何も言わなかった。

でも今考えてみると、もし愛美ちゃんが帰ってこないで、あのまま、あの連中と付き合っていたら、どんどん悪い方に転がって、高校も行かず、今頃、何処かの牢屋にでも入っていたかもしれない。

事実ヤクザになったやつもいる。


でも結果的には、帰宅部だったというのは、俺と愛美ちゃんに取ってはたいへん好都合だった。

俺たちは部活が無かったから学校が終わると自由だった。

彼女は実際は、放送部に入っていたのだけど、別に、練習なんていうものが毎日あるわけじゃないので、帰宅部と同じようなものだった。



395 えっちな21禁さん 04/08/20 23:50 ID:l0egyByv
彼女は、最初の2,3ヶ月くらい、また例の社宅に住んでいた。

そして そのあと、彼女の家族は、新築の家に移り住んだ。

俺は毎日彼女の家経由で通学した。

そして、前みたいに土曜日の夜どちらかの家に泊まるのを許してくれた。

俺たちは中学生になっていたけど、お互いの両親にとってみたら、俺たちは前と変わらない子供に見えたのだろう、以前と同じような扱いだった。

例えば、俺たちは相変わらず、一緒にお風呂に入ってたし、同じ部屋で寝る事も許されていた。

殆ど兄妹と同じような扱いだった。

でも今兄妹という字を書いて思ったのだけど、学年は確かに一年離れているけど、考えてみると彼女は4月生まれだし俺は3月生まれだから、殆ど、同い年だったし、彼女の方が、体の発達も精神の発達も早かったから、俺は愛美ちゃんのお兄さん役では無かった。

同い年って感じか、強いて言えば、弟役に近かったのでないかと思っている。




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カテゴリー:男女・恋愛  |  タグ:純愛, 青春, 胸キュン, 泣ける話,
 

 
 
 
 
 

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