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ひとりで読めない山の怖い話いろいろ
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127 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/08(火) 19:09:33.71 ID:DVIBnR9G0
けっきょく、それきりリーダーは戻って来なかった。

県警、山岳部OBも加わって懸命に捜査を続けたにもかかわらず、山に緑が戻り、山道にフキノトウが顔を出すころになっても、リーダーの遺体は見つからなかった。


特に非難小屋の肩から西に切れ込むK沢は入念に捜索されたが、遺体はおろかその痕跡すら見つけることが出来なかったのである。

捜査が打ち切りになった翌年の三月、同じY岳でリーダーの追悼山行が計画された。

その年の冬は例年に比べ雪は多かったものの、天候は比較的安定していた。


その日も、見上げれば空は真っ青の快晴で、昨年のメンバー四人を含めた総勢八名のT大学山岳部員たちは隊列を乱すこともなく、時間通り、昨年事故があった避難小屋に登り着いた。

登頂は明日果たす事とし、その日は避難小屋の中でリーダーの思い出話に、部員それぞれが花を咲かせた。

冬の山に夜の帳が下り、そろそろ寝ようかと部員達が目をこすり始めた午後の十時過ぎ、非難小屋の外の様子が突然変わりはじめた。

風が非難小屋の板壁を叩きはじめ、その中に雪も混じリ始めたようだ。

「おかしいなあ。天気図を見ても今日明日、天候は崩れないはずなんだが」

そう言って立ち上がったひとりが、小屋の扉を薄く開けて叫び声を上げた。

「うわぁ!完全に吹雪いているよ」

慌てて扉を閉める。

「これは、明日は上まで登れないかもしれないな」

つぶやきながら白い息を吐き、ランタンを囲む車座の中に戻って来る。


その時…。


128 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/08(火) 19:10:21.45 ID:DVIBnR9G0
車座の中で酒を飲んでいたひとりがぽつりと言った。

「おい…。誰かこっちにくるぞ…」

今まで賑やかに語り合っていた部員達が口を閉ざし、いっせいに非難小屋の扉を見た。

すると…。


聞こえてくるのだ。

吹雪の音に混ざって、雪を踏みしめる山靴の音が…。

ザッ…ザッ…ザッ…ザッ…


夜の十時過ぎだ…。こんな時間に冬山に登ってくる奴などいるわけがない。

しかしその靴音はだんだんと大きくなり、そして小屋の前で止まったのである。

八人は声を出す事も出来ず、ただただ非難小屋の扉を見つめ続けた。


しばらく小屋の外は吹雪の音だけになった。

そしてまた聞こえ始めたのだ。山靴の音が。

ザッ…ザッ…ザッ…ザッ…

山靴が雪を踏みしめる音が、やがて非難小屋の周りを回り始めた。

ザッ…ザッ…ザッ…ザッ…


八人は肩を抱き合って非難小屋の真中に固まり、ただただ、その足音を耳と目で追いかけた。

非難小屋の中の空気が凍りつき、八人の歯のなる音が小屋の中に響く。

部員たちの吐く息が白い。


129 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/08(火) 19:11:34.71 ID:DVIBnR9G0
「…は…かあ…」

「おい…」八人のうちのひとりが震える声でつぶやいた。

「何か言っているぞ…」

耳をすますと、雪を踏みしめ、小屋の周りを回り続ける山靴の音と、板壁を叩く吹雪の音に混じって、微かに男の声が聞こえるではないか。

「…は…いるかあ…」

何かを叫びながら、山靴の音が小屋の周りを歩き続ける。

ザッ…ザッ…ザッ…ザッ…

「おい…」

昨年、副リーダーだった四年生が、周りの部員の顔を覗きこみながら言った。

「あれって…リーダーの声じゃないのか?」

「小…泉は…いるか…あ…」

八人の耳に、今度ははっきりとその声が聞こえた。

それは昨年、この避難小屋に辿り着く直前に逸れた新人の小泉を探しに飛び出したまま、冬のY岳に消えたリーダーの声だったのだ。

ザッ…ザッ…ザッ…ザッ…

「小泉は…いるか…あ!」


132 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/08(火) 19:13:09.05 ID:DVIBnR9G0
小屋の周りを回りながら、リーダーの声が吹雪の音に混じって叫んでいる。

そのうち、肩を抱き合う八人の中で、握り拳を作って懸命になにかに耐えていた小泉が、堪え切れなくなって非難小屋の外に向かって叫んだ。

「僕は無事です! ありがとうございましたあ!」

その途端、小屋の外を回っていた山靴の音がピタリと止った。

そして、しばらく吹雪の音だけになったと思うと、非難小屋の外の山靴の音はまたゆっくりと雪を踏みしめて歩き始め、それは少しずつ小さくなっていき、やがて山の中へと消えて行った…。


しばらく呆然としていた八人は、やがて我に返り、山靴の音が消えていった非難小屋の外に向かって無言のまま深く頭を下げ続けた。



昨年あれほど、捜索したにもかかわらず、その痕跡すら見つける事が出来なかったK沢上流で、リーダーの遺体が発見されたのは雪がまだ残る五月の初めのことだった。

その遺体には不思議なほど傷みがなく、まるで何かに安心したかのように安らかな顔をしていたそうである。





135 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/08(火) 19:17:07.24 ID:CVKn8iDV0
一年間ずっと後輩を探し続けていたんだな

お疲れ様でした


136 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/08(火) 19:19:44.09 ID:Mb8tVkUU0
いい話だ


137 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/08(火) 19:21:09.98 ID:0AMkIuY20
リーダーいい人


138 :無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/08(火) 19:22:40.29 ID:jl8QBN/UQ
れ?怖いってい普通にい話じゃ


143 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/08(火) 19:33:59.08 ID:DVIBnR9G0
山登りをするときに使う鞄を「アタックザック」と言います。

肩に背負うナップザックに似ているのですが、それよりも大きな鞄です。


ある日、何人かで登山をすることになりました。

ある程度登ったところで、日が暮れてきました。

そして、どこかでテントを張り、一晩過ごすことにしました。


そして何分か経ったとき、結構大きな広場のような物がありました。

そこにテントを張って寝ることにしたのですが、一つだけ気になることがありました。

アタックザックが広場のすみに一つ置いてあったのです。


初めは気にもとめてませんでしたが、夜になるに連れて、恐怖を醸し出すようになりました。

とりあえず寝ていれば気にならないと思ったので、寝ることにしました。


何時間か経ったときに、ある音で目が覚めました。

ザッ・・・ザッ・・・

山の奥だから、獣が居るんだろうと思ったのですが、どうしてもあのアタックザックが頭から離れないので、何かあるんじゃないかと思った1人が、見に行くことに・・・


そこにはアタックザックがあり、そこから何かが出ようとしていました。

見てはいけない物を見てしまったと、1人は寝袋に潜っていました。

それでも物音は消えません。

ザッ・・・ザッ・・・


144 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/08(火) 19:34:39.31 ID:DVIBnR9G0
いと思いながも、そのてしました


朝、みんなたと沿きにとを話したじてくれんでした

分か稿ず写真を4枚ほって、また頂を目指すこに・・・


て、着き、写真を現像したとき、後にアタクザックが写っるこ気付きました。

てみたところ、まず1枚目はの異も無かっです2枚目で変ことに気付きました。


そこに写のは、アクザッる頭。

少し悪寒がした。


、既に出ていまし

胴体まで出ていました。


もし5枚、6っていたらどうなっいたうか?





148 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/08(火) 19:50:34.79 ID:CVKn8iDV0
939 :雷鳥一号 :03/11/26 00:26
知り合いの話。


十年以上も昔のことだそうだ。

消防団員の彼は、行方不明者の捜索で秋口の山に入っていた。

四人一組で捜していたのだが、彼のチームが遺体を発見した。

発見したことを伝えるのと、担架の手配をするため、二人が麓の指揮所に戻った。

彼は残りの一人と一緒に、遺体の傍で番をする方に回った。


日が暮れて暗くなってきた時、目前の林から人に似た何かが姿を現した。

大きな身体に粗末な衣類をまとい、大きく開いた口元からは歯が覗いていた。

その肌は、頭の天辺から足の先まで真っ黒だった。

それは彼らを見つめると、「その死体を譲ってくれないか」と尋ねた。


「駄目だ」と答えると、二人を見つめて何かしら考えているようだった。

思わず二人とも、護身用に持っていた鎌を握りしめたという。


それはしばらく考えて諦めたのか、「残念だなあ」と言って山に戻っていった。

立っていた場所には、よだれが大量にこぼれて光っていたそうだ。


149 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/08(火) 19:55:49.86 ID:CVKn8iDV0
412 :号:03/12/01 00:55
り合の話


休みに家族で、山へキに行ったのそう

、ふと目を覚ますと父親がい

テントか顔を色の影ぼそぼそと話をた。


父親ことにしてのまま寝てしまったいう。

山か帰ってくると、親はいきなりの回りの整を始た。

遺言き、財産分までてしまい、族はいぶんと驚いた


が終わとほぼ同に、父親は去した。心臓麻痺だっ

族か、まるで自死期を知っいたよう言わそう

彼女は、そのャンプ場度と近づかないと言っている


150 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/08(火) 19:56:37.42 ID:CVKn8iDV0
413 :雷鳥一号:03/12/01 00:56
知り合いの話。


仲間と二人で、冬山でのロッククライミングに出かけた時のこと。

天候が急に崩れ、岩棚の途中で数日足止めを食らった。

これは危ないかなと弱気になっていると、同行した仲間がさらりとこう言った。

「大丈夫、俺の寿命はまだあるから、ここは生還できるはずさ」

どういうことかと問うてみた。

聞くと昔、彼は山で出会った何者かに、自分の寿命を教えてもらったのだという。

それの正体が何なのかは分からないが、彼自身は不思議と信じているのだと。


次の日には吹雪は止み、彼らは怪我も無く下山できた。

彼の寿命がいつなのかということまでは、さすがに聞けなかったそうだ。




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