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風俗にハマって人生転落した話
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288 :素人童貞 ◆D8jgp6UwIsxV @\(^o^)/:2016/05/28(土) 01:42:09.52 ID:cefTto2n.net
そして大学5年目を迎えた俺は嫌な気持ちでキャンパスにむかう。


1年生の時...入学したときにみたキャンパスの色と今みるキャンパスの色は本当に違ってみえた。多少はかわったが、ほとんど変わっていないはずなのに...

大学5年といやあ、そりゃあぼっちだ。俺は寂しくひとりで授業を受け、寂しくひとりで帰る。

予想はしていたが、意外とぼっちに慣れていない俺にはつらいものがあった。



291 :素人童貞 ◆D8jgp6UwIsxV @\(^o^)/:2016/05/28(土) 01:47:30.51 ID:cefTto2n.net
ある日、俺は大学のキャンパスないで水村ゆかとすれ違った。

ゆかちゃんはザリア充みたいなグループ四人組だった。

きずかれないふりをしたが、向こうから声をかけてきた。


水村ゆか「あ! 鈴木さん! え、卒業したんじゃなかったんですか??」

こいつはいきなり傷口に塩をぬる

俺「はは、ちょっと必修落として留年しちゃって、」

水村ゆか「そうなんですか、なんかごめんなさい! 頑張ってくださいね!」

俺「うん、ありがとうじゃあまた」


去り際に聞こえた...

水村ゆかの友「なにあいつきもくない??」

水村ゆか「だよねーはは バイトの先輩だったのよねー」


たったこれだけのことだったが

次の日から俺は学校に行かなくなった



295 :素人童貞 ◆D8jgp6UwIsxV @\(^o^)/:2016/05/28(土) 01:51:16.63 ID:cefTto2n.net
たぶん、なんでたかが後輩の女とこういうことがあったくらいで、学校に行かなくなるの?って思うやつは多いと思う。

俺が弱いのもあるけど、もともと疲弊しきっていた精神に追い討ちをかけるような形になったからだと思う。

大学5年前期4月

ここから俺の引きこもり生活が幕をあける



321 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/05/28(土) 08:15:45.43 ID:/4G2w9LC.net
>>295
わかる、わかるぞ





298 :素人童貞 ◆D8jgp6UwIsxV @\(^o^)/:2016/05/28(土) 02:03:15.54 ID:0yevuVzZ.net
留年が決まった時俺は即座に実家の親に電話をした。もちろんしたくなかったけどせざるをえなかった。


俺「あ、もしもしかあちゃん?」

母「久しぶり?無事卒業決まった?」


俺「その件なんやけどな...」


母「」

俺「留年きまってん、内定もおじゃん」


母「あんたなにいうてんの? 単位順調やって、いってたやないか!」


俺「ごめん...」

母「授業さぼってたんか?」

俺「いや...ちゃんと行ってたけど」←ちゃんと風俗とバイトに行ってました。


母「そうか...まあでも決まったもんはしゃあないなぁ、なんぼゆうても無理なもんは無理やからな。切り替えるしかないやろ? しっかり切り替え!いつまでもぐちぐちしてたらあかん! わかった?」


俺「うん...」

母「仕送りも今まで通りするから?それでいいやろ?ただし、次は絶対卒業しいや?当然なにがあるかわからんけど、そのつもりでがんばんなさい。それじゃあね」


ベッドに寝転びながらこのときの電話でのやりとりを思い返していた



300 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/05/28(土) 02:06:55.12 ID:KnG1Leuk.net
かぁちゃん…(´;ω;`)ブワッ


301 :素人童貞 ◆D8jgp6UwIsxV @\(^o^)/:2016/05/28(土) 02:09:04.90 ID:0yevuVzZ.net
なにも考えず、ただずっと横になっていると色んな場面が記憶として甦る。

それが嫌になって漫画を読んだりゲームをして現実から隔離された世界へ逃げようとする。

誰とも会いたくないから、昼夜逆転。人が寝てる時間に起きて、起きてる時間にねる。

学校もいかず、学費をふりこんでもらい、生活費をもらって何もせずただ寝るだけ。表現しようのないクズ...

こんな生活を続けてもう5年前期が終わろうとしていた。



302 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/05/28(土) 02:11:13.51 ID:OmNZYrOi.net
思った以上に転落してない


304 :素人童貞 ◆D8jgp6UwIsxV @\(^o^)/:2016/05/28(土) 02:14:31.18 ID:0yevuVzZ.net
当たり前だが5年前期でしかとれない必修科目を落として、事実上、5年間での卒業が不可能となった。

今度ばかりはさすがに電話はできなかった。

完全に引きこもっていたのだから...

しかし、実家に成績が送られ両親は驚愕する。すべて「失格」になっているため授業に出てないないことは明白だった。


もちろん親からの鬼電

しばらくとらなかったが、勇気を振り絞り電話をとることにした。



306 :素人童貞 ◆D8jgp6UwIsxV @\(^o^)/:2016/05/28(土) 02:22:01.62 ID:0yevuVzZ.net
母「あんた!いい加減にしぃや!電話すぐでなさいや!」


俺「ごめん...」

母「成績表みたけど、あんた実家にいってへんかったんやな?」


俺「うん...」


母「あんなぁ、これだけはゆうとくよ?辛かったら辛いってなんで言わへんの?この時期に辞めるのなんてもったいないかもしれんよ?でもほんとに辛かったら辞めるのも大事やで!

あんた自殺でもしたんかと思ってたんやで...

あんたのアパートまでお父さん行こうと思ったんよ。

いいか?別に大学卒業していい会社に入る人生をあんたに送って欲しいなんて思ってない!

好きに生きたらええんや?けどな、人に嘘ついたり心配かけるようなことだけはするな!

わかったか?」


俺「うん...」


母「なにがあったか知らんけどな...あんた、一旦こっち帰ってき? 大学に復帰する気あるなら休学したらいいやろ?」


俺「わかった...ありがとうかあちゃん...」



307 :素人童貞 ◆D8jgp6UwIsxV @\(^o^)/:2016/05/28(土) 02:22:44.23 ID:0yevuVzZ.net
>>306
訂正

実家にいってへん→学校にいってへん



309 :素人童貞 ◆D8jgp6UwIsxV @\(^o^)/:2016/05/28(土) 02:26:05.37 ID:0yevuVzZ.net
そして、俺は東京というこの街から一旦離れることになった。

でもこのとき誓った。必ず、この街に戻ってくると...


第3章 〜帰省〜 終




312 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/05/28(土) 02:41:55.13 ID:YMagloOU.net
ちょっとうるっときた


372 :素人童貞 ◆D8jgp6UwIsxV @\(^o^)/:2016/05/29(日) 01:11:04.30 ID:QjqZxJjM.net
第4章 〜脱出〜

新幹線にのって俺は実家のある京都を目指した。

電車に乗りながら考えていたことは ただただどうやって両親に謝ろうかということだけだった。

東京駅から京都まで新幹線だと二時間半くらいでいけるが、人生であれほど短かった二時間半はない。

実家までつき、俺はインターホンを押すのをためらっていたが、息をのみこみそれをおした


扉「ガチャ」

母「おかえり...」


俺「ただいま」

母「お腹空いたやろ?ごはんあるから」


俺「うん、ありがとう。」


リビングに荷物をおいて、母親が食事の準備をしてくれる

以前みた背中よりその背中は遥かに小さくみえた

どんな精神状態であってもやはり腹は減る...悲しいことがあってもつらいことがあっても腹は減る

おかんが作る煮込みハンバーグのいいにおいで罪悪感が中和されるような気分になっていたら



374 :童貞 ◆D8jgp6UwIsxV @\(^o^)/:2016/05/29(日) 01:16:05.72 ID:QjqZxJjM.net
テーブルに並んだハンバーグを一口がこそうになった。

かし俺がこぼれる前におかんのから涙がぼれていた


母「ほんまに配かけて...」

俺「

週間い連絡なかったかほんまんでるんかと思て心配やったんやで...」

ごめん...」



375 :素人童貞 ◆D8jgp6UwIsxV @\(^o^)/:2016/05/29(日) 01:19:24.18 ID:QjqZxJjM.net
その夜、仕事から帰宅した親父には顔面グーパンされて、鼻血がでたが それだけですんだ。

次の日、俺は大学に復学するための学費を稼ぐためアルバイトを探しはじめることにした



381 :素人童貞 ◆D8jgp6UwIsxV @\(^o^)/:2016/05/29(日) 02:11:35.56 ID:QjqZxJjM.net
屈辱的にも俺は2回バイトの面接で落ちて、ようやくファミレスのバイトに採用された。

とりあえずホールからやらされることになった。



382 :素人童貞 ◆D8jgp6UwIsxV @\(^o^)/:2016/05/29(日) 02:13:03.66 ID:QjqZxJjM.net
ファミレスのバイトって実質研修みたいなものがなくて、いきなり投げ出されて注文をとる

ハンディってやつを使いこなすまでかなり時間がかかった。



383 :素人童貞 ◆D8jgp6UwIsxV @\(^o^)/:2016/05/29(日) 02:19:08.15 ID:QjqZxJjM.net
そしてコンビニのバイトとも掛け持ちすることなり、次の4月からの復学を目指して順中にお金もたまっていった。

しかしとあるバイト終わり、バイト仲間の田元(ファミレス同時期に入ったフリーターの同い年)くんが風俗の話をふってきた


田元「鈴木(俺)さー、飛田新地いったことある???」

俺「え、いや...ないけど」

田元「一緒にいかない?」

俺「いやそれは...」

田元「お前さては童貞だな??」

俺「童貞じゃねえよ!」←素人童貞です

田元「なにきれてんだよ?図星か?じゃあ、風俗はいったことあんの?」

俺「まあな...大学東京やし、むこうはソープやらヘルスやら腐るほどあるからな...」



384 :素人童貞 ◆D8jgp6UwIsxV @\(^o^)/:2016/05/29(日) 02:23:23.13 ID:QjqZxJjM.net
田元「いったことあるなら飛田新地くらいどってことないやろ?いこうぜ!」

俺「いやでもな...俺休学中の身やし、お金貯めないといけないからこんな時に風俗なんて、倫理的に間違ってるやん?」

田元「一回くらいいこうぜ!息抜きしようよ!」

俺「わ、わかったよ...一回だけな...」


このたった一回のつもりが、すべてを狂わせることになる




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