>>852からの続きです。
会社に向かう途中、赤信号に気付かないで交差点に突入した。
午前5時くらいだったんで、他にクルマが走ってなく
なにもなかったが、やっぱし心配事抱えたままの
クルマの運転は危険だと思った。
会社に着いて始業まで寝た。
午前中は ずっと事件の事で頭が一杯だった。
①どうやってメールの件問いただそうか?
②もし浮気確定なら、今後どうするのか?
結婚は?俺と彼女の親になんと話すか?
③今日近所に住む、俺の妹夫婦との食事はキャンセル
④新しく買っておいたアナルバイブ、使う機会がなくなったかも
などなど。
昼休み。
なんで思いつかんかったんだろう?って事で
****の屋号で番号案内を頼んだ。104に繋がる。
「××県の****という店舗でお願いします」
「カフェ、パブ、スナック、ホテルでの登録六件ございますが?」
最後のホテルって聞いて(あーやっぱり)と思った。
「ホテルでの登録番号お願いします」
で、その番号に電話。
「もしもし****です」
「あのそちらホテルですよね?」
「はい、そうですけど?」
「あの・・・どういったホテルでしょうか?」
「ええと、こちら一応ラブホテルという事になっております」
再び(ああ、やっぱり…)
念の為
「そちら、ご住所どの辺りになりますか?」
「どちらからでしょう?」
「@@@@大学(彼女が在学)からですと、どの辺になりますか?」
「だったらすぐ近所ですね、3号線を…」
決定。ホテルの名前は聞いてなかったが、
学校の近所に以前友人のNちゃんが彼と一度行った
物凄くオシャレなラブホがあるらしい、
と彼女が話していた事を思い出した。
「美容院行ってきます、終わるのは夕方頃」
とメールが入っていて仕事の後迎えに行く。
クルマで拾いあげるとすぐに「どう?」と聞いてきた。
メイクもやってもらったらしく、やっぱし可愛かったよ。
「…うん。可愛いよ」
「?どうかした?」
帰宅。妹夫婦との食事に出掛ける為、
準備しだした彼女をダイニングテーブルに呼ぶ。
「あのさちょっと、話がある」
「うん」
不穏な空気を察知したのか少し緊張する。
「正直に答えて欲しいんだけど、いい?」
「?え?なに?…ん、わかった」
「N内って奴知ってるよね?」
驚いたあと
「…うん」
「でさ、****ってホテル知ってるよね?」
「え?え?」
おろおろし出す。
「付き合ってるの?」
間髪いれず
「付き合ってない!」と彼女。
「でもホテル行ったんだよね?」
「え?なんで?」
「悪いけど昨日携帯見た。メール入ってたよ。いつからなの?」
「…」
「黙ってても分からない。本当の事教えて」
「…」
泣き出す。
「教えてくれよ。どういう付き合いで、いつからそうなったのか」
「…ごめんなさい」
「謝るのは後にして、どういうことか教えて。付き合ってるの?」
「付き合ってない!」
互いに少し押し黙ったあと
「N内って君が薬学部の先輩と四人で会った奴だよね?」
「うん」
「付き合ってないのに、どうしてラブホ行ったの?」
ここでオーバードライヴ発動。
「あのね、泣きたいのは俺のほうだよ。本当の事教えて」
で泣き止むまでしばし待った。
「ホテル行ったんだよね?」
「うん」
「したの?」
「…うん…でもそのメールで誘われた日は会ってない」
「どうして?なんで?」
また頭に血が…。