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俺のある夏の思い出を話そうと思う
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49 :名も無き被検体774号+:2012/03/06(火) 23:33:36.24 ID:gQbeS8/c0
「そうか・・・・恨んでるか?あいつのこと」

「当たり前だろ。あんなのはコーチ失格だ。スタメンのお前には分からないだろうが」

「そうだよなあ・・・・・なあ」

「なんだ」

「もしお前がコーチだったらどうしたよ?」

「・・・・・バスケが嫌いになるような指導はしない。絶対だ。弱くてもいい。」

「そうか・・・・これからどうするんだ?」

「分からない。何も俺には分からない」

「いつでも連絡して来いよ。お前は俺の味方だからな」

「分かった・・・・・ありがとう。じゃあな」

「ああ、じゃあな・・・・」



50 :名も無き被検体774号+:2012/03/06(火) 23:34:15.34 ID:gQbeS8/c0
俺は校門を出て、振り返って校舎を眺めたが、淋しさ一つ感じなかった。

これからのことに思いを馳せても、心は沈むばかりだった。

もしこれが運命なら、こんなに残酷なことはないじゃないか、と思った。



51 :名き被774号+:2012/03/06(火) 23:35:25.20 ID:gQbeS8/c0
ょっと一回休憩しま

今日2時からPに張り付いてたん目がすい痛い



53 :名も無き被検774号+:2012/03/06(火) 23:41:32.85 ID:xBvyMIB20
作ってこと?(´ω)


54 :名も無き被検体774号+:2012/03/06(火) 23:43:21.51 ID:DyMXW+VS0
夏美の心の声まで聞こえちゃってるしなw




55 :名も無き被検体774号+:2012/03/06(火) 23:44:43.94 ID:gQbeS8/c0
>>53>>54最後まで読んでくれればどういうことか分かるよ

じゃあ続き書くね


--------------------


57 :夏美:2012/03/06(火) 23:46:02.12 ID:gQbeS8/c0
夏美は、もしこれが運命なら、こんなにうれしいことはないじゃないか、と思った。

まさか、とは思ったが何度見直しても本人にしか思えなかった。

しゃべり方、声、仕草、どれをとっても、初恋の人を思い出させた。

合コンが進んでいく中で、慣れない夏美は、なかなか話しかけられずにいた。

向こうに気づいてる素振りはない。もしかしたらもう忘れているのかもしれない。

そう思うと胸が張り裂けそうだった。優子に合図を送って、トイレに呼んだ。



58 :夏美:2012/03/06(火) 23:47:13.21 ID:gQbeS8/c0
「なになに〜?気になる人いたの?」

「まあ、そんな感じ」


「お!珍しいねえ。どの人?」

「端でずっとタバコ吸ってた人」


「え?・・・・何か冴えない人選ぶね・・・」

「うん、まあ」


「うーん、よし!まかせんしゃい!この優子ちゃんに!」



59 :夏美:2012/03/06(火) 23:48:43.06 ID:gQbeS8/c0
卓に戻ると、優子は席替えを提案した。

4対4のくじ引きで、どうやったのか知らないけど、夏美は彼の隣になった。

でも、いざとなったらなかなか話しかけられず、おどおどしていた。

もし違う人だったらどうしよう。もし覚えてなかったらどうしよう。

そう思うといてもたってもいられなく、でも話しかけられず、とにかく飲むペースだけが早くなった。

彼はと言えば、じっとこっちを見たかと思えば、別の子をじっと見て、何を考えてるのかわからなかった。



60 :夏美:2012/03/06(火) 23:50:03.00 ID:gQbeS8/c0
そうやって時間ばっかり過ぎてしまい、1次会が終わってしまった。

優子や相手の幹事はカラオケに行くことを提案した。


皆それに乗り気だったし、もちろん夏美も行きたかったが、普段飲みなれていない上ペースが速かったため、悩んだ。

でも、悩んだ端から、頭にもやがかかり、ただ流されるままにカラオケに向かう一同の後を追おうとした。

「おい、待ってくれ」



61 :夏美:2012/03/06(火) 23:50:51.97 ID:gQbeS8/c0
自己紹介からずっとしゃべらなかった彼がついに口を開いた。

「この子飲みすぎだろ。カラオケは無理だ。」

「夏美!いつの間にそんなに飲んだの?」

「ほぇ?優子?そんなに・・・飲んでないよ?」

倒れそうになる体を彼が支えてくれる。


「無理だな。俺が送ってく」

「いいんですか?じゃあ、お願いします!」

力の抜けた私を彼がおんぶしてくれる。



「じゃあみんな楽しんで」

背中からは あの時の汗のにおいがしたような気がした。



63 :夏美:2012/03/06(火) 23:51:49.57 ID:gQbeS8/c0
「・・・ぃ・・・ぉい」

「・・・・・・」


「おい!」

「はい?」


「ようやく起きたか。駅に着いたぞ」

「え?・・・・あ!す、すみません!」


「いや、いいんだけど」

「ごめんなさい!迷惑かけてしまって!」


「だからいいって。ここからは一人で帰れるか?」

「あ、はい!」


「大丈夫そうだな。じゃあ気をつけて帰れよ」

「はい!・・・・・」


「ん?なんだ?」

「あの・・・・やっぱり送ってもらっていいですか?」



64 :夏美:2012/03/06(火) 23:53:22.80 ID:gQbeS8/c0
電飾の眩しいパチンコ店、暗くなった大型スーパー、中からにぎやかな音が聞こえる居酒屋。

その前を過ぎていく間、彼は一言も話さなかったし、こちらを見ることもなかった。

心臓は高鳴り、足は震えていた。


でも夏美はこう思った。ここで言わなきゃ、後悔する!忘れててもいい。

はっきりさせなくちゃいけない!




65 :夏美:2012/03/06(火) 23:54:30.78 ID:gQbeS8/c0
「私の事・・・覚えてますか?」

「・・・・・なんのこと?」


「夏美です!私の事覚えてますか!」

「・・・・・・・・・やっぱりわかったかー」


「え?気づいてたんですか?」


「最初からわかってたよ。だから席替えで隣にしてもらったんだから」

「じゃあ、なんで何も言わなかったんですか!」



66 :夏美:2012/03/06(火) 23:56:40.27 ID:gQbeS8/c0
「まあ、俺の事嫌ってんじゃないかな、と思って」

「そんなわけないじゃないですか」


「はは・・・そうだと嬉しいよ」

「じゃあ、ちょっと話してきませんか?」


それから二人であの時の公園へ向かった。

あの時と同じ道を、あの時と同じ気持ちを抱きながら、少し変わってしまった景色の中で、もう五年も前の思い出話をして歩いた。


--------------------


67 :名も無き検体774号+:2012/03/06(火) 23:57:35.60 ID:gQbeS8/c0
っきり言て、そ時の俺には もう限界だった。

悪いが自分だと分かっいながら、も出来た。


高校退。レッテ周りに手にれず離れ

家族は、大学に進学した兄と俺を比べ、とにかく俺を責

なのは分っても、その時の俺にはう感じられ

もピピリてい、バト先でももわれていた



68 :名も無き被検体774号+:2012/03/06(火) 23:58:22.64 ID:gQbeS8/c0
そんな中で、バスケは唯一の救いだった。

一度嫌っても、やっぱりバスケから離れることができなかった。

何より夏美の成長を見るのが楽しかった。

妹ができたようで、俺に頼ってくれるのがうれしかった。


夏美を褒めると、いつも満面の笑みを見せてくれるのが嬉しくて、いつしかむしろ俺が夏美に依存していたような気がする。



69 :名退も無き774号+:2012/03/06(火) 23:59:34.84 ID:gQbeS8/c0
れに時に、このままではいけい、と思った

直、夏美が俺好意を抱いて簿るの分かっていたかだ。


だから、夏美が一人でやっいけるようにら、美には会わないようにようとた。

夏美にバッを買ってあの公園でバスをしなくなった。



71 :名も無き被検体774号+:2012/03/07(水) 00:00:20.94 ID:gQbeS8/c0
毎日バイトバイト、家に帰れば小言。

それに耐えながら、ただ酒を飲むことで、現実から逃避していた。

1週間経ち、2週間経ち、1カ月立つ頃には、もうすっかり秋も深まり、夏美の事を思い出すことも少なくなった。

公園に顔を出してみようと思うこともあったが、それではだめだと思い、決して行かないようにした。



70 :名も無き被検体774号+:2012/03/07(水) 00:00:04.59 ID:9lwg4FEp0
>>42で会計て外に出たのになんで>>57でまた合コンしてんだ?


72 :名も無き被検体774号+:2012/03/07(水) 00:03:36.64 ID:gQbeS8/c0
>>70
分かりずらい書き方してごめんね

夏美と優子が2人で来週の合コンの話をしてる

そこに知らん合コン連中がやってきた

おk?



生活は変わるわけではなかったが、心の中では変化があった。

酒を飲んでも何も満たされないと感じ始め、すでに鬱憤のはけ口はなくなっていた。

そしてその日、俺は家を飛び出した。

行くあてがあったわけじゃなかったし、ろくに荷物もなく家を出た俺は、とにかく自転車を飛ばした。

大声で叫び、そして泣いた。何も考えずに、走り続けた。




>>次のページへ続く





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