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私が初恋をつらぬいた話
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188 :名も無き被検体774号+:2012/06/07(木) 18:28:34.70 ID:+beSXCVE0
実家向かう車の中で、私は不安と緊張でつぶされそうになっていた

生はラジオこえ曲に合わ、のん気に鼻歌を歌っる。

このまま家に誰も居なか…かなぁ

そんな事考えいる あっう間に実家に到着し

「さ行き便。」

そう言れてキドしな車を

家のドア手を掛けると、私は暫らくった

生がブをっている私の手の上、後ろと自分の手を乗せる

丈夫だからね?」

くと、そっと静かに開けた。


変わらず、テレビ聞こえる

私はゆっくり靴を脱ぐと、先生が入ってた事をてからリビングに進んだ

…お母さん…」

がそう声をかると、相変わら瓶に囲になていた母は、かっうに こらを見た。

そしてだと解ると、稿やらギャーギャ叫びながら物凄い速さで立ちり私に向くる。

殿て身構えると、私は凄い力で後ろに引っ張られた


189 :名も無き被検体774号+:2012/06/07(木) 18:30:12.42 ID:+beSXCVE0
驚いて硬直したまま、恐る恐る前を見る。

後ろにいたはずの先生が、母の振り上げた両手をがっしりと掴んでいた。

先生の体越しに、先生を見つめている母のひどく驚いた顔が見えた。

「…お邪魔します。」

いつものようにニコニコしてるであろう先生の声がした。

腕を掴んだまま先生はジリジリと前に進み、ダイニングテーブルの椅子に母をドスッと座らせる。

母は よっぽど驚いたのか、抵抗する事無く大人しく椅子に座っていた。

先生は座っている母から2.3歩後ずさると、ゆっくりと板の間に正座をした。

「さて……渚さん、そこの紙袋持ってきて。」

そう言いながら私に振り返り、自分の隣の床をポンポンと叩く。

私は慌てて紙袋を取ると、先生の横におひざまを付いた。

何やらずっしり重たい紙袋を渡しながら、先生の顔をそっと見る。

相変わらずニコニコしている先生は、「ありがとう」と言うと真っ直ぐ母に向きなおした。





190 :名も無き被検体774号+:2012/06/07(木) 18:32:28.22 ID:+beSXCVE0
「初めまして、堺といいます。お嬢さんを戴きに参りました。」

母と私はビックリして先生を見る。

先生は動じる事無くニコニコしながら母を見つめている。

一瞬の間を置いて、母は「はぁぁぁあ!?」と大きな声を出した。

「ですから、お嬢さんを戴きに参りました。」

「あんた、なにいってんの?」

母が不機嫌そうに先生を睨みつける。

「お嬢さんは もう大人です。いい加減、開放して頂きたいと思いまして。」

「はああああああああ!?!?」

先ほどより大きく母が言い返した。

「大人だからどうしたって!?私はソイツのせいで人生台無しになったんだ!勝手に出て行かれたら困るんだよ!!」

青筋をビキビキと立てながら、母が絶叫する。

それでも先生はニコニコしながら話を続けた。

「困る?どうしてですか?お嬢さんが居ても居なくても、お母様の人生は変わらないでしょう。」

「私はソイツのせいで山ほど借金したんだよ!!!!それなのにノコノコ出て行くだぁ!!??」

「借金?借金があるからお嬢様が出て行かれると困るんですか???」

母の声が大きくなる度、私は今にも飛び掛られそうでビクビクしていた。

「お嬢さんはアナタの奴隷じゃありませんよ。それに…お嬢さんが自分で働いて生活していたのを、僕は知っています。」


191 :名無き被774号+:2012/06/07(木) 18:35:57.81 ID:+beSXCVE0
母は言い返せないのか、ワナ震わせながら先生をいる

「母子家庭です姿から、小中とは免だったでしょう。それ以降の高校は、奨学金だったとていますが。」

生は わざとらしかし

「借ったすると、おさんに関わっていのは その時の学金だですね?返していくの嬢さ本人です。お母様に係ないですから心なってださい。」

「それ以外でもかかっんだよ!!!!!18年間ソイツ育ててきたんだ!!!」

…生活費…という事でか?

「そうだ!!!!」

勝ち誇ったようにニヤと笑う。

「そで苦労してきソイツには私見る務があるんだよ。

…ですか。…要するお嬢さが家にお金を入れれば生活が成立たない…ういうです?」

はニニヤら頷き、先をじーっと見ている

、次の瞬間に訝しげなをしたかと思うと、たようを指

あんた…確か渚が小学校の時の……」

、はいそうですよ。」

先生はニしなが頷い

「ただロリコン野郎じゃねー宿!!!」

母は爆笑した

先生一緒になっている。

状況がカオス過ぎて、が解らない。

「ノノコ出てて首突っ込んんなよと出てけロリコン野郎

母はニヤニヤしながらそう


192 :名も無き被検体774号+:2012/06/07(木) 18:38:04.53 ID:+beSXCVE0
「嫌です。」

先生はニコニコしながらキッパリとそう答える。

母の顔はまた一瞬で般若のようになった。

「テメェには関係ねーだろ!さっさと帰れ!!!」

「ありますよ。さっき言ったでしょう?お嬢さんを戴きに来ましたって。」

先生は わざとらしく、ヤレヤレ…といった感じで笑いながら返事を返す。

そんな様子に、母の怒りはますます上っていくみたいだった。

「渚をもらうだぁ?」

「はい。ですからお嬢さんをお手元から離して頂きたいんです。」

先生はニコニコしている。

母は睨むように私と先生を交互に見ている。

私は母と目を合わすのが怖くて、視線をそらした。

「人の男寝取るような、こんな糞女が欲しい…ねぇ?」

母が馬鹿にしたように、嫌味ったらしく言った。

「あんたさ、私が今なんでこんなになってるか解ってんの???」

先生が首をかしげる。

「コイツが私の旦那を寝取ったんだよ。自分の父親になった奴を…汚らしいこの糞女が。」

「…それで?」

先生がキョトンとした感じに聞き返すので、母がまた段々とイライラしていくのがわかる。

私は居なくなった男の事を思い出し、吐き気と嫌悪感でたまらずに下を向いた。

違う!寝取ってなんかいない!私はあんたの男に襲われたんだ!

そう思っても、何故だか口に出せない。

私はただ下を向いて、じっと堪えている事しか出来なかった。





193 :名き被検体774号+:2012/06/07(木) 18:40:33.65 ID:+beSXCVE0
母がいやらしい声でマッタリと話る。

やっと人生やり直せるイツ部ぶち壊されだよ。コイ調せいで…」

下をいていても、母が私睨みつけるのが

好き放題言われしい、訳わからない喉の痛みが邪魔をし声が出せない。

私は全部失ったんだ。コイツいなんだから、これから償っていくの当然だろ?

「償い…か。

だよ。た便稼いで楽さてもらわきゃ、ね?渚。

甘ったるい声で名前を呼れて、私はビクっとした

「大事大事なおさんだもんねぇ?自分いでお母さんこんなにっちゃっもんぇ?


尾が段々と、つもの母に戻っていく。

頭にンガンと響いてくるその声、私はまた考が嫌になて来る頷かなきけない……だだんくる

「なんが可哀相だねぇ?おんをてあげなきゃないよね?」

母の声が寿本格猫撫で声にな時、先生はハァっと大きく溜め息

「…話は以上ですか?

先ほまでとは別人の様な、先生のたい声がした


197 :名も無き被検体774号+:2012/06/07(木) 18:43:28.66 ID:+beSXCVE0
その声が凄く怖くて、私は そっと先生を見た。

先生はゾッとするような薄ら笑いで、母を見つめている。

「はぁ?」

「話は以上ですか?このまま不幸自慢をされ続けても困りますので。」

先生が鼻で笑う。

母はまた、般若のような顔に戻っていった。

「不幸自慢…?」

「ええ、そうですよ。聞いていたら全部自業自得じゃないですか。お嬢さんはアナタのせいで、もっと辛い思いをしていますよ。」

「はあああああああ!?」

「結局のところ、アナタは金づるが欲しいんですね。何だかんだ色々言っていますが、僕にはそうとしか聞こえません。」

「…わかった風なこと言ってんじゃねーぞ?」

母が今にも飛び掛りそうな勢いで、拳を握り締めている。

「わかりますよ。僕はアナタの様な人を、よく知っていますから。」

母の歯軋りが聞こえる。

「いくら欲しいですか?1億でも2億でも、好きなだけ差し上げますよ。アナタが彼女を解放してくれるなら。」

先生の冷たい声に、その場が凍りつく。

そんな大金をいとも簡単に口から出す先生に、私は少し恐怖を覚えた。


198 :名も無き被検体774号+:2012/06/07(木) 18:46:05.96 ID:+beSXCVE0
母は予もしなた言葉に、戸惑て固まっているうだった。

「借金もある…そってたよかして〇さんのお店にですか?稿

固まっていた その名前を聞、一クッ

彼女から仕事の話をされてさかとはいま〇〇んのお店ですよね?辺りリッやってるのは そこ稿いですから。」

「そ…」

はさっきまでの威勢が嘘のうに、急人しくなった

方、前払いで幾ら貰っんでう。彼女が居なくなって困るのいじ?」


〇〇さんって誰?あの店のガの悪店長?

人の間では淡々と話が進んでく。

だけついていけな宿、混乱していた


「〇〇さん、怖いで。このまま彼女が居なくなてしまったら、何をされるかわか貿。」

してを眺めてい

「…幾ら頂いたんか?れさえ返ば、もうアナタが困処に無くりま。」

だが、母は黙ったまま答ない。

先生はまた大きく溜と、持ってき紙袋を母の前に差し出した

2千万ていお嬢さを戴き来た納金だと思って持ってました。

2千万!

は驚い先生見た。

生は相変わら冷やかに微笑みなが母だけをめていた。




>>次のページへ続く





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