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本性
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取り合えず胸を撫で下ろして食事を済ませ、エプロン姿で後片付けをしている、清美さんのお尻を見ていて興奮してしまい。
「今何時だ。」
「もう3時です。」
私は、後ろから抱き付いて大きな胸を揉みながら、
「じゃあ、まだいいな。」
「ダメー。・・・・・もうダメです。」
結局、そのまま寝室に連れて行って、また清美さんの奥深くに放出すると、金曜日も逢う事を約束させました。
家に居ても、清美さんに酔っていた私は、妻の事など眼中に無く、金曜日が待ち遠しくて仕方有りません。
金曜日になり、いつもの様にシャワーを浴びて釣りに行くと嘘を吐き、玄関まで行くと妻が、
「・・・・・遠くまで行くんでしょ。・・・・・気を付けてね。・・・・・ゆっくり楽しんで来てね。行ってらっしゃい。」
表情が硬くて声も沈んでいる様に感じましたが、時折、笑顔も見せていた為に、さほど気にも留めず、手を振る妻を残し公園へ行き、清美さんの車が止めて有ったので横に車を止めると、清美さんが助手席に乗り込んで来ました。
「どうした。どこか行きたい所でも有るのか。」
清美さんはこちらを見ずに、無言で窓から外を見ています。
「・・・・・本当にどうした。・・・・・まだ恥ずかしいのか。」
清美さんは外を見たまま。
「宮本さんは奥様を捨てられますか。・・・・・私はこのままだと、宮本さんと離れられなくなる・・・・・・。」
「急に何だ。」
「・・・・・この前、宮本さんを送って行った後、宮本さんの残して行った物が、私の中から出て来て・・・・・。
何故かその時、このままだと離れられなくなる、奥様から奪いたくなると思ったの・・・・。
世間体なんかどうでもいい。何を言われてもいいって。
・・・・宮本さんは何もかも捨てられる・・・・・・奥様も・・・・・。」
妻の顔が浮かび、高校時代からの思い出が、走馬灯の様に流れて行きます。
「・・・・・出来ない・・・・・。」
清美さんがこちらを向いて笑顔で。
「やっぱり・・・そうだと思った。・・・・あの人には勝てないって。あんないい奥さん・・・・。」
「エッ。知っているのか。」
「・・・・・あんなに恥ずかしい事ばかりされて、逢うのが嫌だったけど、逢えなくなると思うと寂しいなー。」
「・・・・・ごめん・・・・・。」
「大丈夫。・・・・・・私には主人の形見も有るし・・・・・。」
清美さんは、こんな冗談を言える人では無いのですが、精一杯、明るく振舞っているのが分かりました。
「少し残念だけど、これで子供達の顔も見られるわ。・・・・・・・さようなら。」
清美さんが車を降りて自分の車に乗り込む時、泣いているのが分かりました。
『あんなに虐められたのに・・・・・清美は・・・・・俺の事を・・・・・・。』
清美さんの車が見えなくなる迄、心の中で手を合わせ、
『俺は何て事をしてしまったんだ。妻を裏切った上に清美まで傷付けてしまった。』
家に帰ると、
「あなた、どうしたの。」
「ああ、少し頭が痛くなって・・・・。それより明日、久し振りに泊まりでどこか行こうか。・・・・・百合子はどこがいい。」
「嬉しいけど大丈夫?」
「今夜一晩寝れば大丈夫さ。・・・あまり遠い所は無理だぞ。」
妻が選んだ場所は、結婚前に2人で何回か行った所でした。
--------------------
次の日 私達は朝早く出掛け、飛び込みでホテルを予約してから、思い出の場所を観て回りましたが、妻は今迄見た事が無い程はしゃぎ、ホテルに戻ってからも夕食までは陽気だったのですが、夜部屋で2人だけになると急に無口になり、窓際の椅子に座って外を見詰めていました。
私は妻の前に座り、
「・・・・・百合子・・・・実は・・・・大事な話しが・・・・。」
「・・・・・・・。」
「・・・・言い難いけど・・・・結婚を・・・・・・。」
「・・・・・・分かっていました・・・・加藤さんの奥様と・・・・・。」
「エッ。清美さんの事を知っていたの。」
「・・・・・昨日、あなたが出掛ける前に奥様から電話を貰い・・・・今迄の事を・・・・。釣りに行く前に毎回シャワーを浴びてらしたので、何か有るとは・・・・・・・。」
「それで百合子は何と・・・・・・。」
「・・・・・・あなたが幸せなら、私は構わないと。・・・・宜しくお願いしますと・・・・・。」
・・・・宮本さんは何もかも捨てられる・・・・・・奥様も・・・・・。」
妻の顔が浮かび、高校時代からの思い出が、走馬灯の様に流れて行きます。
「・・・・・出来ない・・・・・。」
清美さんがこちらを向いて笑顔で。
「やっぱり・・・そうだと思った。・・・・あの人には勝てないって。あんないい奥さん・・・・。」
「エッ。知っているのか。」
「・・・・・あんなに恥ずかしい事ばかりされて、逢うのが嫌だったけど、逢えなくなると思うと寂しいなー。」
「・・・・・ごめん・・・・・。」
「大丈夫。・・・・・・私には主人の形見も有るし・・・・・。」
清美さんは、こんな冗談を言える人では無いのですが、精一杯、明るく振舞っているのが分かりました。
「少し残念だけど、これで子供達の顔も見られるわ。・・・・・・・さようなら。」
清美さんが車を降りて自分の車に乗り込む時、泣いているのが分かりました。
『あんなに虐められたのに・・・・・清美は・・・・・俺の事を・・・・・・。』
清美さんの車が見えなくなる迄、心の中で手を合わせ、
『俺は何て事をしてしまったんだ。妻を裏切った上に清美まで傷付けてしまった。』
家に帰ると、
「あなた、どうしたの。」
「ああ、少し頭が痛くなって・・・・。それより明日、久し振りに泊まりでどこか行こうか。・・・・・百合子はどこがいい。」
「嬉しいけど大丈夫?」
「今夜一晩寝れば大丈夫さ。・・・あまり遠い所は無理だぞ。」
妻が選んだ場所は、結婚前に2人で何回か行った所でした。
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次の日 私達は朝早く出掛け、飛び込みでホテルを予約してから、思い出の場所を観て回りましたが、妻は今迄見た事が無い程はしゃぎ、ホテルに戻ってからも夕食までは陽気だったのですが、夜部屋で2人だけになると急に無口になり、窓際の椅子に座って外を見詰めていました。
私は妻の前に座り、
「・・・・・百合子・・・・実は・・・・大事な話しが・・・・。」
「・・・・・・・。」
「・・・・言い難いけど・・・・結婚を・・・・・・。」
「・・・・・・分かっていました・・・・加藤さんの奥様と・・・・・。」
「エッ。清美さんの事を知っていたの。」
「・・・・・昨日、あなたが出掛ける前に奥様から電話を貰い・・・・今迄の事を・・・・。釣りに行く前に毎回シャワーを浴びてらしたので、何か有るとは・・・・・・・。」
「それで百合子は何と・・・・・・。」
「・・・・・・あなたが幸せなら、私は構わないと。・・・・宜しくお願いしますと・・・・・。」
私は土下座して、
「すまん。許してくれ。」
妻は涙を溜め、
「・・・・・いいんです。あなたが誘ってくれた時・・・そうじゃないかと・・・・・・。約束通り・・・・・家を・・出ます。」
「許してくれ。出て行かないでくれ。」
「・・・・・でも、どちらかに好きな人が出来たら・・・・・・。あなたは最後の思い出に連れて来てくれたんじゃ・・・・・・・。」
「清美さんとは別れた。俺には百合子しか駄目だと良く分かった。だからもう一度結婚して欲しくて・・・・・。でも駄目だな・・・・俺は卑怯だ・・・・・。結婚してくれとは言わないから、せめて出て行かないで欲しい。」
妻が泣きながら抱き付き、私を押し倒して上に乗り、
「昨日、電話が有ってから寂しかったです。辛かったです。あなたを奥様に盗られると思った。あなたは奥様の事を好きなのだと思った・・・・・・。」
「ごめん。許してくれ。」
「あなたと奥様が裸で抱き合っている姿が浮かび、悔しくて、遣り切れなくて・・・・・・。」
「百合子、許してくれ。」
「・・・・でも・・あなたは・・こんな思いをずっと・・・・・。
結婚して・・私と・もう一度結婚して・・・。」
「・・・・・いいのか。」
「これであなたと少しは対等に付き合える・・・・・。私ともう一度・・・・・。」
「対等なんかじゃない。百合子は無理矢理・・・・・。俺は自分の意思でしてしまった。・・・・・一生を賭けて償うから。」
「嬉しい。・・・・・嬉しい・・・・・。」
私は、セカンドバッグを取りに行き、以前書いた離婚届を出して破りながら、
「百合子、ごめんな。本当は出せなかったんだ。」
妻は、また抱き付いて来て、
「・・・・・あなた・・・嬉しい・・・愛してる・・・・・あなた〜。」
妻を裸にして私も服を脱ぎ、ベッドに入ると、
「あなた。・・・・本当に私でいいの。私ではあなたを満足させる事が・・・・・。奥様なら・・・・。」
「百合子。触ってごらん。」
「・・・・アッ・・・・硬く成ってる・・・・硬い・・・硬い・・・・硬い・・・・」
私は、この夜、ようやく妻の中に戻る事が出来ました。
今では、以前より回数も増えて幸せに暮らしています。
しかし、これでハッピーエンドとは行きませんでした。
未だに加藤の亡霊に悩まされ、固く成らなかったり、途中で軟らかく成ってしまったりし、最後まで旨くいくのは3回に1回位です。
それでも、そんな時は、ネット通販で買った色々な玩具を使って妻を満足させ、妻が満足する事で、私もある程度満足出来る様に成りました。
本当は毎回、自分の物で満足させたいのですが・・・・・・・。
下手な文章で中身もあまり無い話に、御付き合い頂き有難う御座いました。失礼致します。
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