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女だけどバイクの免許とったら人生が変わった話する
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569 :四国冬子 ◆z5/LX/5n.U :2005/06/04(土) 17:41:03 ID:hV220HO9
続き↓

【...覚えてますか?冬子です。...(中略)実は今日、ついに教習所に入校しました!緊張して不安だらけです(>_<)...】

返信が無かったらどうしよう...。あれから1ヵ月以上は経っている。ポケットの中で携帯をそっと握った。


10分位するとポケットで携帯がブルブル震えてメールが返ってきた!


【久しぶり!メールありがとう。

やっぱり免許を取ることにしたんだね!そんな気がしてました(^-^)。

心配しなくても必ず乗れるようになるよ大丈夫!...】


春樹さんのメールには靴や服装のアドバイスも書かれていた。


【...転んでも怪我しないような服。ジーパンとか持ってるかな?靴は底が滑らないヤツ。出来れば足首まで隠れる靴がいいね。...ガンバレ!】


帰り道、自転車をこぎながら鼻歌を歌っていた。

止まっていた時間が動き始めたような気がした。


。。m(_ _)m話しは続きますが今日はここまでです。



599 :四国冬子 ◆z5/LX/5n.U :2005/06/05(日) 11:12:55 ID:+3KvlO1G
>>569 続き↓

入校はしたもののバイクに乗ることは簡単ではなかった。(特に私には。。)

驚いたのはバイクの重さ。400ccでこの重さならば春樹さんのバイクはどれくらい重いんだろうと思った。

最初は慣れることで精一杯。エンストしてはフラフラ転ぶ。クラッチは話にならないほど使えない。

怖いと思うとどうしても見てはいけないほうを見てしまう。

8の字の時に8の丸の中に突っ込んで行き、他の人がぐるぐる回っているから出られない事も一度や二度ではなかった(゚-゚;


足は青アザだらけになり、スカートがはける状態ではなくなった。会社の制服はスカートだったが、アザを隠すために黒や紺色のタイツを穿いてごまかした。


私は今更ながらバイクのことを何も知らないことに気がつき、慌ててバイクの雑誌を買って猛然と読み始めた。

乗る事を楽しむ余裕はまだまだ無かったが、乗り方のコツやわからないことを春樹さんにメールするのが楽しみになった。






600 :冬子 ◆z5/LX/5n.U :2005/06/05(日) 11:16:28 ID:+3KvlO1G
さん毎日メールした。

【...転んだらバイクこすのに時かかって、乗るが他の人少ない気がします(T-T)...冬子】

【...腕の力だけじなくて腰の右側っかり車体に当てすようにしたら楽に起こよ。女のが弱いから大変と思うけど要は慣れだよ(^-^)...春樹


は仕事が忙しいらく家が遅い

私のメールが負担にならないように長文を書き、後におすみな書いて寿チャット状態にならないうにをつけた。

お互いに携帯番号をっても ども電話をしようとはせメールけのやりとりがた。

でも私はールがってるのが嬉して、メール分満足していた。


だ話続きすが とりあえここですm(_ _)m



616 :四国冬z5/LX/5n.U :2005/06/06(月) 15:11:23 ID:48atFYNO
こんにちは〜読んでさってありがとうございます。

つ(続き)
>>600か

教習所に通始めてしばら経った頃。帰りの駐輪場でゃん?」と呼びれた。振り向くと幼のアキオ(※仮)が立ってい

一学がさほ違わないのにさい頃からアキオは私の名姉ちゃを付けてんだ

アキオ?ナー!?

地元の卒業し大阪の専門学校にすすんだアキオとしか疎遠ってた。

キオと家が近、中一緒。親同士が仲が良くうちアキオの家も共働きだったので、の姉妹とアオの妹の4人でよんだ

アキオから女の子みいな可愛していて、ささいなことで すぐ泣くがちょっとだったと違ってアキオは子に優しった

「オレ東京で職したんだけど やめて帰ってきた。






617 :四国冬子 ◆z5/LX/5n.U :2005/06/06(月) 15:15:07 ID:48atFYNO
アキオの髪はツンツち、パンツをさこなにはシルバーアセサーが光ってい

「なんか見違えたお洒になったね。背もいまにか高なっ

オレ、車免許取りに来てん。」

私「!?許なしだの?..私もペパーだけど。。」

私のは中心から離れた郊てい、車を持っていないうが珍しがれる環境にある

アキオ「ルセ〜w、忙しかったうじゃ経費かかり過だし無くても困らなもん。...冬子姉ゃんは

「うん。中型イク

「マジでんでまた?」

「ん〜何く...。」

アキオは不思議そたが追た。

「へぇ〜イクがきとは知らなった。でもカ宿コイイ!...あ人とも免許取れたらいに飲みに行こうよ

キオはシートからポンジがび出た原付にまたがった

れからバイト。そこのビデオ屋でバイト度来。」

うん、じゃあね。」(アなんが変わったかな〜やっぱむと垢抜のかな






619 :四国冬子 ◆z5/LX/5n.U :2005/06/06(月) 15:25:27 ID:48atFYNO
教習所ではみんなが どんどんハンコをもらって行く中、私はカメ並の遅さではあったが徐々にコツを覚えて行った。

しかし慣れてきたと思った矢先、スラロームの最中に派手に転倒。。

怪我も無かったのに、それからはスラロームが出来なくなってしまった。

焦れば焦るほど体が硬くなりクランクも一本橋もガタガタと失敗してしまう。

コロコロ転がっていくパイロンが憎たらしく思えて自分が情け無くなった。

その日も克服出来ないままに教習を終え、がっくりしながら事務所に寄るとアキオに会った。

「さっき教習受けてるの見てたよ。スンゲーカッコ良かったーやるね♪」

「ちょっとー。こっちは真剣なんだからね〜。」

「ごめん。マジだってば。本当にそう思ったんだってばー、ルパン三世のフジコって感じ?。」

「えーいウルサイわ〜。」

それから二人で家の近くの好み焼屋に行った。







620 :四国冬子 ◆z5/LX/5n.U :2005/06/06(月) 15:31:36 ID:48atFYNO
ハフハフお好み焼きを食べながら、アレコレ他愛もない話をした。

やはり教習所の話しになり、コワモテの先生の奥さんは元教習生で今もラブラブとかそんな話をした。

私がなかなか上達しないと愚痴をこぼすと、アキオは急に真面目な顔になり

「そっか...。でも冬子姉ちゃん見てたらさ、カッコイイなー頑張るなあーって。マジで思ったよ、オレ。なんていうか必死こいて頑張るってタイプじゃないと思ってたからさ。」

私は何だか急に泣きそうになってしまい、ヘラヘラ笑いながら水を飲んでこらえた。


店を出て何となく私は自転車を、アキオは原付バイクを押して歩き出した。

「アキオは何で仕事やめたの?」

「うーん。オレ、○○(大手通信系列会社)に出向してたんだけどさ...」

アキオはプログラマーをしていたが、あまりの残業の多さや嫌味な上司に嫌気がさし、ノイローゼになりかけたのだそうだ。

「すっげぇビルで、ハンパじゃないの社員の数が。最初は誇らしかったんだけどな...。」

アキオは隣の部署の人が鬱病になった末に自殺をしてしまったのを機に、辞めるとキッパリ決めたそうだ。

「オレ、まだ死にたくないねぇし。」

うちは母親しかいないしな〜とアキオはポツンと言った。

アキオのお父さんはアキオが小4の時、ガンで亡くなった。

おじさんのお葬式の日、泣き虫だったアキオが妹のアッコちゃん(※仮名)と並び、目を腫らして参列している姿を私は思い出していた。

家が近づいて分かれ道の角が来た。

「じゃ〜なバイク頑張りなよ♪」


アキオが四国に帰ってきた本当の心のうちを、その時の私は知らなかった。


。。今日はここまでデス。m(_ _)m



632 :四国冬子 ◆z5/LX/5n.U :2005/06/07(火) 16:06:40 ID:Ff35PZTo

>>620から↓

通い出1日置きに樹さんとメールをとりしいた

私は春樹さんかメールが来と嬉くて帯を取り出しては何度も読み返した

とや手紙のよな感で夜いて送ると、春樹さんから翌日返信が返ってのがーンになっいた。


【元気ですか?日はが降る中の教習だたので急動が怖かったです(>_<)!

は少し落み気味な...やまく行きかけた逆戻りして下手になた気がしま(-.-;)(略)冬


春樹んに今日のを送信し、ティュアを塗った。乾いたら そろそろよう〜とバイ雑誌をめく



携帯がブルブ震えた

春樹さんかのメーた。

【今、話してもいいですか?樹】

は「ち〜☆?」とか「キャー♪」とかをうめて声?をあげながら足をタバし、しばらくひとりで興した。半のベティュアはヨ塗り直し。。

それまで樹さんと話で話は一度も無かった。





634 :四国冬子 ◆z5/LX/5n.U :2005/06/07(火) 16:09:47 ID:Ff35PZTo
毎日メールしているとはいえ内容は色気のないバイクの話ばかり。。

春樹さんは私に「彼氏いるの?」とは聞かなかったし、私も春樹さんに「彼女いるんですか?」とは聞けなかった。

聞いてしまったら今の状態が変わってしまいそうで不安で、怖かった。

もっと正直に言うと、もし彼女がいたとしても、せめて免許を取るまでは知りたくないという少々ズルイ気持ちも、確かにあった。

(...全く。私は何を期待してるんだろ。。しかも◯◯県(北陸)と◯◯県(四国)じゃ簡単に会えもしないのになー。。)


【電話大丈夫ですよ(^^)冬子】


返信を送ってからしばらく、携帯をじっと見つめ続けた(._.;)。携帯がブルブルと震える。

「もしもし。冬子ちゃん?」

「あ、ハイ。こんばんはー。」

あの日と同じ春樹さんの低い優しい声。私の脈がどんどん早くなった。

春樹「ここんとこ落ち込んでるようなメールだったから気になって。大丈夫?」

冬子「あの、スラロームがうまくいかなくて。どうしても下ばっかり見てしまって...」

春樹さんは運転中の目線の話や肩の力を抜くこと、タンクをしっかりと足で挟むことなど丁寧に教えてくれた。





636 :四国冬子 ◆z5/LX/5n.U :2005/06/07(火) 16:13:51 ID:Ff35PZTo
私は雑誌を読んだりバイク屋さんに足を運ぶうちに どのバイクを買おうか、迷いに迷っていた。


春樹「んー、自分の好きなバイクに乗るのが1番だと思うよ。

だって冬子ちゃんが乗るんだもんねw?

と言うか、それってスゴイ幸せな悩みだよw」


考え過ぎた脳みそに春樹さんのシンプルな言葉がストンと落ちて楽になった。

しかしせっかく電話で話せたのに、会話はやっぱりバイクの話。


免許を取ったらどこに行きたいか...そんな話しをした。鳴◯スカイライン、◯◯岬、淡◯島...

まだ免許もバイクも無いのに、私の頭の中は春樹さんと一緒に海岸線を走る絵でいっぱいになる。


「色々ありがとう。長話して春樹さん迷惑じゃないですか?」

「全然。話してるとなんかこっちまで新鮮な気分になるし楽しいよー。」

「私もなんか元気になってきたかも。」

「良かった。冬子ちゃんからのメール楽しみにしてるからね。」

「本当ですか?良かったー。負担に思われてたらどうしようって心配だったんです。明日は教えてもらったとおりにやってみます。」


しばらく話を続けたが春樹さんの声が眠そうに聞こえたので それじゃあそろそろ...おやすみなさいと言って電話を切った。

切ってから今度は いつ頃帰えるのか聞けばよかったなと思った。でも電話で話せたことで満足だった。

きっと、免許が取れたらもっと...そう思った。


。。今日はここまでですm(_ _)m




>>次のページへ続く



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