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「機械と少年」
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129 : ◆Z3ayXtoR4DEE :2013/11/07(木) 01:16:35.48 ID:AENoX6LhP
「リート!・・・リート!!」
誰かが呼んでいる・・・
この声は・・・
リート「勇さん?」
勇「急に寝るなよ。心配したじゃないか」
あれ?勇さんがなんだか優しい
リート「あれ?ここは?」
辺りは見たこともない部屋だ
なんというか・・・生活感溢れている
勇「どこって家じゃないか。どうした?」
家・・・?勇さんの・・・?
リート「なんだか混乱してきました・・・」
勇「具合悪いのか?だったら寝ててもいいが・・・?」
リート「だ、大丈夫です」
勇「そっか」
勇はなぜかスーツを着ている
リート「なにかあるんですか?」
勇「なにか?いや、普通に仕事行くだけだけど?」
130 : ◆Z3ayXtoR4DEE :2013/11/07(木) 01:22:54.37 ID:AENoX6LhP
リート「仕事って・・・その服装でですか?」
勇「当たり前だろ?他に何で行くんだよ?」
リート「えぇ・・・」
話がかみ合わない・・・
リート「勇さんは軍のお仕事に行くんですよね・・・?」
勇「軍?何言ってんだ?俺はサラリーマンだぞ?」
リート「えぇ!?」
勇「それにさっきから勇さん勇さんって・・・
出会ったばかりみたいな呼び方だな」
リート「出会ったって・・・私は一体・・・?」
勇「どうした?本当に大丈夫か?」
ふと目に入ったのは私の手を握る勇さんの指と私の指に光るペアリング・・・
リート「ももももももしかしてっ・・・!!」
勇「ど、どうした!?」
「リート!・・・リート!!」
誰かが呼んでいる・・・
この声は・・・
リート「勇さん?」
勇「急に寝るなよ。心配したじゃないか」
あれ?勇さんがなんだか優しい
リート「あれ?ここは?」
辺りは見たこともない部屋だ
なんというか・・・生活感溢れている
勇「どこって家じゃないか。どうした?」
家・・・?勇さんの・・・?
リート「なんだか混乱してきました・・・」
勇「具合悪いのか?だったら寝ててもいいが・・・?」
リート「だ、大丈夫です」
勇「そっか」
勇はなぜかスーツを着ている
リート「なにかあるんですか?」
勇「なにか?いや、普通に仕事行くだけだけど?」
130 : ◆Z3ayXtoR4DEE :2013/11/07(木) 01:22:54.37 ID:AENoX6LhP
リート「仕事って・・・その服装でですか?」
勇「当たり前だろ?他に何で行くんだよ?」
リート「えぇ・・・」
話がかみ合わない・・・
リート「勇さんは軍のお仕事に行くんですよね・・・?」
勇「軍?何言ってんだ?俺はサラリーマンだぞ?」
リート「えぇ!?」
勇「それにさっきから勇さん勇さんって・・・
出会ったばかりみたいな呼び方だな」
リート「出会ったって・・・私は一体・・・?」
勇「どうした?本当に大丈夫か?」
ふと目に入ったのは私の手を握る勇さんの指と私の指に光るペアリング・・・
リート「ももももももしかしてっ・・・!!」
勇「ど、どうした!?」
131 : ◆Z3ayXtoR4DEE :2013/11/07(木) 01:28:51.88 ID:AENoX6LhP
リート「私たち・・・けっ・・・結婚して・・・?」
勇「そうだよ!・・・ってか本当に記憶喪失!?」
リート「えぇぇxvfvtbgjxcjthbjn!!!!」
結婚!?
ロボットの私と勇さんが・・・!!!
よく見ると胸元にEJの挿入口がない
手も暖かい
私人間になれてる!?
どぉぉぉぉなってるのぉぉぉぉ!?
あれ?でもこれってすごい幸せなんじゃ・・・
リート「勇さん!」
勇「な、なんだ?」
リート「私っ!嬉しいです!!」
勇「なにが!?」
リート「勇さぁぁん!!」
思いっきり抱きついて勇を押し倒す
勇「ちょっ!リート!!」
リート「もう最高ー!夢が叶ったァ〜!!」
勇「おい!リート!!リート!!」
あれ?勇さんの声が遠く・・・
132 : ◆Z3ayXtoR4DEE :2013/11/07(木) 01:32:32.58 ID:AENoX6LhP
勇「リート!・・・リート!!」
目が覚めると見慣れた方の格好をした勇さんが顔を覗き込んでいた
私はベッドに寝かされている
勇「なかなか起動に時間がかかるからどうかしたのかと思ったぞ・・・」
指のペアリングは消え、代わりにEJの挿入口が胸元にある・・・
リート「ゆ・・・夢か・・・」
勇「夢を見たのか?」
リート「はい・・・」
勇「ロボットでも夢を見るんだな」
勇さんはそのままデスクに戻ってしまった
そう・・・私はロボット・・・
勇さんにとっても私は・・・
133 : ◆Z3ayXtoR4DEE :2013/11/07(木) 01:40:28.63 ID:AENoX6LhP
そう思となんだか泣けてきた。
涙は流せないけれども・・・
勇「流石に腹が減ったな・・・食堂は・・・もう終わったか」
リート「・・・それなら私が何か作ります」
勇「・・・そうだな。頼む」
二人で部屋を出て食堂に向かう
食堂はかたずけをしている人すらもう居なかった
リート「そんなに手の込んだ物は出来ませんけど・・・」
勇「大丈夫だ。適当でいい」
ちゃちゃっと簡単に料理を済ませ勇さんに運んで行く
勇さんはそれを美味しそうに食べてくれる
リート「あの・・・勇さん・・・」
勇「なんだ?」
リート「私って一体なんなんでしょう?」
勇「・・・ロボットだろ」
そう・・・ですよね・・・
なぜか声が出なかった
勇「・・・でも俺からすれば大事な相棒だ。これからもな。
人間だろうとロボットだろうと大切な奴って事には変わりない」
リート「え・・・?」
勇「・・・今のは独り言だ。忘れろ」
顔を赤くして料理をかきこむ勇さん
いいえ、今の言葉
私が壊れて捨てられても忘れません
今の勇さんの言葉を色褪せずに記憶できることは
ロボットでよかったと思える事だな、と思った瞬間でした
134 :名も無き被検体774号+:2013/11/07(木) 07:41:36.15 ID:97qqGpsc0
リート可愛いなぁ保守
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144 : ◆Z3ayXtoR4DEE :2013/11/08(金) 00:41:02.37 ID:i/iZHNCbP
スティーア基地
ミーラ「敵の規模は!?」
ゴート「不明だ!分かっているだけでも機械兵が50以上が確定だ!」
ウェルス「マジかよ・・・!」
ミーラ「とにかく出て足止めでもする?」
ゴート「いま近くの基地に救援を頼んだところだ!」
スティーア基地は敵襲を受けていた
この頃 数回にわたって敵襲はあったが全て返り討ちにしてきた
しかし今回は違った
ドドォン・・・!!
ウェルス「今度の機械兵は飛ぶのかよ!!」
ウィングタイプと名付けられた鳥型の機械兵は
攻撃力こそ低いものの一撃離脱戦法で
十分に基地を制圧してきている
『AブロックからCブロックを放棄し遮断します。総員退避して下さい』
空からの攻撃は十分に対策している筈なのだが
ウィングタイプは抜群の機動性をフルに活用して
未だ一機も撃破できていない
>>次のページへ続く
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