「機械と少年」
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107 : ◆Z3ayXtoR4DEE :2013/11/05(火) 01:15:08.66 ID:KJoHLAUfP
ホルン司令「ソルダート隊は何をやっている!?」
管制官B「どうやら敵機はハウンド型を前線に集結させているようでソルダートでも手を焼いているようです!」
ちょこまかと素早く動くハウンドは火力こそないもののソルダート相手には十分な攪乱戦法をとれるほどの機動力があった
管制官A「え!?VT2帰還します!」
ホルン司令「勇が!?なぜだ!!」
クロム『いったん戻して衣装替えよ』
ホルン司令「衣装替え?」
クロム『クロムユニットを使うわ』
ホルン司令「例の・・・リンクシステムか」
一応 報告は上がっていたが凡人には理解できない内容だったためイマイチどういうものなのかわかっていなかった
ホルン司令「それで・・・何とかできるのか?」
クロム『スペック上はね・・・でも扱う人間がその性能を100%発揮したらの話よ』
ホルン司令「・・・どうなんだ?」
クロム『彼、狙撃技術ダメダメなのよね』
ホルン司令「・・・・」
クロム『でもそこはうまく夫婦でなんとかしてもらいましょ』
ホルン司令「・・・信じるしかないか」
その間にも勇のVT2は基地へ入り格納庫に停止していた
--------------------
108 : ◆Z3ayXtoR4DEE :2013/11/05(火) 01:25:10.61 ID:KJoHLAUfP
格納庫
勇「どうやってアレを制御するんですか?!」
クロム「この間ね、兄さんと話したのよ」
兄さんとはスティーアにいるドレッドの事だ
クロム「兄さんがずいぶん優秀な照準システムを作ったことがるらしいから それをくれってたのんだのよ」
勇「その照準システムを使って?」
クロム「その照準システムはリートに搭載している・・・って兄さんがいうからね」
勇「リートが!?」
確かにリートにそんな感じのシステムを組まれてあったような・・・
勇「ではリートから取り出して!」
クロム「そうなると彼女を破壊しないとだめなのよね」
勇「・・・え?」
そんな・・・
クロム「安心しなさいって。リートはそのままあなたと一緒にヴィントに乗ってもらうわ」
勇「・・・・・・・・・・・」
リートと一緒に・・・?
勇「それって・・・どういう・・・?」
リート「準備できましたー!」
そこに現れたのはリート当人
青い戦闘服を着ている
クロム「そのユニットにリートとリンクするためのユニットを増設したのよ。これでリートの意識は一時的にヴィントの中に入りリートは今の自分の体も含めてヴィントを自分の体と認識して・・・」
長ったらしい説明はほとんど頭に入ってこなかったが大体分かった気がする
要はリートが一緒に乗り込みヴィントとリンク
リートの照準システムで俺をサポートするというのだ
ホルン司令「ソルダート隊は何をやっている!?」
管制官B「どうやら敵機はハウンド型を前線に集結させているようでソルダートでも手を焼いているようです!」
ちょこまかと素早く動くハウンドは火力こそないもののソルダート相手には十分な攪乱戦法をとれるほどの機動力があった
管制官A「え!?VT2帰還します!」
ホルン司令「勇が!?なぜだ!!」
クロム『いったん戻して衣装替えよ』
ホルン司令「衣装替え?」
クロム『クロムユニットを使うわ』
ホルン司令「例の・・・リンクシステムか」
一応 報告は上がっていたが凡人には理解できない内容だったためイマイチどういうものなのかわかっていなかった
ホルン司令「それで・・・何とかできるのか?」
クロム『スペック上はね・・・でも扱う人間がその性能を100%発揮したらの話よ』
ホルン司令「・・・どうなんだ?」
クロム『彼、狙撃技術ダメダメなのよね』
ホルン司令「・・・・」
クロム『でもそこはうまく夫婦でなんとかしてもらいましょ』
ホルン司令「・・・信じるしかないか」
その間にも勇のVT2は基地へ入り格納庫に停止していた
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108 : ◆Z3ayXtoR4DEE :2013/11/05(火) 01:25:10.61 ID:KJoHLAUfP
格納庫
勇「どうやってアレを制御するんですか?!」
クロム「この間ね、兄さんと話したのよ」
兄さんとはスティーアにいるドレッドの事だ
クロム「兄さんがずいぶん優秀な照準システムを作ったことがるらしいから それをくれってたのんだのよ」
勇「その照準システムを使って?」
クロム「その照準システムはリートに搭載している・・・って兄さんがいうからね」
勇「リートが!?」
確かにリートにそんな感じのシステムを組まれてあったような・・・
勇「ではリートから取り出して!」
クロム「そうなると彼女を破壊しないとだめなのよね」
勇「・・・え?」
そんな・・・
クロム「安心しなさいって。リートはそのままあなたと一緒にヴィントに乗ってもらうわ」
勇「・・・・・・・・・・・」
リートと一緒に・・・?
勇「それって・・・どういう・・・?」
リート「準備できましたー!」
そこに現れたのはリート当人
青い戦闘服を着ている
クロム「そのユニットにリートとリンクするためのユニットを増設したのよ。これでリートの意識は一時的にヴィントの中に入りリートは今の自分の体も含めてヴィントを自分の体と認識して・・・」
長ったらしい説明はほとんど頭に入ってこなかったが大体分かった気がする
要はリートが一緒に乗り込みヴィントとリンク
リートの照準システムで俺をサポートするというのだ
109 : ◆Z3ayXtoR4DEE :2013/11/05(火) 01:37:02.94 ID:KJoHLAUfP
勇「上手く・・・行くのか?」
リート「さぁ・・・?私も説明を受けただけですから・・・」
不安しかない
クロム「おっと時間がない。勇、そこのユニット排除レバーを」
勇「ど、どれだ?」
クロム「ハンドルの下!赤と黒の!」
それらしきレバーを見つけ引っ張る
いつの間にこんなものを増設したんだ・・・?
パシュゥゥゥ・・・・
機体から超加速ユニットが少し浮いた
それを整備兵がてきぱきと取り除き、代わりにクロムユニットを取り付ける
リートが俺の後ろに乗り俺にしがみつく
いつもの旅スタイルだが今回は戦闘だ
リート「・・・」
勇「大丈夫か?」
リート「少し・・・緊張します」
勇「大丈夫だ。お前が乗っているヴィントの操縦兵はかなり強い」
リート「ふふっ・・・知ってます・・・・」
リートが少し笑った
それでいい
戦場では緊張はミスを生む原因だ
クロムユニットが俺のヴィントと同調し始める
整備兵「ユニット活性化!システムすべて異常なし!」
クロム「よぉし!総員退避!」
ブォォォォォ!!!!
いつもより力強くエンジンがうなる
110 : ◆Z3ayXtoR4DEE :2013/11/05(火) 01:38:08.03 ID:KJoHLAUfP
クロム「勇!男らしくかましてこいやぁ!!」
クロムも興奮で口調が男らしくなっている
勇「わかっている!」
クロム「リート!あとはお前にかかってる!」
リート「が、頑張ります!」
勇「行きます!」
ヴィントが最大加速で基地を出る
少し遅いが通常のヴィントよりも遅くない
流石VT2だ
勇「いくぞ・・・リート!」
リート「はい!」
ヴァルゴ達が戦っている戦場にまっすぐ突き進んでいく
背中にリートを感じながら
勇(あ・・・そうだった・・・)
よく考えたら戦場での二人乗りはこれが初めてではなかった
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117 : ◆Z3ayXtoR4DEE :2013/11/06(水) 01:20:01.39 ID:t1q4PvRfP
勇「リート!本当に大丈夫なんだろうな?」
リート「一応説明は聞いてましたけど・・・」
勇「・・・っ!来るぞ!!」
ハウンドが一機こちらに向かって走ってくる
勇「このくらいなら!」
ヴィント標準装備のガトリングが火を噴く
球はハウンドの鼻先に命中し、ハウンドがひるんだところに右手でカッターを叩きつけた
ハウンドは切断され爆発する
勇「ここまで混戦していると手が出せない・・・!」
リート「いえ・・・行けます!」
勇「本当か!」
リート「勇さんのヴィントとリンクします!いいですか?」
勇「ああ!やってくれ!」
リートの緑色の瞳が赤く輝く
それと同時に青かった髪が赤く染まっていく
これがリートのリンクモード
目を閉じ勇に体をゆだねる
もうすでに意識はこの体になく見えるのはヴィントのセンサーから送られてくるデータだ
118 : ◆Z3ayXtoR4DEE :2013/11/06(水) 01:28:48.71 ID:t1q4PvRfP
勇のバイザーに一瞬にして周辺の勢力図が展開される
勇「もうフィールドをスキャンしたのか!」
リート『ソルダートの一機からデータを拝借しただけです。』
リートの声はヴィントを通して通信機から聞こえる
勇「よし、行くぞ!」
リート『はい!』
勇「まずは全軍に退避を・・・」
リート『それは大丈夫です。』
勇「なぜだ?このままでは砲撃で巻き込んでしまう」
リート『そこは任せてください』
自信がありそうなので信じてみる
勇「わかった!」
ヴィントを超加速モードに変形させるのとほぼ同じプロセスでヴィントを変形させる
しかし、今度は一斉砲撃体制だ
ヴィントに装備されているミサイルポッドがすべて開き 電子砲がせり出す
勇「ここまでは問題ない・・・。ここからが問題だ・・・!」
すると途端にバイザーにあった敵機を示す光点に次々とカーソールが勝手に移動し瞬く間に30機を超える標的をロックオンした
勇「これ・・・お前がやっているのか?」
リート「そうです!見直してくれましたか?」
勇「上出来だぜ!」
視界に[FIRE]の文字が浮かび発射を急かす
勇「発射!」
119 : ◆Z3ayXtoR4DEE :2013/11/06(水) 01:38:37.22 ID:t1q4PvRfP
ミサイル群が無数の流星となって機械兵に降り注ぐ
片っ端から炎が上がりあたり一面が炎の海になる
そこですごいのが 見方機を全く巻き込んでいないことだ
ミサイルの性能もあるが30を超える敵機の動きを瞬時に算出しロックオンしたリートの性能のおかげだ
勇「お前・・・すごいな・・・」
リート『まだまだたくさん居ますよ!』
勇「分かっている!」
残るのはほとんどがハウンドタイプだ
リート『あのワンちゃんは動きが早くてミサイルでは対処できません・・・』
勇「そうか・・・」
次の策を考えていると
ヴァルゴ「勇!そのでっけぇ砲塔は使えるのか?!」
ヴァルゴが隣につけて併走している
勇「威力はあるのだが発射中は身動きが取れない!この状況では・・・」
ヴァルゴ「よし!おめぇはここで待機!そのデカ物でイケると思ったら撃て!」
勇「な、なにを?」
ヴァルゴ「全ユニットに通達!今送るポイントに犬っころを追い詰めろ!勇がうまく処理してくれる!」
送られてきたデータはまさに電子砲の射程圏だ
リート『チャージ開始します!』
勇「ああ!・・・ここでしくじれないぞ・・・」
リート『勇さんなら大丈夫です』
ソルダートがハウンドを上手く誘導し、シュトロームやヴィントが砲撃のフォーメーションでハウンドを追いかける
そしてついに・・・
120 : ◆Z3ayXtoR4DEE :2013/11/06(水) 01:45:05.89 ID:t1q4PvRfP
リート『残存勢力の80%が射程に集結!』
ヴァルゴ「撃つなら今だ!勇!」
勇「電子砲展開!」
コンデンサがうなりをあげ砲塔が前に伸びる
砲口が薄く輝き始め唸りが大きくなっていく
リート『充填完了!』
勇「撃ちます!」
ヴァルゴ「全軍!緊急退避!!」
全ユニットが退避したのを確認してトリガーを引き絞る
ギュォォォォォォ!!!!!
地面を極太の光の柱が伸びていく
緊急回避を試みるハウンドもいたがソルダートの遠距離砲によって退路を断たれ逃げ出すことはできなかった
次々に熔解させられ爆発していくハウンドや機械兵
残りの数機が動けない俺を狙ってくるがヴァルゴやほかの兵士が撃破してくれた
こうして新装備のテストも兼ねた防衛戦は人類軍の勝利で終わった
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