「機械と少年」
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163 : ◆Z3ayXtoR4DEE :2013/11/09(土) 02:05:08.93 ID:mo4tzDj1P
ガイウス「確か・・・チームシュバルツのメンバーもヴィブロニアの人間だ」
勇「ヴィブロニアになにがある?」
ミーラ「分からないけどヴィブロニアと機械軍はどこかで繋がっているはず」
司令室のスクリーンに世界マップが表示される
赤で示されたエリアが機械軍の勢力圏
青が人類軍の勢力圏
しかし殆どがどちらにも属さないグレーのエリアだ
グローア「これに旧ヴィブロニアと旧ヴァーミリオンの領土を重ねてくれ」
実村「はい」
なんとなく懐かしい実村妹だ
実村が操作してスクリーンにさらに緑と黄色のエリアが重なる
緑がヴィブロニアで黄色がヴァーミリオンだ
ウェルス「特に・・・変わったとこはねーかな?」
みると俺はこの旅で随分と遠くに行っている
途中でヴィブロニアの領土からヴァーミリオンの領土に跨いだところもある
勇「・・・ここってヴィブロニアの領土だったんだ・・・」
改めて長い旅だったと実家する
ミーラ「そこね。昔研究所があったらしいんだけどそこで機械軍のADAMが作られたって噂があったわね」
勇「研究所・・・」
記憶の渦が何かを訴えかけている
なんだ・・・?
何かが引っかかる・・・!
勇「研究所・・・!そうだ。そこに研究所があった!」
ミーラ「いきなりどうしたの?」
178 : ◆Z3ayXtoR4DEE :2013/11/11(月) 01:03:05.24 ID:zn3e0b5xP
勇「あった・・・しかし今はない!」
ミーラ「今は・・・?」
ゴート「もしかしてそこがお前の報告にあった研究所なのか?」
ウェルス「なんだ?その研究所って?」
グローア「確かそこはハーキュリーによるE2攻撃があったところだな?」
勇「その通りです。おそらくミーラの言っていた噂は本当でしょう」
ウェルス「・・・ってことはそこに行けば敵の大将のことが分かるんじゃ・・・!」
ガイウス「既にない。・・・と言っていた」
ウェルス「あ・・・」
ゴート「俺らが動き出したせいで慌てて隠した様だな」
勇「はい。・・・しかしそうなると・・・」
ゴート「俺らの動きを監視していた本部から機械軍・・・少なくともハーキュリーには情報が渡っている・・・そうだな?」
勇「・・・」
無言で頷く
ウェルス「やっぱり本部が絡むのかよぉ・・・!」
ミーラ「そんな事最初から分かってたでしょ。今更そんなにショックじゃないわよ」
ガイウス「確か・・・チームシュバルツのメンバーもヴィブロニアの人間だ」
勇「ヴィブロニアになにがある?」
ミーラ「分からないけどヴィブロニアと機械軍はどこかで繋がっているはず」
司令室のスクリーンに世界マップが表示される
赤で示されたエリアが機械軍の勢力圏
青が人類軍の勢力圏
しかし殆どがどちらにも属さないグレーのエリアだ
グローア「これに旧ヴィブロニアと旧ヴァーミリオンの領土を重ねてくれ」
実村「はい」
なんとなく懐かしい実村妹だ
実村が操作してスクリーンにさらに緑と黄色のエリアが重なる
緑がヴィブロニアで黄色がヴァーミリオンだ
ウェルス「特に・・・変わったとこはねーかな?」
みると俺はこの旅で随分と遠くに行っている
途中でヴィブロニアの領土からヴァーミリオンの領土に跨いだところもある
勇「・・・ここってヴィブロニアの領土だったんだ・・・」
改めて長い旅だったと実家する
ミーラ「そこね。昔研究所があったらしいんだけどそこで機械軍のADAMが作られたって噂があったわね」
勇「研究所・・・」
記憶の渦が何かを訴えかけている
なんだ・・・?
何かが引っかかる・・・!
勇「研究所・・・!そうだ。そこに研究所があった!」
ミーラ「いきなりどうしたの?」
178 : ◆Z3ayXtoR4DEE :2013/11/11(月) 01:03:05.24 ID:zn3e0b5xP
勇「あった・・・しかし今はない!」
ミーラ「今は・・・?」
ゴート「もしかしてそこがお前の報告にあった研究所なのか?」
ウェルス「なんだ?その研究所って?」
グローア「確かそこはハーキュリーによるE2攻撃があったところだな?」
勇「その通りです。おそらくミーラの言っていた噂は本当でしょう」
ウェルス「・・・ってことはそこに行けば敵の大将のことが分かるんじゃ・・・!」
ガイウス「既にない。・・・と言っていた」
ウェルス「あ・・・」
ゴート「俺らが動き出したせいで慌てて隠した様だな」
勇「はい。・・・しかしそうなると・・・」
ゴート「俺らの動きを監視していた本部から機械軍・・・少なくともハーキュリーには情報が渡っている・・・そうだな?」
勇「・・・」
無言で頷く
ウェルス「やっぱり本部が絡むのかよぉ・・・!」
ミーラ「そんな事最初から分かってたでしょ。今更そんなにショックじゃないわよ」
179 : ◆Z3ayXtoR4DEE :2013/11/11(月) 01:10:03.19 ID:zn3e0b5xP
勇「何より知りたいのは本部の・・・ヴィブロニア側の真意です」
ガイウス「敵対するつもりなのか・・・それともそれが策戦なのか?」
ウェルス「少なくとも策戦ではないな・・・。うん、絶対ない」
その場にいた全員が頷いた
グローア「となるとやはり本部へ何かしらのアクションが必要だな」
勇「勿論です。このままやられる訳には行かない。
・・・少なくとも俺には腐敗した本部を叩かなければならない理由があります」
ゴート「それは俺らもだ・・・勇」
ガイウス「戦うのはお前一人じゃない・・・」
ウェルス「俺の可愛いソルダートの仇もあるしな」
ミーラ「なんかもうみなさんやる気ね」
ゴート「本部と言ってもヴィブロニア側の陣営だけだ。おそらくヴァーミリオン側は もう気づきかけている」
勇「なぜですか?」
ゴート「本部に知り合いが居てな。俺らはそこへ調査に行ってた」
ウェルス「調査ってか悪巧みしにな」
180 : ◆Z3ayXtoR4DEE :2013/11/11(月) 01:18:34.80 ID:zn3e0b5xP
ゴート「本当にお粗末な作戦だが・・・成功率は高い」
ミーラ「何せ敵の腹ん中に味方がいるんじゃぁ・・・ねぇ」
勇「本当に本部と戦うのですか?」
ゴート「今更怖気づいたか?」
勇「いえ、しかし本部を攻撃してヴィブロニア側を上手く追い出したとしても本部の崩壊は・・・」
グローア「そんな事は既に解決済みだ」
勇「え?」
ミーラ「そこんとこのために私とガイウスが居たのよ。本部はヴァーミリオンが完全支配する形でしっかりやっていくわ」
ガイウス「・・・結局は人間同士の戦いの延長・・・戦っているのはヴィブロニアとヴァーミリオン」
そうか・・・
すっかり俺は機械軍が誕生する前の戦争は終わった物だと思っていた
そうじゃないんだ
この機械と人間の戦争は『機械を操る人間』との戦いだったんだ
リートが昔言っていた・・・
リート『機械は使ってくれる人に逆らう事は出来ません・・・』
人が使うから機械が戦うということだったのか
勇「・・・戦うしかない。相手が人間だろうと機械だろうと!」
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181 : ◆Z3ayXtoR4DEE :2013/11/11(月) 01:25:29.43 ID:zn3e0b5xP
その夜
未だに謎のままな事がある
ADAMの存在だ
確かにADAMは人間を攻撃して来た
それはヴァーミリオンもヴィブロニアも関係ない無差別な行為だ
それなのにその裏にはヴィブロニアの影が?
勇「・・・敵って誰だよ・・・」
ADAMの話が作り話ならばそれで解決する
しかしここまで 作り話が広まるか?
だが実際俺はADAMを見たことがない
機械軍には本拠地があるらしいが そこにあるのだろうか?
ロボットとして?
コンピュータとして?
もしかして既に老朽化で壊れているかもしれない
勇「・・・分からん」
リート「さっきから何をブツブツ言ってるんですか?」
向かいのベッドからリートがこちらを見ている
勇「人間にはこうやって悩む時間も大事なんだ。」
リート「悩みがあるんですか?」
勇「そりゃ人間だからな。・・・お前はそういうの無いのか?」
リート「悩み・・・ですか?」
勇「そうだ」
リート「ん〜・・・あります・・・ね」
勇「何だ?言ってみろ」
リート「言いませんよ!悩みですもん!」
勇「俺に話せば俺が的確なアドバイスをしてやることができるかもしれないぞ」
182 : ◆Z3ayXtoR4DEE :2013/11/11(月) 01:29:24.40 ID:zn3e0b5xP
リート「絶対ないです!・・・むしろニカさんに聞いてもらった方がいいです!」
勇「あぁ・・・ニカか。そういやぁ会ってないな」
リート「まぁ今日戻ったばかりですからね」
勇「明日久々に顔を合わせに行こう。」
リート「むぅ・・・なんでそんなにニカさんだけは特別なんですかぁ?」
勇「と言ってもいろんな奴に会ってるから優先順位はかなり低いぞ。」
リート「そうですか・・・」
勇「お前こそどうした?ニカには会いたくないか?」
リート「そんなことないです」
183 : ◆Z3ayXtoR4DEE :2013/11/11(月) 01:39:18.01 ID:zn3e0b5xP
翌日
勇「辞めた?」
整備女子「ええ、ニカちゃんなら勇さんが旅立った後に辞めましたよ」
リート「どうして!?」
整備女子「なんか心折れちゃったっていうか・・・」
勇「あの襲撃があったからか?」
整備女子「さぁ・・・?怪我は対したこと無かったらしいですけどね・・・」
リート「びっくりです・・・」
勇「まぁ・・・そういうことはないではない」
つまり良くある事だ
心が折れた戦士は戦士で無くなる
整備女子「連絡先なら知ってますけど・・・」
勇「いや、いい。ありがとう」
そう言い残して自室に戻った
リート「いいんですか?」
勇「連絡先か?」
リート「待ってますよ。ニカさん」
勇「待ってない。何せ戦場が怖くなってしまった奴が戦場にいる奴の声を聞きたいと思うか?」
リート「・・・・」
勇「もう戦場から解放してやるのが一番だ」
リート「勇さんも解放されたいですか・・・?」
勇「誰だってそうだろう。死と隣り合わせは嫌だろう」
184 : ◆Z3ayXtoR4DEE :2013/11/11(月) 01:43:10.97 ID:zn3e0b5xP
リート「今だから言います・・・」
勇「何がだ?」
リート「あ・・・でも言わない方がいいかな・・・?」
勇「だから何が?」
リート「ニカさんは・・・」
勇「ニカは?」
リート「・・・勇さんが好きでした」
勇「・・・」
予想外とは まさにこの事だ
予想外が戦場で起きれば最悪死ぬ
勇「・・・そうか」
リート「・・・」
勇「・・・それでも奴に合うことも話すことも出来ない。出来れば戦争そのものを俺や戦争に関しての記憶全て忘れてもらいたいくらいだ」
リート「勇さん・・・」
勇「俺も戦争が終わったらそうしたい。いや、そうする。」
終わらない気がするが・・・
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191 : ◆Z3ayXtoR4DEE :2013/11/12(火) 01:02:34.50 ID:f8GWKAVFP
数日後
勇「盗賊の駆逐?」
グローア「ああ、こんな時だが、こんな時こそ仕事をしてもらいたい」
ゴート「それは問題ありませんが・・・」
今司令室には司令と俺とゴートしかいない
というより呼ばれていない
勇「で・・・俺はどうして呼ばれたんです?」
グローア「今回の盗賊、どうやらVT2を所持しているらしい」
勇「その盗賊って・・・」
レイトだ
グローア「いくらこちらが正規軍でもVT2は荷が重い。そこでVT2は君になんとかしてもらいたい」
勇「奴はどうしてここまで?随分と長い距離移動してますけど・・・」
グローア「そんな事は本人に聞いてくれ」
そりゃそうだ
ゴート「では、作戦は全て・・・
グローア「任せる。」
ゴート「了解しました」
司令室を出てからも少し何かが引っかかっていた
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