「機械と少年」
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348 : ◆Z3ayXtoR4DEE :2013/11/30(土) 00:32:56.99 ID:AV9nlJYGP
基地から少し離れた戦場
ゴート「砲撃を右脚部に集中!とにかく足を止める!」
勇「聞こえたな!?脚部に集中砲火!」
リート『了解です!』
メルダー装甲は驚異的だった
攻撃の殆どが当たっても弾かれてしまう
ウェルス「化け物かよ・・・」
そもそも有効な攻撃が位置の低い脚部にしか当たらないのも苦しい
上半身はほぼ無傷だ
完全な人型メルダーが立つとここまで攻めづらいものだったとは・・・
ヴァルゴ「撃っても意味がねぇなら斬るしかねぇだろ!!」
カッターを引き抜いてメルダーにアタックするホルン隊
メルダーの無数の機関砲が弾幕を張り接近を拒む
勇「近づけたく無いようだな」
リート『弱点見え見えですね』
恐らくこの装甲は以前の雲型メルダーの物と同じで砲撃には強く切断には弱い
勇「だが近づけない・・・どうする!?」
349 : ◆Z3ayXtoR4DEE :2013/11/30(土) 00:42:13.33 ID:AV9nlJYGP
ズンッ・・・ズンッ・・・!!
重い足音を響かせながらメルダーは進む
その先には本部基地
ヴァルゴ「都合が悪くなったら基地ごと始末・・・ってか?」
勇「リート!メルダーをスキャンだ!」
リート『スキャニングセンサーアクティブ!スキャンを開始します!』
このクロムユニットには新たに各種センサーが増設されていた
ほぼソルダート級のセンサーを持ち合わせている
リート『完了しました!』
どうやら動力は胸にあるようだ
勇「あの装甲なら切り裂ける・・・なんとか転ばして切り刻めば・・・!」
実村『メルダー!最終防衛ラインに到達!!』
勇「時間がない・・・!」
その時、メルダーの動きが止まった
ゴート「何だ・・・?」
頭部のした半分が展開し中から・・・
ミーラ「電子レーザー砲!?」
恐らくあのレーザー砲の射程に基地が入ったのだろう
勇「まずいっ・・・!!」
ここで基地を破壊される訳には!!
350 : ◆Z3ayXtoR4DEE :2013/11/30(土) 00:48:52.54 ID:AV9nlJYGP
メルダーの頭部が輝き始める
発射まで十数秒・・・!
ゴート「ガイウス!ミーラ!ウェルス!追加ブースターを投げつけろ!!」
ミーラ「なるほど!」
ウェルス「とにかく転ばせればいいんだろ!?」
ガイウス「了解!」
4機のブースター付きヴィントがメルダーの背後から急接近する
機関砲が弾幕を張るが速度は緩めない
ゴート「リート!タイミングを!」
リートの演算処理システムが一番効率良くダメージを与えられる距離を算出する
リート『6!5!4!3!2!1・・・』
勇「今だ!!」
4機のブースターが切り離されメルダーの脛に向かっていく
ゴート達は素早く進路を曲げ脱出する
メルダーからレーザーが放たれようとした瞬間だった
ドドドドォォン!!!!
連続的な爆発
メルダーは膝から崩れ落ち、レーザーは基地の手前の地面に突き刺さった
基地から少し離れた戦場
ゴート「砲撃を右脚部に集中!とにかく足を止める!」
勇「聞こえたな!?脚部に集中砲火!」
リート『了解です!』
メルダー装甲は驚異的だった
攻撃の殆どが当たっても弾かれてしまう
ウェルス「化け物かよ・・・」
そもそも有効な攻撃が位置の低い脚部にしか当たらないのも苦しい
上半身はほぼ無傷だ
完全な人型メルダーが立つとここまで攻めづらいものだったとは・・・
ヴァルゴ「撃っても意味がねぇなら斬るしかねぇだろ!!」
カッターを引き抜いてメルダーにアタックするホルン隊
メルダーの無数の機関砲が弾幕を張り接近を拒む
勇「近づけたく無いようだな」
リート『弱点見え見えですね』
恐らくこの装甲は以前の雲型メルダーの物と同じで砲撃には強く切断には弱い
勇「だが近づけない・・・どうする!?」
349 : ◆Z3ayXtoR4DEE :2013/11/30(土) 00:42:13.33 ID:AV9nlJYGP
ズンッ・・・ズンッ・・・!!
重い足音を響かせながらメルダーは進む
その先には本部基地
ヴァルゴ「都合が悪くなったら基地ごと始末・・・ってか?」
勇「リート!メルダーをスキャンだ!」
リート『スキャニングセンサーアクティブ!スキャンを開始します!』
このクロムユニットには新たに各種センサーが増設されていた
ほぼソルダート級のセンサーを持ち合わせている
リート『完了しました!』
どうやら動力は胸にあるようだ
勇「あの装甲なら切り裂ける・・・なんとか転ばして切り刻めば・・・!」
実村『メルダー!最終防衛ラインに到達!!』
勇「時間がない・・・!」
その時、メルダーの動きが止まった
ゴート「何だ・・・?」
頭部のした半分が展開し中から・・・
ミーラ「電子レーザー砲!?」
恐らくあのレーザー砲の射程に基地が入ったのだろう
勇「まずいっ・・・!!」
ここで基地を破壊される訳には!!
350 : ◆Z3ayXtoR4DEE :2013/11/30(土) 00:48:52.54 ID:AV9nlJYGP
メルダーの頭部が輝き始める
発射まで十数秒・・・!
ゴート「ガイウス!ミーラ!ウェルス!追加ブースターを投げつけろ!!」
ミーラ「なるほど!」
ウェルス「とにかく転ばせればいいんだろ!?」
ガイウス「了解!」
4機のブースター付きヴィントがメルダーの背後から急接近する
機関砲が弾幕を張るが速度は緩めない
ゴート「リート!タイミングを!」
リートの演算処理システムが一番効率良くダメージを与えられる距離を算出する
リート『6!5!4!3!2!1・・・』
勇「今だ!!」
4機のブースターが切り離されメルダーの脛に向かっていく
ゴート達は素早く進路を曲げ脱出する
メルダーからレーザーが放たれようとした瞬間だった
ドドドドォォン!!!!
連続的な爆発
メルダーは膝から崩れ落ち、レーザーは基地の手前の地面に突き刺さった
351 : ◆Z3ayXtoR4DEE :2013/11/30(土) 00:56:01.57 ID:AV9nlJYGP
レーザーはアスファルトを溶かし地面に大穴を開けたが こちらの軍にダメージは全くない
バランスを崩してうつ伏せにメルダーが倒れる
勇「動力は胸だ!!」
ヴァルゴ「よし!一気に飛びかかって切り裂く!!」
「「「「「おおおぉお!!!」」」」」
雄叫びと共に倒れたメルダーに襲いかかる・・・・がメルダーはうつ伏せのまま尻尾を勢い良く振った
それは一件攻撃のようにも見えたが
勇「そんな・・・・!」
巨大な尻尾の一振りの反動を利用して上半身が起き上がった
膝立ち状態のメルダーにヴィントやシュトロームが襲いかかる
メルダー「グオォォォォォォ!!!!」
メルダーが・・・
吠えた
飛びかかったヴィントを右腕で叩き落とし、シュトロームを拳で叩き潰す
勇「っ・・・!あのメルダー・・・システムも普通じゃない!」
352 : ◆Z3ayXtoR4DEE :2013/11/30(土) 01:08:25.29 ID:AV9nlJYGP
素早い判断とそれに応える反応
全てが今までの機械兵と違う
これに匹敵する機械兵は・・・ハーキュリーしかない
勇「奴と同じシステムを・・・?」
メルダーは素早く立ち上がり基地に向かって走り出す
レーザーは次弾発射までにタイムラグがあるようだ
次弾発射までに仕留める!
ヴァルゴ「今度は起きる前に切り裂くぞ!!」
いや・・・それは恐らく無理だ
奴が起きるまでの時間では接近するのが限界だろう
攻撃など不可能・・・
ウェルス「諦めんな!」
勇「え?」
ウェルス「お前の顔、完全に諦めてたぞ!」
勇「俺は・・・・」
ミーラ「私達はこんなピンチ何度も潜り抜けてきたじゃない」
ガイウス「お前が諦めるすなわちチームが崩れる」
ゴート「そうだ。俺たちならやれる」
リート『勇さん!まだまだ私もいけますよ!』
353 : ◆Z3ayXtoR4DEE :2013/11/30(土) 01:14:07.03 ID:AV9nlJYGP
そうだ。
不可能じゃない
この方法では出来ないだけだ
正解が必ずある
勇「少し気になることが・・・・」
ゴート「なんだ?」
勇「あの機械兵・・・無駄が無いんだ」
ウェルス「はぁ?」
勇「正直完璧だ。人型の完成形と言ってもいい」
ミーラ「ちょ・・・どうしたのよ?」
勇「でも一つだけ・・・」
クロム『多分あなたの考えてることは正解よ』
勇「クロム!丁度よかった。あんたにも意見が聞きたかった」
ゴート「何が正解なんだ?」
勇「あの機械兵の唯一の無駄・・・それは」
クロム『あの尻尾よ』
リート『尻尾?』
勇「武器に使ったりするのかと思ったらそうでは無かった。排熱機構がある訳でもなく・・・本当に無駄な部分なんだ」
クロム『その尻尾は恐らく転倒したりした時のバランスの制御装置』
354 : ◆Z3ayXtoR4DEE :2013/11/30(土) 01:22:29.64 ID:AV9nlJYGP
勇「なぜその点をシステムで補わなかったのか・・・もしくは・・・」
ゴート「補えなかったか?」
勇「その通り」
ミーラ「つまりあれが弱点ってことでいい?」
勇「少なくともあれを切ることが勝利への唯一のルートだ」
ゴート「よし、ならば切ってやろうじゃねぇか!」
ヴァルゴ『聞いたぜ!俺たちも援護に回る!』
吹雪『ならば我が隊は最後の仕上げを請け負おう!』
勇「分かった!・・・まずは両足を止めて欲しい。どんな方法でも一秒でもいい!」
ヴァルゴ『よっしゃぁ!行くぜ!野郎ども!!』
ヴァルゴ率いるホルン隊とその他数チームがメルダーに攻撃し、隙を作る
ヴァルゴ『今だ!』
ホルン隊の各員が拳銃型のワイヤーガンを打ち出して両足を固定する
勇「リート!奴の背に全弾ぶち込め!撃ち惜しみはするな!全弾だ!」
リート『了解!フルファイア!!』
クロムユニットの全ての砲塔が火を吹き次々に弾が命中する
355 : ◆Z3ayXtoR4DEE :2013/11/30(土) 01:29:11.52 ID:AV9nlJYGP
メルダーは背中から黒煙を上げながら再び倒れた
さらにその時手をついた衝撃で左肩が崩壊した
勇「今だ!尻尾を!!」
ゴート「分かった!行くぞ!!」
ゴート、ミーラ、ガイウス、ウェルスがカッターを抜き尻尾に飛びかかる
一撃、一撃とカッターで同じ位置を斬る
勇「俺たちも行くぞ!」
リートがリンクを解除しヴィントが加速する
クロムユニット装備時でもウィングブレードは健在だ
ブレードを展開して斬りかかる
尻尾にブレードが食い込み、切り裂く
しかし・・・
リート「だめです!少し足りません!!」
まだ尻尾を殺し切れていなかった
太いせいもあって刃が内部まで到達出来なかったのだ
追撃はもうない
勇「っ・・・!!」
諦めない・・・!!
勇「ここで諦められるかぁぁぁ!!!」
356 : ◆Z3ayXtoR4DEE :2013/11/30(土) 01:35:15.74 ID:AV9nlJYGP
ワイヤーガンを腰のホルスターから抜き後ろに撃つ
尻尾に命中
その時メルダーが起き上がろうと尻尾を振り上げたところだった
余計に切りやすい
ヴィントのブースターを全開にして振り子の原理で回転する
勇「ぐぅっ・・・!!!」
腕が千切れそうだ
リート「勇さん!!」
リートが俺の手に重ねるようにワイヤーガンを握る
リート「がんばって!!」
勇「うぉぉぉぉぉ!!!」
回転に耐え再び尻尾に正面から向き直る
クロムユニットを分離して余計な重量を捨てる
勇「切れろォォォォォ!!!」
再び尻尾に斬りかかる
ワイヤーガンを中心にブレードで円周に沿って切断して行く
ガガガガガガガガッ!!!!!
金属同士の激しい激突
357 : ◆Z3ayXtoR4DEE :2013/11/30(土) 01:39:33.24 ID:AV9nlJYGP
ワイヤーガンを手放しヴィントが放り出される
勇「どうだ!?」
天に向かって振り上げられた機械の尾
それがゆっくりと傾き・・・
ズズンッ・・・・!!!
切り倒された
風吹「今だ!かかれっ!!」
カッターを持ったツイッターン隊がメルダーに斬りかかり起き上がれないメルダーを一方的に破壊した
勇「勝った・・・」
さっきまで凶暴な姿をしていた銀色の巨人は背中を捌かれ動力を破壊されただの鉄屑に成り果てた
--------------------
358 : ◆Z3ayXtoR4DEE :2013/11/30(土) 01:46:52.84 ID:AV9nlJYGP
α「バカな・・・!!」
β「倒したというのか・・・」
γ「・・・・」
δ「まぁこんな事だろうと思っていたがね」
α「なんだと・・・?」
δ「こういうことです」
δの後ろには機械兵がいつの間にか控えていた
α「なんの真似だ?」
δ「ADAMの実験は終了しました。結果は見ての通り。」
β「ADAMの・・・実験?」
δ「そもそもADAMはあなた方と手を組むつもりはありませんよ」
α「どういうことだ?」
δ「もう知り必要はありませんよ。さぁ・・・死ね」
機械兵が3人の人類軍のトップを撃ち抜く前にδはその部屋を出た
ダンッ!ダンッダンッ!!
δ「ADAM、データは回収しました」
『ご苦労様。もう戻ってきていいよ』
δ「やはり未完成のシステムではあの程度でしたね」
『大丈夫。すでにオリジナルは見つけてある』
δ「ほぉ・・・」
--------------------
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