「機械と少年」
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447 : ◆Z3ayXtoR4DEE :2013/12/13(金) 01:36:47.76 ID:qdkdY37JP
急降下して来たウィングタイプ機械兵は真っ直ぐにリートへ向かった
リート「・・・え?」
クローでリートを鷲掴みし、再び飛び上がる
勇「リートっ!?リート!!」
なぜリートが狙われた・・・!?
ヴィントを飛び去ろうとするウィングタイプに向けて追いかける
そこに別のウィングタイプに運ばれていたハーキュリーが飛び降りた
ハーキュリー「邪魔しないで頂こう」
勇「・・・喋るのか?」
ハーキュリーが間髪入れずに飛びかかってくる
勇「っ!」
ガトリングを撃って牽制するが奴にはこれは効かない
素早く次の攻撃に移る
ハーキュリーの一撃をヴィントを振って回避した俺はすぐにカッターを引き抜き反撃に出る
いくら強固な装甲をもつハーキュリーでもヴィントの高速の突撃に乗せた斬撃は流石に除けた
勇「今だっ!」
ヴィントを変形させてスピードで一気に振り切る
今はハーキュリーとの決着よりリートが大切だった
448 : ◆Z3ayXtoR4DEE :2013/12/13(金) 01:44:11.43 ID:qdkdY37JP
ウィングタイプは飛行型なだけあって速い
このヴィントでも追いつけない
しかし今のウィングタイプはリートを掴んでいるせいか速度がそこまで上がっていない
勇「叩き斬ってやる!」
ヴィントのブレードを展開してこちらも飛行体制になる
速度をさらに上げ機体が浮かぶ
ウィングタイプが気がついて旋回しようとしたがリートが暴れてバランスを制御出来ずにいた
勇「はぁっ!!」
ウィングタイプの片方の翼を切り裂けた
ウィングタイプがとっさにリートを手放し必死に体制立て直そうとする
リート「きゃぁぁぁぁ!!!」
勇「リート!」
リートを空中でキャッチして そのまま着地する
リート「お、おしまいかと思いました・・・」
勇「なんでお前が狙われるんだ!?」
リート「そんなのわかりませんy・・・」
ハーキュリー「それは君が価値のある存在だからだ」
ハーキュリーが遅れて追いついてきた
449 : ◆Z3ayXtoR4DEE :2013/12/13(金) 01:50:26.54 ID:qdkdY37JP
勇「どういうことだ・・・?」
さっきからこちらに呼びかけてきている通信機の回線をつなぐ
クロム『一体何がどうなってんのよ!?』
勇「答えろ!なぜリートを狙う!?」
クロム『・・・!?』
ハーキュリー「まぁ落ち着きなよ。まずは自己紹介からだ」
なんだ・・・こいつ・・・?
ハーキュリー「僕は君たちには何て呼ばれてるのかな?」
勇「・・・」
必要以上のことは話す気は無い
ハーキュリー「・・・まぁいいや。僕はADAM。流石に名前くらいは知ってるよね?」
クロム『・・・!!ADAM・・・!』
勇「・・・ADAMだと?」
ADAM「そうだよ。」
勇「ADAMは数十年以上も前のロボだ。・・・お前がADAMなどという嘘くらい」
ADAM「だって、そのリートだって同じように入れ物だけ新しくしてるじゃないか」
勇「・・・!」
ADAM「つまり、そういうこと」
リート「私・・・何がなんだか・・・」
急降下して来たウィングタイプ機械兵は真っ直ぐにリートへ向かった
リート「・・・え?」
クローでリートを鷲掴みし、再び飛び上がる
勇「リートっ!?リート!!」
なぜリートが狙われた・・・!?
ヴィントを飛び去ろうとするウィングタイプに向けて追いかける
そこに別のウィングタイプに運ばれていたハーキュリーが飛び降りた
ハーキュリー「邪魔しないで頂こう」
勇「・・・喋るのか?」
ハーキュリーが間髪入れずに飛びかかってくる
勇「っ!」
ガトリングを撃って牽制するが奴にはこれは効かない
素早く次の攻撃に移る
ハーキュリーの一撃をヴィントを振って回避した俺はすぐにカッターを引き抜き反撃に出る
いくら強固な装甲をもつハーキュリーでもヴィントの高速の突撃に乗せた斬撃は流石に除けた
勇「今だっ!」
ヴィントを変形させてスピードで一気に振り切る
今はハーキュリーとの決着よりリートが大切だった
448 : ◆Z3ayXtoR4DEE :2013/12/13(金) 01:44:11.43 ID:qdkdY37JP
ウィングタイプは飛行型なだけあって速い
このヴィントでも追いつけない
しかし今のウィングタイプはリートを掴んでいるせいか速度がそこまで上がっていない
勇「叩き斬ってやる!」
ヴィントのブレードを展開してこちらも飛行体制になる
速度をさらに上げ機体が浮かぶ
ウィングタイプが気がついて旋回しようとしたがリートが暴れてバランスを制御出来ずにいた
勇「はぁっ!!」
ウィングタイプの片方の翼を切り裂けた
ウィングタイプがとっさにリートを手放し必死に体制立て直そうとする
リート「きゃぁぁぁぁ!!!」
勇「リート!」
リートを空中でキャッチして そのまま着地する
リート「お、おしまいかと思いました・・・」
勇「なんでお前が狙われるんだ!?」
リート「そんなのわかりませんy・・・」
ハーキュリー「それは君が価値のある存在だからだ」
ハーキュリーが遅れて追いついてきた
449 : ◆Z3ayXtoR4DEE :2013/12/13(金) 01:50:26.54 ID:qdkdY37JP
勇「どういうことだ・・・?」
さっきからこちらに呼びかけてきている通信機の回線をつなぐ
クロム『一体何がどうなってんのよ!?』
勇「答えろ!なぜリートを狙う!?」
クロム『・・・!?』
ハーキュリー「まぁ落ち着きなよ。まずは自己紹介からだ」
なんだ・・・こいつ・・・?
ハーキュリー「僕は君たちには何て呼ばれてるのかな?」
勇「・・・」
必要以上のことは話す気は無い
ハーキュリー「・・・まぁいいや。僕はADAM。流石に名前くらいは知ってるよね?」
クロム『・・・!!ADAM・・・!』
勇「・・・ADAMだと?」
ADAM「そうだよ。」
勇「ADAMは数十年以上も前のロボだ。・・・お前がADAMなどという嘘くらい」
ADAM「だって、そのリートだって同じように入れ物だけ新しくしてるじゃないか」
勇「・・・!」
ADAM「つまり、そういうこと」
リート「私・・・何がなんだか・・・」
450 : ◆Z3ayXtoR4DEE :2013/12/13(金) 01:58:17.57 ID:qdkdY37JP
ADAM「目的を先に伝えよう。僕は君のヴィントにはもう興味は無い。ただ、そのリートを返して欲しいんだ」
勇「・・・返す?」
リート「私・・・」
ADAM「リートは元々こちらの物だ。ちょっとしたアクシデントでしばらく行方不明だったがね。」
勇「・・・その要求は不可能だ」
ADAM「どうして?リートはただの旧型のロボだよ?」
勇「・・・お前に渡すくらいなら俺が破壊する」
リート「・・・私もそっちの方がいいです」
ADAM「全く・・・リート!君はロボなんだよ?どうして人間の味方をするのさ?」
勇「お前こそなぜ今更リートを求める?」
ADAM「・・・EVEだよ」
勇「・・・EVE?」
聞きなれない単語だ・・・
もしくは何かの名前か?
ADAM「リートはEVEに捧げる目覚めの歌なんだ」
勇「・・・何を言っているのか分からないな」
ADAM「だろうね。僕たち機械の独自進化は既に人知を超えている」
勇「そろそろ無駄話も飽きた。・・・破壊させてもらう」
カッターを握り直しリートをヴィントにしっかりと載せる
461 : ◆Z3ayXtoR4DEE :2013/12/15(日) 15:38:15.88 ID:P5EO7F61P
ヴィントが爆発的に加速しハーキュリー・・・いや、ADAMに向かう
ADAM「難しいね・・・リートを傷つけずに君をミンチにするのは・・・」
勇「はぁぁっ!!」
ヴィントのブレードを跳躍で回避するADAM
素早くスラスターで向きを変えて再びアタックする
ADAM「まるで闘牛だな」
再び跳躍で回避される
勇「そんなに単純なものじゃないっ!」
素早く回避したADAMにワイヤーガンを打ち込む
装甲は貫けなかったものも確実に右脚部を捉えた
ADAM「っ!?」
ヴィントの推力に引っ張られてADAMが引きずり降ろされる
ズズンッ!!!
ADAMは背中から盛大に落ちた
勇「これでっ!」
ヴィントから飛び降り無防備なADAMにカッターを持って飛びかかる
ADAM「・・・浅はかな」
462 : ◆Z3ayXtoR4DEE :2013/12/15(日) 15:45:42.16 ID:P5EO7F61P
カッター切っ先をADAMはその手で掴んだ
勇「・・・!?」
ギャギャギャギャ!!!
火花が散るが全くカッターの歯が通用しない
ADAM「言っただろう?既に人知を超えてるって。」
ADAMの蹴りが俺の腹に食い込む
勇「がぁっ!!」
軽く3mは飛んだ
勇「・・・っ!カッターが効かない・・・!?」
ポツポツと雨が降り始める
ADAM「こんな素材・・・君たちは持っていないだろ?」
ADAMの手のひらには多少の擦過傷があるが全く切れていない
勇「・・・くっ・・・!」
痛みが走る
ADAM「あれ?なんか来るしそうだね。」
肋骨が何本か折れた
内蔵もやられたかもしれない
ADAM「戦闘不能だね。戦利品はもらって行くよ」
463 : ◆Z3ayXtoR4DEE :2013/12/15(日) 15:53:34.56 ID:P5EO7F61P
停止しているヴィント近づく
リート「いや・・・」
ADAM「君も少し眠りなよ」
リートに向かって手のひらを向ける
バチバチッ・・・!!
リート「勇さ・・・」
リートのメインシステムがダウンしリートが倒れる
それを抱えるADAM
勇「リートっ!!リートを離せ!!」
ADAM「まだ威勢はいいね・・・。これならどうだろう?」
今度は手のひらをヴィント向ける
今度はライフル級に強力な電撃が撃ち出される
ドドォンッ!!!
勇「・・・っ!」
ヴィントが爆発的し炎上する
ADAM「もう戦えないよね?」
エアーホルンから離れた渓谷だ・・・
救援を要請しても間に合わない
ザー・・・
雨が一層強くなる
464 : ◆Z3ayXtoR4DEE :2013/12/15(日) 16:07:15.96 ID:P5EO7F61P
ADAM「人類軍の兵士くん。お疲れ様」
勇「リートを・・・返せっ!!」
再びカッターを握りしめ立ち上がる
ADAM「・・・あ、そうだ。もし良かったら死ぬ前の気分ってのを教えてくれよ。」
勇「ふざけるなっ!!」
痛みに堪え飛びかかる
ADAM「うっとおしいな」
カッターを腕で受け止められ首を掴まれる
勇「ぐっ・・・!!」
ADAM「このまま首が折れて死ぬか・・・それともそこの崖から落としてやろうか・・・」
勇「っ・・・」
薄れて行く意識の中で唯一残っているのは攻撃の意識
ガリガリガリッ!!!
ADAM「ん?」
カッターをADAMの腰に押し当て歯を回転させる
ADAM「・・・チッ・・・ウザイんだよっ!!」
ADAMは力一杯俺を投げ飛ばした
背中から地面に落ちる・・・
筈だったが何故かその感覚がない
465 : ◆Z3ayXtoR4DEE :2013/12/15(日) 16:09:05.52 ID:P5EO7F61P
少し遅れて崖に放り込まれた事に気がつく
勇「リート・・・」
どんどん暗闇に吸い込まれて行く
意識が遠のいているのか、本当に真っ暗な崖下に落ちて行っているのか・・・
それがはっきりする前に俺の意識は消えた
--------------------
466 : ◆Z3ayXtoR4DEE :2013/12/15(日) 16:20:36.99 ID:P5EO7F61P
クロム「探せ!!エアーホルンの管轄外までくまなく探せ!」
今クロム達は勇のヴィントのシグナルが確認出来なくなった地点まで輸送機で来ていた
パイロット「しかし、こんな悪天候では・・・!」
クロム「なら地上部隊もださせろ!!」
クロムもいつものオネェ言葉を捨てて荒々しい口調だ
ノール「この辺りでヴィントのシグナルが消えとる」
パイロット「なんだ・・・?」
クロム「どうした?」
パイロット「・・・ヴィントだ!ヴィントを発見!」
クロム「・・・っ!」
見つかったヴィントは焼け焦げ無残な姿を晒している
クロム「勇とリートは!?」
パイロット「ダメです。見当たりません!」
ノール「・・・クロム、諦めよう・・・」
クロム「ダメだ・・・あいつらはこんな事で終わる奴らじゃない・・・!探せ!もしかしたらまだ戦っているかもしれない!」
ノール「クロム!!」
クロム「・・・っ!?」
ノール「あのハーキュリーの残骸は全く残っておらん・・・つまり・・・」
つまり・・・
勇達は敗北した・・・
クロム「・・・生きている・・・。奴らなら例えば負けたとしても・・・」
その後の捜索でも勇もリートも見つからず、回収できたのはヴィントの残骸のみだった
--------------------
476 : ◆Z3ayXtoR4DEE :2013/12/17(火) 23:58:54.98 ID:r3kwDr98P
長い夢を見ていた・・・
今まで会った人が浮かんでは消えていく
今まで見てきた景色が次々に移り変わっていく・・・
勇「リート・・・」
その途中で目が覚めた
勇「・・・」
薄暗い建物だ
もっと周りを良くみようとして首を動かすと身体中に激痛が走る
勇「ぐっ・・・」
どうやら民家のようだ
薄暗い部屋には日常品や家具が置かれている
俺はその中でベッドに寝かされていた
勇「助かったのか・・・」
一体どんな奇跡が起きてあの崖から落ちて助かったのか・・・
ガチャ・・・
入り口のドアがあく
「おや、目覚めたかい?」
入ってきたのは老婆だ
ここの家主だろうか?
>>次のページへ続く
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