「機械と少年」
(27ページ目) 最初から読む >>
\ シェアする /
81 : ◆Z3ayXtoR4DEE :2013/11/02(土) 00:51:52.22 ID:t7XHs6yAP
指令室
ピピッピピッ
管制官A「ん・・・?ポイントW45,47に大規模な熱源を確認」
ホルン司令「解析を」
管制官A「熱源の数は6!人類軍の識別コード確認できません!」
管制官B「衛星より映像来ます」
ホルン司令「メインモニターに出せ」
モニターに映ったのは大型のトレーラーが6台
ここエアーホルンに向かっている
管制官C「機種特定・・・機械軍の大型トレーラーです!」
ホルン司令「いずれは来ると待ち構えていたところだ!各ユニット緊急出撃!防衛システムをレベルRED!」
管制官A「了解!」
ホルン司令「絶対にこの都市には近づけるな!」
--------------------
82 : ◆Z3ayXtoR4DEE :2013/11/02(土) 01:03:27.60 ID:t7XHs6yAP
格納庫
『防衛システムREDか発令されました。各員所定の配置についてください。繰り返します・・・』
クロム「来たわね・・・」
勇「・・・奴は、ハーキュリーは?!」
軍人A「ハーキュリーは未確認だが敵の規模がかなり大きい!大型トレーラ6機らしい!」
クロム「6機か・・・ざっと180機ってところかしらね」
180機・・・
勇「ここの戦力は?」
クロム「ソルダート隊の5機のソルダート、各チームにシュトロームが8機にヴィントが10機。それにあなたのVT2を加えて総勢24機ってところね」
数は圧倒的に足りないがこちらにはソルダートが5機もある
戦えないことはない戦力だ
勇「ハーキュリーは来ると思うか?」
クロム「さぁ・・・ただ、今までとは違ってあいつ1機で乗り込んでくることはしてないわね」
確かにハーキュリーを温存しているとは考えにくい
ハーキュリーならばもっと早く、かつ効率よく基地を壊滅させられるはずだ
クロム「ハーキュリーが怖い?」
勇「・・・いや、大丈夫だ」
クロム「ユニットはどっちにする?」
今のVT2に装備できるユニットは もともとついていた超加速ユニット、クロム考案のクロムユニットの二つのみだ
勇「超加速ユニットを」
クロム「まぁ試作段階のユニットはギャンブル過ぎるわね。」
クロムが近くの整備兵に指示をだしてVT2の装備が変更される
--------------------
指令室
ピピッピピッ
管制官A「ん・・・?ポイントW45,47に大規模な熱源を確認」
ホルン司令「解析を」
管制官A「熱源の数は6!人類軍の識別コード確認できません!」
管制官B「衛星より映像来ます」
ホルン司令「メインモニターに出せ」
モニターに映ったのは大型のトレーラーが6台
ここエアーホルンに向かっている
管制官C「機種特定・・・機械軍の大型トレーラーです!」
ホルン司令「いずれは来ると待ち構えていたところだ!各ユニット緊急出撃!防衛システムをレベルRED!」
管制官A「了解!」
ホルン司令「絶対にこの都市には近づけるな!」
--------------------
82 : ◆Z3ayXtoR4DEE :2013/11/02(土) 01:03:27.60 ID:t7XHs6yAP
格納庫
『防衛システムREDか発令されました。各員所定の配置についてください。繰り返します・・・』
クロム「来たわね・・・」
勇「・・・奴は、ハーキュリーは?!」
軍人A「ハーキュリーは未確認だが敵の規模がかなり大きい!大型トレーラ6機らしい!」
クロム「6機か・・・ざっと180機ってところかしらね」
180機・・・
勇「ここの戦力は?」
クロム「ソルダート隊の5機のソルダート、各チームにシュトロームが8機にヴィントが10機。それにあなたのVT2を加えて総勢24機ってところね」
数は圧倒的に足りないがこちらにはソルダートが5機もある
戦えないことはない戦力だ
勇「ハーキュリーは来ると思うか?」
クロム「さぁ・・・ただ、今までとは違ってあいつ1機で乗り込んでくることはしてないわね」
確かにハーキュリーを温存しているとは考えにくい
ハーキュリーならばもっと早く、かつ効率よく基地を壊滅させられるはずだ
クロム「ハーキュリーが怖い?」
勇「・・・いや、大丈夫だ」
クロム「ユニットはどっちにする?」
今のVT2に装備できるユニットは もともとついていた超加速ユニット、クロム考案のクロムユニットの二つのみだ
勇「超加速ユニットを」
クロム「まぁ試作段階のユニットはギャンブル過ぎるわね。」
クロムが近くの整備兵に指示をだしてVT2の装備が変更される
--------------------
83 : ◆Z3ayXtoR4DEE :2013/11/02(土) 01:18:52.60 ID:t7XHs6yAP
基地から次々にシュトロームやヴィント、ソルダートが発進していく
リート「勇さん!気を付けて!」
発進の寸前にリートが駆け寄ろうとするがクロムに止められる
俺は黙って敬礼をしてヴィントを発進させる
しばらくクロムユニットのテストばかりだったのでこの機体の速さに再び驚かされる
目標のトレーラーとはまだ距離がある
先に防衛ラインを敷いておく必要がある
基地から少し離れた地点に集結し防衛陣形で待ち構える
トレーラーが土埃を巻き上げながら ものすごい勢いで突進してくる
突如、トレーラのコンテナが開き中からハウンドタイプと通常の機械兵の混成チームが飛び出した
トレーラーは そのままこちらに向かってくる
ソルダートが大口径の砲弾でトレーラーを粉砕する
爆発したトレーラの爆炎に紛れてハウンドたちが一斉に襲い掛かってきた
戦闘開始だ
俺に与えられた役目は防衛ラインのサポート
そもそもヴィントには長距離を狙える武装は装備されていない
よって俺たちヴィントはソルダート、シュトローム、歩兵からなる防衛網の防衛を任されていた
近づきすぎたハウンドを手に持ったカッターで両断する
一撃目は避けられたが避けたところをすかさず別のヴィントがしっかり仕留めた
ヴァルゴ「勇!俺らはハウンドをメインに狙うぞ!」
ヴァルゴはエアーホルンの隊長だ
以前いろいろとやりあった仲で今では俺の第二の隊長みたいなものだ
勇「了解!」
ヴァルゴがハウンド3機を追い込むようにライフルとヴィントのガトリングの掃射で追いかける
そこであえて反撃の隙を与えるために掃射の対象を別のハウンドに向ける
ハウンドはこれをチャンスと判断して一気に飛びかかる
そこに俺のヴィントが猛加速の突進でハウンド2機を切り裂く
残る1機はヴァルゴが冷静に回避したのちライフルで仕留めた
84 : ◆Z3ayXtoR4DEE :2013/11/02(土) 01:24:57.98 ID:t7XHs6yAP
ヴァルゴ「今のはしっかり3機撃破しろや!」
勇「すまない!」
ヴァルゴ「今度はおめぇが餌だ!」
勇「了解!」
俺がさっきのヴァルゴのように5機のハウンドにちょっかいをだし気を引く
案の定ハウンドは挑発に引っかかり俺を追いかけてきた
ハウンドはヴィント並に走れるが俺のヴィントはもっと速い
必死になって追いかけるハウンドを さらに後ろからヴァルゴを筆頭に3機のヴィントが追う
勇「今か!」
期を見計らって超加速モードでハウンドを完全に引き離す
目標を失ったハウンドは次の敵を探そうとした瞬間に3機のヴィントによって5機まとめて撃破される
勇「流石・・・!」
でも敵は180機いた筈だ
数が全く追いつかない
勇「このままでは消耗するだけか・・・!」
98 : ◆Z3ayXtoR4DEE :2013/11/03(日) 21:04:49.82 ID:K8s/8FuzP
ヴァルゴ「勇!例の新装備はまだ使えねぇのか!?」
勇「まだ調整が・・・」
最初は見事な連携だったが消耗するにつれ隙が大きくなっていく
撃破数もあまり伸びなくなってきた
クロム『新装備ってクロムユニットのこと?それなら行けるわよ』
勇「照準システムは!?」
クロム『クリアーしたわ。』
勇「どうやって・・・!?」
ヴァルゴ「ゴタゴタうるせぇ!使えるってんなら使え!!」
クロム『一旦基地まで戻ってらっしゃい。そのヴィントなら十数分で来れるでしょ』
100 : ◆Z3ayXtoR4DEE :2013/11/04(月) 01:11:58.28 ID:CDTx7nvEP
勇「・・・了解!」
ヴァルゴ「よぉし!野郎ども!邪魔者がいなくなった!とっとと終わらせるぞ!!」
勇「っておい!」
ヴァルゴ「ふんっ・・・さっさと行ってこい。でないと本当に見せ場なくなっちまうぞ」
見せ場がなくなる
それは勝利という意味より敗北という意味の方が強かった
勇「30分以内に戻ります!」
ヴァルゴ「おせぇ!15分だ!」
勇「善処します!!」
ヴィントを基地に向けて走らせる
数で押されている以上切り札はクロムユニットしかない
--------------------
>>次のページへ続く
\ シェアする /
関連記事
easterEgg記事特集ページ
