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「機械と少年」
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74 : ◆Z3ayXtoR4DEE :2013/11/01(金) 01:51:19.90 ID:b+mMVxhIP
リート「なんかあの人達をやけに擁護しますね」
勇「俺が武力で戦う以外に道を知らない人間だからな。」
リート「それってどういうことですか?」
勇「武力以外で戦える人が羨ましいって事かな。」
ティーナ・・・
彼女はきっと武力以外で戦える人なのだろう
俺とは全く正反対の彼女がこれからどう戦って行くのか
迎えの車に乗り込んで基地に帰ろうとした時
ティーナ「勇さん」
ティーナが声をかけてきた
勇「色々大変でしたね」
ティーナ「助けて頂いて・・・ありがとうございました」
勇「自分は護衛で来たましたので。仕事をこなしたまです」
ホルン司令を守るために脅威を排除した
結果ティーナが救えただけだと
リートに言い訳したばかりだった
ティーナ「・・・また、お会い出来ますか?」
勇「・・・わかりません。自分はいつ死ぬかも分からない職業ですので」
ティーナ「・・・絶対に・・・また会いましょう」
ティーナが抱きつく
勇「・・・わかりました。いつかまた面白い話でも準備しておきます」
ティーナ「楽しみにしていますわ」
帰りの車の中で誰もティーナについて聞いては来なかった
俺も彼女とはもう二度と会うことはないと
割り切るべきだと考えはあるのだが
またいつか会いたいと思ってしまう自分は消えなかった
-------------------------------------------------------
81 : ◆Z3ayXtoR4DEE :2013/11/02(土) 00:51:52.22 ID:t7XHs6yAP
指令室
ピピッピピッ
管制官A「ん・・・?ポイントW45,47に大規模な熱源を確認」
ホルン司令「解析を」
管制官A「熱源の数は6!人類軍の識別コード確認できません!」
管制官B「衛星より映像来ます」
ホルン司令「メインモニターに出せ」
モニターに映ったのは大型のトレーラーが6台
ここエアーホルンに向かっている
管制官C「機種特定・・・機械軍の大型トレーラーです!」
ホルン司令「いずれは来ると待ち構えていたところだ!
各ユニット緊急出撃!防衛システムをレベルRED!」
管制官A「了解!」
ホルン司令「絶対にこの都市には近づけるな!」
----------------------------------------------------
82 : ◆Z3ayXtoR4DEE :2013/11/02(土) 01:03:27.60 ID:t7XHs6yAP
格納庫
『防衛システムREDか発令されました。
各員所定の配置についてください。繰り返します・・・』
クロム「来たわね・・・」
勇「・・・奴は、ハーキュリーは?!」
軍人A「ハーキュリーは未確認だが
敵の規模がかなり大きい!大型トレーラ6機らしい!」
クロム「6機か・・・ざっと180機ってところかしらね」
180機・・・
勇「ここの戦力は?」
クロム「ソルダート隊の5機のソルダート、
各チームにシュトロームが8機にヴィントが10機。
それにあなたのVT2を加えて総勢24機ってところね」
数は圧倒的に足りないがこちらにはソルダートが5機もある
戦えないことはない戦力だ
勇「ハーキュリーは来ると思うか?」
クロム「さぁ・・・ただ、今までとは違って
あいつ1機で乗り込んでくることはしてないわね」
確かにハーキュリーを温存しているとは考えにくい
ハーキュリーならばもっと早く、
かつ効率よく基地を壊滅させられるはずだ
クロム「ハーキュリーが怖い?」
勇「・・・いや、大丈夫だ」
クロム「ユニットはどっちにする?」
今のVT2に装備できるユニットは
もともとついていた超加速ユニット、
クロム考案のクロムユニットの二つのみだ
勇「超加速ユニットを」
クロム「まぁ試作段階のユニットはギャンブル過ぎるわね。」
クロムが近くの整備兵に指示をだしてVT2の装備が変更される
----------------------------------------------
83 : ◆Z3ayXtoR4DEE :2013/11/02(土) 01:18:52.60 ID:t7XHs6yAP
基地から次々にシュトロームやヴィント、ソルダートが発進していく
リート「勇さん!気を付けて!」
発進の寸前にリートが駆け寄ろうとするがクロムに止められる
俺は黙って敬礼をしてヴィントを発進させる
しばらくクロムユニットのテストばかりだったので
この機体の速さに再び驚かされる
目標のトレーラーとはまだ距離がある
先に防衛ラインを敷いておく必要がある
基地から少し離れた地点に集結し防衛陣形で待ち構える
トレーラーが土埃を巻き上げながら
ものすごい勢いで突進してくる
突如、トレーラのコンテナが開き中から
ハウンドタイプと通常の機械兵の混成チームが飛び出した
トレーラーはそのままこちらに向かってくる
ソルダートが大口径の砲弾でトレーラーを粉砕する
爆発したトレーラの爆炎に紛れてハウンドたちが
一斉に襲い掛かってきた
戦闘開始だ
俺に与えられた役目は防衛ラインのサポート
そもそもヴィントには長距離を狙える武装は装備されていない
よって俺たちヴィントはソルダート、シュトローム、
歩兵からなる防衛網の防衛を任されていた
近づきすぎたハウンドを手に持ったカッターで両断する
一撃目は避けられたが避けたところをすかさず
別のヴィントがしっかり仕留めた
ヴァルゴ「勇!俺らはハウンドをメインに狙うぞ!」
ヴァルゴはエアーホルンの隊長だ
以前いろいろとやりあった仲で
今では俺の第二の隊長みたいなものだ
勇「了解!」
ヴァルゴがハウンド3機を追い込むように
ライフルとヴィントのガトリングの掃射で追いかける
そこであえて反撃の隙を与えるために掃射の対象を別のハウンドに向ける
ハウンドはこれをチャンスと判断して一気に飛びかかる
そこに俺のヴィントが猛加速の突進でハウンド2機を切り裂く
残る1機はヴァルゴが冷静に回避したのちライフルで仕留めた
84 : ◆Z3ayXtoR4DEE :2013/11/02(土) 01:24:57.98 ID:t7XHs6yAP
ヴァルゴ「今のはしっかり3機撃破しろや!」
勇「すまない!」
ヴァルゴ「今度はおめぇが餌だ!」
勇「了解!」
俺がさっきのヴァルゴのように5機のハウンドに
ちょっかいをだし気を引く
案の定ハウンドは挑発に引っかかり俺を追いかけてきた
ハウンドはヴィント並に走れるが俺のヴィントはもっと速い
必死になって追いかけるハウンドを
さらに後ろからヴァルゴを筆頭に3機のヴィントが追う
勇「今か!」
期を見計らって超加速モードでハウンドを完全に引き離す
目標を失ったハウンドは次の敵を探そうとした瞬間に
3機のヴィントによって5機まとめて撃破される
勇「流石・・・!」
でも敵は180機いた筈だ
数が全く追いつかない
勇「このままでは消耗するだけか・・・!」
>>次のページへ続く
リート「なんかあの人達をやけに擁護しますね」
勇「俺が武力で戦う以外に道を知らない人間だからな。」
リート「それってどういうことですか?」
勇「武力以外で戦える人が羨ましいって事かな。」
ティーナ・・・
彼女はきっと武力以外で戦える人なのだろう
俺とは全く正反対の彼女がこれからどう戦って行くのか
迎えの車に乗り込んで基地に帰ろうとした時
ティーナ「勇さん」
ティーナが声をかけてきた
勇「色々大変でしたね」
ティーナ「助けて頂いて・・・ありがとうございました」
勇「自分は護衛で来たましたので。仕事をこなしたまです」
ホルン司令を守るために脅威を排除した
結果ティーナが救えただけだと
リートに言い訳したばかりだった
ティーナ「・・・また、お会い出来ますか?」
勇「・・・わかりません。自分はいつ死ぬかも分からない職業ですので」
ティーナ「・・・絶対に・・・また会いましょう」
ティーナが抱きつく
勇「・・・わかりました。いつかまた面白い話でも準備しておきます」
ティーナ「楽しみにしていますわ」
帰りの車の中で誰もティーナについて聞いては来なかった
俺も彼女とはもう二度と会うことはないと
割り切るべきだと考えはあるのだが
またいつか会いたいと思ってしまう自分は消えなかった
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81 : ◆Z3ayXtoR4DEE :2013/11/02(土) 00:51:52.22 ID:t7XHs6yAP
指令室
ピピッピピッ
管制官A「ん・・・?ポイントW45,47に大規模な熱源を確認」
ホルン司令「解析を」
管制官A「熱源の数は6!人類軍の識別コード確認できません!」
管制官B「衛星より映像来ます」
ホルン司令「メインモニターに出せ」
モニターに映ったのは大型のトレーラーが6台
ここエアーホルンに向かっている
管制官C「機種特定・・・機械軍の大型トレーラーです!」
ホルン司令「いずれは来ると待ち構えていたところだ!
各ユニット緊急出撃!防衛システムをレベルRED!」
管制官A「了解!」
ホルン司令「絶対にこの都市には近づけるな!」
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82 : ◆Z3ayXtoR4DEE :2013/11/02(土) 01:03:27.60 ID:t7XHs6yAP
格納庫
『防衛システムREDか発令されました。
各員所定の配置についてください。繰り返します・・・』
クロム「来たわね・・・」
勇「・・・奴は、ハーキュリーは?!」
軍人A「ハーキュリーは未確認だが
敵の規模がかなり大きい!大型トレーラ6機らしい!」
クロム「6機か・・・ざっと180機ってところかしらね」
180機・・・
勇「ここの戦力は?」
クロム「ソルダート隊の5機のソルダート、
各チームにシュトロームが8機にヴィントが10機。
それにあなたのVT2を加えて総勢24機ってところね」
数は圧倒的に足りないがこちらにはソルダートが5機もある
戦えないことはない戦力だ
勇「ハーキュリーは来ると思うか?」
クロム「さぁ・・・ただ、今までとは違って
あいつ1機で乗り込んでくることはしてないわね」
確かにハーキュリーを温存しているとは考えにくい
ハーキュリーならばもっと早く、
かつ効率よく基地を壊滅させられるはずだ
クロム「ハーキュリーが怖い?」
勇「・・・いや、大丈夫だ」
クロム「ユニットはどっちにする?」
今のVT2に装備できるユニットは
もともとついていた超加速ユニット、
クロム考案のクロムユニットの二つのみだ
勇「超加速ユニットを」
クロム「まぁ試作段階のユニットはギャンブル過ぎるわね。」
クロムが近くの整備兵に指示をだしてVT2の装備が変更される
----------------------------------------------
83 : ◆Z3ayXtoR4DEE :2013/11/02(土) 01:18:52.60 ID:t7XHs6yAP
基地から次々にシュトロームやヴィント、ソルダートが発進していく
リート「勇さん!気を付けて!」
発進の寸前にリートが駆け寄ろうとするがクロムに止められる
俺は黙って敬礼をしてヴィントを発進させる
しばらくクロムユニットのテストばかりだったので
この機体の速さに再び驚かされる
目標のトレーラーとはまだ距離がある
先に防衛ラインを敷いておく必要がある
基地から少し離れた地点に集結し防衛陣形で待ち構える
トレーラーが土埃を巻き上げながら
ものすごい勢いで突進してくる
突如、トレーラのコンテナが開き中から
ハウンドタイプと通常の機械兵の混成チームが飛び出した
トレーラーはそのままこちらに向かってくる
ソルダートが大口径の砲弾でトレーラーを粉砕する
爆発したトレーラの爆炎に紛れてハウンドたちが
一斉に襲い掛かってきた
戦闘開始だ
俺に与えられた役目は防衛ラインのサポート
そもそもヴィントには長距離を狙える武装は装備されていない
よって俺たちヴィントはソルダート、シュトローム、
歩兵からなる防衛網の防衛を任されていた
近づきすぎたハウンドを手に持ったカッターで両断する
一撃目は避けられたが避けたところをすかさず
別のヴィントがしっかり仕留めた
ヴァルゴ「勇!俺らはハウンドをメインに狙うぞ!」
ヴァルゴはエアーホルンの隊長だ
以前いろいろとやりあった仲で
今では俺の第二の隊長みたいなものだ
勇「了解!」
ヴァルゴがハウンド3機を追い込むように
ライフルとヴィントのガトリングの掃射で追いかける
そこであえて反撃の隙を与えるために掃射の対象を別のハウンドに向ける
ハウンドはこれをチャンスと判断して一気に飛びかかる
そこに俺のヴィントが猛加速の突進でハウンド2機を切り裂く
残る1機はヴァルゴが冷静に回避したのちライフルで仕留めた
84 : ◆Z3ayXtoR4DEE :2013/11/02(土) 01:24:57.98 ID:t7XHs6yAP
ヴァルゴ「今のはしっかり3機撃破しろや!」
勇「すまない!」
ヴァルゴ「今度はおめぇが餌だ!」
勇「了解!」
俺がさっきのヴァルゴのように5機のハウンドに
ちょっかいをだし気を引く
案の定ハウンドは挑発に引っかかり俺を追いかけてきた
ハウンドはヴィント並に走れるが俺のヴィントはもっと速い
必死になって追いかけるハウンドを
さらに後ろからヴァルゴを筆頭に3機のヴィントが追う
勇「今か!」
期を見計らって超加速モードでハウンドを完全に引き離す
目標を失ったハウンドは次の敵を探そうとした瞬間に
3機のヴィントによって5機まとめて撃破される
勇「流石・・・!」
でも敵は180機いた筈だ
数が全く追いつかない
勇「このままでは消耗するだけか・・・!」
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