「機械と少年」
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352 : ◆Z3ayXtoR4DEE :2013/11/30(土) 01:08:25.29 ID:AV9nlJYGP
素早い判断とそれに応える反応
全てが今までの機械兵と違う
これに匹敵する機械兵は・・・ハーキュリーしかない
勇「奴と同じシステムを・・・?」
メルダーは素早く立ち上がり基地に向かって走り出す
レーザーは次弾発射までにタイムラグがあるようだ
次弾発射までに仕留める!
ヴァルゴ「今度は起きる前に切り裂くぞ!!」
いや・・・それは恐らく無理だ
奴が起きるまでの時間では接近するのが限界だろう
攻撃など不可能・・・
ウェルス「諦めんな!」
勇「え?」
ウェルス「お前の顔、完全に諦めてたぞ!」
勇「俺は・・・・」
ミーラ「私達はこんなピンチ何度も潜り抜けてきたじゃない」
ガイウス「お前が諦めるすなわちチームが崩れる」
ゴート「そうだ。俺たちならやれる」
リート『勇さん!まだまだ私もいけますよ!』
353 : ◆Z3ayXtoR4DEE :2013/11/30(土) 01:14:07.03 ID:AV9nlJYGP
そうだ。
不可能じゃない
この方法では出来ないだけだ
正解が必ずある
勇「少し気になることが・・・・」
ゴート「なんだ?」
勇「あの機械兵・・・無駄が無いんだ」
ウェルス「はぁ?」
勇「正直完璧だ。人型の完成形と言ってもいい」
ミーラ「ちょ・・・どうしたのよ?」
勇「でも一つだけ・・・」
クロム『多分あなたの考えてることは正解よ』
勇「クロム!丁度よかった。あんたにも意見が聞きたかった」
ゴート「何が正解なんだ?」
勇「あの機械兵の唯一の無駄・・・それは」
クロム『あの尻尾よ』
リート『尻尾?』
勇「武器に使ったりするのかと思ったらそうでは無かった。排熱機構がある訳でもなく・・・本当に無駄な部分なんだ」
クロム『その尻尾は恐らく転倒したりした時のバランスの制御装置』
素早い判断とそれに応える反応
全てが今までの機械兵と違う
これに匹敵する機械兵は・・・ハーキュリーしかない
勇「奴と同じシステムを・・・?」
メルダーは素早く立ち上がり基地に向かって走り出す
レーザーは次弾発射までにタイムラグがあるようだ
次弾発射までに仕留める!
ヴァルゴ「今度は起きる前に切り裂くぞ!!」
いや・・・それは恐らく無理だ
奴が起きるまでの時間では接近するのが限界だろう
攻撃など不可能・・・
ウェルス「諦めんな!」
勇「え?」
ウェルス「お前の顔、完全に諦めてたぞ!」
勇「俺は・・・・」
ミーラ「私達はこんなピンチ何度も潜り抜けてきたじゃない」
ガイウス「お前が諦めるすなわちチームが崩れる」
ゴート「そうだ。俺たちならやれる」
リート『勇さん!まだまだ私もいけますよ!』
353 : ◆Z3ayXtoR4DEE :2013/11/30(土) 01:14:07.03 ID:AV9nlJYGP
そうだ。
不可能じゃない
この方法では出来ないだけだ
正解が必ずある
勇「少し気になることが・・・・」
ゴート「なんだ?」
勇「あの機械兵・・・無駄が無いんだ」
ウェルス「はぁ?」
勇「正直完璧だ。人型の完成形と言ってもいい」
ミーラ「ちょ・・・どうしたのよ?」
勇「でも一つだけ・・・」
クロム『多分あなたの考えてることは正解よ』
勇「クロム!丁度よかった。あんたにも意見が聞きたかった」
ゴート「何が正解なんだ?」
勇「あの機械兵の唯一の無駄・・・それは」
クロム『あの尻尾よ』
リート『尻尾?』
勇「武器に使ったりするのかと思ったらそうでは無かった。排熱機構がある訳でもなく・・・本当に無駄な部分なんだ」
クロム『その尻尾は恐らく転倒したりした時のバランスの制御装置』
354 : ◆Z3ayXtoR4DEE :2013/11/30(土) 01:22:29.64 ID:AV9nlJYGP
勇「なぜその点をシステムで補わなかったのか・・・もしくは・・・」
ゴート「補えなかったか?」
勇「その通り」
ミーラ「つまりあれが弱点ってことでいい?」
勇「少なくともあれを切ることが勝利への唯一のルートだ」
ゴート「よし、ならば切ってやろうじゃねぇか!」
ヴァルゴ『聞いたぜ!俺たちも援護に回る!』
吹雪『ならば我が隊は最後の仕上げを請け負おう!』
勇「分かった!・・・まずは両足を止めて欲しい。どんな方法でも一秒でもいい!」
ヴァルゴ『よっしゃぁ!行くぜ!野郎ども!!』
ヴァルゴ率いるホルン隊とその他数チームがメルダーに攻撃し、隙を作る
ヴァルゴ『今だ!』
ホルン隊の各員が拳銃型のワイヤーガンを打ち出して両足を固定する
勇「リート!奴の背に全弾ぶち込め!撃ち惜しみはするな!全弾だ!」
リート『了解!フルファイア!!』
クロムユニットの全ての砲塔が火を吹き次々に弾が命中する
355 : ◆Z3ayXtoR4DEE :2013/11/30(土) 01:29:11.52 ID:AV9nlJYGP
メルダーは背中から黒煙を上げながら再び倒れた
さらにその時手をついた衝撃で左肩が崩壊した
勇「今だ!尻尾を!!」
ゴート「分かった!行くぞ!!」
ゴート、ミーラ、ガイウス、ウェルスがカッターを抜き尻尾に飛びかかる
一撃、一撃とカッターで同じ位置を斬る
勇「俺たちも行くぞ!」
リートがリンクを解除しヴィントが加速する
クロムユニット装備時でもウィングブレードは健在だ
ブレードを展開して斬りかかる
尻尾にブレードが食い込み、切り裂く
しかし・・・
リート「だめです!少し足りません!!」
まだ尻尾を殺し切れていなかった
太いせいもあって刃が内部まで到達出来なかったのだ
追撃はもうない
勇「っ・・・!!」
諦めない・・・!!
勇「ここで諦められるかぁぁぁ!!!」
356 : ◆Z3ayXtoR4DEE :2013/11/30(土) 01:35:15.74 ID:AV9nlJYGP
ワイヤーガンを腰のホルスターから抜き後ろに撃つ
尻尾に命中
その時メルダーが起き上がろうと尻尾を振り上げたところだった
余計に切りやすい
ヴィントのブースターを全開にして振り子の原理で回転する
勇「ぐぅっ・・・!!!」
腕が千切れそうだ
リート「勇さん!!」
リートが俺の手に重ねるようにワイヤーガンを握る
リート「がんばって!!」
勇「うぉぉぉぉぉ!!!」
回転に耐え再び尻尾に正面から向き直る
クロムユニットを分離して余計な重量を捨てる
勇「切れろォォォォォ!!!」
再び尻尾に斬りかかる
ワイヤーガンを中心にブレードで円周に沿って切断して行く
ガガガガガガガガッ!!!!!
金属同士の激しい激突
357 : ◆Z3ayXtoR4DEE :2013/11/30(土) 01:39:33.24 ID:AV9nlJYGP
ワイヤーガンを手放しヴィントが放り出される
勇「どうだ!?」
天に向かって振り上げられた機械の尾
それがゆっくりと傾き・・・
ズズンッ・・・・!!!
切り倒された
風吹「今だ!かかれっ!!」
カッターを持ったツイッターン隊がメルダーに斬りかかり起き上がれないメルダーを一方的に破壊した
勇「勝った・・・」
さっきまで凶暴な姿をしていた銀色の巨人は背中を捌かれ動力を破壊されただの鉄屑に成り果てた
--------------------
358 : ◆Z3ayXtoR4DEE :2013/11/30(土) 01:46:52.84 ID:AV9nlJYGP
α「バカな・・・!!」
β「倒したというのか・・・」
γ「・・・・」
δ「まぁこんな事だろうと思っていたがね」
α「なんだと・・・?」
δ「こういうことです」
δの後ろには機械兵がいつの間にか控えていた
α「なんの真似だ?」
δ「ADAMの実験は終了しました。結果は見ての通り。」
β「ADAMの・・・実験?」
δ「そもそもADAMはあなた方と手を組むつもりはありませんよ」
α「どういうことだ?」
δ「もう知り必要はありませんよ。さぁ・・・死ね」
機械兵が3人の人類軍のトップを撃ち抜く前にδはその部屋を出た
ダンッ!ダンッダンッ!!
δ「ADAM、データは回収しました」
『ご苦労様。もう戻ってきていいよ』
δ「やはり未完成のシステムではあの程度でしたね」
『大丈夫。すでにオリジナルは見つけてある』
δ「ほぉ・・・」
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365 : ◆Z3ayXtoR4DEE :2013/12/01(日) 00:28:07.79 ID:v32tD184P
本部基地攻略戦から半年が過ぎた
ザー・・・
雨が滝にように降っている
勇「っ・・・!」
カッターを構えて敵機を睨む
たった一機の敵機・・・ハーキュリー
ここは以前リートが不調を起こした渓谷の近くだ
ハーキュリー「諦めなよ。君の大事なヴィントはもう無いんだよ?」
そう、俺のヴィント・・・
VT2は既に撃破されていた
今だ視界の隅で炎上するヴィント・・・
俺の相棒・・・
そしてこちらに銃口を向けるハーキュリーの腕には ぐったり動かなくなったリートが・・・
勇「リートを・・・返せっ!!」
ことの始まりは一週間前に遡る
--------------------
366 : ◆Z3ayXtoR4DEE :2013/12/01(日) 00:44:39.92 ID:v32tD184P
一週間前
本部基地
クロム「あなたリートを以前砂漠で拾ったって言ってたわね」
勇「ん?・・・ああ、砂漠で拾った」
クロム「そう・・・」
勇「どうした?」
クロム「リートのプログラムって凄いと思わない?」
リートのプログラム・・・?
勇「まぁ・・・いくら旧型とはいえボディを新調して いろいろ弾道補正システムとか加えたし・・・」
クロム「それ自体が異常じゃない」
勇「はぁ・・?」
クロム「リートのプログラムはそこまでの大改造に耐えた・・・いや、応えたことに驚きよ」
確かに旧型のリートのプログラムがなぜここまで進化出来たのか・・・?
クロム「度々あの子には驚かされるけど そろそろあたしだって気がつくわよ。」
クロム「あの子は普通じゃない」
勇「まぁ・・・ロボだし」
クロム「あなた・・・分かってないわねぇ・・・」
さっぱりなんのことだか・・・
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