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「機械と少年」
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367 : ◆Z3ayXtoR4DEE :2013/12/01(日) 00:49:14.38 ID:v32tD184P
リート「勇さーん!もう出るらしいですよぉー!!」

輸送機から顔を出すリート

あの輸送機はスティーアまで飛ぶ

勇「おっと、今行く!」

ヴィントは既に輸送機に載せてある

勇「なんでいきなりそんな事を言い出すんだ?」

クロム「・・・まぁあんたらは何も知らずに うふふきゃっきゃしてる方が良いのかもね」

勇「・・・は?」

クロム「早く行きなさいよ。置いてけぼりくらうわよ」

勇「そうだった。・・・またな」

クロム「お疲れ」



368 : ◆Z3ayXtoR4DEE :2013/12/01(日) 00:55:41.53 ID:v32tD184P
クロムは数ヶ月前、その技術を買われて本部へ異動となっていた

今回 俺たちチームブラウが本部基地にいた理由

それははクロムに呼び出され色々と試験?のような物を受けさせられたからだ

クロム「やっぱり似てるのよねぇ・・・」

クロムは手元の端末を操作して資料を呼び出す

クロム「リート・・・あなたは一体なんなの・・・?」

リートの適応能力の高さは現代の最新のロボでも再現不可能なレベルに達していた

リートを検査することも今回チームブラウを呼び出した理由の一つでもあった


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369 : ◆Z3ayXtoR4DEE :2013/12/01(日) 01:04:27.40 ID:v32tD184P
輸送機内

ウェルス「てっきり本部に呼び出されたときは表彰とかそういうもんだと思ったのによぉ〜」

ミーラ「なんで本部に反逆しておいて表彰されんのよ。お咎めなしなだけラッキーなのよ」

ウェルス「あぁーあ・・・頑張ったのになぁ」

勇「もう半年も前の事だ。既に忘れた奴らもいるかもな」

ウェルス「あーあ・・・結局いい思いしたのはあのオカマ技術主任だけだったな」

ガイウス「彼はその能力が認められただけだ。本部に行きたければ俺たちも戦果をあげればいい」

ウェルス「別に本部に行きたいわけじゃねーよ・・・」

勇「なぁリート・・・」

リート「なんですか?」

勇「・・・お前なんか陰で努力とかしてるのか?」

リート「え?」

勇「いや・・・」

勇「・・・気にするな。なんでもない」

リート「努力ならしてますよ」

勇「例えば?」

リート「日々料理を勉強してます!勇さん飽きっぽいからメニューにもなるべくたくさんのバリエーションがあった方がいいかなっておもっていろいろ」



370 : ◆Z3ayXtoR4DEE :2013/12/01(日) 01:07:56.71 ID:v32tD184P
勇「いや、もういい。お前の努力は分かった・・・。」

リート「それでですね!この間見つけたレシピなんですけど!」

リートが止まらなくなった

陰で努力なんて機械がしてもスペックが上がる訳ではない

一体俺はなにを思ってこんな事を聞いたのか・・・

リート「で!柿にマヨネーズを和えて」

いや、スペックは上がらなくとも努力は無駄でな無いのか・・・な?

そうこうしているうちにスティーア基地に到着した



371 :光属性A級男子生徒「守護科」:2013/12/01(日) 01:09:11.36 ID:5x99hwyF0
面白い

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372 : ◆Z3ayXtoR4DEE :2013/12/01(日) 01:20:13.05 ID:v32tD184P
リートが特別・・・

そんな風に考えた事なかったなぁ・・・

日頃戦っている機械兵は新型のロボだ

しかし旧型のはずのリートの方が戦闘力以外ではほぼ全ての面で優っている

そのことを基地に戻ってドレッドに相談してみた


ドレッド「俺も気になっていたんだ。」

勇「やはり変なのか?」

ドレッド「リートの製造は50年前だ。だがリートは今でも新型に負けない能力を持っている」

勇「クロムもそれは不思議だと言っていた」

ドレッド「ただリートは意思を持ったロボだって事が大きいのかもな」

勇「意思を持った・・・」

ドレッド「今まで意思を持ったロボってのは人間を驚かせてきた。その一番大きい例が始まりのロボだな」

勇「あのADAMか?」

ドレッド「本当か嘘かは分からんがADAMも意思を持ったロボだろ?奴は進化することで人間に敵対した。ってことはだ。リートももしかしたら進化してんのかもな」

勇「・・・なるほど」


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390 : ◆Z3ayXtoR4DEE :2013/12/03(火) 23:47:17.83 ID:WGEU0SDWP
私室

勇「なぁ?13日空いてるか?」

リート「ほぇ?」

勇「その日はオフなんだ」

リート「えぇ・・・知ってます。私も同じですから。・・・でも勇さんいつもオフの日も訓練行ったりするじゃないですか」

勇「久々に休暇を休暇らしく使いたいんだ。」

リート「めっずらしい!」

勇「いや、なんか予定があるならいい。」

リート「ないです!暇です!お供します!」

勇「そうか。なら良かった」

リート「本当に珍しいですね!勇さんが何処かにさそってくれるなんて!」

何を喜んでいるんだ?

勇「と言っても街まで行ったりぶらぶらするだけだぞ?」

リート「ぶらぶら上等です!」

勇「・・・やっぱ変わったなぁ」

リート「何がです?」

勇「お前、随分拾った時より人間っぽくなった気がする」



392 : ◆Z3ayXtoR4DEE :2013/12/03(火) 23:56:37.43 ID:WGEU0SDWP
リート「そうですかねぇ・・・?」

勇「俺も時々忘れるがお前は機械なんだよな」

リート「自分でも忘れてる時ありますから・・・」

リートと視線が重なる

リート「もし・・・私がロボットじゃなかったら、
もっと勇さんに近づけたかもしれないのに・・・」

勇「・・・?」

リート「・・・あーあ・・・いつか人間になりたいなぁ・・・!」

勇「妖怪人間かよ」

リート「なんです?それ?」

勇「・・・俺も知らない。なんだかふと頭に浮かんできた・・・」


人間になりたい・・・

俺も時々思う

リートが人間だったら・・・と

そうだ・・・

リートはより人間らしく進化してきている

これがロボットが意思を持つということなのだろうか?



395 :名も無き被検体774号+:2013/12/04(水) 08:01:39.70 ID:dYMS/q9/0
妖怪人間ww


396 :名も無き被検体774号+:2013/12/04(水) 08:07:31.18 ID:lHHnrfOz0
ADAMか…
つまりそういうことなんだろうか

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404 : ◆Z3ayXtoR4DEE :2013/12/06(金) 01:02:01.80 ID:d25VEBz2P
そして13日・・・

リート「ちょ!勇さんっ!!街に行くんじゃ無いんですか!?」

勇「街に行く」

荒野を爆走するヴィント

リート「一体どこまで行くんですか!?」

勇「エアーホルンだ!」

リート「遠すぎますって!!」

勇「全力で飛ばせば半日かからない!」

リート「休暇は今日までですよ!!」

勇「大丈夫だ!しっかり今まで使っていなかった休暇を一気に消費する!」

リート「今まで休暇無かったんですか!?」

勇「結局することないからな!司令が一週間休みをくれた!」

リート「私は!?」

勇「お前は俺の所有物だ!問題ないだろ!!」

ヴィントが更に加速する

揺れがより大きくなる

リート「きゃぁっ!!」

勇「振り落とされるなよ!!」

リート「む、無理ですって!!」


エアーホルンに行く理由はただの休暇ではなかった

休暇を貰った理由はヴィントの完全メンテナンスのためだ

スティーアでメンテナンスも出来るのだが今回丁度エアーホルンにVT2の開発者が来ているらしい

いい機会なので唯一生き残ったVT2を見たいと言い出したそうだ

本来なら断るところだがこのヴィントには随分と世話になっているので出向くことにした

勿論個人の理由なので休暇を取る必要があったが・・・


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405 : ◆Z3ayXtoR4DEE :2013/12/06(金) 01:09:11.60 ID:d25VEBz2P
エアーホルンシティ

勇「はぁ・・・結構疲れたな・・・」

リート「うぇ〜・・・」

町の中では爆走するわけにもいかないので道路交通法に従う

勇「とりあえず何処かに泊まろう」

リート「え?基地じゃないんですか?」

勇「休暇だしな。せめてホテルに泊まらないとまた仕事なのか休暇なのか分からなくなる」

リート「だったら!あそこに泊まりましょう!!」

リートが指差すのはエアーホルンで一番高級なホテルだ

勇「・・・無理だろ」

リート「私ロボですから料金はかからないと・・・」

勇「今までお前の宿代ケチろうとして成功した試しあったか?」

リート「・・・ないですね」

勇「せめて安いところに・・・」

「あら?もしかしたら勇さん?」


どこからか涼しげな声が・・・

となりの黒塗り外車からだ

窓が空いていて そこから見える顔に覚えがあった



>>次のページへ続く
 
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