「機械と少年」
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131 : ◆Z3ayXtoR4DEE :2013/11/07(木) 01:28:51.88 ID:AENoX6LhP
リート「私たち・・・けっ・・・結婚して・・・?」
勇「そうだよ!・・・ってか本当に記憶喪失!?」
リート「えぇぇxvfvtbgjxcjthbjn!!!!」
結婚!?ロボットの私と勇さんが・・・!!!
よく見ると胸元にEJの挿入口がない
手も暖かい
私人間になれてる!?
どぉぉぉぉなってるのぉぉぉぉ!?
あれ?でもこれってすごい幸せなんじゃ・・・
リート「勇さん!」
勇「な、なんだ?」
リート「私っ!嬉しいです!!」
勇「なにが!?」
リート「勇さぁぁん!!」
思いっきり抱きついて勇を押し倒す
勇「ちょっ!リート!!」
リート「もう最高ー!夢が叶ったァ〜!!」
勇「おい!リート!!リート!!」
あれ?勇さんの声が遠く・・・
132 : ◆Z3ayXtoR4DEE :2013/11/07(木) 01:32:32.58 ID:AENoX6LhP
勇「リート!・・・リート!!」
目が覚めると見慣れた方の格好をした勇さんが顔を覗き込んでいた
私はベッドに寝かされている
勇「なかなか起動に時間がかかるからどうかしたのかと思ったぞ・・・」
指のペアリングは消え、代わりにEJの挿入口が胸元にある・・・
リート「ゆ・・・夢か・・・」
勇「夢を見たのか?」
リート「はい・・・」
勇「ロボットでも夢を見るんだな」
勇さんはそのままデスクに戻ってしまった
そう・・・私はロボット・・・
勇さんにとっても私は・・・
リート「私たち・・・けっ・・・結婚して・・・?」
勇「そうだよ!・・・ってか本当に記憶喪失!?」
リート「えぇぇxvfvtbgjxcjthbjn!!!!」
結婚!?ロボットの私と勇さんが・・・!!!
よく見ると胸元にEJの挿入口がない
手も暖かい
私人間になれてる!?
どぉぉぉぉなってるのぉぉぉぉ!?
あれ?でもこれってすごい幸せなんじゃ・・・
リート「勇さん!」
勇「な、なんだ?」
リート「私っ!嬉しいです!!」
勇「なにが!?」
リート「勇さぁぁん!!」
思いっきり抱きついて勇を押し倒す
勇「ちょっ!リート!!」
リート「もう最高ー!夢が叶ったァ〜!!」
勇「おい!リート!!リート!!」
あれ?勇さんの声が遠く・・・
132 : ◆Z3ayXtoR4DEE :2013/11/07(木) 01:32:32.58 ID:AENoX6LhP
勇「リート!・・・リート!!」
目が覚めると見慣れた方の格好をした勇さんが顔を覗き込んでいた
私はベッドに寝かされている
勇「なかなか起動に時間がかかるからどうかしたのかと思ったぞ・・・」
指のペアリングは消え、代わりにEJの挿入口が胸元にある・・・
リート「ゆ・・・夢か・・・」
勇「夢を見たのか?」
リート「はい・・・」
勇「ロボットでも夢を見るんだな」
勇さんはそのままデスクに戻ってしまった
そう・・・私はロボット・・・
勇さんにとっても私は・・・
133 : ◆Z3ayXtoR4DEE :2013/11/07(木) 01:40:28.63 ID:AENoX6LhP
そう思となんだか泣けてきた。涙は流せないけれども・・・
勇「流石に腹が減ったな・・・食堂は・・・もう終わったか」
リート「・・・それなら私が何か作ります」
勇「・・・そうだな。頼む」
二人で部屋を出て食堂に向かう
食堂はかたずけをしている人すらもう居なかった
リート「そんなに手の込んだ物は出来ませんけど・・・」
勇「大丈夫だ。適当でいい」
ちゃちゃっと簡単に料理を済ませ勇さんに運んで行く
勇さんはそれを美味しそうに食べてくれる
リート「あの・・・勇さん・・・」
勇「なんだ?」
リート「私って一体なんなんでしょう?」
勇「・・・ロボットだろ」
そう・・・ですよね・・・
なぜか声が出なかった
勇「・・・でも俺からすれば大事な相棒だ。これからもな。人間だろうとロボットだろうと大切な奴って事には変わりない」
リート「え・・・?」
勇「・・・今のは独り言だ。忘れろ」
顔を赤くして料理をかきこむ勇さん
いいえ、今の言葉
私が壊れて捨てられても忘れません
今の勇さんの言葉を色褪せずに記憶できることはロボットでよかったと思える事だな、と思った瞬間でした
134 :名も無き被検体774号+:2013/11/07(木) 07:41:36.15 ID:97qqGpsc0
リート可愛いなぁ保守
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144 : ◆Z3ayXtoR4DEE :2013/11/08(金) 00:41:02.37 ID:i/iZHNCbP
スティーア基地
ミーラ「敵の規模は!?」
ゴート「不明だ!分かっているだけでも機械兵が50以上が確定だ!」
ウェルス「マジかよ・・・!」
ミーラ「とにかく出て足止めでもする?」
ゴート「いま近くの基地に救援を頼んだところだ!」
スティーア基地は敵襲を受けていた
この頃 数回にわたって敵襲はあったが全て返り討ちにしてきた
しかし今回は違った
ドドォン・・・!!
ウェルス「今度の機械兵は飛ぶのかよ!!」
ウィングタイプと名付けられた鳥型の機械兵は攻撃力こそ低いものの一撃離脱戦法で十分に基地を制圧してきている
『AブロックからCブロックを放棄し遮断します。総員退避して下さい』
空からの攻撃は十分に対策している筈なのだがウィングタイプは抜群の機動性をフルに活用して未だ一機も撃破できていない
145 : ◆Z3ayXtoR4DEE :2013/11/08(金) 00:51:24.10 ID:i/iZHNCbP
ウェルス「くそっ・・・出撃命令は出ないのかよ!!」
今出撃しているのはローザとグリューンのみでブラウには出撃命令が出ていなかった
ガイウス「もしかすると・・・」
ゴート「どうした?」
ガイウス「自分の推測ですが、救援は無いと思います」
ミーラ「どうして!?」
ガイウス「この攻撃・・・おそらくシュバルツの時と同じく本部が関わっていると思います」
ゴート「・・・俺も同感だ。救援が無いとすれば戦力を一気に出すことは出来ないからな」
ウェルス「でもどうしてそれを俺たちに知らせないんだ!?」
ミーラ「知れば士気が一気に下がるからでしょうね。・・・ぶっちゃけ負け戦よね」
ウェルス「・・・マジかよ」
ゴート「地上機械兵隊がすぐそこまで来ている。出番は近いぞ」
空と地上の二つの盤面で戦況が展開されていた
しかしそのどちらも押されている
『チームブラウ。発進準備お願いします』
ゴート「行くぞ!」
それぞれヴィントとソルダートに乗り込む
ウェルス『ここで死ぬのか?』
ミーラ「そんなわけないでしょ。勝つわよ」
ガイウス「無論・・・!」
ゴート「攻撃は空からも来るぞ・・・。」
格納庫の防壁が一時解放され戦場が見える
本当にすぐそこだ
146 : ◆Z3ayXtoR4DEE :2013/11/08(金) 01:00:50.26 ID:i/iZHNCbP
戦場に躍り出た瞬間に弾丸の嵐だ
ゴート「ウェルス!先行しろ!」
ウェルス『了解!』
ウェルスのソルダートが敵の地上部隊に突進する
しかし・・・
ドドドドォォン!!!
ウェルス『うごぁっ!』
ウィングタイプがソルダートを見つけ集中砲火を浴びせる
ゴート「くそっ!そうはさせるか!」
ヴィントの背部にある6連ミサイルポッドから対空ミサイルが発射される
当たりはしなかったが追い払うことは出来た
ウェルス『助かった!』
ゴート「お前とガイウスは地上部隊をやれ!俺とミーラは空だ!」
ミーラ「そのための対空装備だからね!」
ガイウス「了解」
既にスティーア側の3分の1の戦力が失われていた
勝機はほぼ無い
それでも軍人として引くわけにはいかない
弾丸の一発がガイウスの肩をかすめる
ガイウス「ぐっ・・・!」
ウェルス『ガイウスっ!』
ガイウス「構うな!進め!」
ガトリングを連射しながら機械兵を1機、また1機と潰して行く
>>次のページへ続く
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